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【断言】生まれて初めて「育休」を取ってみて分かったこと → 母親1人の育児はマジで無理ゲー
私事で大変恐縮だが、先日とうとう父親になりました。そう、あひるねこジュニアの誕生である(女の子だけど)。そこで約1カ月半、編集部をお休みして育休、つまり育児休業を取得させてもらうことに。生まれて初めての子供、そして生まれて初めての育休だ。
現在は仕事に復帰しているが、結論から言うと育休を取って本当によかったと思う。……いや、それだとなんかニュアンスが違う気がするな。「育休を取らなかったら詰んでいた」、が正しい表現だろうか? それとも「1人の育児は無理ゲー」? いずれにせよ、子育てに男性の育休取得は必須であることを痛感した1カ月半であった。
・男だけど育休取ってみた
以前の記事でも書いたように、妻の妊娠が発覚したのが今年上旬。ちょうど世間が新型コロナ問題でザワつき始める時期である。その後、感染拡大によって里帰り出産がちょっと微妙な空気になったこともあり、妻は都内の病院での出産を決意。私がまとまった育休の取得を決めたのも そのためだ。
さて、ここから本格的に育休の話に入っていくワケだが、もしかしたら男性諸君の中には育休のことを、「仕事をせずに育児とその手伝いだけしていればいい休暇期間」と考えている人がいるかもしれない。正直、私も似たようなイメージを多少は抱いていた。ところがだ。
退院した我が子が家にやって来た途端、すぐに悟ったね。それが大きな間違いだったということに。まず私が震えたというか二度見したのが、ジュニアの大まかな授乳スケジュールである。ん? んんん?
8時、11時、14時、17時、20時、23時、2時、5時……(最初に戻る)
・ミルク飲みすぎ
いや何だよこれ! コンビニのシフトかよ!! ヤバイって店長死んじゃうよ! どうやら新生児には約3時間ごとに母乳かミルク、もしくはその両方を飲ませないといけないらしい(ウチは病院の指示により両方)。え? 深夜もやんの!? マジかよ、どんな鬼シフトなんだ……。
妻にはそんなことも把握していないのかと軽くキレられたし、世のママ達からも分かりきったことを書くなと大いにキレられそうだが、ここから先は私同様、よく分かっていない男性のためにあえて詳しく書いていくぞ。例えばミルクといっても、冷蔵庫からただ出してレンチンすればいいというワケでは当然ない。
授乳時間のたびにスプーンで粉を計量し、一度沸騰したお湯に溶かしてからそれを人肌程度に冷ましてやる必要があるのだ。そしてその際、哺乳瓶は赤ちゃん用の洗剤で大人とは分けて洗い、しかも洗った後は煮沸消毒までしないといけない。この赤子は一体、どこの国のVIPなのか?
赤ちゃんだと、ミルクを飲み切るのにけっこうな時間がかかる。もし途中で寝てしまったら起こして飲ませるのも一苦労だ。じゃないとお腹が空いたと予定よりも早く泣き出してしまうからな。こちらとしては少しでも長く寝ていてもらわなければ。で、それが終わったら今度はおむつ交換ね。
・最初の難関
実は当初、私がもっとも抵抗があったのがこの作業だった。百歩譲っておしっこはまだいい。が、いくら我が子とは言え、他人のウンチの処理などできればしたくないと考えるのが人情ではないか。赤ちゃんと言えども、そこにあるのはガチの人糞である。ユルいし、普通にめっちゃ臭いぞ。
まあ今でこそ何とも思わなくなったものの(臭いは臭いけど)、初期の段階で父親がこの作業に慣れておくことは、夫婦で育児をしていく上で非常に重要であるように思う。それは授乳に関しても同様で、ミルクを作る・飲ませる・片付ける・買い足す、までがセットで自然にできないと、十分な戦力にはなり得ないと思うのだ。
・消耗戦
さて、母乳とミルクをあげて、沐浴をして(赤ちゃんのお風呂)、おむつもキレイに交換したのに、それでもちゃんと寝てくれないのが赤ちゃんという生き物である。原因不明のギャン泣きの末にようやく寝息を立てたと思っても、気付いたら次の授乳タイムまであと少しということが最初はかなりあった。これにより、睡眠時間がガッツリ削られるのが本ッ当~にしんどい。
ウチは夫婦で交代制ではなく、例えば妻が母乳をあげている間に私がミルクを準備するなど、常に2人で同時に作業をしていたので、睡眠は空いた時間に仮眠を数回取るという形が主だった。精神的にも肉体的にもキツイ上、加えて何度も母乳を出さなければいけない妻の苦労は男の私でも想像に難くない。
さらにここに買い物や掃除、洗濯、食事といった日々の生活が加わってくるのだから、1日が過ぎ去るのがもうあっという間だ。初めての育児を体験した私は、その過酷さをスマホのメモに以下のように書き残している。
「新しいバイト先で、初日に店長から『じゃあ今日から週7の24時間勤務ね! 大丈夫、暇な時間はいつでも裏で寝てていいから!!』と言われているような感じ」
恐ろしいことに、これでもまだまだ氷山の一角に過ぎないのだが、最近ふと思うようになった。もし私が育休を取っていなかったら、出産直後の妻はほぼ1人でこれらの膨大な作業をこなすことになったのだろうか? 付きっきりで? 誰のサポートもなく? いや……どう考えても無理だろ。
・難易度S
赤ちゃんは文字通りまったく目が離せないので、1人だとトイレにも行きにくくなるし、ギャン泣きが止まらないので抱っこをしていると食事もままならない。そうこうしている内に次の授乳の時間になり、おむつを交換して、ベッドに寝かせるも再びのギャオーン泣き。そう、完全に詰みである。
もちろん常時そういう状態というワケではないし、ベビーグッズによって改善するケースもあるにはあるのだが、精神的に参ってしまうお母さんがいるというのも十分理解できる話だ。こう言っちゃなんだが、育児とはほとんど子供の奴隷みたいなものだからな。
むしろ個人的には、退院直後から母親が1人で面倒を見ている家庭があるというのがちょっと信じられない。冷静に考えて、母ちゃん強すぎじゃね? 近くに住む両親が手伝ってくれるとかならまだしも、ウチのように離れて暮らすソロプレイヤーの場合、物理的に不可能な気がしてしまうのだが。
・まだ取りづらい?
男性の育休取得率は昔と比べて上昇傾向にある、なんて話を最近よく見聞きするようになった。しかし一方で、今年同じく父親になった私の友人は、たった2日しか取れなかったと嘆いていたりする。そもそも申請できるような雰囲気ではないという会社もいまだ多いはずだ。1カ月以上も取得できる人は、実はかなり少ないのかもしれない。
・変化が必要
だからこそ、私のようにガッツリ育休を取得した男性は、育休取得の重要性を声を大にして訴える必要があるのではないか。いや、そういった記事やツイートは確かに増えてきてはいる。が、それでも全然足りていないのである。世間、特に世の男性には、育児という超絶ミッションの難易度がしっかりハッキリとは伝わりきっていない。
育休中のある日、知り合いの女性に「育休取るなんて偉いね!」と言われた。彼女は純粋に私を労ってくれたのだろうが、やはりそれではダメだと思うのだ。「育休取るなんて偉いね!」ではなく、「子供が産まれるのに育休取らなくて大丈夫なの?」という空気に社会全体がなっていく必要があると私は強く思う。
・男性も育休を
過去に育休を体験した男性たちは、今こそ声を上げて皆に知ってもらうべきだろう。母親1人の育児がいかに無理ゲーかということを。夫婦2人がかりで挑んでも引くほど大変ということを。それでも子供の可愛い顔を見ると、すべてが救われるということを。これから父親になる方は、どうか真剣に育休取得をご検討いただきたい。私もまだまだ頑張る。
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
野菜嫌いの子どもを持つパパママ必見! 野菜をカッコいい名前で呼ぶと子どもが食べてくれるらしいぞ
ニンジン、ピーマン、グリーンピースにブロッコリー……お子さんの野菜嫌いに困っている方は多いのではないだろうか。
ご家庭でも、成長期の我が子がバランス良く栄養をとれるよう、小さく刻んだり味付けに工夫したりと、いろいろ手を尽くしていることと思う。
それでも子どもが野菜を残すという皆さんに、だまされたと思って試して欲しい方法がある。野菜にカッコいい名前をつけるのだ。
米国コーネル大学が小学生を対象に行った2つの実験によると、野菜に子どもの興味を引く名前をつけて給食の献立表に載せたところ、子どもたちが通常の2倍量の野菜を食べたという。実験内容と結果は次の通りだ。
【実験1】
8歳から11歳の小学生147人に「新しい献立の試食」と説明して、同量のニンジンが入った料理を3日間給食に出し、児童が食べたニンジンの量を調べた。
3日のうち、1日は特にニンジンに言及せず、残り2日はそれぞれニンジンを「本日の具材」「透視ニンジン」と呼んだ。透視(X-ray vision)といえば、特撮映画やマンガ、子ども番組の中でヒーローの持つ特殊能力のひとつ。スーパーマンの「透視モード」などがその代表だ。
■結果
3日間で子どもたちが食べたニンジンの量:
・ニンジンについて触れない……35%
・「本日の具材 ニンジン」……32%
・「透視ニンジン」……66%
このように、「透視ニンジン」と呼んだだけで、ニンジンの消費量が倍増した。
【実験2】
2つの隣接する小学校で、まったく同じ献立の給食を出した。1校では従来通りの献立表を作り、もう1校では野菜に変わった名前を付けて献立表を作った。
■結果
各校児童の野菜摂取率:
・「ブロッコリー」「そら豆」など普通の呼び方で献立表に載せた学校……18%
・「強力パンチのブロッコリー」「おばかでまぬけなお豆ちゃん」など、変わった野菜名の献立表を作った学校……36%
と、こちらも呼び方を変えるだけで野菜の摂取量が倍になるという結果が出た。
実験を行ったブライアン・ワンシンク教授は、「料理の内容を変えたり食べるよう強制しなくても、呼び方の違いで子どもは野菜をより多く食べてくれます」と述べ、家庭でもバットマンやスパイダーマンなど、子どもに人気のあるヒーローを連想させる名前を付けることを勧めている。
野菜に強くてカッコいいイメージ、楽しいイメージを持ってもらえば、子どもが進んで嫌いな野菜を口に運んでくれることだろう。
この方法、野菜だけでなくいろいろな食べ物に応用できそうだ。日本ならば人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』にちなんで「ゴムゴムの実こんにゃく」はどうだろう。おしゃれに興味の出る年頃の女子には「モデル美脚の野菜スティック」なども良いかも知れない。
参照元:DailyMail(英文)
photo:RocketNews24.
モデル=Rine
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