【長万部】高張性弱アルカリ性高温泉の「長万部温泉」に入ってみた

【長万部】高張性弱アルカリ性高温泉の「長万部温泉」に入ってみた

まんべくん! かにめし! そんなイメージのある北海道・長万部だが、実は温泉地としても定評がある。そもそも長万部の宿泊施設は温泉街に集中しており、泊るとなると必然的に温泉がついている旅館に泊ることになる(国道沿いにも旅館が数件あるが少ない)。

長万部温泉の泉質はアルカリ性で、肌がツルツルになる効果があるといわれている。実際に入ってみたが、確かにほどよいツルツル度になった。これは女性に喜ばれる湯といえる。ここの温泉は「高張性弱アルカリ性高温泉」で、以下のような効果があるという。

・長万部温泉のデータ
高張性泉 …… 人体の細胞液より高い浸透圧をしている
弱アルカリ性 …… 人体に影響が少ないので皮膚にやさしい
高温泉 …… 温度が42度以上

「42度以上だと熱すぎるのでは?」と思った人は心配しなくていい。ちょうどよい湯加減で入れるようになっていた(浴室に流れてくるまでにちょうどよく冷えるのだろう)。佐賀県武雄市の武雄温泉もアルカリ性でツルツルになるが、長万部温泉も負けず劣らず良い湯である。

Correspondent: Kuzo


画像をもっと見る

●関連記事

オリジナル記事: 【長万部】高張性弱アルカリ性高温泉の「長万部温泉」に入ってみた
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




【長万部】子どもたちに愛されてきた玩具店が閉店へ / 人もいなくて子どももいなくなった

【長万部】子どもたちに愛されてきた玩具店が閉店へ / 人もいなくて子どももいなくなった

「もう閉めるんですよ。いまその整理中でね……。人形とか、欲しいって人に譲ろうとか思ってるんです」。そう語るのは北海道・長万部町の『むらた玩具店』のおばあちゃんだ。昔は、子どもたちのためのくじ引き(30円)やおもちゃ、文具などをたくさん置いていたが、閉店のために整理しているという。

確かに、店内にはガランとしていて玩具店のようには見えない。くじ引きがふたつと小さなおもちゃ、おちょこ、湯呑み、そして日本人形が置いてあるだけになっている。玩具店とは思えない組み合わせだが、おちょこや湯呑みは欲しい人がいればあげようと思っているのだとか。

昔は国鉄の人も町の人も多くてすごく賑わっていたが、どんどん人が減り、もう子どもたちがいないのだという。だからお店をやっていてもお客さんがこないのだとか。かつての国鉄・長万部駅はあらゆる列車が止まるメインステーションで、まさに長万部は鉄道で栄えた町だった。しかし1970年代には13000人いた住民も、現在は半分以下になっている。

くじ引きも、業者さんがどうしても置いてほしいというのでスーパボールやコインのくじ引きは置いてるとのこと。そう語るおばあちゃんだが、子どもたちのことが気がかりのようで、くじ目当てにやってくる子どもがくると嬉しいという。くじがないと寂しいとも語っていた。

閉める理由としておばあちゃんの年齢もあるだろうが、いくら歴史を刻んできた店が消えるとしても「閉めないでください」とは誰も言うことはできないだろう。子どもが来ない玩具店ほどさびしいものはない。筆者は長万部町の住民ではないが、ジワジワと確実に進行している危機を強く感じた。きっと、住民たちはもっとそれを感じているに違いない。

『むらた玩具店』は長万部駅前にあり、場所としては一等地にある。どんな店だって注目される立地である。その店が閉店せざるを得ないのだから、たとえ長万部の住民じゃなくてもこの状況が理解できるだろう。

余談だが、スーパーボールのくじを3つひいてみたところ、ひとつが大当たりで大きなスーパーボールをゲットできた。くじの数は110枚。おばあちゃんは2012年10月にも閉店するらしいので、それまでにすべてのくじが引かれるかどうか、とても気がかりである。

おばあちゃんが話す言葉一つひとつから、深い長万部の歴史を感じることができた。最後に、お話と撮影に応じてくれたおばあちゃんに心から感謝したい。そして、いつまでも長生きしてほしいものだ。
 
関連1: 長万部観光協会 公式ホームページ
関連2: 長万部役場 公式ホームページ
Correspondent: Kuzo


この記事の動画を見る

●関連記事

オリジナル記事: 【長万部】子どもたちに愛されてきた玩具店が閉店へ / 人もいなくて子どももいなくなった
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




【長万部グルメ】まんべさんが絶賛する『浜ちゃんぽん』がホッとする癒やしの味 / あんかけ焼きそば

【長万部グルメ】まんべさんが絶賛する『浜ちゃんぽん』がホッとする癒やしの味 / あんかけ焼きそば

この世には「ガツンとすさまじく美味しい料理」「ジンワリと心に染み入る料理」がある。最近の人気ラーメン屋の流れとして「ガツンとすさまじく美味しいラーメン」はあるが、「ジンワリと心に染み入るラーメン」が少ないと思っている。インパクトやガツンとくる味で勝負に挑んでいる店が多いからだ。

今回ご紹介する『浜ちゃんぽん』のあんかけ焼きそばは、「ジンワリと心に染み入る料理」に分類できる。「ウホッ!! ウマッ!! タマンネェェエーーッ!! すげぇ激ウマだわ!!」ではなく、「あ~コレコレ! これが食べたかったんだよ。定期的に食べたくなるんだよなァ~」という感情がわいてくる味なのだ。どうして美味しいのか?
 
・麺自体がウマミを含んでいる
麺には麺特有の「小麦の味」があり、それがスープやタレによってウマミへと変化する。つまり麺単体では頬を落とすほどの幸福感を与えるのは非常に難しいのだが、『浜ちゃんぽん』のあんかけ焼きそばは麺自体がウマミを保持しており、噛めば噛むほどあんかけとはまったく無関係のウマミが染み出てくるのだ。
 
・「麺内部」と「表層部」のふたつの味
麺の内部から小麦以外のウマミ(甘さ)が出て、表層部からは香ばしさとあんかけの味が放出される。ダブルパンチで「ジンワリ」と出てくる麺とあんかけの魅力を堪能できるのだ。麺の表面はあんかけに強く干渉されるフィールドだが、ほど良く焼かれた麺の表面があんかけの内部進入を拒むことにより、麺から「麺内部」と「表層部」のふたつの味を感じさせるのだろう。
 
・インパクトなんていらない
そこに野菜と魚介類から流れ出した甘さのあるダシがくわわって、あんかけ焼きそばのオーケストラが結成されるのである。だが、正直なところインパクトに関しては欠けていると言わざるを得ない。だがそれがいいのだ。このあんかけ焼きそばにインパクトなんていらないのである。むしろあってはならない。

あなたは母親や祖母の作る料理にインパクトを求めるだろうか? 『浜ちゃんぽん』のあんかけやきそばは、けっして家庭では出せないプロの味だが、まるで実家の親の作った料理のごとく「ホッとする癒やしの味」なのである。また食べたくなる味、その点においてはパーフェクトといえるだろう。
 
・まんべさんが絶賛
長万部町の有志が作った ゆるキャラ・まんべさんも『浜ちゃんぽん』を絶賛しており、今回、この店に行ったのもまんべさんがTwitterでオススメしていたからだ。ちなみに、この店はちゃんぽんもけっこう美味しいらしいが、来店したお客さんのほとんどが、あんかけ焼きそばを注文していた。

そういえば、佐賀県武雄市も『井手ちゃんぽん』が地域住民や観光客に大人気である。もしかして、ちゃんぽんが美味しい飲食店は地方に多いのかも!? 
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 浜ちゃんぽん
住所 北海道山越郡長万部町中ノ沢56-1
時間 10:30~20:00
休日 月曜日
備考 最寄駅はJR中ノ沢駅 / 長万部駅からタクシーで約1500円
 
関連1: 長万部観光協会 公式ホームページ
関連2: 長万部役場 公式ホームページ
Correspondent: Kuzo


この記事の動画を見る

●関連記事

オリジナル記事: 【長万部グルメ】まんべさんが絶賛する『浜ちゃんぽん』がホッとする癒やしの味 / あんかけ焼きそば
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




【長万部グルメ】青函連絡船のシェフに弟子入りした曽祖母のカツカレーが絶品 / 120年前から続く長万部食堂の味『DELI57』

【長万部グルメ】青函連絡船のシェフに弟子入りした曽祖母のカツカレーが絶品 / 120年前から続く長万部食堂の味『DELI57』

鉄道で栄えた北海道・長万部町。そこに、伝説といっても過言ではない幻のカツカレーが存在するのをご存じだろうか? かつて長万部には『長万部食堂』という地域住民なら知らない人がいない伝説の食堂があり、多くの地域住民や国鉄職員、そして旅人たちの腹を満たしてきた。

現在はすでに閉店しているが、『長万部食堂』の味は初代シェフの子孫たちがしっかりと守り続けており、ひ孫の娘さんらが『DELI57』というカフェを開業し、120年以上前から守られているカレーの味を堪能することができるのだ。そう、『長万部食堂』の味にはそれだけ長い歴史があるのである。
 
・青函連絡船の厨房で修業して得た味
ひ孫さんのお母さん、つまり初代シェフのお孫さんである女性は「私の祖母が青函連絡船の厨房で修業して得た味なんです」と語る。お孫さんでも詳細まではわからないとしながらも、祖母から聞いた話を語ってくれた。それによると、以下のような物語があったという。
 
・一升瓶を持って弟子入りした
ひ孫さんからみて曽祖母の女性が、青森と北海道を結ぶ青函連絡船に行き、船内の厨房で働かせてほしいと懇願。そのとき、酒が入った一升瓶を持ってお願いをしにいき、どうにか働かせてもらえることになったという。
 
・幻のカレールーを使用したカツカレー
青函連絡船の厨房で学んだカレーの味を長万部食堂でも提供し、あまりにも美味しいため多くの人たちが食べに訪れたという。そして、なによりも絶品なのがそのカレールーを使用したカツカレーだ。お孫さんはカツカレーについて「私が小学生のころにはすでにあったので、少なくとも40年以上前からカツカレーがあったのは確かです」と語る。※ 青函連絡船は現在から約100年前に創業したので、曽祖母はそれよりも以前から長万部食堂を開業、または飲食業に従事していたと考えるのが妥当である。
 
・新たな命がふきこまれたカツカレー他店では体験できないルー
さっそく『DELI57』に向かった筆者(私)。店内は非常にオシャレで、午後のひととを過ごすのにちょうどよいカフェといった感じである。つまり、『長万部食堂』のカツカレーはカフェのカツカレーとして、新たな命がふきこまれたというわけだ。
 
・じっくりと煮込んだ水分量の少ないカレー
かつ丼やチャーハンにも定評があるらしく、メニューを開くとあらゆる料理に誘惑されてしまった筆者。とにかく今回はカツカレーということで、予定通りカツカレーを注文。そして目の前に出されたカツカレーは、やや色が濃く、じっくりと煮込んだ水分量の少ないカレーであることがわかった。
 
・他店では体験できないルーにビックリ
ズ……、ズン……、ズンズン……、ズンズンズンズン…、ズンズンズンズンズンズンズンズン! なんなんだ、このジワジワと迫ってくるかのような「今まで体験したことのないような迫りくる食感は!」。極限ともいえるネットリとした強いカレールーの粘度。それはライスの粘り気よりも強く、それでいてソフトでマイペースに食材にからんでくる。いや、からむのではなくアメーバのようにライスとカツを包み込んで征服してしまうのである!

・征服して完全に支配
驚くほど粘度が強いカレールーがライスとカツを征服し、続けてどんどん自分色に染めていく。だが、支配されたライスもカツもまんざらではないようで、「好きにして」といわんばかりに身を任せてスパイスの効いた深い味へと変化していく。これはヤバイ。味が濃いわけではなく、辛いわけではなく、甘いわけでもない。そこにあるのは「任せてくれればうまくいくから黙って支配されなさい」というカレールーの意志だけだ。
 
・キュッと引き締まる酸味がウマミにかわる瞬間
驚くべきは、カツがほのかに秘めた「酸味」の力だ。カツ自体の食感は非常に魅惑的で、ザクジュワッとくる衣と肉汁のウマミはパーフェクトに近い。だが、カツの酸味がそれらの魅力を上回る特色として味覚神経を刺激し、マイルドなカレールーとの間に壁を作る。その壁を崩してカレールーとひとつにした瞬間、味覚が覚醒し、何かが弾ける。ーーそして幸せが訪れる。
 
・120年も歴史を食べに行く
カレールーは非常に粘度があり、確実にライスとカツは脇役的存在となる。だがそれが良い。それで良い。このカツカレーは、ライスでもカツでもなくカレールーを楽しむものであり、カレールーを楽しむためにライスとカツが存在すると考えて間違いない。120年の歴史、それをまた長万部に食べに行きたいと思う。
 
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 DELI57
住所 北海道山越郡長万部町長万部57
時間 12:00~18:00
休日 要確認
 
参照元1: 長万部観光協会 公式ホームページ
参照元2: 長万部役場 公式ホームページ
Correspondent: Kuzo


この記事の動画を見る

●関連記事

オリジナル記事: 【長万部グルメ】青函連絡船のシェフに弟子入りした曽祖母のカツカレーが絶品 / 120年前から続く長万部食堂の味『DELI57』
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




【長万部】JR長万部駅に行ったら「ゆるキャラ・まんべくん」の部屋があった!

【長万部】JR長万部駅に行ったら「ゆるキャラ・まんべくん」の部屋があった!

北海道・長万部町のゆるキャラといえば、まんべくんだ。『かにめし』や温泉で有名な長万部だが、ゆるキャラとして異彩を放つまんべくんほど、世間に知られている “長万部名物” はあるまい。事実「長万部は知らないがまんべくんは知ってる」という人がいるくらいである。
 
・JR長万部駅にまんべくんの部屋
そんなまんべくんの部屋が、JR長万部駅にあるのをご存じだろうか? 長万部に鉄道で行ってみたところ、改札口を出てすぐにまんべくんのインフォメーションセンターがあり、さらにその奥にまんべくんの部屋があったのである! そんなにまんべくんをイチオシしているとは知らなかった!! ということで、まんべくんの部屋に入ってみた。
 
・インフォメーションでまんべくんグッズ
改札口を出ると、そこには小さなキオスクと『インフォまんべ』というコーナーがある。ここのインフォメーションでは長万部やその周辺の観光情報を知ることができ、「○○○を見たい」とか「○○○を食べたい」というときに便利だ。筆者(私)もいろいろと聞いた。助かった。
 
・部屋にはファンや子どもたちから愛の声
インフォメーションの奥には「広報室」と書かれたまんべくんの部屋があり、いつもまんべくんはそこで暇をつぶしているらしい。この日はまんべくんはいなかったが、まんべくんの部屋に入ることはできた。そこには、多くのファンや子どもたちからまんべくんに贈られたコメントが展示されており、どれだけまんべくんが愛されているのかがわかる。
 
・まんべくんがいるときもある
まんべくんは、ときどき駅の改札口付近や駅前でブラブラして観光客とコミュニケーションをとっているようだ。たまにおばあちゃんに抱きついたり、女子を背後から脅かしたりすることもあるようだが、まあ、みんな笑って許しているようである。ちょっと普通のゆるキャラとは違う。それがまんべくんの良さかもしれない。
 
・もしまんべくんがいなかったら?
せっかく長万部にきたのにまんべくんがいなかったら、やっぱりちょっとさびしい。そんなときは、インフォメーションのスタッフに「まんべくんはいつごろいますか?」と聞いてみよう。もしかすると、ひょっとすると、奇跡が起こって……!?
 
参照元1: 長万部観光協会 公式ホームページ
参照元2: 長万部役場 公式ホームページ
Correspondent: Kuzo


この記事の動画を見る

●関連記事

オリジナル記事: 【長万部】JR長万部駅に行ったら「ゆるキャラ・まんべくん」の部屋があった!
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.




  プロフィール  PR:無料HP  米沢ドライビングスクール  請求書買取 リスク 千葉  アニメーション 学校  IID  中古ホイール 宮城  タイヤ プリウス 新品  コンサート 専門学校  中古パーツ サイドカバー  不動産 収益  四街道 リフォーム  トリプルエー投資顧問 詐欺  コルト 三菱 中古  シアリス 効果