直接くれ! 緊急時にテキパキと余計なことをしだす青年! 四コマサボタージュNF第51回「水分」
【嘘やろ】マスクのプロが勧める「マスクをしたまま路上飲みする方法」が人としてギリギリすぎた / 小池都知事に名指しで怒られるレベル
【空前絶後】「マスクしたまま水を飲む方法」をインスタグラムに投稿したらヤバイことになった! それで感じた新機能・リール動画に足りないもの
インスタグラムが新しく公開した機能・リール動画。これは動画にBGMをつけられるものである。動画の再生速度を変えたり、エフェクトや文字も入れられるTikTok的な機能だ。
ちなみに、インスタグラムもTikTok同様、JASRACと利用許諾契約を結んでいるためBGMに使用されたアーティストに著作権利用料がちゃんと入る。もちろん、ユーザーが曲の使用に際しお金を払うことはない。
というわけで、ミュージシャンでもある私(中澤)はこの機能に興味を持っている。SNSの曲使用で利用料が入るってまだまだ珍しいのだ。そこでコツコツとリール動画を投稿していたんだけど、「マスクしたまま水を飲む方法」をインスタグラムに投稿したらヤバイことになった。
・リール動画の投稿方法
TikTok的なものに慣れていないとなかなかわかりにくいリール動画。まず、リール動画の投稿方法を以下にご説明したい。
1. ホーム画面の左上の自分のアイコンをタップ
2. ストーリーズやライブ配信の画面で一番下の文字をスワイプし「リール」に合わせる
3. 左側に表示されたマークをタップして動画の編集を行う
4. 編集ができたら画面下の「>」をタップし文字の編集画面へ
5. 文字の編集が終わったら画面下の「>」をタップ
6. 投稿コメントやタグなどを入れて画面下の「シェア」を押すと完了だ
──で、分かりにくいのは動画の編集画面かと思うのでざっくり機能にも触れよう。まず、音源を選ぶのは左側一番上の音符マーク。これをタップすることで音源の検索画面に遷移する。
で、曲名右に表示されている「」で視聴し、「これだ!」と思ったら曲名左の画像をタップするとBGMとして選択することができるぞ。下の波形を左右に動かすことで動画で使用する部分の選択も可能だ。
なお、使用する動画は、編集画面下真ん中の「」でリアルタイム録画、左下の画像をタップするとライブラリを呼び出すことができる。最低ここまで覚えておけば、一応のリール動画っぽい動画は作れるかと思う。
・フォロワー数に対する再生数の割合
速度を変更したい場合、上から2番目の「|」のマーク、上から3番目でエフェクトをかけることができるなどの機能があるが、あとは実際触って学ぶで問題ないだろう。
このリール動画の機能が公開されたのは2020年8月5日。前述の通り、興味深かったため、さっそくお試しで投稿してみた。
この時の私のフォロワーは2800人くらいで、「いいね!」が200くらい、再生数は2500回くらい。その後3個リール動画を投稿してみたが大体平均はそんな感じだ。
「いいね!」がついてもタイムラインに表示されるわけではないインスタグラムはTwitterほどの拡散力はなく、言わばちょいクローズドな雰囲気がある。誰でも見られるんだけど存在を知らない秘密基地的な。これはアプリ側が意識的に行っている仕様だと思うのだ。
・突然の再生数増加
したがって、フォロワー2800人で、2500回くらい回るのは、インスタグラムにしてはコスパが良い機能な気がする。そう感じつつも、新しく投稿する動画もなく1週間が経ったある日、ふと以前投稿したリール動画で個人的に気に入っている「マスクをしたまま水を飲む方法」を見てみたところ……
1万3000回を超えてる……!
最初は見間違いかと思った。なぜなら、昨日までは3000回だったから。特にインスタグラムからの通知もなく、その動画だけいきなり1万回増えたのだ。なにこれバグ? しかし、それは序章にすぎなかった。
・3時間後とんでもないことに
その後、ファミレスのテイクアウトの取材で私はインスタグラムを見ている暇がなくなる。ガスト、サイゼリヤ、デニーズを回って3時間が経過。
マスクをしたまま水を飲む動画を確認してみたところ、いまだバグは継続中な模様。1万3000回のままだった。しかし、なんか数列が長く見える。そこで一の位からひと桁ずつ数えてみたところ……ええッ!?
節子、それ13万回や。
・再生数爆発の理由
なんと、3時間で12万回増えている。どういうこと!? しかも、「いいね!」やフォロー通知も鬼のように来ているではないか。怖い怖い怖い! そこで、動画を今一度よく見てみたところ……
動画の下の方に「注目」というタグがついている!
このタグを初めて見たが、少し状況は理解した。どうやらインスタグラムにピックアップされているようである。私のインスタグラムの検索トップには出てきていないが、誰かには表示されているのだろう。
・狂騒曲
その証拠に、プッシュ通知をオンにすると「いいね!」やフォローの通知が止まらない。記事書いてる間に通知53件とかになっている。だが、ここに至ってもまだ狂騒曲の始まりでしかなかった。
5時間後には再生数55万回を突破!
だが、まだまだ行く!! 止まらない通知、翌朝には……
120万回突破!
ここまで来ると、コメ欄がTwitter化。フォロワー外の人からのコメントが中心に。「超絶超絶つまらん」「馬鹿らしい暇人」などのディスコメもつきはじめ、私に全く興味がない人も見ていることが分かる。イラつかせてしまい申し訳ない。
「つまらん」「暇人」はまさしくその通り。私もくだらないと思うし、暇じゃなければインスタグラム自体をやらないだろう。とは言え、ほとんどの人はイラつくより、そのくだらなさを楽しんでくれているようなので良かった。ちょっと「フフッ」となってくれる人がいるならそれだけで投稿した甲斐があったというものである。
・空前絶後のバズを経て
そして、伸び始めて24時間経った現在、150万再生、2000「いいね!」を突破。フォロワーも300人以上増えた。私史上、空前絶後にバズっている。現在進行形で。
インスタグラムでこんなことあるんやね。イケメンでもないのに。で、このバズを経て、少し思うところがあったので書き残しておきたい。
・インスタリール動画に足りないもの
現在、検索トップに表示されるインスタ投稿は、イケメンや美女がそのセクシーさやラグジュアリーさで無双しているだけの投稿も多い。圧倒的に真顔度が高いのである。もちろん、その投稿自体に全く文句はないのだが、つまり何が言いたいのかというと……
インスタグラムのリール動画には、現状ユーモアが足りていないのではないだろうか?
その証拠に「初めておすすめに出てくるリール動画で笑いました」というコメントも。そこで調査のため、検索トップからインスタグラムのユーモアタグを見てみたところ……
マ ジ で 足 り て な い!
「旅行」「建築物」「インテリアデザイン」「アート」「食べ物」「スタイル」「テレビ・映画」「DIY」「音楽」「美容」全部、タップすると投稿がズラ―ッと表示されるのに、「ユーモア」だけは12個しかないのだ(2020年8月28日13時現在)。
・ブルーオーシャンか?
というわけで、ユーモアを感じさせるリール動画はひょっとしたら狙い目かも? 面白い人はバズるチャンスが転がってるかもれないぞ。
ただでさえ明るくはない世の中だ。それだけに、私はできるだけ笑って過ごしたいし、みんなにもイラつくよりは笑って日々を過ごしてもらいたいと思う。そんな私の誕生日はチャールズ・チャップリンと同じ。最後にチャップリンのこの名言をお贈りして筆を置こう。
人々には人生を自由で美しくする力がある。あなたはあなたの人生を素晴らしい冒険にする力がある──。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【戦慄】マスクのプロが勧める「夜の街」対策がショッキングすぎて震えた / これがコロナ禍のニューノーマルになるのか?
新型コロナウイルスの感染者が多数出ているとされる「夜の街」。多くの飲食店が全力で対応にあたってくれているものの、やはり不安を覚える人は多いだろう。かく言う私(あひるねこ)もその一人だ。何かもっと根本的な解決策はないものか?
そこへ声を掛けてきたのが、“マスクのプロ” を自称する当編集部の中澤星児だった。プロは言う。「マスクをしたまま飲み会をする方法」を知っていると。……つい先日、これとまったく同じことがあったような気もしなくはないが、とりあず話を聞いてみることに。
・ある日の昼下がり
──いや~、酒が飲みたいな。マスクをしたまま酒が飲みたいな。
──酒を飲む時いちいちマスクを外さないといけないのが非常に面倒だ。
──あ~、マスクをしたまま一刻も早く酒が飲みたいな……。
「何だそんなことかい」
──え?
──その声は、まさか星児さん? でも一体どこに……。
「ここだよ」
いや……
またお前か。
・まさかの再登場
そこには前回と同様、スーツ姿にフルフェイスのマスクという異形な姿の中澤が座っていた。
中澤「マスクじゃないよ」
分かってますがな。中澤がうるさいので補足すると、これは正確にはマスクではなく、フルフェイスのシュノーケルなのだ。よって水の中にも入れる。じゃあマスクのプロ関係ねーじゃんって話だが、そのあたりの文句は中澤までお願いしたい。
中澤「さっき、酒を飲むのにいちいちマスクを外すのが面倒って言ってたでしょ? だったら教えてあげるよ。マスクをしたまま酒を飲むどころか、飲み会だってできる方法を。個人的には『夜の街』対策にも有効だと思う。ちょっと手伝ってくれる?」
そう言ってスッと立ち上がった中澤。気のせいだろうか? 完全にデジャヴでしかない。しかしこの直後、予想だにしなかった人物が現れることになる。
Yoshioである。
・望まぬ珍客
そう、当サイトの創設者にして、我々のアホな上司としてもお馴染みのYoshioが突如としてやって来たのだ。しかもどういうワケか、中澤と同じフルフェイスのシュノーケルをすにで装着している。え、まさかそのまま来たんすか?
ただでさえ厄介な中澤に加え、アホのYoshioまで参戦とは……。これは考え得る限り最悪の組み合わせと言っていいだろう。私一人の手に負えるのか甚だ不安である。
さて、やはりと言うべきか、中澤の案は前回とほとんど内容が同じだった。常人には理解しがたい部分があると思われるため代わりにご説明すると、要はシュノーケル上部の通気口に酒を直接注げば、
脱がずに飲めると主張しているのだ。
どうやら最初に中澤がお手本という名の生き様をYoshioに見せるらしい。さっそく中澤シュノーケルの通気口に酒の瓶を構えるYoshio。ん? ふと手元に目を移すと……う、うわーーーーーー!
赤ワイン持っとるーーーーーーー!!
・嫌な予感
よりによって何で赤ワインなんだよ! ビールとかでいいだろ!! 謎すぎるチョイスに困惑と震えが止まらない私。が、両者はすでに戦闘態勢だ。
中澤「よし来い! 僕が終わったらすぐYoshioさんにチェンジね!!」
Yoshio「分かった!」
中澤の合図で、まずはYoshioがシュノーケルの通気口に勢いよくワインを注ぐ。
中澤「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!」
続いて中澤のターン。
Yoshio「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!」
中澤とYoshio「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!」
頭沸いてんのかコイツら。
中澤「うーん、なんか思ったよりも飲み会感が出ないな」
Yoshio「ホントだよ! これじゃ家で一人で飲んでるのと一緒だよ!!」
Yoshioの発言はちょっと意味が分からなかったが、たしかにこれでは飲み会というより不毛な奇祭である。もういっそのこと、お互いのワインをお互いの通気口に注ぎ合ったらいいんじゃないですか? なんてね。ハハハハハ。
中澤「その手があったか!」
──ええ!?
そして次の瞬間……
中澤とYoshio「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!」
うわーーーーーーーーー!
何だこのシステムーーーーーーーーー!!
・カオス
ええい、もうここまで来たら付き合うしかない。そんなに飲みたいなら私がたっぷり飲ませてあげますよ! さあ瓶を貸して!!
中澤とYoshio「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!」
──行っけェェェェェエエエエエ!!
中澤とYoshio「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!」
──こうして中澤とYoshioは、
新宿の一角で危なく溺れかけるも……
マスクをしたままグラス半分ほどのワインを飲むことに成功したのだった。
その顔は、まるで雨上がりの青空のように晴れ晴れしい。
・結論
……なぜかイイ話感を出す二人だが、フルフェイスだと暑すぎて熱中症リスクが高まるのと、赤ワインのせいでもはや瀕死レベルの吐血量にしか見えないため、基本的には真似をしないことを強くオススメする。酒はマスクを外して普通に飲め──。これが今回またしても得られた最大にして唯一の教訓だ。覚えておいて欲しい。
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
マスクのように密着しない!『着脱できるフェイスシールド帽子』が自分の中で最強だった / 感想「つばが長いキャップみたいなもん」
手っ取り早く感想を述べるならば、「個人的にはマスクより断然こっち。だけど、ちょこちょこ欠点もあり」と言ったところだろうか。何の話かというと、『着脱できるフェイスシールド帽子』。その名の通り、ビニールシートのフェイスシールド部分と帽子がファスナーで着脱できる商品だ。
これを丸一日使ってみたところ、マジで良かった。あまりにも良かったので追加で購入して実家に送ろうかとも考えているのだが、ひとまず記事にて紹介することにしたい。
・『着脱できるフェイスシールド帽子』について
『着脱できるフェイスシールド帽子』は、フェイスシールド部分と帽子部分の2つのパーツで成り立っている。垂れ下がったフェイスシールドが飛沫的なところをケアし、帽子が直射日光をケアする仕組みだ。
着用時の状態を見てもらえれば分かるとおり、マスクのように口元が覆われない。これがミソ。だから、マスクを着けている時と比べて、口周りが断然涼しい。しかし、顔の前がフェイスシールドで覆われているので、いくらか熱気がこもる。何も着けないときと同じ感覚ではない。
ただそれを差し引いても、私がいつも着けている不織布(ふしょくふ)タイプのマスクより断然快適だった。あくまで個人的な体感ではあるものの、今の時期に快適さを比べると以下のような感じだろうか。
マスクなし>>>フェイスシールド帽子>>>>>>>>いつもの不織布マスク
もちろん、これは人やマスクによって変わるだろうし、何より季節によっても変わってくるかと思う。私が「断然、フェイスシールド帽子」だと感じたのは、マスクが肌にピタっとくっついて汗でビチャビチャになることが、この時期は特に不快だからだ。
おまけに、今は夏真っ盛りで、マスクなしでもモワっとした熱気に「うわっ」となる。その “モワっと感” が『着脱できるフェイスシールド帽子』を着けてもあまり変わらないと感じた点も大きい。
もし秋や冬に同じ比較をしたら、『着脱できるフェイスシールド帽子』を被ったときの “モワっと感” が際立って、「やっぱりマスクの方がいいわ」となるのかもしれないが……。逆に言うと、暑くなればなるほど、つまりマスクを着けるのが苦しくなればなるほど、『着脱できるフェイスシールド帽子』の快適さは際立つような気がする。
特に今回、私は人の少ない時間に『着脱できるフェイスシールド帽子』を着けて近所の公園まで行ってみたところ、その差をモロに感じた。猛暑日だったのだが、いちおう比較のために不織布(ふしょくふ)タイプのマスクも着けてみたら………
即チェンジ。数分で『着脱できるフェイスシールド帽子』に切り替えることになったのは、あまりにも差があったからに他ならない。また、『着脱できるフェイスシールド帽子』は帽子だから着けているだけで直射日光から守ってくれる。この点もデカイ。
それから、『着脱できるフェイスシールド帽子』の熱気は次第に慣れてくる。しばらくしたら、「つば長めのキャップを被ってるみたいなもん」という気持ちになってきたが、マスクは長く着ければ着けるほど汗でビチャビチャになってくるから、不快指数がどんどん上がっていくのだ。
あともう1つ。着けたままご飯を食べようと思えば食べられる点も挙げておきたい。
・『しゃべれるくん』より喋りやすく食べやすい
着けたままご飯といえばサイゼリヤ考案の「しゃべれるくん」が記憶に新しいが、『着脱できるフェイスシールド帽子』は、喋りやすさでも食べやすさでも「しゃべれるくん」に圧勝していた。
実際、ハンカチで「しゃべれるくん」らしきものを作って確かめてみたのだが、勝負にならない。帽子を被って食事を取ることに対してはマナーの観点からいろいろな意見があるだろうが、飛沫を防ぎながら食事を摂るんだったらコレでいいのでは? と思ったのが正直なところであった。
──というわけで、私としては『着脱できるフェイスシールド帽子』が今のところ最強なのだが、人によって合う・合わないはあるかと思う。もし合わなければ、決して無理なさらず。そして、被っているときには こまめな水分補給を忘れないようにしていただきたい。
ちなみに、私はこの商品を秋葉原のサンコーレアモノショップで購入(税込1280円)したのだが、ネットでも買えるようだ。『着脱できるフェイスシールド帽子』でググると色々出てくるから、気になる人は調べてみてはいかがだろうか。
参考リンク:サンコーレアモノショップ
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
【嘘やろ】マスクのプロが勧める「外出時にマスクをしたまま水を飲む方法」が人としてギリギリすぎた
長い梅雨が明け、いよいよ本格的に夏本番の日本列島。熱中症予防のためにも、この時期はこまめな水分補給が必要不可欠だ。しかし、ここで厄介なのがマスクの存在である。皆さんそうだと思うが、水を飲む度にわざわざマスクを外すのは非常に面倒。何かいい手はないものだろうか?
そこへ声を掛けてきたのが、“マスクのプロ” を自称する当編集部の中澤星児だった。プロは言う。「外出時にマスクをしたまま水を飲む方法」を知っていると。いや、物理的に不可能だろと思いつつ、ちょっと気になったので話を聞いてみることに。
・ある日の昼下がり
──いや~、毎日毎日暑いな。マスクをしていると余計に暑く感じる……。
──水を飲む時にいちいち外さないといけないのも面倒だ。
──もう、全部めんどくせぇ……。
「何だそんなことかい」
──え?
──その声は、まさか星児さん? でも一体どこに……。
「ここだよ」
いや……
何だおまえ。
・ガチ勢
そこにはスーツ姿にフルフェイスのマスクという、やや大友克洋みたいな世界観のヤバイ男が座っていた。声的におそらく中澤だと思うのだが、いかんせん顔がマスクでよく見えない。あの、星児さん……ですよね? ここで何やってんですか?
中澤「マスクじゃないよ」
──え?
中澤「これ、マスクに見えるけど正確にはフルフェイスのシュノーケル。水の中にも入れるんだ」
──はあ……。
中澤「さっき、水を飲むのにいちいちマスクを外すのが面倒って言ってたでしょ? だったら教えてあげるよ、マスクをしたまま水を飲む方法を。ちょっと手伝ってくれる?」
そう言うと中澤は近くの自販機で麦茶を購入。それを私(あひるねこ)に手渡した。ここから先、ちょっと話が分かりづらいというか、常人には理解しがたい部分があると思われるため代わりにご説明すると、要は中澤は……
シュノーケル上部の通気口に水を直接注げば、
脱がずに飲めると主張しているのだ。
・その発想はなかった
たしかにこのシュノーケルは、水中にいない時は通気口から空気が入って来るようにできている。ということは、そこから水を入れることも十分可能だろう。ただしその場合、熱中症云々の前に陸上で溺れる可能性もゼロではないのだが、「この夏、最先端のマスクスタイルでしょ!」とプロは自信をのぞかせる。
──じゃあ星児さん、いいですか? 入れますよ?
中澤「うん、お願い!」
中澤の合図で、私はシュノーケルの通気口に勢いよく麦茶を注ぐ。どうです? ちゃんと飲めてますか?
中澤「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!」
──え、何ですか? ていうか……うわ! スーツめっちゃ濡れてません!? ちょっと逆流してくるし!!
中澤「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!」
──あ、麦茶なくなるんで2本目注ぎますね!
中澤「ゴボゴボゴボゴボゴボ助けゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!」
──行っけェェェェェエエエエエ!!
中澤「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボ!!!!!」
──こうして中澤は、
新宿副都心の高層ビル街で危なく溺れかけるも……
マスクをしたまま2口ほど水を飲むことに成功したのだった。
その顔は、まるで雨上がりの青空のように晴れ晴れしい。
中澤「そう、何だってできるさ。僕ら人間にはね」
・結論
……中澤はこう言っているが、フルフェイスだと暑すぎて逆に熱中症リスクが高まるのと、都心のど真ん中でスーツびっちゃびちゃは人としてギリなので、基本的には真似をしないことを強くオススメする。水はマスクを外して普通に飲め──。これが今回得られた最大にして唯一の教訓だ。覚えておいて欲しい。
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
中国人はキュウリを飲み物のように食らう / 熱中症予防になるらしい
アジア随一の経済都市・中国上海。シンボルであるテレビ塔がある浦東新区で、7月のある日、記者が信号待ちをしていると、キャリアウーマン風の美女がオシャレバッグの中をゴソゴソ。取り出したのはキュウリ丸々1本を取り出したのだ。そしてそれを、スタバのコーヒーでも飲むかのようにキュウリをバリボリかじり始めたのである。
周囲をよく見たら、小さなお子さんからご年配まで! 中国人は老いも若きもカバンからキュウリを取り出して食べているではないか。何なんだ! マイキュウリを持ち歩いているのか? 13億人総キュウリなの!?
このキュウリ現象は、夏場になると発生するそうだ。記者が目撃したのは上海市だが、内陸部の農村から来たという複数の団体ツアーの皆さんもキュウリをかじりまくっていた。彼らによると「中国人はみんなキュウリを食べる」という。その「みんな」が全て中国人だとは言えないが、多くの地域で習慣となっているようだ。
現地のアミューズメント施設で働いている日本人A子さんによると「暑い日なんか、特にすごいですよ。カバンに何本も入れていて、喉がかわいたらペットボトルのドリンクでも飲むようにバリバリ食べるんですよ。それを狙ってキュウリ売りまで現れます」とのこと。
キュウリは90パーセントが水分だ。栄養が少ないと思われがちだが、ビタミンやミネラルをバランスよく含んでいる。利尿作用があることにも注目だ。体を冷やす効果があるとされ、熱中症予防の効果があると言われている。中国人が暑い日にスポーツドリンクを飲むかのようにキュウリをかじりまくるのは道理がかなっていると言えそうだ。
ただ、A子さんは「食べるまではいいですよ。ただ、キュウリのヘタやら皮やらを外でも屋内でもどこでもポイ捨てするんですよ。施設内がすごく青臭くなって困りますッ」と中国人のキュウリ好きにはウンザリしているという。
熱中症予防のために夏場にはにキュウリを食べる。古くからの知恵なのだろう。さすがは4000年の歴史である。ただ、生ゴミのポイ捨てだけはやめていただきたいものである。
photo:Rocketnews24.
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オリジナル記事: 中国人はキュウリを飲み物のように食らう / 熱中症予防になるらしい
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