ブルーシールの人気フレーバーが手を組んだだと…! 那覇ファミマで「サンフランシスコミントチョコ & ストロベリー」を食べたら沖縄とアメリカを感じた

沖縄を感じるアイスクリームといえば、アメリカ生まれ沖縄育ちのブルーシールだ。定番フレーバー以外にも、沖縄ならではの「紅イモ」や「サトウキビ」など種類豊富。どれも高温多湿な気候風土に合わせて、軽い口当たりと爽やかな風味にア […]


やっぱりステーキで食える沖縄のソウルフード「チャップステーキ」を食べてみた! これは『牛肉の酢豚』だな

「いきなり! ステーキ」の大量閉店により、ステーキ業界は勢力図が変わりつつある。次第に店舗数を増やしているのが、沖縄発祥の「やっぱりステーキ」だ。熱の冷めにくい「溶岩プレート」とおわかりの「替え肉」を武器に、肉好きの心を […]


【豆知識】沖縄のダイソーには「具志堅」「仲宗根」「与那嶺」などの沖縄版ハンコが売っている

100均の品揃えにはいつも驚かされる。先日もオンラインミーティングでたまたま “印鑑” の話題になった時に、沖縄県在住の具志堅さんから「ダイソーに具志堅のハンコありますよ」と教えてもらった……しかも「え、別に普通ですけど […]


【激安スーパー】ユニオンの「ですから弁当シリーズ」が沖縄名物になりそうな予感! 24時間あいてます、ユニオンですから!

沖縄県民が愛する24時間、年中無休のスーパーといえば「もちろんそれは……ユニオンですから!」である。いきなり何なのかというと、県民おなじみのCMソング「24時間、今も開いてます~。もちろんそれは……ユニオンですから!」だ […]


【リトル沖縄】横浜市内にある関東最大規模の「沖縄タウン」で沖縄そばを食べてきた! マジで想像以上に沖縄!

横浜市鶴見区には、関東最大の沖縄タウンがある──という話を聞いて、京急線「京急鶴見駅」にやってきた。なんでも大正時代以降、沖縄からの出稼ぎ労働者が数万人規模で鶴見区へ移住し、厳しい環境に耐えながらも、故郷の伝統や文化を守 […]


【ポケモンGO】沖縄サニーゴ乱獲ツアー! …のつもりが最低の立ち回りをしてしまったので、皆さんマネしないようにね

海外への渡航が厳しく制限されている今、現実的に我々が狙うべき地域限定ポケモンは『サニーゴ』一択だろう。赤道付近に生息するとされるサニーゴ。私がタイ、インド、カナリア諸島などで捕獲したいきさつに関しては、以前の記事をご参照いただきたい。

日本では沖縄県全域と鹿児島県の一部離島でのみ、サニーゴが出現するという話は多くのトレーナーが知るところだ。飛行機が那覇空港に到着し「電子機器の使用OK」とのアナウンスが流れるやいなや、私はポケモンGOを起動。

すると……さっそく付近にファーストサニーゴの影がァァ!!! よぉぉぉ〜し!!!!! この調子なら2週間の滞在で50サニーゴはカタいかな!? ( ※ 1サニーゴ = サニーゴ1匹)

・そうでもなかった

残念ながら飛行機を降りるとファーストサニーゴの影は消えてしまった。国際通りからほど近い宿泊先へ移動してみると、ジム・ポケストの数ともに申し分ない。コロナの影響かトレーナー数は少なめだが、まぁこの様子ならすぐセカンドサニーゴも登場するだろう。

ところが…………!

なんと5日間が経過したというのに、セカンドサニーゴの影ひとつ見当たらないのである。慌てて旅ポケ仲間に意見を求めたところ、どうもサニーゴは海辺にしか出現しないらしい……。

不覚にも私は「沖縄ならどこにでもサニーゴがいる」ものと思い込んでいた。ポケGO上級者の方々にとっては「そんなの常識」ってなもんかもしれないが、私と同様の思い違いをしているトレーナーも多いはず。旅行の際はくれぐれも注意してほしい。

慌てて国際通りから最も近いビーチ(徒歩約20分)へ移動し、立ち位置を変えつつ2時間粘ったものの……

悲しきノーサニーゴ

・北へ南へ

そこから私のサニーゴ探しの日々が始まった。折しも台風が接近しており、沖縄の海はやや荒れ気味。危ないエリアに近づかぬよう細心の注意が必要だ。

まず理論上は赤道にかなり近づくはずの『糸満』エリアで約3時間。もちろん海沿いポジションをキープし、アプリは常に起動状態である。

結果はノーサニーゴ……。続いては『琉球村』や『紅芋タルトの工場』からほど近い『読谷』エリアを、今度は車で行ったり来たりしてみた。トータル約5時間。

しかしここでもノーサニーゴ……。今度は “島全体が海辺” と言っても過言ではない『古宇利島』でほぼ丸一日。

それでもやっぱりノーサニーゴ! どうなっとんねん!

短時間だったことに加え、イベント期間中で出現ポケモンが偏っていたという背景もあるため、これらのエリアでサニーゴが絶対に出現しないというわけではないはず。ただ「海辺をウロウロしておけばなんとかなる」といった程度の心構えでは、1サニーゴも捕獲できない可能性があることは確かなようだ。

・ついにゲットだぜ

ようやくセカンドサニーゴの影を見たのは『美ら海水族館』でのこと。

あいにく見学中だったため捕獲には至らなかったが、1時間ほどで付近に2つの影を発見することができた。『美ら海水族館』は沖縄旅行へ来た多くの人が訪れる場所。出現が確認できたことは朗報と言っていいだろう。

そして……

外国人が多く居住することで知られる『北谷エリア』を散歩中ついに……

サニーゴ1匹目ゲットォォォォォォ!!!!!!!

聞くところ、この場所からほど近い『美浜アメリカンビレッジ』内でもサニーゴが出現するようだ。水族館と並んで多くの観光客が訪れるスポットであるから、これは嬉しい!

・決戦は最終日

そんなこんなで目標の50サニーゴは程遠いまま、沖縄旅行は最終日を迎えてしまった。最後の望みをかけて、ツイッターで情報提供があった豊見城市の『しおさい公園』なる場所へ行ってみようと思う。

那覇から『ゆいレール』(モノレール)で途中まで行き、タクシーに乗って「しおさい公園」と告げる。

……と、運転手の方に「あんな所へ何しに行くの?」と逆質問を受けてしまったぞ。まさかサニーゴ探索とも言えず口ごもっていると、「あそこはな〜んにもないから『ウミカジテラス』へ行った方がいいと思うけどな〜」とアドバイスしてくれた。

「帰りのタクシーを拾えないかもしれないから」と配車の連絡先までいただき、沖縄の人の親切さに感動である。確かに『しおさい公園』はほとんど人もいない静かな公園なのだが、トイレと自販機、屋根付きのベンチがあってポケ活するには過不足ない。

潮風を浴びながらボンヤリしていると、30分ほどであっさりサニーゴゲット!

・欲を出してみた

時刻は正午。このまま公園でボンヤリしたいところだが、少々小腹が空いてきた。周囲に食堂やコンビニなどは見当たらない。

ふと先ほどタクシーで聞いた『ウミカジテラス』についてネットで調べると、公園から正面に見える『瀬長島』内にある施設のようだ。見たところ歩いて行けそうだから、ちょっと移動してみることにしよう。

……と、思ったのが間違いだった。

『しおさい公園』から『瀬長島』までは歩いて30分弱とさほど遠くなかったのだが、それはあくまで結果の話。とにかく途中に日光を遮るものが何もない。10月とはいえ沖縄はまだまだ夏だ。

そうとは知らず飲み物などを用意していなかった私は、あまりの暑さに途中何度も倒れそうになった。

この島は “飛行機が上空スレスレを飛ぶ” ということで人気のようだ。

途中の景色は最高なのだが、正直足を止める余裕はない。マジで周囲の車に助けを求めそうになった頃……

突如『ウミカジテラス』が出現! まさにオアシス!

『ウミカジテラス』は斜面に沿ってレストランや雑貨店などが軒を連ねる商業施設である。何度も言うけど景色とリゾート感は最高だ。

ただしここには見渡す限り、長時間滞在できる日陰がないのである。強烈な直射日光を遮るためにはお店に入るしかないのだが、どの店も座席数が限られているため、1人で長時間居座るのも気が引ける雰囲気だ。

おまけに付近に影が出現したところで、そのたびに店を移動したり島を歩き回ることは現実的に厳しいだろう。ポケストップから近い飲食店も限られている。夜に来れば良かったのかもしれないが……それはそれで交通事故やハブ遭遇の危険度が増しそうだしな〜。

いたたまれなくなった私はサニーゴを見つけられぬまま、2時間ほどで瀬長島を後にした。この島にサニーゴが出現することは確かなようだが、訪れる際はくれぐれもグループ行動、もしくは自動車で移動することを強く推奨する。間違っても1人で歩いて来てはいけない。

・1カ所短時間で集中すべし

結果として2週間で私が見つけたサニーゴは捕獲2匹と影5つ。費やした時間を考えると惨敗と言っていいだろう。

今になってみれば “弁当を持って『しおさい公園』へ行く” というのが最も効率のいい方法だったような気もするが、季節や旅のスタイル、運によっても状況は変わってくるため何とも難しい。

ただひとつ言えるのは沖縄において、皆さんが想像しているよりサニーゴの出現率は低いということだ。旅行中ずっとスマホを見ているわけにもいかない。あらかじめ情報収集のうえ綿密に計画を立て、短時間集中でサニーゴゲットを狙うべし。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS),Google Maps(iOS)



【沖縄】カンダバー、モーウィ、カーブチーに長寿草? 聞いたこともない島野菜ぜ〜んぶ買ってランキングにしてみたら … 最下位だけ圧倒的だった

GoToトラベルの恩恵を受けつつ沖縄旅行中。今日は路線バスで糸満市へやってきた。なんでも糸満市の『道の駅』は、トリップアドバイザーが集計した “道の駅ランキング2019年” で堂々の全国1位に輝いたらしい。

相当期待しつつ行ってみると、コレが想像よりスゴかった。ドラゴンフルーツ、パパイヤに海ぶどうなど、東京では滅多に見ない食材が山積みされている。そればかりか「聞いたことすらない」ブツも多数だ。これだけ多いと逆にどれを選べばいいか分からなくなるな。

沖縄食材に関して私は全くの素人であるから、ウカツな選択をすればツウの方に怒られてしまう可能性もある。よってここは知らない食材、ぜ〜〜〜んぶ買ってみちゃうことにしよう。

・道の駅いとまん

那覇国際通りからバスと徒歩で1時間半(車だと約30分)。広大な敷地を有する『道の駅いとまん』は特産品や土産、鮮魚、生花、その他食材といったジャンルごとに建物が分かれている。

野菜や果物を扱うのは『JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場』という独立した店舗だ。平日の昼間だというのになかなか賑わっている様子。

野菜の他に精肉コーナーもある。

お菓子やパン、惣菜も充実しており、こちらも珍しいモノが多数。しかし加工品にまで手を伸ばしてはキリがない。今回は “野菜と果物” に限定し、道の駅いとまんで売られている中から「聞いたことすらないもの」をチョイスするルールとさせていただく。

『きんびにんじん』や『島らっきょう』、『島かぼちゃ』といった島野菜にも心惹かれるが…… “なんとなく想像がつく” という理由で泣く泣く除外。

その結果、生き残ったのは総勢11種類の島野菜たちである。ネットで情報収集しつつ、さっそく調理に取り掛かるとしよう。

・まずサラダ

さて購入した11種類のうち、5種類はサラダに加工できるようだ。

この記事内の調理法について、沖縄の方などから見れば「そうじゃない」と思われる部分もあるかもしれない。重ね重ね私は素人であるため、多少自己流となることをご容赦いただけると幸いだ。

まずヒョウタンにも似た茶色の『モーウィ』。見た目からは芋系の野菜を想像していたが、切ってみるとキュウリっぽい匂いがする。

皮とタネを取って薄切りにし、塩モミしておこう。

次は『サラダヘチマ』。ヘチマといえばスポンジのイメージしかなかったけど、売られている量を見れば沖縄ではかなりメジャーな食材であることが推測される。フカフカとした不思議な感触だ。

スーッと皮を剥くのがなんとも快感。輪切りにし、こちらも塩をふっておく。

続いて『サラダ用グァバ』。グァバもジュース等、加工品の印象が強い。

よく分からないので適当にスライスしておこう。ニンジンくらいの硬さがある。

それから『赤丸オクラ』はその名の通り、鮮やかな赤色が特徴なのだが……

なんと、サッと煮たら一瞬で緑色に変色し、普通の沖縄オクラになってしまった!!! ちなみに沖縄オクラは本州のオクラに比べて丸っこいのが特徴だぞ。

最後の『サクナ』は別名『長命草』と呼ばれ、食べれば寿命が伸びるとも言われている薬草らしい。コレは調理せずそのままいただこう。

盛り合わせればいかにも健康的な島野菜サラダの完成だ!

・そして揚げもの

油で揚げたいのは『うりずん』『島ニンニク』の2つ。

まず『うりずん』についてだが、以前お伝えした『沖縄てんぷら』に関する記事内において、東京ではどうしても『うりずん』が手に入らず断念したという経緯がある。

よって今回は『うりずんの天ぷら』リベンジといきたい。よく洗ってヘタを取り、衣をつけて油に投入。

揚げ時間はごく短めでOKだ。

それから本州で見るよりかなり小ぶりな『島にんにく』はそのまま素揚げ。

・さらに炒めもの

『カンダバー』という、ポケモンかプロレスラーみたいな名を持つ青菜はベーコンと塩胡椒で炒めものにしよう。

アクセントに島ニンニクも入れたら……

中華料理風な『カンダバー炒め』の出来上がり。

・最後はデザート

残った3種類は果物なのでそのままデザートに。

真っ赤な『レンブ』は沖縄のほか、マレーシアや台湾でも栽培されているらしい。

『カーブチー』は小さめのミカンといった雰囲気。皮ごと切ればさわやかな香りが広がる。

最後の『島バナナ』はモンキーバナナに近いものだろうか? 一房300円とは、大きさを考えると一般的なバナナの数倍の価格。鮮やかなグリーンでいかにも南国っぽい。

お皿に並べると……

おぉ! なかなかSNS映えしそうな雰囲気〜!

・いざ実食

それでは11種類の島野菜を食べ比べ、個人的にランクづけをさせていただきたいと思う。全て初体験の食材であるため、あくまでも第一印象だということをお断りしておきたい。

【超オススメ】

・モーウィ

・うりずん

・カーブチー

まず “ウマさ” と “斬新さ” を併せ持っていたのが『モーウィ』と『うりずん』だ。モーウィはキュウリに近い味ながら歯ごたえが段違い。うりずんはインゲン風ながら適度なクセと食感があり、個人的にはインゲンより断然好みである。

また『カーブチー』が思ったより酸っぱくてビックリしたが、顔をしかめるほど強い酸味ではない。「酸っぱいものが食べたいけどレモンは酸っぱすぎる」という人は、カーブチーをかじればちょうどいいのではないだろうか。飲み物に入れたり料理に添えてもよさそう。

【けっこうウマイ】

・カンダバー

・赤丸オクラ

・島ニンニク

『カンダバー』はほんの少しぬめりがあり、ホウレンソウと空芯菜の中間といった感じ。『赤丸オクラ』と『島ニンニク』は本州のものとあまり違いが分からなかった。この3つは変わったものが苦手な人もおいしく食べられるはずだ。

【好みが分かれそう】

・サラダへちま

・レンブ

・サラダ用グァバ

『サラダへちま』を口に入れた瞬間、なんとも言えない “ヘチマ感” が口いっぱいに広がった。このモヤモヤとした食感がダメな人はダメかもしれないが、もしかするとドレッシング等をかければ全然違うのかもしれない。

『レンブ』もまた食感が独特だ。赤タマネギのようにシャリシャリしており、しかし水分が全然ないためスカスカに軽い。『サラダ用グァバ』は非常に硬く、梨などを食べた際の “イガッと感” を100倍にした感じの後味が残る。どれもクセが強く、ハマる人は大ハマりするかも?

・意外なアイツが……

ちなみにただの葉っぱにしか見えなかった『サクナ』だが、これがなんと、完全に葉っぱであった。子供の頃に庭でかじった葉っぱそのもので、少し苦いが食べられないほどではない。「健康によい」と言われたらむしろ全然食べます! といった感じのポジションだ。

そして今回ダントツの最下位は……あまりにも意外なのだが『島バナナ』である。

サトウキビのごとく硬い皮をバリバリとむけば、これまたヤングコーンのごとく硬い果実が出現。食べてみたら……甘みゼロ! 激しい渋味! ガリガリの歯ごたえ! 正直とても食えたもんじゃねぇ……

バナナと油断して何の下調べもしていなかったのだが、ひょっとして島バナナとは料理用の食材なのだろうか? 慌てて調べてみたところ、どうやら島バナナは購入後に自宅で『追熟』させるのが常識だったらしい。

つまり今回購入したグリーンのバナナは、ここから数週間後に食べごろをむかえることになる。私の沖縄旅行は残り1週間……果たして最終日までに島バナナは甘くなるのだろうか? 文化の違いを痛感しつつ、じっとバナナの成熟を待ちたいと思う。

ここでご紹介した他にも、沖縄には多くの謎めいた野菜や果物が存在している。糸満市以外でも多くの道の駅や直売所が点在しているので、現地を訪れた際はぜひ探してみてほしい。

参考リンク:JAおきなわ うまんちゅ市場
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【超簡単】『沖縄天ぷら』って何? 沖縄県人の指導で作ってみた結果 → 天ぷら作りの概念が破壊された

『サーターアンダギーミックス』が超ウマい! という件については以前の記事で力説させていただいた。その想いは遠く海を越え沖縄へ……このたび、なんと製造元の沖縄製粉からお中元をいただいてしまったのである! フゥー! ラッキーラッキー♪

箱の中身は様々な “ミックス粉” の詰め合わせ。中でも異彩を放っていたのは『沖縄風 てんぷら粉』なる商品だが……はて “沖縄天ぷら” って何だっけ? そういえば沖縄ではオヤツに天ぷらを食べると聞いたような気もする。何か特殊な天ぷらなのかしら?

・中の人に聞いてみた

そもそも沖縄ではどんな具材を天ぷらに使用するのだろう? ラフテー? グルクン? まさか海ぶどう……? 天ぷら粉のパッケージにはおいしそうな天ぷら画像がプリントされているのだが……

何の天ぷらなのか分からん……!

沖縄の人にしてみれば「こんなの一目瞭然サ〜」ってなもんかもしれないが、天ぷらの切り方や盛り付け方も東京のそれとは明らかに違う。かろうじて “インゲンっぽいもの” があることは分かるけど、ひょっとしたら『沖縄インゲン』とかなのかもしれないしなぁ?

沖縄は “日本で一番外国に近い日本” だ。考えたって分からんもんは分からん。ここは潔く天ぷら粉を製造している沖縄製粉に「教えてくれ」とお願いしてみることにしたぞ。もしもし? 突然ですが沖縄天ぷらによく使用する具材を教えてください!

広報さん「そうですね、オーソドックスなところではイカエビいもいんげん豆おくらなどでしょうか。もずくウインナーウムクジ(芋くず)うりずん豆などもよく使用しますが……東京の人にはあまり馴染みがないかもしれませんね」

──後半が少し「え?」ってなりましたけど……ところで沖縄では、天ぷらが “おやつポジション” だって本当ですか?

広報さん「はい、そうです。特に学生さんが学校帰りに食べていますよ。おやつ感覚で日常的に食べるほか、お盆、お正月、お彼岸などの行事にも欠かせません」

・沖縄食材ゲットなるか

沖縄製粉の広報さんに教えてもらったもののうち、『ウムクジ(芋くず)』と『うりずん豆』なる食材については正直存在自体を知らなかった。都内の沖縄食材店をいくつか回るも、残念ながら「取り扱いがない」との答えだ。

調べたところ『ウムクジ』とは紅芋(または芋)の粉末、『うりずん豆』は熱帯地方原産の豆らしい。せめて紅芋をと探すがこの日は発見できず…… “沖縄っぽい” という以外に共通点はないけれど、どうか『ゴーヤ』で代用することをご容赦いただければと思う。

物産館でかろうじて『沖縄のもずく』はゲットできました。

・天ぷらの常識を破壊

それではさっそく調理を開始……する前に、数ある調理法の中で “天ぷら” がいかに難しいものであるかをご説明しておかねばならない。代表的な理由は以下の3点である。

・ベチャベチャと油っぽくなりがち

・なのに短時間で水っぽくなりがち

・油が跳ねてヤケドの危険大

そんな苦労のすえ天ぷらを作ったお母さんに対し「ベチャベチャしてる」などと言い放つ輩は、「1人で勝手に『てんや』行って来い」である。とにかく天ぷらはと〜っても難しいのだ。最近は天ぷら粉が進化して多少楽になったが、それでも火加減、水加減、揚げ時間など、ひとつでも間違えると大惨事になることも。

通常天ぷらを作る際、粉をとくのに “冷水または氷水” を使用することがセオリーとされているのはご存知の通りだ。しかし『沖縄風 てんぷら粉』の場合は……

広報さん「コツは内地の天ぷらと違って、常温の水で仕込み、泡立て器でしっかりと混ぜ、具材にたっぷりと生地を付けて揚げることです」

ウ〜ム、水はむしろ常温が正しいのか。 “粉と水が完全に混ざらないように” とするレシピも多い中、 “しっかり混ぜちゃって” と言い切ってくれるのは嬉しいなァ。

また “衣は薄くカリッと” が美徳と信じてきた者にとって「たっぷりと衣をつけて」ってのは斬新だ。これなら油の中で衣が分離する心配なし。とにかく材料を混ぜて油に放り込む! 非常に分かりやすくて良い。

あとはキツネ色になるのを待つだけだ。

・モチッとしてる

衣の水分が少ないためか、普段より油ハネも少なかった気がする。さっそく完成した天ぷらを天つゆに……つけそうになるのをグッとこらえて、そのままいただいてみよう。沖縄製粉の人いわく「衣に味がついている」らしいのだ。

まずは王道『エビ』の天ぷらを一口……ムムムッ!

衣に確かな塩分アリ!!!

なるほど……ここまでしっかりと味がついていれば、何もつけなくてもおいしく食べることができる。カロリーさえ気にしなければ、おつまみとして衣だけ食べるというのもアリかも。

それから意外性のある『ウインナー天ぷら』だが、「逆になぜ今までやらなかったのか」と感じるほどマッチしている。 “おやつポジション” というのもメチャ納得だ。

さらに沖縄ではウスターソースにつけて食べるという県民も多いのだそう。天ぷら、ついにジャンクフードの領域へ……!

・男たちも試食

いっぱい作ったので当サイトのメンバーたちにも試食してもらうことにした。普段料理をするイメージのない私がこんなに立派な天ぷらを作ったなんて、さぞかしビックリすんのやろな〜!

食べてみるがいいサ〜!

佐藤「うん、普通にうまい」

ジュン「…………普通においしい天ぷらですね」

・君たち何も分かってないな

回答を聞いた私は、彼らが天ぷら作りの苦労を知らないと確信した。『普通においしい天ぷら』がどれだけスゴイか、全然分かっていないようだな君たちは……! しかしながら、普段よく料理をするという田代記者の回答だけは一味違っていた。ここに一語一句違わずご紹介しておこう。

田代「普段よく食べるサクサクの天ぷらとは違う、もっちりとした食感が面白いですね! イカやソーセージなど肉厚な食材との相性が良さそう! それにしても、これだけしっかり衣をつけた状態で揚げるのは難しそう……亀沢さん、大変だったでしょう?

ウム、100点!!!

『沖縄風天ぷら』は “すごく斬新” だったり “衝撃的なおいしさ” といった類のものではないのかもしれない。だが「誰にでも簡単にいつもの味を再現できる」って、実は一番スゴイことなんじゃないだろうか。

おまけに冷めてもベチャベチャにならない『沖縄風 てんぷら粉』は、通販や沖縄食材を扱う店などで購入可能だ。ちなみに本日7月23日は「天ぷらの日」。たまにはいつもと違う “沖縄風” を試してみるのもイイかも?

参考リンク:沖縄製粉ホームページ
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【沖縄感動ストーリー】離島に住む子供たちは中学卒業後に親と相撲を取り本島へ旅立って行く

【沖縄感動ストーリー】離島に住む子供たちは中学卒業後に親と相撲を取り本島へ旅立って行く

はやいもので2013年ももう2月となり、学生たちが受験でとても忙しいシーズンになった。

もちろんすべての学生や親たちにとって大事な時期なのは間違いないが、そのなかでも特に感動的なイベントといわれているのが、沖縄県の離島に住む受験生親子の「十五の春」である。

十五の春といっても別に盗んだバイクで走り出すわけではなく、離島には小中学校はあるものの高校は無く、進学する場合は沖縄の本島に一人暮らしをするか親類の家から通わなければならない。

仕方の無いことではあるのだが、まだ若い自分の子供を自分の目の届かないところへ送り出すのは、親にとって非常に勇気のいること。もしかすると子供が感じる不安より、親が感じる不安のほうが何倍も多いかもしれない。

そこで離島に住む人たちは「十五の春」というイベントで、男子は父親と相撲を、女子は母親と腕相撲をし親を負かすことで「こんなに強くなったのなら、家から巣立っていっても心配はいらないはず!」と涙ながらにしばしの別れを決心するのである。

もちろん一人暮らしをするのだから受験費用以外にもお金が相当かかるわけで、文部科学省が2013年度から離島出身高校生を援助する「離島高校生修学支援事業」の支給額を現行の1人当たり年額15万円から24万円へ増額を検討していたり、琉球大学教育学部で離島進学の実態が紹介されたりと、離島に住む子供たちの支援も年々手厚くなってきている。

また、沖縄ファミリーマートでは離島(粟国・渡名喜・北大東・南大東・多良間の5島)の島の恵みをビンに詰めた『おくなわ 特産・離島便』を店舗・数量限定で発売し、1ビンにつき30円を「15の春基金」として離島出身の就学生支援のために寄付するなど、沖縄県の企業も応援する姿勢を見せているようだ。メチャいい話シーサーだなー!

ちなみに記者も『おくなわ 特産・離島便』を手に入れたので食べてみたのだが、これがまた絶品! 粟国島で獲れる唐辛子と塩は塩コショウの代わりに肉にかけるとちょっと変わったオリエンタルな味わいになり、かなり美味しかった。沖縄に行かないと手に入らないので、今後通販で買えたらいいのに…。

なかなか都会に住んでいると想像が付かないかもしれないが、きっと離島に住む親子にとって「十五の春」は結婚に匹敵するぐらいの一大イベントなのだろう。なにはともあれ、頑張れ沖縄の離島に住む受験生たち!

情報提供:沖縄離島ガイド・プロジェクト おくなわ


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北朝鮮ミサイルが沖縄上空を通過しても「極めて遺憾」で済ます日本政府 / 国民の声「遺憾の意と称する事実上の沈黙」

北朝鮮ミサイルが沖縄上空を通過しても「極めて遺憾」で済ます日本政府 / 国民の声「遺憾の意と称する事実上の沈黙」

2012年12月12日、北朝鮮が発射した長距離弾道ミサイルと思われる機体が、沖縄上空を通過して太平洋フィリピン沖に落下した。この件について日本政府は「極めて遺憾」と発表し、マスコミ各社が報じている。

日本国民からは「また遺憾の意で済ますのか」との声が出ており、怒りを通り越してあきれている人もいるようだ。以下は、日本政府の「遺憾の意」に対するインターネット上の声である。

・日本政府に対する国民の声
「遺憾の意とかもういいから」
「遺憾の意と称する事実上の沈黙」
「どうせ遺憾の意を表明して終わりだと思う」
「発射は遺憾って恥ずかしげもなく言っちゃうんだ」
「遺憾とか抗議って具体的になにするんだろうか?」
「極めて遺憾です。 ってどれくらいなのよw」
「極めて遺憾。変な言葉。めちゃくちゃイカンでしょ!! こんなの!」
「今回も遺憾の意きたのか、相変わらずの対応でむしろ安心したわw」
「また極めて遺憾! の一言で終わるんちゃうやろな」
「遺憾の意が多用されすぎて本当の意味を見失う」
「しっかし遺憾の意と厳重抗議しか出来ないのが情けない」
「遺憾の意って言っておけば全て許されたらいいのに」
「極めて遺憾って言葉はもう聞き飽きたよね!」
「今回も遺憾の意を表明して終わりですかねぇ?」
「遺憾で終わる」

……という声が出ている。日本にとって「遺憾の意」は非常に使いやすい言葉といわれており、「他国の気持ちを逆なでせずに抗議する」という意味が込められているとされている。

確かに便利な言葉かもしれないが、もしかして日本にミサイルが着弾しても「遺憾の意」になるのだろうか? 今後の日本政府の対応に注目が集まっている。


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