【気を付けろ】1本あたり約27円! コストコの「オリジナル炭酸水」がメチャメチャ安い!! ……んだけど

会員制スーパー、コストコに並ぶ商品は「大容量だけどメチャメチャ安い」が基本形である。例えば大人気のパン「ディナーロール」は36個入りで税込み価格は458円。1個当たりの価格は約13円ということになる。こんなにいらないよ……と思いつつも、ついついカートに入れてしまう圧倒的安さ。これこそがコストコの真骨頂だ。

そういう意味でコストコの「オリジナル炭酸水」も、あまりの安さに手が出やすい商品であろう。なにせ1本あたりの価格は驚異の約27円。私、P.K.サンジュンも「安すぎィィィイイイ!」と浮かれて購入したのだが、悩んでいる人はちょっと話を聞いて欲しい。というのも……。

・衝撃的な安さ

一般的なスーパーで500mlサイズの炭酸水を購入する場合、どんなに安くても通常は60円くらいする。私が普段から愛飲している「ウィルキンソン炭酸」は近所のスーパーで税抜き78円がデフォルトで、それでもかなり安いのではあるまいか? これまで78円のウィルキンソンを高いと思ったことは1度も無い。

ところが、である。コストコで目にした炭酸水は40本入りで税込み価格は1078円。なんと1本あたり27円弱なのだからド肝を抜かれるのも無理はないハズ。正直「これまでの78円は何だったのか……」と頭をよぎらざるを得なかった。

・しかもカークランドシグネチャー

このオリジナル炭酸水、正式な商品名は「カークランドシグネチャー スパークリングスプリングウォーター」という。おわかりのように、コストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」の商品であったことも、私が購入を即決した大きな理由だ。

なぜなら「赤ワイン」や「クラフトビール」など、これまでカークランドシグネチャーで外したことは過去になかったからである。コストコ様が絶対の自信を持ってオススメするプライベートブランド、それが「カークランドシグネチャー」である……ハズだった。

・オススメしない2つの理由

さて、ここで結論を申し上げてしまおう。仮に私が友人に「スパークリングスプリングウォーターどう? 買った方がイイ?」と聞かれたら、率直にオススメはしない。その理由として以下のような説明をするだろう。

1点目は「結構クセがあるよ」ということ。そう、同商品は過去にあまり味わったことがない独特のクセがある。原産国・イギリスの水のせいなのか? それとも元々こういう仕様なのか? 理由はハッキリわからないが、国産の炭酸水には無い独特のクセがあることだけは間違いない。

もう1点「あんまり炭酸が強くないよ」とも言う。先述のように、私がウィルキンソンの強炭酸慣れしてしまっていることが最大の理由ではあるものの、スパークリングスプリングウォーターは決して炭酸が強くない。体感としては “微炭酸” くらいの感覚だから、バチバチの強炭酸とは雲泥の差がある。

以上が「カークランドシグネチャー スパークリングスプリングウォーター」をオススメしない個人的な理由だが、逆に言うと「クセが気にならず」「むしろ微炭酸好き」な方にはドンピシャでハマる商品であろう。なにしろ1本あたり約27円である。ハマれた人にとっては僥倖(ぎょうこう)でしかない。

・合わないとなかなかツライ

本来なら試飲してから購入するかを決めて欲しい商品だが、なかなかそうもいかないのがツラいところ。クセについてはクセとしかお伝えできないが、炭酸が強くないことは確かなので、購入を検討している方は「炭酸が強くないらしい」ということだけでも覚えておくといいだろう。

というわけで、「カークランドシグネチャー スパークリングスプリングウォーター」については私のように安さに飛びつく前に、1度熟考をオススメしたい。クセが弱めで強炭酸なら爆買いするんだけどなぁ……。当面はウィルキンソン炭酸で生きていきます。

オススメ度(☆5中): ☆☆(激安ではあるが……)
また買う度(☆5中): ☆(自分には合わなかった)
オススメシチュエーション:むしろ微炭酸好きな方にはいいかも。クセも頭に入れておこう

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



【コスパ最強】コストコの『クラフトビール24本セット』がスゴすぎた / 酒好き「これで1本207円は奇跡が起きてる」

ここ数年、コストコに足繁く通っている私(P.K.サンジュン)だが、あまり得意ではないジャンルがある。ズバリ、アルコール類だ。自身が晩酌しないこともあり、基本的に酒コーナーはスルーしていたのだが「1000円以下の赤ワイン飲み比べ」をして考えが変わった。

どうやらコストコはアルコール類もかなり有能……っぽい。特にコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」は超有能……っぽい。そんな時だった、コストコで『クラフトビール24本セット』を発見したのは──。これはもしかしたらもしかするぞ……!

・カークランド、マジ有能説

ワインの飲み比べ以来、私は「カークランドシグネチャー」に絶対の信頼を寄せている。コストコに限らず、PB(プライベートブランド)はコスパに優れた商品が多い。なにせ自社ブランドの冠を背負っているのだ、一定以上のクオリティがあると考えるのが自然だろう。

特に「カークランドシグネチャー」はスゴイ。ワインの飲み比べでは10本中3本がカークランドシグネチャーだったが、そのうち2本はワンツーフィニッシュ。残り1本も5位に食い込んでいたから、いよいよ「カークランド本当に有能説」が現実味を帯びてきた。

そんな中、コストコで発見したのが『クラフトビール24本セット』である。正式な商品名は「ハンドクラフティッドビール」で、4つの味のクラフトビールがそれぞれ6本入り。内容量は354mlで、1ケース4958円だ。1本あたりの価格は約207円ということになる。

・クラフトビールが1本約207円

普段は晩酌しない私でも「クラフトビールは高い」ということくらい知っている。1本400~500円はあたり前で、モノによっては1000円くらいするケースも珍しくない。それが1本あたり207円とか……! この時点でコスパはとんでもなく高い。

とはいえ、大切なのはあくまで味。微妙なビールを24本も同時購入してしまったら泣くに泣けないハズ。『クラフトビール24本セット』の味を確かめるのは、もはや我々ロケットニュース24の使命ではないか? というワケで、リスクは承知で「ハンドクラフティッドビール」を購入した。

クラフトビールを試飲するのは、当サイトが誇る酒好きの3名だ。最近、酒にだけはメチャメチャいいコメントをすると発覚した篠宮を筆頭に、みなアルコールには目がない。飲む機会が何かと多いビールだけに、芯を食った評価が期待できそうだ。

・セッション IPA

「香りがイイ。後から来る苦みもイイ」「まさにIPA」「クラフトビールの王道」……などなど、総じて評価は高かった。やや軽い飲み口が特徴なので、ハンバーガーなどと合わせて飲みたい1本だ。

・アメリカンペールエール

「フルーティーな飲み口でキャラメルのようなコクがある」「ダイレクトな苦みが好き」「これもクラフトビールの王道。クセはあるけどそれがイイ」と、こちらも概ね満足度は高かった。あえて冷やさず、常温で飲んでも美味しい

・インディア ペールエール

「グレープフルーツのような苦みと酸味」「後味の苦みがかなり強くてイイ」「典型的なクラフトビール」と、こちらも高評価連発。力強い味わいなので、料理と合わせず単品で飲んでも満足度の高い1本である。

・ピルスナー チェコスタイルラガー

「4本の中では1番おとなしい」「クセもあるにはあるが全体的にスッキリしている」「日本のビールに1番近い」という評価だったピルスナー。コメントにある通り日本のビールに1番近い味わいなので、普段使いできそうな銘柄だ。

全てのビールに共通していたのが「これで207円ならかなり安い」ということ。それぞれが2度や3度ではなく何度も何度も「これは安いわ~」「奇跡的」と口にしていた。さすが安定のカークランドシグネチャー。『クラフトビール24本セット』は自信を持ってオススメだ。だって、クラフトビール1本207円で買えませんから。

・唯一の弱点

とはいえ、1つだけ弱点も記述しておこう。「ハンドクラフティッドビール」は全てビンなので、持ち運びするにはかなりの重量がある。加えて飲んだ後のビンも缶と比べると処理がやや面倒なので、そういう意味で手軽とは言い難い。不思議とビンの方が美味しい気もするが、念のためお伝えしておく。

というわけで、コスパ的には「最強」と呼ぶにふさわしい内容だったクラフトビール24本セット。ご自宅ではもちろんのこと、キャンプ前に1ケース買っておくとかなり重宝するハズだ。このコスパはコストコの中でも上位に来るのではなかろうか? カークランドシグネチャー、抜群の安定感である。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(味も価格も高評価)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(ビールが好きなら!)
オススメシチュエーション: 1箱だけでもかなり重いので、女性1人で買わないように。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
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【コストコの達人】1本あたり約83円! リトアニア産「ノンアルコールビール」を日本産と飲み比べたらこうだった

そろそろ日本に「ノンアルコールビール」が根付いて久しい昨今。テレビなどで「ノンアルコールビールの売れ行きは右肩上がり!」なんて耳にするが、なるほど確かに今ではほとんどの飲食店でノンアルコールビールを見かける。飲酒運転などあり得ないご時世、これも時代なのだろう。

そのノンアルコールビールは超人気会員制スーパー「コストコ」でも取り扱われている。驚くべきはその安さで、なんと568ml入りで1本約83円……! 350mlで1本140円くらいする大手メーカーのノンアルコールビールとは比較にならない安さである。果たしてコストコのノンアルコールビールはどんなものなのか? 確かめてみたのでご報告したい。

・未知すぎるリトアニア産

コストコで購入したノンアルコールビールの正式名称は「ウォルファス エンゲルマン(VOLFAS ENGELMAN)」という。原産国はバルト三国の1つ “リトアニア” で、568ml入りの缶が24本セットで税込価格は1998円。1本あたりは約83円になる計算だ。

リトアニアのノンアルコールビール事情はわかりかねるが、価格だけを考慮するとこれはかなり安い……いや激安と言ってイイ。なにせ、日本のノンアルコールビールは350ml入りで1本140円くらいが相場だから、内容量を考えればおよそ半額と考えていいだろう。

とはいえ、安かろう悪かろうでは話にならない。ここ数年、国産のノンアルコールビールは非常にクオリティが高く「気分を味わう1杯」としては十分すぎるほどよく出来ている。未知すぎるリトアニアのノンアルコールビールは、国産のそれと勝負できる完成度なのだろうか?

・国産ノンアルコールビールと飲み比べ

というわけで、今回はノンアルコールビールテイスト4年連続売り上げNo.1「アサヒドライゼロ」と、リトアニア産のノンアルコールビールを飲み比べてみることにした。ジャッジするのは普段からノンアルコールビールを飲んだり飲まなかったりする男性メンバー3人である。

で、飲む前に正体を明かしてしまうと先入観にとらわれる可能性があるため、今回はあえて名前を伏せることに。事前に伝えたのは「アサヒドライゼロ」と「リトアニア産のノンアルコールビール」ということ、あとは1本あたりの価格だけ。メンバーはどちらが先に出てくるのかを知らない。

・リトアニア産ノンアルコールビールの感想

それぞれが「そりゃわかるでしょ(笑)」と自信満々にコメントする中、まず飲んでもらったのはリトアニア産のノンアルコールビールである。以下で感想をご覧いただきたい。

・ちゃんとスパークリングしている
・かなりビール感がある
・ノンアルコールビールらしからぬ、クラフトビールのような香り
・軽めだけど飲みやすい
・独特の後味がある

共通していたのは「ノンアルコールビールとして完成度が高い。ウマい。余裕でアリ」ということ。どうやら3人のうち2人は、こちらが「アサヒドライゼロ」だと思っていたようだ

・アサヒドライゼロの感想

お次に飲んでもらった「アサヒドライゼロ」は、意外にも評価が割れた。以下で3人の感想をまとめてご覧いただこう。

・1本目とは全然違う
・炭酸が強い
・ビールにしようとしていない
・いや、かなりビールに近い
・ビールというよりシードル(りんご酒)っぽい感じ
・ビターな飲み口

あくまで個々人の感想ではあるが、意外にも「クセが強い」という意見が多かった。当然「ノンアルコールビールとしては上々」との意見であったが、3人のうち2人は「個性的な味」と受け取ったようだ。なお、最後に答えを明かした際、2人は「マジで!?」とビックリしていたことを記述しておく。

・味も価格も高評価

結論を申し上げると、価格・味・内容量を総合的に判断した結果、3人全員が「リトアニアのノンアルコールビールで全然イイ」という意見で一致した。意外と言っては失礼だが、実際にはかなりの高評価だったのでコストコ会員の方はぜひ参考にしていただきたい。

というわけで、コストコのリトアニア産ノンアルコールビールはかなり優秀な商品であった。興味があってもこれまで手が出せなかった人は1度試してみてはいかがだろうか? 味も価格も高評価、残る問題は「ノンアルコールビールをそんなに飲むのか?」ということだけである。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(味も価格も高評価)
また買う度(☆5中): ☆☆☆(普段からノンアルコールビールを飲むなら)
オススメシチュエーション: 結構な容量なので、ノンアルコールビールが好きな人とシェアするといいかも。

参考リンク:コストコ公式サイトアサヒドライゼロ
Report:P.K.サンジュン
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コストコでも滅多に見ない「ラム肉」を初めて発見! 気になるお味は…!!

超人気会員制スーパー、コストコ。広大な店内には多くの商品がズラリと並んでいるが、実はなかなか巡り合えないものも意外と多い。人気で品薄なのか、それとも店舗によって取り扱いがないのか? 詳細はわかりかねるが、私(P.K.サンジュン)にとって「コストコのラム肉」はまさにそんな存在であった。

ところが、つい先日コストコに出かけたときのこと──。生鮮食品売り場でふと目をやると、そこには「ラム肩ロース」の文字が。キタ……ようやくキタ! 月1ペースでコストコに出かけることおよそ3年。ついに念願のラム肉と出会ってしまった。気になるお味はというと……!!

・全然見なかった

ラムもマトンも大好物、おそらく前世がオオカミだった私は、かなり前から「コストコでラム肉売ってるよ」と耳にしていた。スーパーなどでラム肉の扱いはほとんどなく、気軽に買える食材とは言い難い。もしコストコでラムが買えたら最高じゃん……! 当初、私は無邪気にそう思っていた。

だがしかし、通えども通えどもラム肉は見当たらない。土日がダメなのか、それともいつも行く店舗で取り扱いが無いのか? 肉コーナーは毎回欠かさずチェックしていたが、結局ここ2年ほど、私がコストコでラム肉に巡り合うことはただの1度も無かった。……のだが!

先日、いつもの店舗とは違うコストコ(海浜幕張店)に出かけたところ「ラム肩ロース」の文字を発見! わずか3パックではあったものの、紛れもなく「コストコのラム肉」がそこにはあった。やっと……会えたね。ついに私はコストコで、念願のラム肉と出会ってしまったのだ。

・手頃な牛肉くらいの価格

さて、購入したのはオーストラリア産の「チルド ラム肩ロース焼肉」で、100グラム当たりの価格は税込258円。コストコで同じ価格なら牛ステーキ肉が買えるから、チルドとはいえやや割高な印象は否めない。相当なラム大好きっ子じゃない限り、牛肉を選んでしまう人が多いハズだ。

高価な理由はおそらく「チルド」であろう。冷凍ではなくギリ冷蔵のチルドは、食材を美味しく保つ代わりにそれなりにお値段は張る。牛や豚と比べて鮮度が重要とされる羊肉ならではの保存方法ではなかろうか。

で、「チルド ラム肩ロース焼肉」にはその名の通り、焼肉サイズにカットされたラム肉が入っている。今回は素材そのものを味わうため、なるべくシンプルに塩コショウだけで食べてみることにした。フライパンに油を引き、両面を焼けば準備完了だ。

・メチャメチャ柔らかい

食べて驚いたのは、その柔らかさである。それなりに厚切りのラム肉なのに、とにかくとにかく柔らかい。柔らかさだけに関していえば、名店とされるジンギスカン専門店と同等、もしくはそれを凌ぐほどの柔らかさであった。ここまで柔らかいラム肉はなかなかない。

一方で、ラム特有のクセについては強くはないがそれなりに感じた次第だ。おそらくラムが苦手な人だとなかなか厳しいレベルで、名店と比べるとクセは強い。ジンギスカンのタレなどで食べるとそれなりに紛れるが、それでも隠し切れないクセはある。

・クセはそれなりにある

とはいえ、ラム好きな人ならばむしろ美味しく感じる程度のクセであり、柔らかさとの総合的な満足度は非常に高い。ラム好きならば買って後悔なし、個人的にもまた巡り合えれば必ず購入する。お願いだからいつでもどこでも販売しているようにしてください……!

一点、 せっかくのチルドなので購入した後はなるべく早く食べ切って、冷凍保存しないことをオススメする。1パック600~700グラム入りなので、大人が2~3人いれば余裕を持って食べ切れるサイズだ。というか、ウマいから余裕でイケる。

というわけで、念願だったコストコのラム肉は、感動的な柔らかさが印象的であった。経験上、しょっちゅう巡り合えるワケではないが、マメなチェックをオススメしたい。先述のように、ラム肉好きならば買って後悔することは無いだろう。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(ラム好きならぜひ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(あったら100%買う)
オススメシチュエーション: 1家族でも余裕でイケる。せっかくのチルドなのでお早めにどうぞ!

参考リンク:コストコ公式サイト
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【コストコの達人】即買い推奨! アメリカ発「ポップコーナーズ」はマイベスト菓子ランキングが変わる衝撃のウマさ!!

本来なら『ポップコーナーズ』だけは、最後の最後までご紹介したくなかった。というのも、コストコで販売されているこのアメリカのお菓子はただでさえ品薄が続いており、記事になって多くの人が気付いてしまった場合、私(P.K.サンジュン)が買えなくなる可能性があるからだ

だがしかし、1人のライターとして、そしてお菓子大好き人間としてお知らせせねばなるまい……ポップコーナーズの衝撃的なウマさを。私の「My Best菓子ランキング」には、怒涛の勢いでポップコーナーズが食い込んできた。ジャンルは違えど “宇多田ヒカル級” の衝撃である──。

・売り切れ多発

バカでかい商品が、バカほど並ぶコストコは、当然ながら倉庫もバカほど大きい。たまに倉庫から店内に商品を運んでいる様子を目にするが、基本的にはフォークリフトがあたり前。一般的なスーパーでは考えられないスケールの大きさである。

何が言いたいのかというと、それだけバカでかい倉庫があるにもかかわらず『ポップコーナーズ』はしょっちゅう売り切れている人気商品だということ。個人的な体感だとポップコーナーズに巡り合える確率はジャスト5割。単純に2回に1回しか見かけない計算だ。

コストコで売り切れている商品といえば、ヨーグルトの「オイコス」くらいしか思い浮かばないから、やはりポップコーナーズはそれなりに知られてしまっているお菓子なのだろう。それも致し方あるまい……衝撃的なウマさなのだから。それにしてもオイコス、もうちょっと仕入れていいと思うんだけどな!

・コーンのお菓子

で、はお察しの通り『ポップコーナーズ』は、ポップコーンに似たトウモロコシが原料のお菓子である。とはいえ、ほとんどの日本人は “食べたことが無いジャンル” と言い切ってイイ。特に未体験ゾーンなのは、その食感だ。

擬音にするとどうしても「サクサク」になってしまうのだが、このサクサクはただのサクサクではない。大げさにいうと「しっとりサクサク」とでも言うべきだろうか? 本来なら相反するウェッティな “しっとり” と、クリスピーの “サクサク” が驚くことに共存しているのである。

具体的に “しっとり” の部分は、ポップコーンの白い部分を思い出して欲しい。歯に触れた瞬間、あの白がクッション的な役割を果たしつつ “しっとり” を演出、その後のサクサクにバトンを渡す。これまでの私の人生に登場したことが無かった、まさに “新食感” である。

・グレートアメリカン

さらに味も最高オブ最高。いわゆる “スウィーティー & ソルティ” の無限に食べ続けられる系の味付けで「サラッとしたハッピーターン系」と言ったら伝わるだろうか? とにかくメチャメチャ後引く味わいのため、数枚で終わることは絶対に無理。ハッと我に返るまで半永久的に食べ続けてしまう。

おそらくこれから何百年が経とうとも、日本でポップコーナーズが誕生することは無かったハズ。ポップコーナーズはアメリカ人のコーン菓子に対する並々ならぬ情熱が生み出した、ある意味で “アメリカの結晶” だ。真面目な話、ポップコーナーズを知ったあの日以来、アメリカへの感謝が止まらない。

というわけで、もしコストコでポップコーナーズを発見したら、自信を持って即買いをオススメする。1袋567グラム入りで税込み価格は768円。かなりのボリュームだがマジのマジでこいつはウマい。ビビることなく買ってみよう。もし余ったら俺が食べます。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(食べないで死んだらもったいないレベル)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(あれば100%買う)
オススメシチュエーション: 1袋の大きさに最初はビビるが問題なし。1家族で……いや、1人でも食べ切れる。

参考リンク:コストコ公式サイト
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コストコの「じゃがりこ」は結局どれくらい安いのか? コンビニやドラッグストアと比較したらこうだった

コストコに出かけると金銭感覚がややおかしくなる……そんなコストコ会員は多いハズ。どの商品も「大容量だけど最小単位にするとリーズナブル」が基本になってくるため、普段コンビニやスーパーで買い物をするのとは計算方法が異なるためだ。

それでもまだ「コストコでしか買えない商品、買わない商品」については感覚が掴みやすい。問題はコンビニやスーパーなど、コストコでなくとも買える商品である。例えば、ドーンと箱売りされているカルビーのじゃがりこ。結局、コストコで買うといくらくらい安いのだろうか?

・お馴染みのお菓子たち

ここでしか買えない商品、もしくは他では滅多に見ない商品がズラリと並ぶコストコであるが、実はコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで普段からよく見かける商品もかなり多い。特にお菓子コーナーにはお馴染みの顔ぶれが所狭しと陳列されている。

ハッピーターン、柿の種、ベビースター、ブラックサンダー、たべっこどうぶつ……などなど、定番のお菓子がそれぞれ巨大サイズで販売される中、ひと際気になるのがカルビーの「じゃがりこ」だ。

・じゃがりこの安定感

なにせ「じゃがりこ」の安定感はハンパではなく、あっても絶対に困らないお菓子の代表格である。正直、他のお菓子ならば持て余す可能性もなくはないが、じゃがりこならば確実に最後まで食べ尽くせるハズ。それくらい、じゃがりこの「万人受け度」及び「いつでもイケる度」は高い。

とはいえ、普段はせいぜい1~2個を買う程度で、ケース単位でじゃがりこを購入している猛者は少ないことだろう。これはじゃがりこに限ったことではないが、コストコで販売されているケース単位のお菓子は、結局いくら安いのかを見失うことが多々ある。

というわけで、今回は冷静に「コストコのじゃがりこはいくら安いのか?」を調べてみることにした。比較するのはコンビニドラッグストアで、いずれもじゃがりこを購入する機会が多い店だ。

・コストコは1つあたり約84円

まず、コストコのじゃがりこは1ケース12個入りで税込み価格は988円。1個あたりの税込み価格は、約84円ということになる。さすがコストコ、安定の安さといえよう。

次に定価販売が基本のコンビニだと、じゃがりこは1箱あたり税込み149円。当然ながらコンビニで購入すると割高であることは否めず、コストコの方が65円も安い。半額までとは行かないが4割引き以上のプライスダウンはかなり魅力的だ。

ただし、結論から申し上げると、もっともお買い得だったのは「ドラッグストア」である。ドラッグストアではアルフォートなどと並び目玉商品として販売されることの多いじゃがりこだが、何軒かを回った結果、最安値は「74円」であった。

つまり、コストコよりもさらに10円安いことになり、コンビニと比較すると半額以下の計算だ。結局のところコストコのじゃがりこは「コンビニよりもかなり安いが、メチャメチャ安いドラッグストアよりはやや高い」ということになる。ドラッグストアなどで1箱84円以下のじゃがりこを発見したら、ズバリ “買い” だ。

・84円以下なら買い

なお、今回比較したじゃがりこの内容量はいずれも60グラム入りであった。コストコに行くとついつい「ケースで〇〇円かー」と見てしまうが、特定の商品に関しては1個当たりの価格を頭に入れておくとイイだろう。2020年9月現在、コストコのじゃがりこは1箱あたり約84円。ぜひ、ご記憶いただきたい。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆(じゃがりこが大好きなら)
また買う度(☆5中): ☆☆☆(12個はやや場所を取る……)
オススメシチュエーション: コンビニで買うよりは断然安い! ただし、さらに安いドラッグストアもたまにある。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
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1本あたり約25円! 激安なのにイマイチ評判の良くない「コストコのさけるチーズ」と「雪印のさけるチーズ」を比較したらこうだった

ここ数年、月1のペースでコストコに通っていたら「新商品」と「定番商品」がわかるようになってきた。基本的に定番商品の評価は高いことが多く、元々がかなり安いだけにあまり悪い評価は見当たらない。評判がいいから定番商品になる……ごく当たり前の話である。ところが……。

かなり長いこと販売されている定番商品であるにもかかわらず、イマイチ評判の良くない商品に気付いてしまった。それが『フリゴ ストリングチーズ』である。アメリカ製のいわゆる “さけるチーズ” で、1本あたりの価格は驚異の約25円。個人的にも未体験の商品であったが、実際のところを確かめるべく意を決して購入してみることにした。

・コスパは最高なのに

先述のように『フリゴ ストリングチーズ』はアメリカ製のさけるチーズである。1パック48本入りで税込1198円。1本あたりの価格は驚異の約25円だから、普通に考えれば「ディナーロール」や「パンオショコラ」などと同じくらいチヤホヤされてイイ商品であろう。

ところが、チーズという特性もあってかカートに入れている人もあまり見かけず、また「コストコと言えばコレ!」的な話題になっても『フリゴ ストリングチーズ』の名を耳にすることは基本的にない。メッチャ激安なのにこの扱い……考えられるのはそう「味に問題がある可能性」だ。

私、P.K.サンジュン自身も今まで何度か購入を試みたが、同行した家族や知人たちに「イマイチらしいよ」とか「そもそもオススメと聞かない」などと言われ、結局1度も購入せず現在に至っている。正体不明の評判に流されるのは大変よろしくない……というワケで『フリゴ ストリングチーズ』に初挑戦してみることにした。

・雪印のさけるチーズと比較

さて、『フリゴ ストリングチーズ』をレビューするにあたり、日本におけるさけるチーズの大定番「雪印北海道100 さけるチーズ」を無視するワケにはいかないだろう。味や風味、食感などを雪印のさけるチーズと比較してお届けする。

まず、食感だがこれは明白な違いがあった。雪印のさけるチーズが精密機器のように規則正しくさけることに対し、コストコのストリングチーズは手でさく段階からかなりアバウト。むしろ最後まで一直線にさけないことも多かったから、雪印しか知らない人は「なんだこれ?」と思っても無理はない。

口に入れると、雪印が「キュッキュ」「シコシコ」とした食感ならば、コストコは「そこはかとなく弾力のあるチーズ」くらいにしか感じなかった。つまるところ、形状はさけるチーズでも、食感は「しっとり系のナチュラルチーズ」といった雰囲気である。

・食感も味も風味も全く違う

ところが、味自体はコストコに軍配が上がるのではないだろうか? というのも、雪印のさけるチーズは何より食感が命であり、純粋なチーズとしての深みやコクをあえて排除しているキライがある。雪印のさけるチーズにチーズのウマさを求めていない人は多いハズだ。

その点、コストコのストリングチーズはしっかりチーズである。雪印と比較すると塩分もやや強めで、風味もコクも強い。チーズとして考えた場合、味と風味に関してはコストコのストリングチーズの方が個人的には美味しく感じられた。

あとは値段であるが、コストコの1本あたり約25円に対し、雪印はおよそ110円。つまり、4倍以上の違いがあることになる。同じ「さけるチーズ」でも方向性がかなり違うので一概には言えないが、少なくともコストコのストリングチーズが無能とは思えなかった。むしろ超有能だ

・正直、かなり気に入った

とはいえ、日本人の99%以上は雪印のさけるチーズで育っていると思われるため、コストコのストリングチーズをさいた時点で「これじゃない!」となる気持ちは理解できる。高いけど規則正しく食感が最高な雪印を選ぶか、安くて美味しいけど食感はほぼないコストコを選ぶか、あとはご自身で判断していただきたい。

というわけで、あまり評判のよろしくない理由は理解できたが、個人的には何ら問題は無く、むしろまた1つ有能な商品を見つけて得した気分である。なにせ25円はコスパ高すぎるでしょ……! 興味がある人はぜひ1度試してみてはいかがだろうか? いつものじゃないけど、美味しいよ!!

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(全然アリ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(食べ切ったら買う!)
オススメシチュエーション: 48本入りだから、二家族以上でシェアするとイイかも。

参考リンク:コストコ公式サイト雪印北海道100 さけるチーズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



【コストコの達人】大人気『ロティサリーチキン』のアレンジレシピ! 骨を煮込んだ「カオマンガイ」が超絶品

コストコに出かけると、ついつい他のお客さんのカートに目が行ってしまう──。そんなコストコ会員はきっと多いハズ。ディナーロールやパンオショコラ、ヨーグルトの「オイコス」あたりはかなり頻繁に見かけるが、それらと同じレベルで目にするのが『ロティサリーチキン』だ。

丸々一羽の鶏をじっくりオーブンで焼き上げたロティサリーチキンは、なんと驚異の税込699円。もう1度言おう、丸っと一羽で699円である。そのロティサリーチキンを骨の髄まで美味しくいただくため、今回はタイ料理の定番「カオマンガイ」にアレンジしてみたのでご紹介したい。

・コスパ超最強

コストコ会員ならばおそらく1度は『ロティサリーチキン』を購入したことがあるハズ。リーズナブルな商品がズラリと並ぶコストコの中でも、同商品のコスパとインパクトはまさに圧倒的。コストコデビューした人が100%の確率で「ウソでしょ?」と絶句する、コスパ超最強商品である。

ボリュームについては当然として、調理の手間を考えたら699円はどう考えても安い……いや、安すぎる。コストコ内部のことはわからないが「ロティサリーチキンだけは採算度外視じゃー!」とヤケになっている可能性も否定できないほど、同商品は本気の本気でお買い得だ。

・確かに激安なんだけど

お味の方はと言うと、インパクト絶大なビジュアルとは裏腹に、意外と優しい味付けである。よく言えば飽きの来ない味である一方、悪く言えば刺激が足りない。また肉質は全体的にしっとり系ではあるものの、部位によってはややパサつきがあることも事実だ。

加えて、肉を解体する手間もあることから我が家ではせいぜい3~4回に1度のペースでしかロティサリーチキンを購入していない。コスパ最強であることは間違いないが、手間やボリュームを総合的に考えた場合、ロティサリーチキンをやや持て余してしまうからである。

どうにかしてロティサリーチキンを最後の最後まで美味しく食べ尽くせないものか……? そこで考え付いたのがタイ料理の定番「カオマンガイ」だ。これが試してみたところビックリ仰天! ガチで美味しいカオマンガイが完成してしまった。超簡単なレシピは以下でどうぞ。

・ロティサリーチキンカオマンガイのレシピ

【材料】
ロティサリーチキン: 1羽
米: 適量
にんにく: 1かけら
生姜: 1かけら
パクチー: 適量
スイートチリソース: 適量

【作り方】
1: ロティサリーチキンを分解。フォークやナイフだと効率が悪いので、洗った手で鶏肉をほぐす。

2: 肉を取り終えた骨を鍋に入れ、水を投入。にんにく、生姜、パクチーの根っこを入れて火にかける。

3: 沸騰してから5~10分煮続ける。アクもきっちりすくう。

4: ザルでスープをこして、冷ましておく。

5: 米を洗って炊飯器にセット。スープで米を炊く。

5: 米が炊きあがったら炊飯器に鶏肉を投入。米と一緒に蒸らす。

6: 20~30分経ったら器によそい、パクチーをトッピング。お好みでスイートチリソースをかけて食べる。

・米は絶対に硬めで

少々項目は長いが、要するにロティサリーチキンの骨でとったスープで米を炊くだけの料理である。ポイントはとにかく米を硬めに炊き上げること。カオマンガイは水分が多いと美味しくないので、芯が残らないギリギリの硬さを目指してスープをセットしよう。もちろん、タイ米などを使ってもOKだ。

また、スープだけを飲んで万が一旨味が足りないと感じた場合は、少量の鶏がらスープなどを追加するとイイだろう。スープの旨味が濃い必要はないが、薄すぎるとお米が美味しくない。その他、何が何でもパクチーが必要なワケでもないので、細かい点はお好みで調節して欲しい。

肉の分量も適当だが、今回は米2合に対し1 / 4ほどの肉を使用した。また、肉はあえてパサパサの部分でOK。パサパサでも蒸らすと口当たりがジューシーに仕上がるので、元々ジューシーな部位はそのまま食べて、ややパサつきがある部位をカオマンガイにするといいハズだ。

ある意味で骨の出がらしから取ったとは思えないほど、カオマンガイは鶏の風味豊かに仕上がっていた。「コストコのロティサリーチキンは安いけど……ねえ?」という方にこそ、ぜひお試しいただきたい。繰り返しになるが、米は硬めに炊き上げよう

というワケで、ただでさえ安い699円のロティサリーチキンを、骨の髄まで楽しめるカオマンガイのレシピ。我が家では子供も大喜びで食べていたので、気になる方はコストコでロティサリーチキンをお買い求めのうえ、ぜひチャレンジしていただきたい。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(カオマンガイにするなら毎回でもアリ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(買うね! 699円ですよ?)
オススメシチュエーション: 子供でも食べられる。冷めても美味しい。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



【反則すれすれ】コストコ特別仕様の「叙々苑 焼肉のたれ」が超優秀! どんな安い肉でもとりあえずウマくなる

超高級焼肉店といえば、ご存じ「叙々苑」だ。どの料理も絶品であることは間違いないが、私(P.K.サンジュン)のような小市民は足を踏み入れるだけで震えが止まらないメチャクチャお高い店でもある。私が生きてる間にもう1度叙々苑に行けることは……おそらく無いんだろうなぁ。

それはどうでもいいとして、叙々苑に行かずとも “叙々苑気分” は味わうことはできる。「叙々苑弁当」や「叙々苑の野菜ドレッシング」はもとより、今回ご紹介するコストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』なんかを利用すればね──。

・コストコ特別仕様

超が付くほど馬鹿デカいコストコの店内を練り歩いていると、まあまあの頻度で「コストコ仕様」「コストコ特別仕様」といった文字に出くわす。そう、コストコにはコストコでしか買えない「コストコ限定商品」が紛れ込んでいるのだ。

例えばコカ・コーラ社の「ドクターペッパーダイエット」などは、コストコでしか手に入らない商品の代表格であろう。以前の記事でご紹介した「叙々苑の野菜ドレッシング」も、そして今回の『叙々苑 焼肉のたれ』も “コストコ特別仕様” の商品。つまり、コストコでしか買えない商品である。

中でも『叙々苑 焼肉のたれ』は、出かけるたび毎回……とまでは言わないが、我が家では無くなれば必ず購入している超レギュラー商品。理由はシンプルに美味しいこと、なんならどんな安い肉でもとりあえずは美味しくしてしまう、パワープレイが可能なタレなのだ。

価格は税込1248円で、1本600グラム入り。叙々苑公式サイトで販売されている「焼肉のたれ」が240グラムで税込648円だから、価格的には「やや割安」といったところだろうか。

・パワープレイが可能

さて、私がオススメするコストコ特別仕様の「叙々苑 焼肉のたれ」の使用方法は2つ。まず、それなりにいいお肉の場合は純粋にタレとして使用する。肉はそのまま焼いて、あとは食べる前にタレを絡ませればOK。ジューシーな肉とマイルドな口当たりのタレの組み合わせは、まさに鉄板だ。


・安い肉で真価を発揮

だがしかし、コストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』が真価を発揮するのは、もみダレとして使用するときである。例えばグラム100円しない「ちょいと怪しいな……」という牛肉の場合は “もみダレ” として使用するとイイ。常温に戻した牛肉にタレをブチ込み10分ほど放置……

で、焼く。

たったこれだけで最高にウマい肉炒めが完成してしまうのだ。経験上、どんな安い牛肉でもこの調理法で一定のウマさに格上げされる。素材の良さや料理の腕を完全に無視した、ある意味で反則ギリギリな調味料と言えるだろう。

・たぶんあらゆる肉に合う

さらに、それでもイマイチな場合は、追いダレすれば完全に大勝利。牛肉だけではなく豚肉や鶏肉(ちょっと火が通りづらいから気を付けて)にも応用できるから、死角は見当たらない。試したことは無いが、イノシシやカンガルーもこのタレさえあればそれなりに美味しくなるハズ。ズバリ、地球最強調味料の一角だ。

というわけで、コストコ特別仕様の『叙々苑 焼肉のたれ』は本当に優秀な商品だから、気になる人はぜひお試しいただきたい。ただ、これが簡単かつ本当にウマいので、他の料理をする気が失せちゃうんだよな……。そういう意味でも反則すれすれの商品だ。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆☆(文句なし)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(家に無ければ絶対に買ってる)
オススメシチュエーション: ちょっと多いかと思いきや、余裕で使い切れる。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



【神】コストコで「1000円以下の赤ワイン」を全部買って飲み比べた結果 → 圧倒的No.1のワインを発見!

超人気大型会員制スーパー、コストコ。食料品を筆頭に日用品から電化製品まで、ありとあらゆるものがお手頃価格で販売されているが、実は意外と狙い目なのが「アルコール類」である。中でもワインは品揃えも豊富! 超オススメ!! ……と言いたいところだが。

逆に品揃えの豊富さが仇となり「結局どれが美味しいのか?」いまいちハッキリしない。そこで今回はコストコで販売されている1000円以下の赤ワインを全て購入し、片っ端から飲み比べてみることにした。全てのワイン大好きっ子たち、そして全コストコ会員たちよ……必見だ。

・ワイン好き & 酒好き5名がレビュー

ここ数年、月1でコストコに通っている私、P.K.サンジュンだが、実はアルコール類にはほとんど手を出したことが無い。理由は単純に飲まないから。いくら安かろうと家で酒を飲まない身としては、常に酒コーナーだけは完全にスルーしていた。

とはいえチラホラと「酒も結構安いよ」とか「特にワインはコスパいいよ」などと言った話も小耳に挟む。自称 “コストコの達人” として、どうにか優秀な商品を発掘したい気持ちはあるが、こればかりは仕方ない……と諦めかけていたのだが、ふと思いついた。

「そうだ。うちの人たちに飲ませりゃええがな」と──。

そう、我々ロケットニュース24には、数名のワイン好き(酒好き)が在籍している。中には毎日のように家でワインを飲むメンバーもいるから、そこまで的外れな感想も出まい。さらに複数人の感想なら信頼度も増すハズ。というわけで、合計5名のワイン好き & 酒好きたちを招集した。

・1位から10位までをランキング

用意したのはコストコで発見した税込1000円以下の赤ワイン、その数なんと10本である。無論、もっと高価なワインも多くあったが、安くて美味しい商品を探し当てるのが我々の使命。そしてコストコ様ならば、1000円以下でも美味しい赤ワインを用意しているハズだ。

今回は事前にワイン名と産地だけを告げ、値段は伏せたまま全てのワインを試飲した。またワインには各自10点満点で点数を付けてもらったので、点数が低かった順からご紹介していこう。なお、価格は購入時の店頭価格で、同点の場合は価格が低い方を上位とした。

・10位: シュトロームベルク ザバーゴイ オーガニック(ドイツ)税込898円 …… 27点

「まるで白ワイン」「渋みがなく飲みやすい」「赤ワインのクセを全部取った感じ」などの評価を得たこのワイン。味としては悪くなく「普通に美味しい」との声も多かった。……が、あまりにも赤ワインっぽさに欠けるため「赤ワインを飲みたいときに飲んだらガッカリするかも」との声もあり、残念ながら最下位。でも、魚料理には合いそうだとか。

・9位: アポシック レッド(アメリカ)税込998円 …… 29点

大きく評価が割れたのが「アポシック レッド」だ。満場一致だったのは「とにかく個性的」という意見。否定派からは「アルコール感はほぼなく、ぶどうジュースを飲んでいるみたい」「蜂蜜のようなコクがあり、むしろ甘ったるい」などの意見が上がった。

一方で「ワインが苦手な人でも飲みやすい」「スパイシーな後味がイイ」という意見も。これは私も一口飲んでみたが、確かにジュースのような飲み口であった。そういう意味で、ワインデビューにはいいのかもしれない。ちなみに今回の中では最高値。

・8位: シャトームーラン ド プライエール(フランス)税込638円 …… 31点

こちらも意見が割れたワインの1つだが「他のワインとは明らかに系統が違う香り」との声が多かった。「甘みが強くてスパイシー」で「とにかく重いワイン」だということは間違いなさそう。一方で「ただただ重いだけで風味が無い」「個性に欠ける」などといった感想も。なお、今回の中では最安値。

・7位: ラランド モーラックA.O.C.ボルドー(フランス)税込738円 …… 32点

“ボルドー” の名に触発されたのか、「王道」という意見が多かったワイン。「どっしり系」「ボディが重い」「柔らかく重い」「濃厚な料理に合いそう」などの意見が相次いだ。逆に「重いけど深みを感じない」「やや気取った味」という意見もあったが、おおむね高評価。

・6位: ラ・ヴィエイユ・フェルム ルージュ(フランス)税込948円 …… 33点

「明らかな果実感」「すぐそこにぶどうを感じるフルーティーさ」など、総じて評価が高かったワイン。「毎日家で飲みたい」「ワインが飲めない人でも飲めそう」などの声があった反面「むしろジュース」「酒としてやや物足りない」との声も。

・5位: カークランドシグネチャー キャンティ クラシコ リゼルヴァ(イタリア)税込948円 …… 34点

「カークランド」とはコストコのPB(プライベートブランド)のことである。裏を返せば「コストコの自信あり商品」ということになるだろう。今回「カークランド」は3本入っているが、5位にランクインしたのが「キャンティ クラシコ リゼルヴァ」だ。

何より “香り” が特徴的だったこのワインは「フローラル」「香りだけで花畑が見える」「ハチになった気分」などの感想が多く聞かれた一方で「香りが強すぎる」との声も。味については「すっきり系で飲みやすい」らしく「店で1杯800円くらいしても納得する」との意見もあった。

・4位: ユステンバーグ カベルネソーヴィニヨン(南アフリカ)税込688円 …… 34点

10本の中で唯一のアフリカ産だったこちらのワインも、総じて評価は高かった。「口当たりが柔らかい」「軽くて飲みやすい」という声がほとんどで、まとめると「家で飲みたいワイン」とのこと。また「肉に合いそうなワイン」らしいので、参考にして欲しい。

・3位: バロン マキシム メルロ(フランス)税込658円 …… 36点

600円代で最も高評価を獲得したのがこちらのワイン。「酸味が強くまろやか」「店で出てきてもハズレだとは思わない」「軽すぎず重すぎず、バランス感覚が素晴らしい」と絶賛の声が相次いだ。中には「コストコ行ったら絶対に買う」との意見も。

ただし「ボディが軽くて物足りない」「アルコール分が弱い」「そのままならいいけど、料理と一緒だと物足りないかも」といった声もあった。

・2位: カークランドシグネチャー コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ(フランス)税込788円 …… 38点

意見が割れたにもかかわらず、結果的に高得点を叩き出したのがこちらのワインだ。肯定派からは「エレガントの一言」「高貴さを感じる」「上品にまとまっている」と絶賛されながらも、否定派からは「深みが無い」「よくわからない甘みがある」など、懐疑的な声が挙がった。

ただし、「料理の後半に飲んだら良さそう」「2杯目、3杯目用のワイン」という意見が出てからはおおむね高評価に。コストコのPB「カークランド」のワインが見事に第2位。

・1位: カークランドシグネチャー メンドーサマルベック(アルゼンチン)税込898円 …… 46点

基本的には意見が割れることが多かった今回の試飲の中で、全員の賛辞が止まらなかったのがアルゼンチン産ワイン「メンドーサマルベック」である。2位に圧倒的大差をつけ、唯一の40点台を叩き出したことからも、このワインがどれだけ高評価だったのかお分かりいただけることだろう。

「香り高い」「樽の香りがちょうどイイ」など、まずは香りの評価が高く、味については「ボディは重めで旨味がある」と、旨味に言及する声が多かった。中には「ホテルなら1杯2000円台で出てきても不思議じゃない」との意見があったほど、断トツでNo.1ワイン、ひいては神ワインである。

というわけで「コストコの1000円以下の赤ワイン」は、結果的に「カークランド」がワンツーフィニッシュを決めて幕を閉じた。当サイトのオススメは絶対の自信を持って「カークランドシグネチャー メンドーサマルベック」である。コストコ会員の方はぜひ参考にしていただきたい。

また、当然ながら個人の好みがあるものの、基本的には「まずい」というワインはなかった。全てのワインに見どころがあったので、お気に入りの1本を探すのも楽しいハズだ。なお、今回ご紹介したワインは全て750ml入りであった。

ワインに関しては正直まだ手探りではあるが、1つだけわかったことがあるとすれば「カークランドは安定感がある」ということだろうか? コストコはワインも悪くない……いや、むしろイイようだ。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



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