ローソン、ファミマ、セブンのフレンチトーストを食べ比べてみた結果 → 正気度が低いフレンチトーストがあった

突然だが、あなたがコンビニで一番よく買う食べ物は何だろうか? 私(中澤)はフレンチトーストだ。自分でも意外なのだが、よく考えたらおにぎりよりも買っている。軽すぎず重すぎないボリューム感がちょうど良く、朝食や夜食など小腹が空いた時に買うのは大体これ。

激ウマというわけではないけれど、どこのコンビニでも売っていて100円ちょっとで手軽に食べられそこそこウマイ。面倒くさい時はこれくらいのノリが良いのである。でも、どうせなら一番ウマイコンビニで買いたいので、大手3社のフレンチトーストを比較してみた

・フレンチトーストの判断基準

まず、フレンチトーストの良し悪しを判断する際の基準と言えば、個人的には、どれだけパンに味が染みているかということだと思う。もちろん甘みの違いもあるだろう……しかし

それ以上にパンの持つ確固たる乾きをいかにしっとり柔らかく癒すかが大事。なぜなら、しっとりトロけないフレンチトーストはただのパンだからだ! バターとメープルシロップを塗っただけのただのパンなのだッ!! アーーーーー!!!!

失礼、思わず興奮してしまったが、いかにフレンチトーストという料理が危うい存在かはご理解いただけたかと思う。さて、ここにそんなあいまいな存在が3つある。お前たちはフレンチトーストなのか?

・価格

まずは、価格を見ていくと、一番安いのが意外にもセブンイレブン「バター風味の厚切りフレンチトースト(税込127円)」だ。続いてファミリーマート「メープルバターのしみ旨フレンチトースト(税込130円)」が2番手につけ、ローソン「バター香るジューシーフレンチトースト(税込135円)」が最高値。

・原材料

名前からするとメープルシロップが入っているのはファミマだけっぽいが、念のため原材料を確認してみよう。まずは、セブンを見てみたところ、いきなりメープルシロップが記載されていた

ひょっとして商品名に入っていないだけで、全部メープルシロップが使われているのだろうか? しかし、続くローソンの原材料にメープルシロップの記載はなし

ローソンだけ入っていないとすれば、ここで味に線が引かれそうな気もする。最後に念のため、ファミマの原材料を確認してみたところ……

「メープル風味バター入りマーガリン」ってどっちやねんッ! メープルなのかマーガリンなのかハッキリせいや!! ただでさえ危ういフレンチトーストの存在がさらに揺らぐ記載である。

・重さを計測してみよう

原材料を見てもぶっちゃけあまりよく分からなかったので、クッキングスケールで重さを計測してみることに。同じフレンチトーストだし、重い方がボリュームがあってコスパが良いはず! 分かりやすい!!

計ってみると、セブン130g、ファミマ135g、ローソンが110gなようだ。価格は、セブン127円、ファミマ130円、ローソン135円だから、情報のみを見ると安くてボリュームがあるのはセブンかファミマということになる。

・食べ比べ

ただ、現状ではこのコスパの計算は机上の空論に等しい。なぜならば、前述の通り、フレンチトーストは味が染みているかどうかが一番大事なのである。いかに、本人たちがパンの乾きを忘れてヒタヒタになれるか。そこにこそフレンチトーストの存在意義があるのだ。

逆に言うと、少しでも正気のフレンチトーストはいくらコスパが良くてもお呼びではない。私が求めるのは、バターに魅せられ、自分がパンであることすら忘れきったかのような狂気なのだから。お前らはパンをやめることができるのか!? 問いかけるかわりに1つ1つ食べてみた。

袋から出すと、セブンとローソンはパンが食べやすいサイズに切られている。一方、ファミマは切れ目などはなく1枚だ。また、ファミマとセブンには耳がついているのに対しローソンは耳が取られている。

・SAN値高めのフレンチトースト

まず、セブンイレブンを食べてみたところ、メープルシロップの甘さがマーガリンの味とハーモニーを奏でながら口に広がる。柔らかいくちどけは、とても100円ちょっととは思えない味だ。

しかし、惜しむらくは、奥に乾いたパンの食感を感じること。願わくば、芯までトロけて欲しいところだが、セブンのフレンチトーストは少し正気度(SAN値)が高いようだ。

続いて、ファミマを食べてみたところ……

こ、これは……!

セブンとほぼ同じや…!!

デジャブのように口に広がる甘みとマーガリンの風味、奥に残る乾いたパンの食感。味から正気度(SAN値)まで、双子かってくらいにウリ2つである。正直、パンが切られているかどうかくらいしか違いを見いだせなかった

まさか、コンビニのフレンチトーストには違いはないと言うのか? 確かに、存在すら危ぶまれるほどのシンプルさであるフレンチトーストは違いを出しにくい料理の1つかもしれない。盲点である

・恐慌

比較記事として2000文字ほど書いてきたが、土壇場でこんな罠にぶち当たるとは思いもしなかった。全部同じだったらこの記事をどう締めればいいのか? 震える手。そんな恐怖を押し殺しながら、ローソンをひと口食べてみたところ……

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!

正気度が低いッ!!!!

・名状しがたきフレンチトースト

噛んだ瞬間、じゅわっと歯がめりこんだかと思うとそのまま甘みが口の中に広がる。脳が溶けるような名状しがたき柔らかさ。間違いない。完全に自分がパンであることを忘れてやがる。その狂気の食感に触れ、思わず恐慌状態に陥ってしまったことをお許しいただきたい。

おそるべきはローソンである。思い返せば、以前ハムサンドを食べ比べた時もローソンだけSAN値がゼロだった。名状しがたいものを量産して一体何を企んでいるというのか?

・真実

妙なのは、ローソンも食感以外の味つけは、甘みの強いマーガリンの風味で他2社とほぼ違いがなかったこと。いくら、フレンチトーストがシンプルな味付けとは言え、大手3社のコンビニでここまで似るものだろうか。そこで、パッケージ裏を改めて確認してみたところ……

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!

ファミマも……

セブンも……

そして、ローソンも……

製造会社が同じだとッ……!!?

そこには敷島製パン株式会社の名が。日本有数の製パン企業である敷島製パン。その歴史は第一次世界大戦の直後までさかのぼる。大正9年、初代社長の盛田善平氏がドイツ人技師ハインリッヒ・フロインドリーブを迎えて創業したのが始まりだ。私は最初からそんな敷島製パンの手のひらの上で踊らされていたのである。あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!

100円ちょっとにもかかわらず、メープルシロップを使った「ちょっと良いフレンチトースト」の味がするコンビニのフレンチトースト。手軽だがその世界は深い。

正気でいたい人はファミマかセブンを選ぶと良いだろう。逆に狂気を垣間見たい人のみ、ローソンをオススメする。ただし、くれぐれも深入りはするな! 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだから──。

参照元:敷島製パン株式会社
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



コストコの「じゃがりこ」は結局どれくらい安いのか? コンビニやドラッグストアと比較したらこうだった

コストコに出かけると金銭感覚がややおかしくなる……そんなコストコ会員は多いハズ。どの商品も「大容量だけど最小単位にするとリーズナブル」が基本になってくるため、普段コンビニやスーパーで買い物をするのとは計算方法が異なるためだ。

それでもまだ「コストコでしか買えない商品、買わない商品」については感覚が掴みやすい。問題はコンビニやスーパーなど、コストコでなくとも買える商品である。例えば、ドーンと箱売りされているカルビーのじゃがりこ。結局、コストコで買うといくらくらい安いのだろうか?

・お馴染みのお菓子たち

ここでしか買えない商品、もしくは他では滅多に見ない商品がズラリと並ぶコストコであるが、実はコンビニやスーパー、ドラッグストアなどで普段からよく見かける商品もかなり多い。特にお菓子コーナーにはお馴染みの顔ぶれが所狭しと陳列されている。

ハッピーターン、柿の種、ベビースター、ブラックサンダー、たべっこどうぶつ……などなど、定番のお菓子がそれぞれ巨大サイズで販売される中、ひと際気になるのがカルビーの「じゃがりこ」だ。

・じゃがりこの安定感

なにせ「じゃがりこ」の安定感はハンパではなく、あっても絶対に困らないお菓子の代表格である。正直、他のお菓子ならば持て余す可能性もなくはないが、じゃがりこならば確実に最後まで食べ尽くせるハズ。それくらい、じゃがりこの「万人受け度」及び「いつでもイケる度」は高い。

とはいえ、普段はせいぜい1~2個を買う程度で、ケース単位でじゃがりこを購入している猛者は少ないことだろう。これはじゃがりこに限ったことではないが、コストコで販売されているケース単位のお菓子は、結局いくら安いのかを見失うことが多々ある。

というわけで、今回は冷静に「コストコのじゃがりこはいくら安いのか?」を調べてみることにした。比較するのはコンビニドラッグストアで、いずれもじゃがりこを購入する機会が多い店だ。

・コストコは1つあたり約84円

まず、コストコのじゃがりこは1ケース12個入りで税込み価格は988円。1個あたりの税込み価格は、約84円ということになる。さすがコストコ、安定の安さといえよう。

次に定価販売が基本のコンビニだと、じゃがりこは1箱あたり税込み149円。当然ながらコンビニで購入すると割高であることは否めず、コストコの方が65円も安い。半額までとは行かないが4割引き以上のプライスダウンはかなり魅力的だ。

ただし、結論から申し上げると、もっともお買い得だったのは「ドラッグストア」である。ドラッグストアではアルフォートなどと並び目玉商品として販売されることの多いじゃがりこだが、何軒かを回った結果、最安値は「74円」であった。

つまり、コストコよりもさらに10円安いことになり、コンビニと比較すると半額以下の計算だ。結局のところコストコのじゃがりこは「コンビニよりもかなり安いが、メチャメチャ安いドラッグストアよりはやや高い」ということになる。ドラッグストアなどで1箱84円以下のじゃがりこを発見したら、ズバリ “買い” だ。

・84円以下なら買い

なお、今回比較したじゃがりこの内容量はいずれも60グラム入りであった。コストコに行くとついつい「ケースで〇〇円かー」と見てしまうが、特定の商品に関しては1個当たりの価格を頭に入れておくとイイだろう。2020年9月現在、コストコのじゃがりこは1箱あたり約84円。ぜひ、ご記憶いただきたい。

オススメ度(☆5中): ☆☆☆(じゃがりこが大好きなら)
また買う度(☆5中): ☆☆☆(12個はやや場所を取る……)
オススメシチュエーション: コンビニで買うよりは断然安い! ただし、さらに安いドラッグストアもたまにある。

参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



1本あたり約25円! 激安なのにイマイチ評判の良くない「コストコのさけるチーズ」と「雪印のさけるチーズ」を比較したらこうだった

ここ数年、月1のペースでコストコに通っていたら「新商品」と「定番商品」がわかるようになってきた。基本的に定番商品の評価は高いことが多く、元々がかなり安いだけにあまり悪い評価は見当たらない。評判がいいから定番商品になる……ごく当たり前の話である。ところが……。

かなり長いこと販売されている定番商品であるにもかかわらず、イマイチ評判の良くない商品に気付いてしまった。それが『フリゴ ストリングチーズ』である。アメリカ製のいわゆる “さけるチーズ” で、1本あたりの価格は驚異の約25円。個人的にも未体験の商品であったが、実際のところを確かめるべく意を決して購入してみることにした。

・コスパは最高なのに

先述のように『フリゴ ストリングチーズ』はアメリカ製のさけるチーズである。1パック48本入りで税込1198円。1本あたりの価格は驚異の約25円だから、普通に考えれば「ディナーロール」や「パンオショコラ」などと同じくらいチヤホヤされてイイ商品であろう。

ところが、チーズという特性もあってかカートに入れている人もあまり見かけず、また「コストコと言えばコレ!」的な話題になっても『フリゴ ストリングチーズ』の名を耳にすることは基本的にない。メッチャ激安なのにこの扱い……考えられるのはそう「味に問題がある可能性」だ。

私、P.K.サンジュン自身も今まで何度か購入を試みたが、同行した家族や知人たちに「イマイチらしいよ」とか「そもそもオススメと聞かない」などと言われ、結局1度も購入せず現在に至っている。正体不明の評判に流されるのは大変よろしくない……というワケで『フリゴ ストリングチーズ』に初挑戦してみることにした。

・雪印のさけるチーズと比較

さて、『フリゴ ストリングチーズ』をレビューするにあたり、日本におけるさけるチーズの大定番「雪印北海道100 さけるチーズ」を無視するワケにはいかないだろう。味や風味、食感などを雪印のさけるチーズと比較してお届けする。

まず、食感だがこれは明白な違いがあった。雪印のさけるチーズが精密機器のように規則正しくさけることに対し、コストコのストリングチーズは手でさく段階からかなりアバウト。むしろ最後まで一直線にさけないことも多かったから、雪印しか知らない人は「なんだこれ?」と思っても無理はない。

口に入れると、雪印が「キュッキュ」「シコシコ」とした食感ならば、コストコは「そこはかとなく弾力のあるチーズ」くらいにしか感じなかった。つまるところ、形状はさけるチーズでも、食感は「しっとり系のナチュラルチーズ」といった雰囲気である。

・食感も味も風味も全く違う

ところが、味自体はコストコに軍配が上がるのではないだろうか? というのも、雪印のさけるチーズは何より食感が命であり、純粋なチーズとしての深みやコクをあえて排除しているキライがある。雪印のさけるチーズにチーズのウマさを求めていない人は多いハズだ。

その点、コストコのストリングチーズはしっかりチーズである。雪印と比較すると塩分もやや強めで、風味もコクも強い。チーズとして考えた場合、味と風味に関してはコストコのストリングチーズの方が個人的には美味しく感じられた。

あとは値段であるが、コストコの1本あたり約25円に対し、雪印はおよそ110円。つまり、4倍以上の違いがあることになる。同じ「さけるチーズ」でも方向性がかなり違うので一概には言えないが、少なくともコストコのストリングチーズが無能とは思えなかった。むしろ超有能だ

・正直、かなり気に入った

とはいえ、日本人の99%以上は雪印のさけるチーズで育っていると思われるため、コストコのストリングチーズをさいた時点で「これじゃない!」となる気持ちは理解できる。高いけど規則正しく食感が最高な雪印を選ぶか、安くて美味しいけど食感はほぼないコストコを選ぶか、あとはご自身で判断していただきたい。

というわけで、あまり評判のよろしくない理由は理解できたが、個人的には何ら問題は無く、むしろまた1つ有能な商品を見つけて得した気分である。なにせ25円はコスパ高すぎるでしょ……! 興味がある人はぜひ1度試してみてはいかがだろうか? いつものじゃないけど、美味しいよ!!

オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(全然アリ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(食べ切ったら買う!)
オススメシチュエーション: 48本入りだから、二家族以上でシェアするとイイかも。

参考リンク:コストコ公式サイト雪印北海道100 さけるチーズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.



【比較】30円安いのにカップヌードルの味! ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンのオリジナルカップラーメンを食べてみた結果

庶民の味方カップヌードル。言わずと知れた日清食品のエースだ。口の中がカッカッするようなスープと、ちぢれ麺、そして謎肉……普通に食べているがよく考えると、その味は圧倒的なオリジナリティーに満ちている。カップヌードル以外にカップヌードルなし

と、私(中澤)は勝手に思っていたのだが、コンビニオリジナルのカップラーメンにカップヌードルに激似のヤツがあった。しかも、約30円安い上にノンフライ麺。「コスパも意識も高いカップヌードル」とでも言うべきオリジナルラーメンの名は……

ローソンセレクト「芳醇しょうゆラーメン(税込150円)」だ。元から麺にまぶされた粉末スープに、食べる前に液体スープを混ぜて完成する味はほぼカップヌードル。

前述の通り、麺は違うが、逆にノンフライ麺のあっさりした味はそこはかとなくヘルシーさを感じさせ、これはこれでマッチしている。カップヌードルはちょっとジャンクすぎると感じている人はぴったりかもしれない。

あとは、スープの味も具も驚くくらいそっくりだ。カップヌードルみたいな卵も入ってるし、なんなら謎肉まで入っている

・似ている理由

なぜ、ここまで似ているのか? こんなに似せてしまって大丈夫なのか? その謎の答えは、パッケージの背を見ると分かった。製品詳細欄に以下の内容が記載されていたのである。

「製造所 日清食品株式会社 静岡工場」

なんと製造が日清食品だったのだ。そりゃあこれだけ同じにもなるか。と一瞬納得しかけたが、ファミマの「コク旨中華そば(税込142円)」も日清食品の下関工場で作られていた

・明確な違い

とは言え、こちらはコンビニ3社の醤油ラーメンでもカップヌードルの味からはむしろ遠い方である。コク深いフライ麺に絡む醤油の甘みを感じるスープの味は、どちらかと言うと町中華のようだ

食べ比べると、ファミマは普通の醤油ラーメンで、ローソンはカップヌードル味という感じ。どちらが良いかは好みによるだろうが、同じ日清食品で作られた醤油ラーメンでも各コンビニで明確に色が違う。

・コスパ最強なのは

一方、純粋にコスパが良いと感じたのはセブンイレブン「スープが決め手中華そば(税込138円)」である。これもノンフライ麺だが、生麺のようにモチモチツルッとしていて優しいスープの味は町中華系。

そう、スープの味自体はファミマに近い。が、セブンのカップラーメンは麺とのバランスが非常に良いのである。ローソン、ファミマと食べ比べると、1つだけ店の味のようなクオリティー。この味が最安138円はコスパ最強だと思う。ちなみに、製造所は明星株式会社神戸工場だった。

・個性派揃い

それぞれに色のあるコンビニオリジナルカップラーメン。カップヌードルの味を安く味わうならローソン、麺の味に強さを求めるならファミマ、コスパならセブンイレブンと人によって勝者が変わってくる。同じ種類でありながら、これほど個性的な色分けがされているのは天晴と言う他ない。目的によって使い分けるのが吉だろう。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【保存食比較】吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみた結果 → ご飯に圧倒的な違いがあった

こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。賞味期限が長く場所も取らない缶詰は非常用の備蓄に最適だ。そんな缶詰の中でも珍しく米が入っているのが吉野家の缶飯サンヨー堂の弁当缶詰である。

缶詰しか食べるものがない時を想定すると、やはり我々日本人は米を食べたくなるに違いない。そして、どうせならウマイ米を食べたいものである。そこで、吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみることにした

・価格差2倍

まず、価格だが、吉野家の缶飯「牛丼」はサイトでの通販価格は6缶で税込4860円。つまりひと缶810円と結構高級である。対して弁当缶詰「牛めし」はサイトの製品紹介に定価が書かれていないが、Amazonにサンヨー堂が出品している価格が2個セットで875円(438円/個)なので、これが定価と考えて良いかもしれない。およそ2倍の価格差である

ちなみに、ディスカウントスーパーのオーケーストアでは、缶飯が税抜き582円、弁当缶詰が税抜き291円なので、ここでもやはり価格には2倍の開きがあった。はたしてこの価格差は味にも影響しているのだろうか? さっそく食べ比べていきたいと思う。

・吉野家は常温でも食べられる

吉野家の缶飯は常温でも食べられるが、サンヨー堂の弁当缶詰は湯煎を15分して食べるものだ。そこで、できるだけ条件を合わせるために、吉野家の缶飯も湯煎することにした。なお、缶飯のパッケージによると、湯煎する場合は10分が目安のようである。

というわけで沸騰したお湯に2つをドボン。まずは、10分で缶飯をサルベージして、15分後に弁当缶詰をサルベージする。熱湯で缶詰もチンチンに熱せられているためトングで取り出し……

タオルを使ってフタを開けると……

見た目から全然違う2つの缶詰

・より「ごはんっぽい」缶詰

以前の記事でもご紹介した通り、サンヨー堂は細切れの肉が入った炊き込みご飯のような質感だが、対して吉野家はつゆだくでトロッとしている。まずは吉野家から食べてみたところ……

うん。おじや。

つゆに米が溶け込む感じは牛丼というか牛雑炊というイメージだ。米が炊きたてみたいなサンヨー堂と食べ比べると、そんなおじや感がより顕著である。正直、サンヨー堂の方が粒が立っておりモチモチで、圧倒的に「ごはん」だ

・店で味わえない吉野家らしさ

とは言え、それは良し悪しではなく、ただの違いであるような気もする。あなたは考えたことはないだろうか? 「吉野家のつゆでおじや作ったらどんな味になるんだろう」と──。

想像してみてくれ。吉野家のつゆが存分に染み渡ったおじやを。牛丼のような薄切り肉に、フタを開けた瞬間、ふわっと香り立つ吉野家臭を。むしろ牛丼以上に吉野家を味わっている気さえする。店では食べられない牛雑炊としては最高なのだ。

ちなみに、缶飯をおかずに弁当缶詰を食べたらなかなかウマかったことを追記しておきたい。質感が違う缶飯は、ご飯のお供みたいな使い方でも意外と違和感がなかったぞ。

・それぞれのごはん

最後に、それぞれのサイトで賞味期限を確認したところ、吉野家の缶飯は製造後3年で、サンヨー堂の弁当缶詰が製造より5年。エネルギーは吉野家が289kcalでサンヨー堂が315kcalだった。

保存食としてはサンヨー堂が強い気がしなくもないが、どちらが良いかは、保存食や非常食に何を求めるかで変わるだろう。どんな状況でも、食べ物がウマイとちょっと救われる。あなたがアガる味は、ごはんか吉野家か? 保存食購入の参考になれば幸いだ。

参照元:吉野家サンヨー堂Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



ローソン、セブン、ファミマの「ハムサンド」を食べ比べてみた結果 → 狂ったようにハムが詰め込まれているコンビニがあった

コンビニ各社の定番サンドイッチ、ハムサンド。柔らかい肉の旨みとパンの甘みが奏でるハーモニーは、素朴ながらも侮れない味である。シンプルイズベスト。だが、ハムサンドは時に人を狂わせる

そんな狂気を感じたのが、ローソン、セブンイレブン、ファミリマートのハムサンドを食べ比べた時のこと。1つだけ狂ったようにハムが詰め込まれていたのである

・SAN値(正気度)低めのハムサンド

そのハムサンドとは、ローソンの「からしマヨがアクセント ジューシーハム(税込258円)」だ。なにしろ、ファミマ「定番の人気商品 ジューシーハム(税込270円)」とセブン「旨みのある三元豚ハム使用 ジューシーハム(税込270円)」はハム4枚ほどなのに対し……

ローソンは……

ロ、ローソンは……

これ何枚入ってんだよォォォオオオ! とりあえず6枚は入ってると思うけど、それ以上はハムが折り重なりすぎてよくわからない。スキッと整理されているファミマとセブンのハムサンドに対し、ローソンのハムサンドは余裕がない時のタンスみたいになっている

まさに、「詰め込んだ」という雰囲気のカオスさに、ハムへの名状しがたい執着を感じた。ローソンだけやけにSAN値(正気度)が低い。

・ハムサンドと向き合いすぎたコンビニの末路

その代わりと言ってはなんだが、ファミマ、セブンが3つ入っているのに対しローソンのハムサンドは2つだ。個数でバランスを取ることでかろうじて正気を保とうとしているのかもしれない。そこでローソンを食べてみたところ……

よし、名前を変えよう

からしマヨは確かにアクセントになっているが、これはどちらかと言うと「圧倒的ジューシーハム」もしくは「SAN値0のジューシーハム」にすべきだ。そう思ってしまうくらいにハムが猛烈である。

悲しいかな、ローソンはハムサンドと向き合うあまり、このハム量が正常だと思っているのかもしれない。しっかりしろローソン! ファミマとセブンのハムサンドを見てみろ!! 正気とはああいうことを言うんだ!

・正気度が高いハムサンド

なお、セブンのハムサンドはマヨネーズの味が強いが、少し上品な辛みも感じる。そこで原材料を見てみたところ、西洋わさびが使われていた。ガチで正気度が高い。完全に真顔のハムサンドである。

ファミリーマートは、その名の通り「定番」という感じ。特筆すべき点もない代わりに、クセもないのでサラッと食べる時には良いかもしれない

というわけで、正気の時はセブンかファミマ、狂気に触れたい時はローソンを選ぶのがオススメ。ただし、深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている。ローソンを食べる時はくれぐれもSAN値に気をつけような。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【ソフトクリームの日】コンビニ大手3社のソフトクリームを食べ比べてみた結果 → 質の高いセブン以上にファミマに「天晴!」と思う理由

ジトジトと暑い今日この頃。雲の隙間から顔を出す陽射しに力強さが宿りつつある。それもそのはずもう7月。梅雨が明ければ夏だ。つまりは、ソフトクリームの季節到来である

屋台から専門店までソフトクリームにも色々あるけれど、私(中澤)が1番よく食べるのはコンビニのソフトクリーム(ワッフルコーン)。何でもない味だけどフラッと買える気軽さが魅力なのだ。それだけに、私は自宅最寄りのコンビニのものしか食べたことがないのだが、ソフトクリームってコンビニによって違いはあるのだろうか?

・各社の価格

気になったので、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートのソフトクリームを買ってみた。ちなみに、私がよく食べるのはローソン・ウチカフェの「濃厚ミルクワッフルコーン(税込220円)」である。ひんやりした甘みが夏の味。

セブンプレミアム「金のワッフルコーン ミルクバニラ」はローソンより80円高い税込300円。そのひと巻きの太さと滑らかな見た目は、コンビニのソフトクリームの中では異彩を放っている。見た目ですでにプレミアム感があるところはさすがだ

ファミリーマートコレクション「ワッフルコーン北海道ミルク」は、私の購入した店舗ではローソンより23円安い197円(地域によって価格が異なる場合あり)。形はローソンとほぼ同じだが、バニラビーンズが散りばめられているのがちょっと気が利いている。価格は低めに設定しつつも、工夫で戦うファミマらしい庶民目線のセンスを感じた

・味の違い

セブンとファミマはなんと約100円差。同じコンビニのソフトクリームなのに価格にこんなに差があるなんて。実際買ってみるまでは全く気がつかなかった。

セブンは、この価格差を味で感じさせられるかどうかが勝負どころだろう。逆にファミマは、どれだけ価格の差を感じさせないかが勝負と言える。いざ、尋常に。まずは、3つのクリームを食べ比べてみたところ……

3社とも食感は固め。味について特徴があったのはセブンで、3社の中で最もナチュラルかつ濃厚なミルクの味がした。口当たりも柔らかく「上品な甘み」という言葉が似合う味である。

その対極がローソンで、3社の中で最も甘いが、どちらかと言うと甘ったるい感じ。

続いてコーンを食べてみると、ここではセブンが明らかにリードしている。「カリッ!サクッ!」とした歯ごたえの中にも甘みがある味わいはローソン、ファミマには感じられないコーンの旨みがあった。

・コーンの中

では、詰まり具合はどうなのか? やっぱり嬉しいのはコーンの先まで詰まっていることだが、そこまでプレミアムなのはさすがにセブンイレブンだけだろう。と思いきや……

3社ともみっちりだ……!

ということは、味に100円の差があるかというところが争点となる。確かに、セブンのソフトクリームはウマイ。だが、その旨みは食べ比べてやっと分かる程度の微々たる差に思える。

逆に、100円も安いのに、そこまで差を詰めているファミリーマートは天晴と言うほかない。コンビニのソフトクリームはこういうので良いんだよ。こういうので。というわけで、個人的にはファミマに軍配を上げた。

高級感とコスパの激突となった今回の食べ比べ。振り返ってみれば、それは貴族と庶民の戦いだった。ついに爆発したファミマ・レボリューション。これからもその庶民目線を応援している。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【徹底比較】コンビニ大手3社の「冷製パスタ(トマト)」を食べ比べてみた結果 → 王者セブンイレブンを超える刺客がいた!

コンビニで1番ウマイ食べ物は何か? そんな問いを投げかけられたなら、私(中澤)は迷わずこう答えることだろう。「それは冷製パスタです」と

ひんやりしたソースと野菜が爽やかさを演出する冷製パスタ。その味のクオリティーは、コンビニ食品の中でズバ抜けていると思う。

というわけで、私は最近、こればっかり食べているわけだが、コンビニによって味も具も麺も全然違うことに気づいた。そこで、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートの主要3コンビニの冷製パスタを食べ比べてみたぞ!

・超個性のローソン冷製パスタ

正直に白状すると冷製パスタにハマッたのはここ最近のことなので、今までなんとなく近くにあるコンビニで購入しているだけだった。

で、私の家の一番近所はローソンなのだが、このローソンで冷製パスタが売っているのを見たことがない。そこで、いつもセブンかファミマのを食べていたわけだ。だがしかしある日のこと……

ローソンに冷製パスタが売っていた……! その名も『ひんやり生パスタ!トマトのガスパチョ風(税込498円)』。もちろん速攻で買う。新発売されたのかと思ったが、調べたところどうやら発売は6月2日のようなので、あの店で売り切れていただけかもしれない。

いや、待て。むしろ、今まで売り切れていたということは人気商品なのか? めちゃんこウマイということかァァァアアア!? ハァ……ハァ……早く食べてみたい。さっそく食べてみたところ……

麺ほッッッッそ!!!!

食べ比べるまでもなくめちゃんこ麺が細いではないか。そうめんみたいだ。だからって量が少ないわけではないんだけど……そうめんみたいだ

冷製パスタとしては攻めに攻めていると言えるかもしれない。だが、一概に批判するべきではないのは、麺が極細なことにより、ソースの味が全体と調和していることである。味の一体感が強めで、「こういうやり方があるのか」と思わされた。

言うならば超個性。しかし、他よりウマイのかがよく分からない。そこで、セブンイレブン『生ハムと高リコピンの冷製パスタ(税込496円)』とファミリーマート『冷たいパスタ生ハムとトマト(税込460円)』と食べ比べることにしたわけだ

・ファミリーマートの冷製パスタ

改めて見ると、ファミマ『冷たいパスタ生ハムとトマト』の安さに驚く。ローソン、セブンイレブンより30円以上安いではないか。そのためか、ファミマの冷製パスタは他2つと違いトマトがプチトマトだ

特徴的なのは、麺がソースをかける前から赤く色づいているところ

原材料名を見るとソースとは別に「スパゲティートマトソース和え」と書かれていた。2重にかけているわけか。ファミマはファミマで麺に試行錯誤が光る。

そんなパスタを食べてみると、なるほど濃厚なトマトの甘み。全体の味として、具がプチトマトであることはあまり気にならない。

・セブンイレブンの冷製パスタ

一方、最も王道と言えるのがセブンイレブンだろう。トマトもふんだんに入っており、何よりチーズがデカイ! その具のゴロゴロ具合が個性と言えるだろう。

そして、ソースは甘みだけでなく酸味もしっかり感じる非常にナチュラルな味。パスタもキュッと締まっていてウマイ。これを食べた後にローソンを食べると少し水っぽいというか薄味に感じる。

ローソンとセブンイレブンの勝負はセブンの勝ちだ。そう断言できるくらい、セブンの冷製パスタには圧倒的な何かがある。このソースとこのチーズとこのパスタでマズくなるわけがないのだ。

・セブン vs ファミマ

ただ、一概に勝敗が決められないのがファミリーマート。確かに、セブンイレブンと食べ比べると少し化学調味料臭さのようなものもあったりするのだが、冷製パスタ全体のウマみでは良い勝負をしているのである

酸味のセブンと甘みのファミマ。もしくは、ハイソなセブンと庶民のファミマという感じ。好みでファミマの方が好きな人もいるかもしれない味だ。

厳密に言うと、多少セブンに劣るとも思ったが、むしろ30円も安くてここまでの好勝負に持ち込んでいる時点でファミリーマートの勝ちなのではないかと思う。というわけで、コスパ的にはファミリーマートに軍配を上げたい。

日に日に強くなる陽射し。冷たい麺がウマイ時期だ。今回はコスパでファミマの勝ちとさせていただいたが、ぶっちゃけコンビニ冷製パスタは各社どれもクオリティーが高いと思う。これからの時期に活躍することは間違いなしだ。買ったことがない人はぜひ1度手に取ってみてくれ。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



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