【比較】30円安いのにカップヌードルの味! ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンのオリジナルカップラーメンを食べてみた結果

庶民の味方カップヌードル。言わずと知れた日清食品のエースだ。口の中がカッカッするようなスープと、ちぢれ麺、そして謎肉……普通に食べているがよく考えると、その味は圧倒的なオリジナリティーに満ちている。カップヌードル以外にカップヌードルなし

と、私(中澤)は勝手に思っていたのだが、コンビニオリジナルのカップラーメンにカップヌードルに激似のヤツがあった。しかも、約30円安い上にノンフライ麺。「コスパも意識も高いカップヌードル」とでも言うべきオリジナルラーメンの名は……

ローソンセレクト「芳醇しょうゆラーメン(税込150円)」だ。元から麺にまぶされた粉末スープに、食べる前に液体スープを混ぜて完成する味はほぼカップヌードル。

前述の通り、麺は違うが、逆にノンフライ麺のあっさりした味はそこはかとなくヘルシーさを感じさせ、これはこれでマッチしている。カップヌードルはちょっとジャンクすぎると感じている人はぴったりかもしれない。

あとは、スープの味も具も驚くくらいそっくりだ。カップヌードルみたいな卵も入ってるし、なんなら謎肉まで入っている

・似ている理由

なぜ、ここまで似ているのか? こんなに似せてしまって大丈夫なのか? その謎の答えは、パッケージの背を見ると分かった。製品詳細欄に以下の内容が記載されていたのである。

「製造所 日清食品株式会社 静岡工場」

なんと製造が日清食品だったのだ。そりゃあこれだけ同じにもなるか。と一瞬納得しかけたが、ファミマの「コク旨中華そば(税込142円)」も日清食品の下関工場で作られていた

・明確な違い

とは言え、こちらはコンビニ3社の醤油ラーメンでもカップヌードルの味からはむしろ遠い方である。コク深いフライ麺に絡む醤油の甘みを感じるスープの味は、どちらかと言うと町中華のようだ

食べ比べると、ファミマは普通の醤油ラーメンで、ローソンはカップヌードル味という感じ。どちらが良いかは好みによるだろうが、同じ日清食品で作られた醤油ラーメンでも各コンビニで明確に色が違う。

・コスパ最強なのは

一方、純粋にコスパが良いと感じたのはセブンイレブン「スープが決め手中華そば(税込138円)」である。これもノンフライ麺だが、生麺のようにモチモチツルッとしていて優しいスープの味は町中華系。

そう、スープの味自体はファミマに近い。が、セブンのカップラーメンは麺とのバランスが非常に良いのである。ローソン、ファミマと食べ比べると、1つだけ店の味のようなクオリティー。この味が最安138円はコスパ最強だと思う。ちなみに、製造所は明星株式会社神戸工場だった。

・個性派揃い

それぞれに色のあるコンビニオリジナルカップラーメン。カップヌードルの味を安く味わうならローソン、麺の味に強さを求めるならファミマ、コスパならセブンイレブンと人によって勝者が変わってくる。同じ種類でありながら、これほど個性的な色分けがされているのは天晴と言う他ない。目的によって使い分けるのが吉だろう。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



サイゼリヤ、ガスト、デニーズのハンバーグを食べ比べてみた結果 → サイゼのコスパがヤバすぎた

マクドナルドのレギュラーセットが700円近くする時代。そう考えると、ファミレスのハンバーグは安い。明らかにマクドナルドのパティよりデカくてウマイのに500円前後だったりする

そんな安めのファミレスハンバーグに違いはあるのだろうか? サイゼリヤ、ガスト、デニーズの最安ハンバーグを食べ比べてみた結果……サイゼのコスパがヤバイ

・テイクアウトの最安ハンバーグ

まず、同時に食べ比べるため今回はテイクアウトで購入する。比較的手頃な価格帯のファミレスとして知られるこの3社。それぞれテイクアウトでの最安ハンバーグを購入したところ以下の3つが出そろった。

サイゼリヤ「デミグラスソースのハンバーグ(税込490円)」
ガスト「ハンバーグ(税込485円)」
デニーズ「和風ハンバーグ(税込740円)」

──激安王サイゼリヤよりもガストが5円安い。それもそのはず、サイゼリヤのテイクアウトメニューにはグランドメニューで最安の「ハンバーグステーキ(税込400円)」が入っていないのである。テイクアウトハンバーグに置いては最安の地位をガストに明け渡した形だ

逆に、頭1つ抜けて高いのはデニーズ。それだけに味に期待が高まるが、そんな期待を超えてくるほどの “何か” がないと、巻き返しは厳しそうな価格差である。

・縦長のスタート

というわけで、買った段階で端をきって先頭に立ったのはガスト。それにピタリとつけて追走するサイゼリヤ、最後方から直線一気を狙うデニーズという展開。はたして、デニーズは末脚を発揮することができるのか? それとも、ガストやサイゼリヤが逃げきるのか?

それぞれのフタを開けてみると、サイゼリヤとガストがさらに逃げる。デニーズより安いにもかかわらず、ハンバーグはガッツリしており、コーンやポテトなどのオードブルもしっかり添えられているのだ。

しかも、サイゼに至っては半熟卵まで付属されているではないか。この中盤戦はサイゼリヤが制したと言っても過言ではないだろう。5円どころではないほど内容の充実度に差があった。サイゼ、ガスト、ちょっと離れてデニーズ。ハイペースな展開でいよいよ直線へ。そう、実食だ

・直線の攻防

先頭から順番にひと通り食べてみたところ、まず、最もウマかったのは……

デニーズ

ゴロゴロした食感に肉の旨みが染み出す。また、厚みもあって、頬張ると非常に肉を食べている満足感が高い。ハッキリ言ってハンバーグの味的には飛び抜けていると言えるだろう。その末脚はまさに後方一気! ガンガンまくってきている。

・サイゼリヤが競る

だが、サイゼリヤも黙ってはいない。肉感はデニーズに劣るにしても安っぽさのない味だ。

個人的には、この鍵を握っているのはソースだと思う。デミグラスソースでも甘ったるくなくて奥行の深い味がする。これはワインがきいているからだろうか? ソースに和えられたマッシュルームも良い仕事をしている

さらに、半熟卵などの総合力でデニーズに食らいついていく。キレのデニーズと持続力のサイゼだ

一方、直線で少し動きが鈍ったのがガスト。サイゼと食べ比べると、肉、ソース共に少し安っぽさを感じるのである。

しかし、485円でこの味は分かる。裏を返すと、これはおそらくサイゼリヤが凄いのだろう。食べ比べたら、考えるまでもなく分かるほど、サイゼリヤのハンバーグは味のバランスが良く高コスパだ。

・実力を出し切ったからこそ

デニーズとガストが価格通りの実力を見せてくれたからこそ分かったサイゼリヤのハンバーグの凄さ。ってか、490円でこの味ってコスパヤバイだろ。この勝負、明らかにサイゼリヤの勝ちである。

馬券舞い散るファミレスの空に名勝負の華が咲く。王者サイゼリヤはハンバーグにおいても強かった。これからも庶民に寄り添い、ちょっとしたリッチさを与えてくれるその味を応援している。

Report:中澤星児
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【保存食比較】水を注ぐだけでご飯完成「アルファ米」4社を食べ比べてみた / 最も味と食感が生き返っていたのはこのメーカー!

こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。特に、日本人ならば、いざという時食べたくなるのはご飯だろう。以前の記事で缶詰ご飯を湯煎して食べ比べたが、非常時は火を起こすのも結構手間かもしれない。

そこで今回は、水を注ぐだけでご飯ができる「アルファ米」を食べ比べてみよう。乾燥した米を水で戻すこの保存食。はたして、どれくらいご飯の味に戻るのか?

・購入した4社

購入したメーカーは、「尾西(おにし)」「アルファー食品」「サタケ」「ヤギショー」の4社。調べたところ、尾西、アルファー食品、サタケはアルファ米界では結構有名なようである。

ヤギショーは実力の程は不明だが、アウトドア用品専門店・石井スポーツに置かれており、商品名が「米々軒(まいまいけん)」と米への並々ならぬ情熱を感じたため買ってみた。

・作り方

作り方はどれも同じ。まずは、袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出す。その後、内側の注水線まで水を注いで1時間待つだけ

ちなみに、今回はあえて水で作れるものを選んでいるため水で作っているが、もちろんアルファ米はお湯で作ることも可能。熱湯だと待ち時間は15分くらいに短縮されるようだ

・出来上がり

とは言え、アルファ米を食べるのが初めての私。本当にあのカピカピの状態から水だけで元の米に戻るのだろうか? 戻りきらず固い部分が残ったりしてそう……。1時間後、多少の不安と共に封を開けてみると……

普通にご飯だった

スプーンですくうと感触はモチッと柔らかい。スゲエッ! 未来キテる!! パックに塊で入っている感じもどことなく近未来チックだ。『攻殻機動隊』のバトーさんが食べてそうである。

出来上がりの量的には、「尾西」「アルファー食品」「サタケ」がお茶碗大盛1杯分くらい。「ヤギショー」は量が多く、カレー皿大盛一杯くらいある。その分「ヤギショー」は他より価格が高いが、量的には2倍くらいの差があるのでコスパは悪くないように感じた。

・アルファ米の味

まずは小手調べ的な感じで、アルファー食品の「安心米」を食べてみると、思っていたよりご飯の食感がする。味的には炊き立てより少し風味は落ちるものの、モチッとしたその食感は完全にご飯だ。

ひと通り食べた結果、全て想像していたよりウマイ飯に仕上がっていた。総評は「アルファ米と言ってもちゃんとしたご飯じゃん」という感じ。個人的ランキングをまとめると以下の通りである。なお、今回使用した「尾西」「アルファー食品」「サタケ」はわかめごはんだが、ランキングはご飯の味のみの評価と考えていただけると幸いだ

・味ランキング

1位 ヤギショー「米々軒 白いご飯大盛り(税込540円)」
2位 尾西食品「尾西のわかめごはん(税込328円)」
3位 アルファー食品「安心米 わかめご飯(税込345円)」
4位 サタケ「マジックライス わかめご飯(税込346円)」

──前述した通り、アルファー食品は普通にご飯の味がしたわけだが、その後尾西食品を食べてみたところ、米が良い具合に固く、より粒立ちがハッキリしているように感じた。尾西のアルファ米を味わった後に、アルファー食品を食べると、若干パサついて感じるのである。

だが、そんな尾西さえも上回ったのがヤギショー。米の甘みすら感じるその味は、炊き立て……まではいかなくとも、保温で少し置いた程度までは蘇っている。「米々軒」の名に偽りなしの米へのこだわりだ。

・個人的には買うなら尾西食品

とは言え、前述した通り、ヤギショーは550gと結構量がある。保存食として考えると、これは家族などシェア向けかもしれない。逆に、1人用に備蓄する保存食だと尾西食品の量がちょうど良いように感じた

尾西食品も2位とは言え味的には十分ご飯の旨みがあるため、1人暮らしの自分がどれを備蓄するかと考えると、尾西食品になりそうである。ちょっと安いしな。

ヤギショー的には、まさに勝負に勝って試合に負けるというヤツだが、まあ、この2つは味的には使い勝手で決めて良いくらいの僅差だったということ。状況は人によって変わると思われるので、備蓄の参考にしていただけると幸いである。

Report:中澤星児
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ローソン、ファミマ、セブンの「豚角煮」を食べ比べてみたら最強の肉発見! コラーゲンたっぷりで激ウマだったのがコレだ!!

ほろほろと口の中でトロける豚角煮。染みだすタレの味がまた格別だ。私(中澤)は、豚の頭で角煮を作ってみるくらいの角煮好きである。でも、長時間コトコト煮込まなければならないのが玉にきず。思い立ったらすぐ食べたい!

そんな時に役立つのがコンビニに売っている豚角煮のお惣菜パック。なんとこれ、レンチン1分20秒(500wの場合)で豚角煮が食べられてしまう

ヤダ便利! 玄関開けたら2分で角煮の時代だ。しかも、驚くべきことに大手3社どのコンビニにも売っている。そこで気になった。ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンで1番ウマイ豚角煮はどれなのか……!!

・価格

さっそく、購入してみると、1番安かったのはファミリーマート「じっくり煮込んだ豚角煮」で税込321円。逆に、セブンイレブン「金の豚角煮」は最も高い税込388円だ。ローソン「豚角煮」はファミマ寄りの価格で税込328円である。

ローソン、ファミマ対セブンの構図が早くも出来上がっている気がした。セブンの勝負どころは、1つだけ抜けているこの価格を納得させられる横綱相撲が取れるかどうかにある。対してローソン、ファミマはセブン相手にどこまでやれるかが勝負どころだが……はたして

・注意事項

と、食べ比べる前に、レンチンについて、どの袋にも同じ注意事項が書かれているため触れておきたい。それは電子レンジにいれる際の袋の置き方についてだ。レンチンする際は……

必ず袋を立てて電子レンジの中心に置こう。ちなみに、封は閉じたままで大丈夫。レンチン直後は袋が膨らんでいるが、すぐに蒸気口から湯気が逃げるので袋の端を素手で持って開けることができるぞ。というわけで、それぞれの角煮を皿に開けてみた。

・ローソン

見たところ、肉厚さではローソンとセブンイレブンが競っている。価格的な王者セブンは当然として、60円安いローソンにここまでゴロリとした肉が入っているのは天晴だ。まずはローソンを食べてみると……

肉から甘めのタレが染み出し、ホロホロと溶けるようだ。さすがは、袋の中でつけられていただけあり、芯までタレが染みた角煮は十分すぎるほどに熟成されていると言って良いだろう。

タレの味はかなり濃厚で甘みが強め。あんかけくらいトロみもあり、非常によく絡むのでより甘く感じる。この甘さがローソンの特徴と言えそうだ。

・ファミリーマート

続いて、ファミリーマートを食べてみよう。ファミマの角煮は他の2種に比べて肉が薄め。しかし、個人的に注目しているのは、封を開けた瞬間、しょうがの匂いが漂ってきたこと

そう、ファミマの角煮のタレには唯一、しょうがが入っている。食べてみたところ、やはり、しょうがはかなり良い仕事をしていた。

甘みをスッと流すタレの味はローソンにはない爽やかさがある。タレの粘度が低くサラサラ系なところもスッキリした味わいでグッド。軽めに食べたい人にとってはローソンよりもこちらかもしれない。角煮でもシバくかという気分の時には最適である。

・追い詰められたセブンイレブン

肉のローソン、タレのファミリーマート。角煮における、活路2つはすでにおさえられたと言っても過言ではない。というか事実、これに価格分の満足感を与えるならどういう部分で差をつければいいのだろうか。レフェリーとして端から見ている私ですら想像がつかない。絶対絶命である。

だが、王者「金の豚角煮」は動かない。その表情には悲愴な決意を表すようにタレがにじむ。受けて立つというのか? ならば私も止めはすまい。ひと思いに食べてみた結果……

こ、この肉は……!

脂と身のバランスが最高だ!!

噛むとトロけるコラーゲン。しかし、決して脂だけではなく、ホロホロとした肉の食感も混じり、バラ肉の旨みが口の中で弾ける。豚さんや! 豚さんパラダイスやァァァアアア!!

タレの味は若干薄めの甘口なのだが、それが豚の旨みをさらに強く意識させるのかもしれない。このバランスの良さはさすが王者。60円高いことにも納得である

・群雄割拠

見事、背水の陣を切り抜けたセブンイレブン。「金の豚角煮」はまごうことなきコンビニ角煮界の王者と言える。しかし、正直、ここまで個性豊かな激闘になるとは思ってもみなかった。3社とも天晴なり。角煮好きはぜひ1度群雄割拠のコンビニ角煮の味を確認してみてくれ!

Report:中澤星児
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【食べ比べ】永谷園お茶づけ-1グランプリ / レギュラーシリーズ5種を食べた結果 → とんでもないヤツがいた

お茶づけ海苔と言えば永谷園。手軽に作れてサラサラーッと流し込める味は、食欲が減退するこの時期の強い味方である。私(中澤)は、そんな永谷園のお茶づけが大好きなのだが、ある日、ディスカウントスーパー・オーケーストアでお茶づけ海苔を買おうとしたところ「たらこ茶づけ」なるものを発見した。

何コレ初めて見たぞ!? 梅好きの私は、これまで梅干茶づけ信者だったのだが、まだ見ぬ永谷園のお茶づけがあるかもしれない。そうと分かればこうしちゃいられない! レギュラーシリーズ全部揃えて永谷園お茶づけ-1グランプリ開催や!!

・全5種類

まず、永谷園のサイトの商品情報を確認してみると、レギュラーシリーズには「さけ」「梅干」「たらこ」「わさび」そして「お茶づけ海苔」の5種類が掲載されていた。

見たことのない味は たらこ だけだったのだが、考えたら わさび は食べたことがないし、さけ やただのお茶づけ海苔も大分長いこと食べていない気がする。大人の舌になった今、改めて同じリングで殴り合ったらどれが勝つのだろうか? 想像もつかない。

・初めてコスパ目線で向き合う

幸いにして、全てオーケーストアに売っていたため全種を購入した。まずは、皿に中身を出して乾燥した状態を確認してみると、さけ茶づけの具の大きさが目立つ。

ゴロゴロした鮭が食べごたえがありそうだ。子供の頃、家にはさけ茶づけが常備されていたが、こういったコスパ目線で見たことがないため新鮮に感じる。こんなに身が大きかったのか

ところで、あなたはお茶づけ海苔を使う時、ご飯に何をかけるだろうか。私はお茶を上からふりかける。しかも麦茶だ。冷え冷えの香ばしい風味とお茶づけ海苔のハーモニーが、この時期に最高なのである。しかし、今回はお茶づけ海苔単体の味をより知るためお湯で行いたい。

・ただのお茶づけ海苔

まずは、基本中の基本お茶づけ海苔の味を確認してみた。渋みのある味に緑茶っぽさを感じる。しかし、ただの緑茶ではなく、旨みが抜群なのが永谷園のお茶づけ海苔の良いところ

そこに豊かな海苔の風味が花を添える。特徴としては、唯一、あられが棒状になっていることか。そのため、ただのお茶づけ海苔とは言え食べごたえは十分である。

・さけ茶づけ

基本的には、この味にそれぞれの特性が加算されていくはずだ。続いてさけ茶づけを食べてみると、鮭の肉感が感じられる。とは言え、具が主張しすぎていなくて味が溶け合っている印象だ。さすが定番

・梅干茶づけ

それに比べ、梅干茶づけは梅干の味が勝ちすぎている気もする。お茶づけ海苔自体の味が梅干しに乗っ取られている感じがするのだ

まあ、梅干しなので余裕でご飯にマッチするし、前述の通り個人的には好きな味なのだが、お茶づけ海苔として見た時にバランスが良いのはさけ茶づけかもしれない。

・異端児たらこ

と、食べ比べだからこそ分かる細かな違いに感動していたのだが、次に食べたたらこ茶づけは明らかに異質だった。なんとたらこ茶づけは……

醤油味

そう、永谷園のお茶づけにお馴染みのあの緑の粉が入っていないのである。そのため、味的にもレギュラーシリーズの他のものとは一線を画す内容だった。たらこの風味がしっかりしつつも、口に広がるつゆはまろやかさがある。まるで、たらこで出汁茶漬けを作ったような味は永谷園の異端児と言えるだろう。

しかしながら、これはこれで多いにアリだ。出汁茶漬けを食べたいが、お茶づけのために出汁を作るのが面倒くさい時とか便利だと思う。

・とんでもないヤツがいた

それにしても、さすが永谷園。どの味もよくまとまっている。68年の歴史を感じるぜ。今回初めて全種類を食べるわけだが、私の中には早くも信頼のようなものが築かれつつあった。永谷園に間違いなし。

──だが、そんな信頼は、砂で作った城のようなものだったことを、わさび茶づけを食べた時に思い知る

辛ッッッッ!!!

? 辛ッ!! 舌に突き刺さる辛み。何コレ? ハリセンボン味? その辛みは、ちょっとつゆをすすっただけで鼻がツーンとして目にくるほどの強烈さ。

塗り絵で言うならクレヨンで力一杯塗り尽くしたレベルでお茶づけ海苔の味をわさびが塗りつぶしている。私はわさびが好きで、練りわさびだけでお茶づけをしたりもするが正直これはやりすぎだ。

・攻めまくっている

っていうか、市販のチューブ練りわさびをそのまま食べてもこんなに辛くない気がする。さすが本わさび使用……言うとる場合か! 子供が食べたら多分泣くからコレ!! 一体どうしたと言うんだ永谷園。わさびだけブレーキ壊れちゃってるぞ

しかし、裏を返せばこれは攻めまくっていると言える。チキンレースだったら壁ぶち破ってるレベル。なぜ、わさび味だけこんなにとんがっているのかは謎だが購入の際は注意してくれ。

・総括

というわけで、それぞれに個性が光りまくった「永谷園お茶づけ-1グランプリ」。誠に激闘だったと言えるだろう。それだけにどれが1番かは迷うところだが、個人的に優勝を決めるなら……

ただの「お茶づけ海苔」だ

決め手は、全て食べた後、純粋にもう1度食べたいと思ったのがコレだったから。食べ比べると分かるのだが、味つけと海苔の風味やアラレのバランスがとても良いのである。その雑味のないシンプルさは飽きない味となっている。

ただし、これはお茶づけとしての完成度の話で、他のお茶づけ海苔も味が劣るという意味ではないことを追記しておきたい。それこそ、私は全て食べた今でも梅干茶づけを買うだろうし。

何より、手軽に作れて、暑くともサラサラーッと食べられるのがお茶づけ海苔の良いところ。まだまだ暑い日は続くと思われるので、何も食べる気がしない時は、あなたも「永谷園お茶づけ-1グランプリ」を開催し、自分の優勝茶づけを見つけてみてはいかがだろうか。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【保存食比較】吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみた結果 → ご飯に圧倒的な違いがあった

こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。賞味期限が長く場所も取らない缶詰は非常用の備蓄に最適だ。そんな缶詰の中でも珍しく米が入っているのが吉野家の缶飯サンヨー堂の弁当缶詰である。

缶詰しか食べるものがない時を想定すると、やはり我々日本人は米を食べたくなるに違いない。そして、どうせならウマイ米を食べたいものである。そこで、吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみることにした

・価格差2倍

まず、価格だが、吉野家の缶飯「牛丼」はサイトでの通販価格は6缶で税込4860円。つまりひと缶810円と結構高級である。対して弁当缶詰「牛めし」はサイトの製品紹介に定価が書かれていないが、Amazonにサンヨー堂が出品している価格が2個セットで875円(438円/個)なので、これが定価と考えて良いかもしれない。およそ2倍の価格差である

ちなみに、ディスカウントスーパーのオーケーストアでは、缶飯が税抜き582円、弁当缶詰が税抜き291円なので、ここでもやはり価格には2倍の開きがあった。はたしてこの価格差は味にも影響しているのだろうか? さっそく食べ比べていきたいと思う。

・吉野家は常温でも食べられる

吉野家の缶飯は常温でも食べられるが、サンヨー堂の弁当缶詰は湯煎を15分して食べるものだ。そこで、できるだけ条件を合わせるために、吉野家の缶飯も湯煎することにした。なお、缶飯のパッケージによると、湯煎する場合は10分が目安のようである。

というわけで沸騰したお湯に2つをドボン。まずは、10分で缶飯をサルベージして、15分後に弁当缶詰をサルベージする。熱湯で缶詰もチンチンに熱せられているためトングで取り出し……

タオルを使ってフタを開けると……

見た目から全然違う2つの缶詰

・より「ごはんっぽい」缶詰

以前の記事でもご紹介した通り、サンヨー堂は細切れの肉が入った炊き込みご飯のような質感だが、対して吉野家はつゆだくでトロッとしている。まずは吉野家から食べてみたところ……

うん。おじや。

つゆに米が溶け込む感じは牛丼というか牛雑炊というイメージだ。米が炊きたてみたいなサンヨー堂と食べ比べると、そんなおじや感がより顕著である。正直、サンヨー堂の方が粒が立っておりモチモチで、圧倒的に「ごはん」だ

・店で味わえない吉野家らしさ

とは言え、それは良し悪しではなく、ただの違いであるような気もする。あなたは考えたことはないだろうか? 「吉野家のつゆでおじや作ったらどんな味になるんだろう」と──。

想像してみてくれ。吉野家のつゆが存分に染み渡ったおじやを。牛丼のような薄切り肉に、フタを開けた瞬間、ふわっと香り立つ吉野家臭を。むしろ牛丼以上に吉野家を味わっている気さえする。店では食べられない牛雑炊としては最高なのだ。

ちなみに、缶飯をおかずに弁当缶詰を食べたらなかなかウマかったことを追記しておきたい。質感が違う缶飯は、ご飯のお供みたいな使い方でも意外と違和感がなかったぞ。

・それぞれのごはん

最後に、それぞれのサイトで賞味期限を確認したところ、吉野家の缶飯は製造後3年で、サンヨー堂の弁当缶詰が製造より5年。エネルギーは吉野家が289kcalでサンヨー堂が315kcalだった。

保存食としてはサンヨー堂が強い気がしなくもないが、どちらが良いかは、保存食や非常食に何を求めるかで変わるだろう。どんな状況でも、食べ物がウマイとちょっと救われる。あなたがアガる味は、ごはんか吉野家か? 保存食購入の参考になれば幸いだ。

参照元:吉野家サンヨー堂Amazon
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



セブンに弱点が!? 主要コンビニ3社の「たい焼き」はどこがウマいのか食べ比べてみた結果

「たい焼き」という食べ物はなぜあんなにも美味しいのか。このままだとデブまっしぐら──そう分かっちゃいるが、止まらない止められない。最近だとコンビニにも置いてあるため包囲網は盤石。もはや逃げることは許されない環境が整ってしまっている。

ど、どうせ食べるなら美味しいものを……。最近ではそのように考え方を改めるようになったが、せめて主要コンビニ3社のうちどこのたい焼きが美味しいのか知っておきたい。……ということで確かめてみることにした!

・3社のたい焼きスペック

食べ比べるにあたり、まずは各社たい焼きのスペックを簡単に紹介しておこう。なお、たい焼きにもいろいろあるが、私が都内の店舗でよく見かける商品を選択した。注目ポイントは味と製造者!

1. セブンイレブン

商品名「ちょこもちたい焼き」
価格:税抜138円
製造者:株式会社十勝大福本舗

2. ファミリーマート

商品名「クリームたい焼きカスタード」
価格:税抜130円
製造者:株式会社日本コムサ

3. ローソン

商品名「もっちりとした白いたい焼き」
価格:税抜120円
製造者:株式会社日本コムサ

価格は差額10円以内とほぼ横一線で、大きさもほぼ同じ。製造者はローソンとファミマが一緒で株式会社日本コムサ(埼玉県)。唯一、セブンだけが株式会社十勝大福本舗(北海道)だった。

・珍しいチョコたい焼きのセブン

それではセブンから見ていくとしよう。「チョコ」という変化球ではあるが、セブンならこれが「あえて」の選択肢の可能性はあるし想像以上のものに仕上げてそうな気もする。

とりあえず真っ二つに切って中身を確認してみる。すると……おおぉぉ……!!

美しい。たい焼きといえば、ぎっしり詰まっている粒あんやカスタードがオーソドックスだがチョコクリームもいいものだ。なんというかこう……高級さがグッと増す!

食べてみたら もっちもち具合がハンパない。まるで……まるで唇みたいな柔らかさで、たい焼きが丸ごとこちらの口内に吸い付いてくるかのよう。そして噛んだら噛んだで、中から上品な味のするチョコクリームがココア風味を出しつつトロリ……!!

くうぅ……さすがにたい焼き専門店にこそ劣るが、これが138円だからアリもアリ。気軽に食べられる点を考えると、コンビニスイーツが売れるのもよく分かる。ちなみに同商品はあたためてもOKで、そちらで食べても美味しそう。唯一の弱点は後述するが、おやつとして申し分なしだった。

・王道のファミマ

続いてカスタードで王道タイプのファミマを見ていこう。パッケージに「もちもち食感♪」とあるように、手で持った瞬間からもっちり具合が伝わってくる。

そしてそのもっちり具合であるため、何度噛んでもプリンプリンッ。そこからカスタードが滑り込んでくるように口内へ出てくると……幸福以外なにものでもない。

んで、セブンと比べたらどうかは「いい勝負」。製造者が違えば各方面に異なる箇所があるかと予想していたが、同じたい焼きというジャンルのため甲乙つけがたい。ひとつ言えるのはどちらもハイレベル!

・ローソン

最後に3社の中でも価格が安いローソンを食べてみよう。ファミマと同じくカスタードの王道たい焼きだが、3社の中で唯一「そのままお召し上がりください」スタイルだった。ひんやりしたたい焼きを半分に切ってみると……

黄色いカスタードと白いたい焼きの色合いが神秘的。セブンとファミマと同じく、もちもちしており手で持った瞬間からテンションが上がってしまう。味の方はというと、ファミマと製造者が同じだけにヒジョーに似ている……が!

ファミマに比べ、甘さが抑えられていると感じた。ここまで3社を食べたが、正直なところ大差はなくどれも美味しい。もちもち具合、しっとりとした食感、甘さ、さらにはたい焼きのビジュアル……いろんな視点から調べてみるも、頭1つ抜け出していると断言できるところはなかった。それくらいレベルが高い。

・セブンの弱点

こうなったら価格(といっても微々たるものだが)や現在地からコンビニまでの距離などで判断するしかなさそうだ。ただし、セブンのたい焼きを買うならば注意した方がいいだろう。

というのも、セブンのたい焼きはなかなか見つからず。もともと取り扱いがないのか、はたまた人気で即売れるからなのか簡単に巡り会えなかったのだ。私は7店舗目でようやくゲットと苦労したので、今すぐにでもたい焼きを食べたい人は参考までに。

Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.



ローソン、セブン、ファミマの「ハムサンド」を食べ比べてみた結果 → 狂ったようにハムが詰め込まれているコンビニがあった

コンビニ各社の定番サンドイッチ、ハムサンド。柔らかい肉の旨みとパンの甘みが奏でるハーモニーは、素朴ながらも侮れない味である。シンプルイズベスト。だが、ハムサンドは時に人を狂わせる

そんな狂気を感じたのが、ローソン、セブンイレブン、ファミリマートのハムサンドを食べ比べた時のこと。1つだけ狂ったようにハムが詰め込まれていたのである

・SAN値(正気度)低めのハムサンド

そのハムサンドとは、ローソンの「からしマヨがアクセント ジューシーハム(税込258円)」だ。なにしろ、ファミマ「定番の人気商品 ジューシーハム(税込270円)」とセブン「旨みのある三元豚ハム使用 ジューシーハム(税込270円)」はハム4枚ほどなのに対し……

ローソンは……

ロ、ローソンは……

これ何枚入ってんだよォォォオオオ! とりあえず6枚は入ってると思うけど、それ以上はハムが折り重なりすぎてよくわからない。スキッと整理されているファミマとセブンのハムサンドに対し、ローソンのハムサンドは余裕がない時のタンスみたいになっている

まさに、「詰め込んだ」という雰囲気のカオスさに、ハムへの名状しがたい執着を感じた。ローソンだけやけにSAN値(正気度)が低い。

・ハムサンドと向き合いすぎたコンビニの末路

その代わりと言ってはなんだが、ファミマ、セブンが3つ入っているのに対しローソンのハムサンドは2つだ。個数でバランスを取ることでかろうじて正気を保とうとしているのかもしれない。そこでローソンを食べてみたところ……

よし、名前を変えよう

からしマヨは確かにアクセントになっているが、これはどちらかと言うと「圧倒的ジューシーハム」もしくは「SAN値0のジューシーハム」にすべきだ。そう思ってしまうくらいにハムが猛烈である。

悲しいかな、ローソンはハムサンドと向き合うあまり、このハム量が正常だと思っているのかもしれない。しっかりしろローソン! ファミマとセブンのハムサンドを見てみろ!! 正気とはああいうことを言うんだ!

・正気度が高いハムサンド

なお、セブンのハムサンドはマヨネーズの味が強いが、少し上品な辛みも感じる。そこで原材料を見てみたところ、西洋わさびが使われていた。ガチで正気度が高い。完全に真顔のハムサンドである。

ファミリーマートは、その名の通り「定番」という感じ。特筆すべき点もない代わりに、クセもないのでサラッと食べる時には良いかもしれない

というわけで、正気の時はセブンかファミマ、狂気に触れたい時はローソンを選ぶのがオススメ。ただし、深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいている。ローソンを食べる時はくれぐれもSAN値に気をつけような。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【震えた】バーガーキングのテリヤキ4種を買ってみたら “衝撃の事実” が判明

日本全国のテリヤキ好きよ、待たせたな。そんな声が聞こえてきそうなキャンペーンが、2020年7月3日からバーガーキングで開始された。その名も、テリヤキビーフブラザーズ!

テリヤキバーガーに「X」「Y」「Z」3種類の新商品が加わる14日間限定のこのキャンペーン。乗り遅れたらテリヤキ好きの名が廃る! 私(中澤)も1人のテリヤキ好きとして、初日に全部食べるぞォォォオオオ!!

・全部買ってみて気づいたこと

まず、「X」「Y」「Z」の違いはソースだ。従来のテリヤキソースに新しい味のソースを加えることで、3種類の味に分かれているのである。

テリヤキXは旨辛スパイシーソース、テリヤキYはタルタルソース、テリヤキZは甘酸っぱいサウザンソースで全て税込250円。ちなみに、店員さんに聞いたところ、この3つはテリヤキレタスバーガーを基にしてソースを加えたものなんだそうだ。ん? ちょっと待てよ? ということは……

40円安くなっている!!!

そう、テリヤキレタスバーガーは税込み290円。それを基にソースを加えているにもかかわらず、X、Y、Zは250円と40円安く設定されているのである! あ、あ、あ……こ、これは実質テリヤキバーガーの値引きだァァァアアア!!

なのに、ニュースリリースにはそんなことひと言も触れてないところがイカすではないか。バーガーキングさん、かっけェェェーーー! イケメンっぷりに震えた

・食べ比べ

というわけで、テリヤキレタスバーガーを含む4種類を購入。食べ比べた感想を以下に記したい。

「テリヤキX(旨辛スパイシーソース)」

最初に立ち上がってくる味は甘く、従来のテリヤキバーガーとあまり変わらない。しかし、食べているうちに、舌の根あたりがピリピリしてくる。かなり後から来るタイプの辛みでチリソースっぽい。テリヤキソースとマッチしていて、個人的にはテリヤキレタスバーガーより好き。

「テリヤキY(タルタルソース)」

ほとんどタルタルソースが味を支配している。そのため、もったりした感じが従来のものより強い。タルタル好きにはオススメだが、個人的にはテリヤキレタスバーガーの方がバランスが良いと思う。

「テリヤキZ(サウザンソース)」

甘い。甘ったるいと言っても過言ではない。従来のテリヤキソースを「辛い」と感じる人にはオススメだが、個人的には締まりがない味に感じた。

「テリヤキレタスバーガー」

色んなタイプのテリヤキを食べてみて思ったのは、テリヤキレタスバーガーのバランスの良さ。甘辛さのバランスもそうだが、ちゃんとパティのゴロゴロした肉感を感じられるソースの量も絶妙。レギュラーメニューはやはり強い。

──以上である。あくまで個人的な感想で恐縮だが「テリヤキX」の1人勝ちなように感じた。とは言え、その安さも魅力のテリヤキビーフブラザーズ。食べ比べて自分の好みを探すのも良いかもしれない。とにもかくにも、テリヤキ好きにとって祭りの14日間。存分にテリヤキバーガーを楽しもう!

参照元:バーガーキング
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



【ソフトクリームの日】コンビニ大手3社のソフトクリームを食べ比べてみた結果 → 質の高いセブン以上にファミマに「天晴!」と思う理由

ジトジトと暑い今日この頃。雲の隙間から顔を出す陽射しに力強さが宿りつつある。それもそのはずもう7月。梅雨が明ければ夏だ。つまりは、ソフトクリームの季節到来である

屋台から専門店までソフトクリームにも色々あるけれど、私(中澤)が1番よく食べるのはコンビニのソフトクリーム(ワッフルコーン)。何でもない味だけどフラッと買える気軽さが魅力なのだ。それだけに、私は自宅最寄りのコンビニのものしか食べたことがないのだが、ソフトクリームってコンビニによって違いはあるのだろうか?

・各社の価格

気になったので、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートのソフトクリームを買ってみた。ちなみに、私がよく食べるのはローソン・ウチカフェの「濃厚ミルクワッフルコーン(税込220円)」である。ひんやりした甘みが夏の味。

セブンプレミアム「金のワッフルコーン ミルクバニラ」はローソンより80円高い税込300円。そのひと巻きの太さと滑らかな見た目は、コンビニのソフトクリームの中では異彩を放っている。見た目ですでにプレミアム感があるところはさすがだ

ファミリーマートコレクション「ワッフルコーン北海道ミルク」は、私の購入した店舗ではローソンより23円安い197円(地域によって価格が異なる場合あり)。形はローソンとほぼ同じだが、バニラビーンズが散りばめられているのがちょっと気が利いている。価格は低めに設定しつつも、工夫で戦うファミマらしい庶民目線のセンスを感じた

・味の違い

セブンとファミマはなんと約100円差。同じコンビニのソフトクリームなのに価格にこんなに差があるなんて。実際買ってみるまでは全く気がつかなかった。

セブンは、この価格差を味で感じさせられるかどうかが勝負どころだろう。逆にファミマは、どれだけ価格の差を感じさせないかが勝負と言える。いざ、尋常に。まずは、3つのクリームを食べ比べてみたところ……

3社とも食感は固め。味について特徴があったのはセブンで、3社の中で最もナチュラルかつ濃厚なミルクの味がした。口当たりも柔らかく「上品な甘み」という言葉が似合う味である。

その対極がローソンで、3社の中で最も甘いが、どちらかと言うと甘ったるい感じ。

続いてコーンを食べてみると、ここではセブンが明らかにリードしている。「カリッ!サクッ!」とした歯ごたえの中にも甘みがある味わいはローソン、ファミマには感じられないコーンの旨みがあった。

・コーンの中

では、詰まり具合はどうなのか? やっぱり嬉しいのはコーンの先まで詰まっていることだが、そこまでプレミアムなのはさすがにセブンイレブンだけだろう。と思いきや……

3社ともみっちりだ……!

ということは、味に100円の差があるかというところが争点となる。確かに、セブンのソフトクリームはウマイ。だが、その旨みは食べ比べてやっと分かる程度の微々たる差に思える。

逆に、100円も安いのに、そこまで差を詰めているファミリーマートは天晴と言うほかない。コンビニのソフトクリームはこういうので良いんだよ。こういうので。というわけで、個人的にはファミマに軍配を上げた。

高級感とコスパの激突となった今回の食べ比べ。振り返ってみれば、それは貴族と庶民の戦いだった。ついに爆発したファミマ・レボリューション。これからもその庶民目線を応援している。

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.



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