今日は12月の満月「コールドムーン」あるいは「凍霜爆発木ムーン」

2020年12月30日のお昼の12時半ごろに満月の瞬間がやってくる。もちろんその時間に月は見えないため、観測できるのは夕方の月の出以降。そしてこれが、今年最後の満月となる。 「今年最後」というだけでも十分スペシャル感があ […]


【半影月食も】今夜は11月の満月! 18時半ごろにビーバームーンが夜空を照らすぞ!

11月最終日となる本日、夕方ごろに月が満月の瞬間を迎える。ネイティブアメリカンによる呼称はビーバームーン。さらに、今回の満月は今年3度目の半影月食を伴うものとなっているぞ! みごろとなる時間や、ビーバームーンと呼ばれる理 […]


【属性過多】10月31日の満月は見るべき理由が沢山 / 今月2度目の満月「ブルームーン」で、今年最も小さい「マイクロムーン」で、さらに…

本当は「たった一つの理由」とかにしたいんですけどね。だって、その方がキャッチーでしょ? でも10月31日の満月については、スペシャルな要素を一つに絞ることができませんでした。見るべき理由を詳しく説明していきましょう。

・ブルームーンとは

まずは話題の「ブルームーン」について。今回のブルームーンは「同じ月の2度目の満月をブルームーンと呼ぶ」という風習によるもの。アメリカ議会図書館NASAによると、この風習は1940年代に「スカイ&テレスコープ」というアメリカの天文雑誌に掲載された、とあるコラムの内容における些細な間違いが発端とされています。

元は間違いなのかもしれませんが、今となってはすっかり定着しているため、もはやスタンダードと言って問題は無いでしょう。より古い「ブルームーン」の由来については、今月の最初の満月について報じた際に触れているのでそちらを読んでいただければ。

ちなみに、パプアニューギニアやウラジオストク、オーストラリア標準時などの一部のタイムゾーンに属するエリアでは、満月の瞬間が11月1日にずれ込みます。そういったエリアでは10月31日にはブルームーンとならず、そのかわりに11月の終わりの満月がブルームーンになるもよう。

・最小の満月

そんなブルームーンですが、実は2020年最小の満月「マイクロムーン」でもあります。月は地球からおよそ38万5千キロメートル離れている……というのは学校などで習います。

ですがこれはあくまで平均の距離。国立天文台によると、実際の地球から月までの距離は35万6千キロメートルから、40万6千キロメートルの間で変化するもよう。およそ5万キロものブレ具合。ちなみに地球の外周は約4万キロです。

もちろん見え方も変わってくるので、もし前回のスーパームーンの時に満月を撮影した方は、同じ条件で今回のマイクロムーンを撮影し、どれくらいサイズに違いがあるのか比べてみるのも面白いかもしれません。

・属性盛りすぎ

ブルームーンとマイクロムーンの話題力で忘れがちですが、アメリカの先住民たちがつけた10月の満月の名前はハンターズムーン。10月2日の満月はハーベストムーンだったため、31日の満月がハンターズムーンになります。

そして言うまでも無く、31日はハロウィンの夜。属性盛りすぎにも程がある感がありますが、全属性をブチ込むと

ハンターズハロウィンマイクロブルームーン

という感じでしょうか? それぞれの単語の順番はお好きなように。昨年のスーパーブラッドウルフムーンを超える属性力を感じます。なお、月の見た目そのものは別に青く無く、普段よりも小さめな普通の満月です。

・見えるのか?

最後に気になるのが各地の天気。10月30日17時時点での気象庁の週間天気予報によると、10月31日から11月1日にかけての天気は全国的に晴れる場所が多そう。31日から1日にかけて曇りなのは青森のみ。他は少なくともどちらかは晴れのマークが出ています。

多少の雲程度なら、切れ間から満月を見ることもできるでしょう。ちなみに気温は全国的に冷え込みそうなので、外でムーンウォッチングをする予定の方は、防寒の用意をした方がいいかも知れません。

参照元:アメリカ議会図書館NASAThe Old Farmer’s Almanac気象庁
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【お月見】今夜は中秋の名月! 月末には2度目の満月「ブルームーン」もあるぞ! なぜ今夜が中秋の名月なのか? そしてブルームーンの由来について

2020年も残りあと3カ月となった10月1日。今夜は、2020年の中秋の名月です。皆さん白玉ピラミッドの用意はできていますか? あれって、団子の先端が霊界に通じる的な信仰から積み重ねるなんて話もあるらしいですね。

それはともかく、今月の月の話題は中秋の名月だけで終わりません。2020年10月は、2日午前6時過ぎと31日0時前に、2回も満月があるのです。1カ月に2回の満月。つまりブルームーンもあるということ。中秋の名月やブルームーンとは何なのか? 各地の天気などと合わせてお伝えしましょう。

・中秋の名月

国立天文台によると、中秋の名月とは「太陽太陰暦における秋分を含む月の15日の夕方に出る月」を指すのだそう。太陽太陰暦は月の満ち欠けを基準に、太陽の動きも考慮した暦法です。基本的には太陰暦同様に、新月を含む日を月の始まりとし、満月を経て次の新月の前日までを1カ月とカウントします。

前回の新月は9月17日。2020年の秋分は9月22日ですから、現在一般的なグレゴリオ暦における10月1日の月が中秋の名月になるという仕組み。ちなみに……今回はメインテーマとはしませんが、The Old Farmer’s Almanacによると真のハーベストムーンでもあります。

・31日はブルームーン

今月は月に関して、もう一つ興味深いポイントがあります。それは、ブルームーンもあるという点。ブルームーンとは何なのか……? この言葉が意味するものは複数あります。例えば、何らかの物理的な理由で本当に月が青く見える場合にも、普通にブルームーンと呼ばれます。

そういった場合を別にすると、19世紀にアメリカのメイン州の農家の年鑑に掲載されていたものが「ブルームーン」の始まりです。1年を春夏秋冬で4等分した場合に、普通は1つの季節で3回満月があるものですが、時に4回満月になる季節が生じます。その季節の3回目の満月をブルームーンと呼ぶのです。

しかし、今日においてよくメディアなどで報じられるのは「1カ月に2回満月がある場合の、2回目の満月がブルームーン」というもの。アメリカ議会図書館によると、もとはアメリカの「スカイ&テレスコープ」という雑誌の1943年7月号の質疑応答と、1946年7月のコラムにて掲載された、間違った内容が発端だったそうです。

まあ、そもそもブルームーンに科学的な定義はありません。3回目にしろ2回目にしろ、どのみち民間伝承です。議会図書館によるブルームーンについての解説ページでも、現在一般的となった解釈の発端が雑誌の間違いであったことに言及こそすれど、広まった現状を否定するような文言は無いように見えます。

ちなみに31日のブルームーンは、雑誌の間違いから生まれた方のブルームーンです。19世紀の民間伝承基準なブルームーンは当分先で、2021年8月22日の満月がそれに該当します。

・天気は?

そういうわけで、まずは今夜の中秋の名月(まだ満月ではなく、10月2日午前6時頃に満月となります)。気になるのは天気でしょう。日本気象協会の天気予報によると、今日から明日にかけてはほぼ全国的に晴れる地域が多いもよう。

北海道と東北はやや天気がすぐれないようですが、雨の予報が出ているのは札幌のみ。曇っていても、雲の切れ間から見える可能性もあるのではないでしょうか。雲一つない夜空に浮かぶものも良いですが、雲の切れ間から見えるのもそれはそれで風情がある気もします。

国立天文台によると、東京における月の出は17時29分。23時27分に南中するそうです。それでは皆さん、今夜は良いお月見を。

参照元:国立天文台[1][2]、アメリカ議会図書館The Old Farmer’s Almanac日本気象協会 tenki.jpJA福岡
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



今夜の満月は「コーンムーン」! 9月の満月なのに「ハーベストムーン」ではない理由 / 消えた収穫月の行方

ハッハァ! 今月も満月の日がやってきたぞ! 9月の満月の名はご存じかな? はい、そこの「ハーベストムーン」や「収穫月」と答えた皆さんは……残念ながら不正解! 9月の満月は毎年「ハーベストームーン」だっただろ!? 他のニュースサイトじゃ「ハーベストムーン」になってるぞ! そんなお怒りの声が聞こえますね。

確かにほぼ毎年「ハーベストムーン」だし、他のサイトでも「ハーベストムーン」となっている……が、それはビッグなミステイク。2020年9月の満月は、Not ハーベスト。真の名は「コーンムーン」なのだ! 月とネイティブアメリカンに代わって、真相をお伝えしよう。

・分点

「ウルフムーン」や「ストロベリームーン」など、妙に現代日本で人気な、ネイティブアメリカンがつけた伝統的な月の呼称たち。昨今では12カ月分をまとめた表のようなものも作成され、ところによっては毎年使いまわされていたり。

しかしそれは危険なムーヴ。なぜなら「ハーベストムーン」に関する、特別なルールに対応できないからだ。特別なルールとは……秋の分点に最も近い満月だけが「ハーベストムーン」と呼ばれるというもの。

分点とは天球上で天の赤道と太陽の通り道(黄道)が交わる点で、春と秋に2回訪れる。つまりは秋分の日。今回の満月は9月2日で、次の満月は10月2日。そして秋分の日は9月22日。もうお分かりだろう。秋分の日に最も近い「ハーベストムーン」は、10月2日の満月なのだ……ッ!

勘の良い方ならお気づきだろう。「ハーベストムーン」は年によって9月だったり10月だったりと変化するのだ。ちなみに今年の10月は、1カ月のうちに2度目の満月「ブルームーン」がある月にして、1度目の満月は「ハーベストムーン」でありながら「ハンターズムーン」でもあるというスペシャルな感じになる予定。

・コーンムーン

ということで、今年は「コーンムーン」。理由は、ネイティブアメリカンたちの暮らす北米大陸では、トウモロコシが採れるシーズンだから。麦も採れるので「Barley(麦) Moon」と呼ばれることも。ちなみに麦茶は「Barley Tea」だ! 

・天気は

それでは最後に気になる天気を見ていこう。ウェザーニュースによると、今日から明日にかけての全国の天気は……太平洋側は南から北までほぼ全域で曇か雨。特に九州は台風9号が接近中ということもあり、かなり荒れるもよう。

しかし、新潟から石川県にかけての日本海側の地域は晴れ間が広がるもよう。その他の中国地方辺りまでの日本海側のエリアも曇りのち晴れとなる場所があるため、それなりに見えるチャンスはあるかもしれない。

国立天文台によると、東京での今夜の月の出は18時半。0時5分に南中し、明日午前5時47分に月の入りを迎えるそうだ。多少曇っている程度なら、雲の切れ間から見ることもできると思う。今夜は夜空を見上げ、「コーンムーン」を探してみてはいかがだろう。

参照元:The Old Farmer’s Almanacabc 15ウェザーニュース国立天文台
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



今夜の満月は「スタージェン(チョウザメ)ムーン」 / 国際宇宙ステーションも見えるぞ!

2020年8月3日夜から4日未明にかけて、満月が夜空を照らすぞ! ネイティブアメリカンによる8月の満月の呼び名はスタージェンムーン。英語でスタージェン(Sturgeon)とはチョウザメのこと。チョウザメムーン

今夜の夜空を飾るのは満月だけではない。昨夜に続き、国際宇宙ステーション(ISS)が今夜も日本列島上空を通過する予定だ! 満月とISSを両方エンジョイするチャンス

・チョウザメ

まずはチョウザメから。チョウザメには淡水性と、産卵の時にだけ海から遡上(そじょう)してくる遡河性(そかせい)のものがおり、北半球にしか住んでいない。大型になる種が多く、全体的に長生きする魚だ!

日本でも昭和ごろまで北海道の川で遡上する姿が見られたようだが、環境省のレッドリストでは既に絶滅したとされている。8月の満月がチョウザメの名を冠しているのは、五大湖などでおこなわれるチョウザメ漁が最盛期を迎えるからだそう。

現存する野生のチョウザメたちは世界中で絶滅の危機に瀕しており、国内では先述のとおり絶滅済みだが、養殖は割と日本各地で行われている。そのため意外なところで肉を提供するお店があったりする。ちなみに2018年には愛知県の東三河が「チョウザメが村の人口を超えた」と自虐的な観光ポスターを作製して話題になったことも。

The Old Farmer’s Almanacによると、他にはFull Green Corn Moon(緑トウモロコシムーン)、Wheat Cut Moon(麦刈りムーン)、そしてBlueberry Moon(ブルーベリームーン)と言った呼び名があるそうだ。

・満月と国際宇宙ステーション

国立天文台によると、東京でのチョウザメムーンの出は18時45分。23時49分に南中し、4日の午前4時57分に入りを迎えるもよう。満月となる瞬間は、4日の0時59分だそうだ。

是非とも月と一緒に楽しんでいただきたいのが、国際宇宙ステーション(ISS)。ネット上では昨日8月2日が観測チャンスという話が広くひろまった感があるが、実は観測のチャンスは終わっていない

JAXAによると、今夜は19時44分ごろから北西の空に見え始め、19時49分に東南東の空に消えていくそうだ(東京基準)。詳細な時刻は観測地点によって変わり、観測可能なのは数分のみ

JAXAの公式HPにて日本各地での見え始めの時間や方位などを知ることができるので、見たい方はお住まいの地域に合わせてチェックした方が良さそう。ちなみに東日本で割とよく見えるが、西日本から九州にかけては見えづらくなり、沖縄からは見えないようだ。

・天気は?

最後に気になる天気についてみていこう。気象庁によると、東北や北海道を除くほぼすべてのエリアで晴れマークが出ている。遅い時間になると曇に変わるところもあるようだが、満月なら多少曇っていても見ることができるだろう。

長く続いた梅雨のおかげで、久しく夜空を見上げていないという方もいるのではないだろうか? 天候に恵まれそうな地域の方は、今夜はISSと満月の両方を観測してみてはいかがだろう。

参照元:The Old Farmer’s Almanac(英語)、東三河広域連合、国立天文台[1][2]、JAXA気象庁環境省(PDF)
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【満月】7月5日は「牡鹿ムーン」 あるいは「サンダームーン」の日! 木星と土星との共演もあるぞ!!

みんな大好きな月に一度の満月の日がやってきた! 7月5日は「Buck(牡鹿)ムーン」が夜空に輝く予定だ。例によって複数あるネイティブアメリカンによる呼称の一つで、他にも何種類かある。

今月はメジャーな「牡鹿ムーン」という呼称の他に、もう一つ最高にクールな別の名を紹介したい。それは「サンダームーン」。格好良すぎるだろ! 必殺技かよ!! 

・サンダームーン

THE OLD FARMER’S ALMANACによると、「牡鹿ムーン」と呼ばれる理由は7月に鹿の角が良い感じに育ちきるからだそう。ちなみに鹿の角は毎年勝手に抜け落ちて生え変わるもの。

アメリカには複数種の鹿がいるが、例えば比較的コモンなオジロジカの場合は冬に角が抜け落ち、3月ごろに生え始めて、7月の終わりから8月の頭辺りには立派に生えきる。

そして日本の鹿……認知度的には奈良の鹿が特に有名だと思うが、彼らの角も個体差はあれどやはり夏頃に立派になると思われる。しかし立派な角というのは割と危ないので、奈良の鹿愛護会の方々が、生え切ったものから日々カットしているようだ。なお10月には「鹿の角切り」という行事も行われている。

そしてサンダームーン! こちらはなんとなく想像がつくかもしれないが、雷を伴う嵐が多いシーズンだからである。雷鳴がとどろくような天気が頻発しては、なかなか月は見えないと思われる。満月ウォッチング的には微妙だが、名前のクールさ的に個人的にはサンダームーンを推していきたい。

・隣には木星も

そんな7月の満月だが、今回は一晩を通して月のすぐそばにもう一つ輝く星を見ることができる。木星だ。満月と煌々と輝く木星が二つ並ぶ姿はかなり見応えがあるだろう。写真映えしそう。

そして、その木星の少し隣には土星も見えると思われる。ちなみに5日の夜から6日の未明にかけては木星が月のそばで輝くが、6日の夜から7日の未明にかけては土星が月のそばで輝く予定。

国立天文台によると、東京での月の出の時刻は19時16分。やや遅れて木星と土星も姿を現し、0時10分に月が南中するもよう。そして午前5時6分に地平線に沈むが、その前の4時31分に日の出となる。各自、好みの満月の高さに合わせた時間に観測してほしい。

・天気は

最後に気になる天気について。気象庁の週間天気予報によると、5日から6日にかけての天気は……全国的に曇りのち雨! 北海道や沖縄では晴れるところもあるようだ。

はっきり言って喜ばしくない予報だが、満月は多少の雲程度なら観測は可能。空を見上げて、雲の切れ間から見えればラッキー程度に考えておくのがいいかも知れない。

しかし、見方を変えればこれはチャンスでもある。なぜなら7月の満月はサンダームーン。天気予報の通りとなれば、夜空に雷鳴がとどろく可能性もゼロではない。その場合、満月と雷を同時に見られる可能性もまたゼロではない。奇跡の瞬間を期待しよう。

参照元:国立天文台気象庁THE OLD FARMER’S ALMANAC奈良の鹿愛護会
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.



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