カップヌードルの「残ったスープ固めるパウダー」 が欲しい人~! 市販のアレで同じことができるぞ!!
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【凄い】カップヌードル『旨辛豚骨』にすりごまを「鬼足し」すると担々麺みたいな味になるらしいので試してみた
インドの日清が販売している「カップヌードル マサラ味」を食べてみたら日本のカレーヌードルとは全然違った
カップヌードルの定番の1つカレー味。マイルドかつ濃厚なカレーとそれに負けない日清の個性が融合した味はまさに傑作だ。常に色んな新味が発売されているカップヌードルにおいて、不動のレギュラーであることの理由を感じずにはいられない。
だが、同じ日清のカレーヌードルでもインドのものは全然違った。そんなインド日清のカレーヌードル「カップヌードル マサラ味(税込210円)」がインド食材店にて販売されていたため食べてみたぞ。
・スター・インド・グローサリー
この商品を取り扱っていたのは御徒町にあるインド食材店『スター・インド・グローサリー』だ。多慶屋近くの路地裏にあるこの店。外観は、地域に根差した昔ながらの不動産屋みたいな素っ気なさで何の店か分からないが、入店してみると、インド食材が棚にひしめき合っている。
その内観はまさに外国のスーパー。以前の記事でご紹介したスパイシーフードネットワークと同じく、この辺りに住むガチの人たちのみを相手取るスタイルだ。もちろん、MTRのレトルトカレーも置かれている。そんなガチインド食材の中に、見覚えのあるパッケージを発見した。
カップヌードルやん!
「MASALA」というポップな字体には見覚えがないが、紛れもなく「CUP NOODLES」と書かれている。会社を確認すると、インドの日清が製造したものの様子。そこで購入して家に持ち帰った。
・謎肉は入っていない
どうやら、作り方は日本のカップヌードルと同じくお湯を入れて3分待つだけのようである。フタを開けると、ぶわっと広がるカレーの香り。中には麺の他に簡易フォークが入っていた。
インドなので当然かもしれないが謎肉は入っていない。具は、グリンピース、コーン、ニンジン、ネギ。粉末だしが入っているところは日本のものと同じだ。
・食べてみよう
それにしても、お湯を注ぐラインが随分下にある。このラインの高さだと、麺が十分お湯に浸りきらないと思うが、ちゃんと戻るのだろうか? お湯を入れて3分待ったところ……
麺はちゃんと仕上がった。ほぐすと一部だけ固いということもなく、フォークで巻き取ることができる。どうやら、つゆは少なめに設計されているようだ。試しにつゆを飲んでみると……
辛ッッッッッ!!!!
舌の先や唇からヒリヒリした辛さが広がり、舌の奥から喉が焼けるように熱い……いや、もはや痛い! 日本のカレーヌードルのマイルドさと違い、マサラ味には攻撃力があった。
不思議なのは辛みや味の質が自然なことである。日本のカレーヌードルのように胸に溜まる感じがしない。そのため、辛いもの好きではない私でも、もうひと口が欲しくなった。
・インドと日清の叙事詩
インド製なので当然かもしれないが手抜きなしのインドな味だ。つゆを飲むだけでタージ・マハルが見える(見たことないけど)。が、麺を食べると「さすが日清」と思わされた。麺の味がつゆに負けていないのである。
その味はまさに日清印。庶民の舌に馴染むカップヌードルのインスタント味! そのため、全体的な味のイメージはカップヌードルでまとまっている。
手抜きなしの刺激とカップヌードルが叙事詩を歌いあげる「カップヌードル マサラ味」。日本のカレーヌードルに物足りなさを感じる方にはオススメかもしれない。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
実物大カップヌードルのプラモデルが誕生! その完成度とこだわりにバンダイの本気を見た!!
また1つ伝説が誕生してしまった。超精密な初代プレイステーションプラモデルを世に生み出したバンダイ『BEST HIT CHRONICLE』……時代を代表する有名メーカーとコラボして、ヒット商品をプラモ化する企画だ。
このたび、日清食品のカップヌードルを1/1プラモデルとして発売。“3分では作れない新感覚” をキャッチコピーに、プラモ界の常識を打ち破りにきている。さっそく作ってみたのでご紹介したい!
・作ってみよう
開封すると容器のホワイト、麺のベージュなどに色分けされたパーツが入っている。これだけ見れば、なにかのメカや乗り物のようにも見える。よもや「これから食べ物を作ろうとしている」などとは思うまい。
それでは作業開始。パーツを切り離して組み立てていく。前作と同様に接着剤が要らず、カチッとはめこむだけで固定できるスナップフィットになっている。
カップヌードルの容器といえば、白を背景として、赤やゴールドでロゴがデザインされているのを思い出すが……それらの色分けがプリントやシールではなく、パーツの組み合わせで再現されている! すごい作り込みだ。
「CUP NOODLE」のロゴも同様。赤と白のプラスチックパーツで作っていく。本当ならステッカーで十分なはずなのに、あえて組み立てさせるこの作業。かなりわくわくする。
作りやすさへのこだわりも相当なもので、たとえばよく似た3つの「注意書き」。どれも正方形でサイズもほぼ同じ。ハメ込むときに間違えそうに思うが、裏を見ると凹凸の形が違う。正しくないところには、そもそも入らないようになっているのだ。
カップがだいたいできたら、麺と具材の作成に進む。ここまででおよそ1時間だ。
レゴブロックのように組み合わせて立体的にするのだが、ここでもハメ込みのための凹凸の形が1つずつ異なり、絶対に間違わないようになっている親切設計。その気配りが素晴らしい。
続いてステッカーを貼る作業だ。基本的には前述のとおりパーツの組み合わせで色分けをしているのだが、細かい部分はどうしても再現しきれない。たとえば半濁点(゜)の部分。それをカイナスシールで補う。
ステッカーを貼ることで文字がくっきりと浮かび上がった。しっかりパーツ色に馴染むので、遠目にはシールであることがわからない。
そのこだわりは、いわれなければ気づかないくらい細かいところにまで及ぶ。「U」の上部のごくごく小さなスキマ。これ本当に要る!?
栄養成分表示の部分は、あらかじめ浮き彫り(うきぼり)のように文字が彫られている。それだけでも文字が判別できるくらいの再現度なのだけれど、ぴったりとステッカーを重ねていく。ずれないように貼るのが結構大変!
具材のエビにも一手間かけるぞ。半透明のステッカーで包み込むことで、シマシマ模様を再現していく。
ネギはビニールシートを切って好きな量を作る。もちろん、たまごと謎肉もある。実物から3Dスキャンして金型成形したのだそう。
これらの具材を載せたら完成だ! お湯の注ぎラインまで再現。
カッターでごく簡単にバリを取る程度で、作業時間はおよそ2時間。丁寧にヤスリがけしたり着色したりしたら、もっとかかるはず。お湯を入れて待つだけのカップヌードルとは訳が違った。
・完成品はこちら
容器の前面は取り外して内部をのぞくことができる。麺がちょっと浮いている構造は「中間保持構造」といい、輸送中のダメージを軽減するのだそう。お湯の対流を促す「上部は密、下部は疎」の「疎密麺塊構造」も忠実に再現。
本物のカップヌードルと比べてみよう。本当にそっくり! 上ぶたはシールなので具材が見えなくなると思い、あえて筆者は貼っていない。実際に貼りつけて、ベロの部分のシワシワ感を出せばさらにリアルになると思う。
上から見ると、もう見分けがつかない。
JASマークもばっちり再現!
具材は、なんと本物の方がたくさん入っていた! 逆だったら「見栄を張るな」といいたくなるが、これは嬉しい違いだ。よいよい。
・プラモ界に革命を起こした
カップヌードルを作るという発想のぶっちぎりのユニークさ、作り手に配慮した親切設計、完成した作品のクオリティ、どれをとってもプラモ界の革命児といっていいだろう。
価格は税込2420円。バンダイ公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」では品切れ中だが、Amazonなど大手ショッピングサイトでは在庫もある模様。
1つ助言するならば、プラモを作るときには本物を必ず用意すること。完成後に無性にカップヌードルが食べたくなること請け合いだ!
参考リンク:バンダイホビーサイト、日清食品オンラインストア
Report:冨樫さや
Photo:RocketNews24.
【比較】30円安いのにカップヌードルの味! ローソン、ファミリーマート、セブンイレブンのオリジナルカップラーメンを食べてみた結果
庶民の味方カップヌードル。言わずと知れた日清食品のエースだ。口の中がカッカッするようなスープと、ちぢれ麺、そして謎肉……普通に食べているがよく考えると、その味は圧倒的なオリジナリティーに満ちている。カップヌードル以外にカップヌードルなし。
と、私(中澤)は勝手に思っていたのだが、コンビニオリジナルのカップラーメンにカップヌードルに激似のヤツがあった。しかも、約30円安い上にノンフライ麺。「コスパも意識も高いカップヌードル」とでも言うべきオリジナルラーメンの名は……
ローソンセレクト「芳醇しょうゆラーメン(税込150円)」だ。元から麺にまぶされた粉末スープに、食べる前に液体スープを混ぜて完成する味はほぼカップヌードル。
前述の通り、麺は違うが、逆にノンフライ麺のあっさりした味はそこはかとなくヘルシーさを感じさせ、これはこれでマッチしている。カップヌードルはちょっとジャンクすぎると感じている人はぴったりかもしれない。
あとは、スープの味も具も驚くくらいそっくりだ。カップヌードルみたいな卵も入ってるし、なんなら謎肉まで入っている。
・似ている理由
なぜ、ここまで似ているのか? こんなに似せてしまって大丈夫なのか? その謎の答えは、パッケージの背を見ると分かった。製品詳細欄に以下の内容が記載されていたのである。
「製造所 日清食品株式会社 静岡工場」
なんと製造が日清食品だったのだ。そりゃあこれだけ同じにもなるか。と一瞬納得しかけたが、ファミマの「コク旨中華そば(税込142円)」も日清食品の下関工場で作られていた。
・明確な違い
とは言え、こちらはコンビニ3社の醤油ラーメンでもカップヌードルの味からはむしろ遠い方である。コク深いフライ麺に絡む醤油の甘みを感じるスープの味は、どちらかと言うと町中華のようだ。
食べ比べると、ファミマは普通の醤油ラーメンで、ローソンはカップヌードル味という感じ。どちらが良いかは好みによるだろうが、同じ日清食品で作られた醤油ラーメンでも各コンビニで明確に色が違う。
・コスパ最強なのは
一方、純粋にコスパが良いと感じたのはセブンイレブン「スープが決め手中華そば(税込138円)」である。これもノンフライ麺だが、生麺のようにモチモチツルッとしていて優しいスープの味は町中華系。
そう、スープの味自体はファミマに近い。が、セブンのカップラーメンは麺とのバランスが非常に良いのである。ローソン、ファミマと食べ比べると、1つだけ店の味のようなクオリティー。この味が最安138円はコスパ最強だと思う。ちなみに、製造所は明星株式会社神戸工場だった。
・個性派揃い
それぞれに色のあるコンビニオリジナルカップラーメン。カップヌードルの味を安く味わうならローソン、麺の味に強さを求めるならファミマ、コスパならセブンイレブンと人によって勝者が変わってくる。同じ種類でありながら、これほど個性的な色分けがされているのは天晴と言う他ない。目的によって使い分けるのが吉だろう。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【実食レビュー】カップヌードルが本気で追求した「旨辛豚骨」は異国の風が吹く
2020年8月31日、日清食品より「カップヌードル 旨辛豚骨」が新しく発売された。普通なら「へぇ〜、食べてみようかなぁ」てなものだが、今回ばかりは絶対に避けては通れない。なにせ珍しい豚骨。しかも、本気で追求したとまで言っているからだ。
カップヌードルといったらレギュラーの醤油味、シーフード、そしてカレーあたりが定番どころ。それだけにあまりイメージが湧かない豚骨に本気を出したとなれば、一度味わってみるしかあるまい!!
・旨辛豚骨のスペック
ということで日清食品の本気(マジ)を受け止めるべく買ってみた。「カップヌードル 旨辛豚骨」の値段は税抜158円(希望小売価格は193円)。
開封してみたら、豚骨の匂いはふわっと香る程度でこの段階だとコテコテの豚骨ではなさそう。中には豚ミンチ、キクラゲ、ネギ、赤唐辛子、白いりごまなどをチラホラ確認できる。まぁこのあたりは他の種類と大きな違いはない感じだ。
・カップヌードルらしく簡単手順
当然、カップヌードルだから作るのは超簡単。熱湯を入れ、別添の「特製旨辛ラー油」をフタの上に乗せて温める。
あとは3分待って「特製旨辛ラー油」を入れたらOK。たったそれだけ!
出来上がりの見た目は豚骨っぽいようなそうでもないような。一体どんな味がするのか緊張が走るが、食べ進めたら異国の風が吹くことになった。というのも……
隠し味に花椒(かしょう)を入れてある影響か、随分と辛さ推しなのだ。レベル的には舌と口の中からピリピリが止まらない。どちらかというと豚骨よりも辛さのインパクトが強い……ような気がする。これはまるで辛ラーメン……!
ただ、ここから別の顔も覗かせるから面白かった。辛さレベルは2(MAXで5)だからか、食べ進めていくと額からじんわり汗が吹き出しながらも慣れてしまった自分がいたのである。無理ない辛さに落ち着いたら次は豚骨味も感じるようになり、あまりないタイプのカップ麺だった。これが日清食品の本気……!
・辛ラーメン好きならストライク
イメージとしては九州と韓国を往復し続けるとでも言おうか。おそらく誰にでも美味しく食べられるような……カップヌードル好きの分母を考えたらエッジが効きすぎず……そのあたりに本気を注いだのではないかと勝手に想像している。
とにかく、辛ラーメンが好きな人ならばストライクゾーンにバリバリ入ってくるのは間違いなし。それでいて、カップヌードルらしさは健在で麺をはじめとする食感は慣れ親しんだもので何だかホッとする。上手くまとめていること、そして暑い日に不思議と食べたくなるような中毒性もあるため、気になる人はお試しあれ〜!
参照元:日清食品「カップヌードル 旨辛豚骨」
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
【驚愕】日清食品に聞いた公式レシピ!「カップヌードルでたこ焼」を作ってみたら力技の連発に “生き様” を感じた
コロナ禍からステイホームのここ数カ月。インスタント麺のお世話になった人も多いだろう。少なくとも、私(中澤)は結構お世話になっている。手軽かつ保存にも適したインスタント麺はこういう非常時にも役に立つ庶民の強い見方だ。
でもでも、さすがにカップヌードルを食べすぎて飽きそうだよ~! というわけで、日清食品に聞いたアレンジレシピを試してみることにした。カップヌードルでたこ焼が作れるらしいが……どうやって生地を作るんだろうか?
・麺をどうやって生地にするのか?
実を言うと、私はカップ麺にひと手間加えたアレンジが好きだ。カップヌードル系だと、シーフードヌードルでペペロンチーノを作ったこともある。しかし、たこ焼となると、そんな私でも作り方の想像がつかない。
もちろん、小麦粉を使ったら生地にはなるだろうが、カップ麺のアレンジとは素材をどう生かすかの勝負である。いかに無駄なく他の料理に転生させるか。我らカップ麺アレンジャーはその発想の転換にこそ美しさを見出していると言っても過言ではない。すなわち、粉ものを作るのに小麦粉を使うのは力技すぎて気が引けるのだ。
・レシピ通り作ってみよう
とは言え、今回は日清の公式レシピ。カップヌードルの特性を知り尽くした者ならではの手段で問題を解決するに違いない。1人のカップ麺アレンジャーとして勉強させてもらおう。それでは、日清食品からレシピを受け取った営業のシノミヤの指示通り作っていこうと思う。
シノミヤ「まずは、カップヌードルをポリパックに入れて砕きます」
まあ、小分けにして焼くにはそうなるでしょうね。
シノミヤ「次に、卵1個を器に割って水200mlをジャー」
水結構多めなんですね。
シノミヤ「そこに、砕いたカップヌードルをザラザラ―」
カップヌードル入れたらバランスが取れた気もしますね。
シノミヤ「全部入れ終わったら最後に……」
最後に?
シノミヤ「小麦粉ドーン」
アッ──!
シノミヤ「大サジ3杯ドーン」
アッアッ──!
シノミヤ「あとはこれをたこ焼機で焼けば完成です!」
ち、力技だァァァアアアア!
シノミヤ「え? 突然どうしたの?」
──食べてみると、ソースをかけなくともカップヌードルの味がする。これだけでも十分食べられるが、たこ焼ソースとかつお節をかけると、カップヌードルの下味をソースの甘みが包み込んでたこ焼っぽさが増した。これはこれでイケる。
・U.F.O.で作るお好み焼き
さらに、レシピには他のカップ麺のアレンジも。U.F.O.でお好み焼きが作れるらしい。再び粉ものだが、これは作り方が予想できる。
なぜなら、私はチキンラーメンでピザを作ったことがあるのだが、その際は汁気を切ってまとめて焼くだけで麺が固まり生地になった。つまり、今度こそ小麦粉は不要! さあ、見せてもらおうか日清! 貴様の生き様を!!
シノミヤ「ボールに砕いた麺、キャベツ80g、水120ml、卵1個を入れて……」
シノミヤ「小麦粉ドーン」
どっひゃぁぁぁぁ~~~!
──完成品を食べてみると、U.F.O.のあのクセになる濃厚なソースと、ふりかけの青のりがきいて、確かにお好み焼である。
恐るべし日清……! 力技の連発はいっそ勇猛だ。出来上がったたこ焼とお好み焼きの味は私に語りかける。「恐れず進め」と。
その背中に改めて勉強させてもらった気がした。そう、我らカップ麺アレンジャーは恐れてはいけない。いつだって人がやらない一歩を踏み出すのは自分しかいなかったじゃないか。カップ麺アレンジとは死ぬことと見つけたり。
・4種類のレシピ
なお、これらのレシピは縁日レシピとして考案されたもの。他にも、U.F.O.で作るオムそばめしやどん兵衛で作る鶏つくねなどもある。
ステイホーム中でも夏祭り気分を味わうことができるこのレシピ。個人的には、どん兵衛鶏つくねがめちゃんこウマかったことを追記しておきたい。レシピの詳細や他のレシピが気になる方は日清食品のサイトをご参照いただけると幸いだ。
【知ってた?】生協の『コープヌードル』が『カップヌードル』とほぼ同じ味! しかも安い! もはや間違い探しレベル!
みんな大好き日清『カップヌードル』の、あえて欠点を探すとすれば「ほんの少しだけ値段が高い」ことだろうか。コンビニでの通常価格は198円(税込)。スーパーだと平均150円前後だから、たまに128円のセールがあれば個人的には即買いである。
もちろん弁当と比較すれば文句なしの安さなのだが、やや量が少ないため日頃より「もう少し安ければなァ……」と感じていた。そんな折、なんだかカップヌードルによ〜〜〜く似たヌードルを発見したのだ。その名も『コープヌードル』って、完全に狙ってるじゃ〜ん(笑)!
ところが……この案件、狙うとか狙わないとか、そういう次元の話じゃなかったのである。
・コープヌードル
コープ(生協)オリジナル商品といえば、昔は「組合員だけが買えるもの」という印象が強かった。しかし近年では全国に直売店が増えるなど、組合員以外でも入手しやすくなっている。
そんなコープオリジナルの『コープヌードル』は、『カップヌードル』とパッケージの色合い・ロゴ等にかなりの類似点が見られるようだ。ちょっと “偶然” では片付けられない雰囲気である。メインのバリエーションが『しょうゆ』『シーフード』『カレー』である点も同じ。
フタを開けると “例のニオイ” が……
おおぉ……………
こ、これは両者完全に一致…………
いや違う! 『コープヌードル』のほうは「具に “赤いヤツ” が混入している」ぞ! 原材料と照らしたところ赤いヤツの正体は『にんじん』だ。ただし、その他おなじみの『謎肉』『たまご』『えび』『ネギ』については、両者ほぼ見分けがつかないほど酷似している。
内容量は『コープヌードル』のほうが7グラム少なく(しょうゆ味の場合)、並べてみると確かに少ないような気もする。しかしどちらか一方だけを見せられた場合は、まず気づかないと断言していいはずだ。そして恐るべきことに……
コイツら、味もほとんど一緒なのである!!!
別商品だと知った上で食べ比べてみると「少し違う」と感じるが……見た目と同様、よほどのカップラーメン好きでないなら、言われなければ違いが分からないだろう。当然どちらがウマいとかも、もはや分からん。
・間違い探しの領域に
『コープヌードル』が「実はほぼカップヌードル」だったという衝撃の事実。事態がよく飲み込めないが、人気の『シーフード味』も比較してみることにしよう。
見た目・香りともに一致……
じゃない! 今度は「カニカマの切り方が違う」!
それ以外の点はやはりしょうゆ味同様「言われなければ分からない」といった感じだ。だんだん間違い探しゲームになってきた。
つづく『カレー味』にも違いを発見!
「ジャガイモのサイズが違う」!
しかしそれが味と関係するわけもなく、3種類の中でも濃厚な『カレー味』の違いを見極めるのは至難の業だ。嘘だと思うなら試しにやってみてほしい……。
・衝撃の事実が発覚
失礼ながら当初、私は『コープヌードル』を “カップヌードルのプチパクリ商品” と思い込んでいた。ところが実際に食べてみるとプチどころか “ガチパクリ商品” じゃないか。いいのかコレ? 心配になって生協の公式サイトをのぞいてみると……そこにはあっけらかんと衝撃の真実が記載されていたのである。
コープ「1971年に誕生した日清食品のカップ麺。その爆発的なヒットを受け、コープでもその味を組合員に提供したいという思いから、日清食品と共同開発を行い、『コープヌードル』が生まれました」
……話を整理しよう。「カップヌードルを組合員に提供したいな」と考えたコープは、正直にその想いを日清に伝えた。日清側も快くそれに応じた結果、 “カップヌードルの味がする別のカップ麺” として誕生したのが『コープヌードル』……!
つまり『コープヌードル』はパクリどころか、本家・日清お墨付きの商品だったワケだ。「そんな話アリだったのかよ」という気もするが、本人達がアリだと言っているのだからアリなのだろう。ちなみに『コープヌードル』の店頭価格は税込108円。
内容量が少ないとはいえ、『カップヌードル』と比較するとその安さは歴然である。あまり知られていないことを不思議に思うほど、個人的にはお得なだけの案件だと感じるのだが……気になる人はもちろん、気にならない人もぜひこの衝撃を体験してみてほしい。