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【缶詰の日】ロケットニュース24記者がオススメする「絶対に食べてほしい缶詰5選」
本日10月10日は『缶詰の日』。1877年10月10日に、日本初の缶詰工場でサケ缶が作られ始めたことを記念して、10月10日が缶詰の日になったとのこと。
ロケットニュース24もこれまでたくさんの缶詰を紹介してきた。そのなかでも絶対に一度は食べてほしいと思う缶詰を記者5人が選んだので、ぜひこの機会に新しい缶詰にトライしてみてほしい。
中澤星児「脂が乗りまくったトロける味わい」
・高木商店のサバ缶
「個人的にはサバ缶が缶詰の基本だと思っているのだが、そんなサバ缶の中で高木商店は最強だと思う。脂が乗りまくったトロける味わいは、ひと口食べただけで誰にだって違いが分かるはず。マジで1度食べてもらいたい」
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原田たかし「『ツナ+明太子』という美味しい方程式」
・めんツナかんかん
「日本初の明太子メーカー『ふくや』が発売しており、今(2020年10月時点)では600万個以上も売れているモンスター商品。
『ツナ+明太子』という方程式がマズい訳がないが、期待以上の働きをしてくれて一家に1つあると助かるシーンも多い。いろんな料理に使える点もまたヨロシ! オススメ!!」
【ウマすぎ注意】100万個売れている「めんツナかんかん」は中毒者続出も納得できるほどの神商品だった
佐藤英典「保存期間3年とかマジでビビる」
・パンの缶詰
「最近の缶詰技術はスゴイ。どんな料理でも缶詰として美味しく食べることができる。その最たるものが、パンの缶詰じゃないだろうか。パンはそのままだと保存に適していない。すぐにカビるし、パサパサになったりカピカピになってしまう。
ところがこの缶詰パンは賞味期限内なら食える! そして美味い! 保存期間3年とかマジでビビる」
【キャンプで試そう】最近の非常食「缶詰パン」がウマすぎてヤバい! マジで毎日食べたくなるレベル
GO羽鳥「不思議と海の味がする」
・タランチュラの缶詰
「缶詰と聞いて真っ先に思い出すのはタランチュラの缶詰だ。中に入っているのは “乾燥タランチュラ” といった感じの乾物で、味は『エビの殻+スルメ+カニ味噌+虫の味』……的な濃厚系のテイスト。陸地の蜘蛛なのに、不思議と海の味がするのが面白い。
ちなみに、このまま食べても美味しいのだが、『間違いなくお茶漬けに合う!』との直感に従い、実際にやってみたら相性バッチリ! 粉末状にして『タランチュラ粉』として使うのもアリだなと思ったりもする」
P.K.サンジュン「“缶詰” と聞いたらコレしかない」
・シュールストレミング
「すまん。ぶっちゃけ、全然オススメじゃないんだけど、“缶詰” と聞いたらコレしか思い出せなかった。それくらいシュールストレミングは、ニオイだけではなく存在感も強烈だ。
我々はこれまで何度もシュールストレミングに挑んできているが、GO羽鳥のリアクションは控えめに言って最高だと思う。どうか元気がないときにこの動画を観て欲しい。何回でも何回でもループしちゃうから」
【激クサ検証】潔癖男子「シュールストレミングなんて絶対に吐く!」→ ニオイを嗅がせてみたらこうなった
──以上、ロケットニュース24がおすすめする「絶対に食べてほしい缶詰5選」である。
そのお手軽さ、保存性、そして味の豊富さで多くの人を魅了する缶詰。せっかくの缶詰の日、思い切って普段は手をつけない缶詰に挑戦してみるのも面白いかもしれない。
執筆:ロケットニュース24編集部
Photo:RocketNews24.
【保存食検証】発熱する牛丼! 火も水も不要の非常食・レスキューフーズの「一食ボックス」が衝撃的だった!!
こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。コロナ禍の夜明けは見えないし、台風も激しさを増す今日この頃、いつ何時保存食が必要となるか分からない。そして、もしもの時、我々日本人が食べたくなるのは米ではないだろうか。
そういった考えから私(中澤)は、アルファ米や、缶詰などの米の保存食をレポートしてきた。そしてこの度、衝撃的な保存食に出会ったためご紹介したい。その名もレスキューフーズ「一食ボックス」だ。
これまでは保存食と言えど、温かい米を食べたいならお湯が必要だったが、なんと一食ボックスは火も水すらも不要! 発熱する牛丼SUGEEEEEEE!!
・オールインワン弁当
食事に必要なものを一つにまとめたという「オールインワン弁当箱」である一食ボックス。私がこれに出会ったのは最強激安スーパー・オーケーストアの非常食コーナー。カレーライスは税抜き758円、牛丼は税抜き874円と安くはないが、他の袋のみの非常食と何が違うのか? 気になったので牛丼を購入してみたわけだ。
賞味期限は2年以上。箱を開けてみると、白ご飯、牛丼の素、ナプキン、レンゲが入っており、まさに食事に必要なものが揃っている。だがそれ以上に目をひかれたのは発熱剤と発熱溶液とポリ袋。これどう使うのだろうか? 箱の裏に書かれていた説明通りに進めてみよう。
・一食ボックスを温める
1. 発熱剤をパッケージから取り出し袋の底に置く
2. 食品を入れる
3. 発熱剤が一番底にあることを確認したら袋ごと箱に入れる
4. 発熱溶液を袋に注ぎ、袋のチャックをしっかり閉める
──あとは待つだけのようだ。発熱剤はホッカイロみたいなものだろう。でも、ホッカイロは弁当を温められるほど熱くはならないし、これ、ちゃんと温まるのか? 準備している時はそんなことを考えていたのだが……
荒ぶりすぎィィィイイイ!
発熱溶液を袋に入れた直後からポコポコと泡が盛り上がり、やがて「シュポーッ!」って音が聞こえそうなほど勢いよく蒸気が放出され始めたではないか。これもはや米炊いてるレベルだろ。
・初めて見る光景
立ち上る蒸気の勢いが凄すぎて箱が耐えられるのか不安になるが、この箱の底は断熱用ダンボールとなっている模様。全然平気そうだ。それにつけても、厚紙のパッケージから蒸気が吹き出す光景のギャップが凄すぎる。38年間生きてきて初めて見るぞこんな光景。
正直、ちょっと感動した。これ見られただけで今回は買った価値があった気がする。さて置き、牛丼は20分間発熱して蒸気がおさまった後10分蒸らすと調理完了。アツアツなのでナプキンなどを使用して慎重に袋から取り出し……
ご飯に具をかけると完成!
牛肉も細々したものではなく、ちゃんと牛丼を感じさせるボリューム。つゆだくで白滝が入っているのも嬉しい。そして、肝心の味は確かに牛丼!!
粒が立っていて美味しい米が、牛の旨味が溶け込んだ甘辛いつゆでガシガシイケる。保存食と言えどパサパサしているとかそういうことはなく、その味は生きている牛丼だ。
火が起こせなくても水がなくても温かいご飯が食べられる一食ボックス。ナプキンやレンゲが入っているだけではない。温かさも食事の満足感も含めてオールインワンだ。その機能性は非常食として最強と言える。レスキューフーズという名前は伊達じゃなかった。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【意外】ハンバーグの缶詰「CANBURG」の中身が、思った以上に本気のハンバーグでビックリした!
「ハンバーグ」と聞いて悪い気がする人はあまりいないと思う。なぜなら多くの人が大好きな洋食のひとつだから。ただ、そのハンバーグがもしも缶詰に入っていたらどう思うだろうか?
え? 缶詰のハンバーグだって!? レトルトならわかるけど、アレを缶に入れるのか? 一体どんな味がするのか? 岩手県のブランド肉専門店「格之進」が缶詰ハンバーグを販売していたので買って開けてみたところ……。思った以上に本気の本気でハンバーグじゃないか、コレ!!
・ハンバーグのオイル漬けだって!?
ハンバーグの保存食といったら、やっぱりレトルトが定番でしょ。昔に比べて保存技術が進化していて、レトルトや冷食でも美味しいものが増えている。さらに保存期間を長くするため缶詰に入れるのは理解できるが、この商品をグランスタ東京の「格之進 ハンバーグ&バル」で発見した私(佐藤)は目が釘付けになった。
テイクアウトカウンターのショーケースを見ると「ハンバーグのオイル漬け」とある。中は一体どうなってるんだ? ハンバーグはこの缶詰の中でどうなっちゃっているんだよ!? 中が見たい! そう思い1缶(税込864円)を購入して帰った。
・缶の中に閉じ込められたハンバーグ
缶には大きな文字で「CANBURG」と書いてある。ハンバーグが缶に入っているからカンバーグか……。悪くないネーミングだ。
缶の側面を見ると、こう書かれている。
「厳選したお肉で美味しさを最優先に作ったハンバーグをジューシーに焼き上げ、旨味も一緒に缶の中に閉じこめました」
なるほど、この中にはすでに完成形のハンバーグが閉じ込められている訳か。開けたらすぐに食えるらしい。ちなみに賞味期限は2023年4月7日になっている。その気になれば、3年後までこのハンバーグを食えるようだ。
・本気だ、本気のハンバーグだ!
早速ハンバーグを救出しよう! 缶の中で油漬けになっているハンバーグを早く外に出してやらないと! 待ってろ、ハンバーグ!! 今、そこから出してやるからな! 缶の上にあるプルタブに指をかけて……。
軽く引き上げるとパカッ! とフタが開いた。
そして中を見てみると……。
↓
↓
↓
↓
↓
ハンバーーーーーーーーーグッ!!!!!!!
これはハンバーグだ! 完全なるハンバーグだ!! もうちょっと保存食らしく、慎ましい感じのハンバーグの姿をイメージしていたけど、本気のハンバーグだった。あえていうなら “イケメン” の部類に入るハンバーグじゃないか。
・味はかなりイイ
保存用の油にしっかり漬かっているけど、もしかして油っぽいかな?
半割りにしてみると、肉がギュッと詰まっているのがわかる。それにしても、ハンバーグの形が整っていて、缶から出しただけなのにたった今調理が終わったかのようだ。キレイで焼き色も美しい。
常温のまま食べてみると……。こ、これは!? ウマい! 肉感はあるのに、味は結構あっさり目だ。中まで油はまわっていないので、くどさもなく肉の旨味が口の中に広がる。これが保存食とは驚きだ。加熱してキレイな器に盛りつければ、そのままレストランで出せる味ではないだろうか。1500円で提供されても文句のないクオリティである。
さすが格之進、岩手を代表するブランドだけある。缶詰でも、そのブランドの味は損なわれていなかった。オンラインストアでも3缶セット(税込2592円)で販売しているので、気になる方はチェックして欲しい。これをキャンプとかに持って行けば、野外で飲食店の味を堪能できるぞ!
参考リンク:格之進オンラインストア
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
【保存食比較】水を注ぐだけでご飯完成「アルファ米」4社を食べ比べてみた / 最も味と食感が生き返っていたのはこのメーカー!
こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。特に、日本人ならば、いざという時食べたくなるのはご飯だろう。以前の記事で缶詰ご飯を湯煎して食べ比べたが、非常時は火を起こすのも結構手間かもしれない。
そこで今回は、水を注ぐだけでご飯ができる「アルファ米」を食べ比べてみよう。乾燥した米を水で戻すこの保存食。はたして、どれくらいご飯の味に戻るのか?
・購入した4社
購入したメーカーは、「尾西(おにし)」「アルファー食品」「サタケ」「ヤギショー」の4社。調べたところ、尾西、アルファー食品、サタケはアルファ米界では結構有名なようである。
ヤギショーは実力の程は不明だが、アウトドア用品専門店・石井スポーツに置かれており、商品名が「米々軒(まいまいけん)」と米への並々ならぬ情熱を感じたため買ってみた。
・作り方
作り方はどれも同じ。まずは、袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出す。その後、内側の注水線まで水を注いで1時間待つだけ。
ちなみに、今回はあえて水で作れるものを選んでいるため水で作っているが、もちろんアルファ米はお湯で作ることも可能。熱湯だと待ち時間は15分くらいに短縮されるようだ。
・出来上がり
とは言え、アルファ米を食べるのが初めての私。本当にあのカピカピの状態から水だけで元の米に戻るのだろうか? 戻りきらず固い部分が残ったりしてそう……。1時間後、多少の不安と共に封を開けてみると……
普通にご飯だった。
スプーンですくうと感触はモチッと柔らかい。スゲエッ! 未来キテる!! パックに塊で入っている感じもどことなく近未来チックだ。『攻殻機動隊』のバトーさんが食べてそうである。
出来上がりの量的には、「尾西」「アルファー食品」「サタケ」がお茶碗大盛1杯分くらい。「ヤギショー」は量が多く、カレー皿大盛一杯くらいある。その分「ヤギショー」は他より価格が高いが、量的には2倍くらいの差があるのでコスパは悪くないように感じた。
・アルファ米の味
まずは小手調べ的な感じで、アルファー食品の「安心米」を食べてみると、思っていたよりご飯の食感がする。味的には炊き立てより少し風味は落ちるものの、モチッとしたその食感は完全にご飯だ。
ひと通り食べた結果、全て想像していたよりウマイ飯に仕上がっていた。総評は「アルファ米と言ってもちゃんとしたご飯じゃん」という感じ。個人的ランキングをまとめると以下の通りである。なお、今回使用した「尾西」「アルファー食品」「サタケ」はわかめごはんだが、ランキングはご飯の味のみの評価と考えていただけると幸いだ。
・味ランキング
1位 ヤギショー「米々軒 白いご飯大盛り(税込540円)」
2位 尾西食品「尾西のわかめごはん(税込328円)」
3位 アルファー食品「安心米 わかめご飯(税込345円)」
4位 サタケ「マジックライス わかめご飯(税込346円)」
──前述した通り、アルファー食品は普通にご飯の味がしたわけだが、その後尾西食品を食べてみたところ、米が良い具合に固く、より粒立ちがハッキリしているように感じた。尾西のアルファ米を味わった後に、アルファー食品を食べると、若干パサついて感じるのである。
だが、そんな尾西さえも上回ったのがヤギショー。米の甘みすら感じるその味は、炊き立て……まではいかなくとも、保温で少し置いた程度までは蘇っている。「米々軒」の名に偽りなしの米へのこだわりだ。
・個人的には買うなら尾西食品
とは言え、前述した通り、ヤギショーは550gと結構量がある。保存食として考えると、これは家族などシェア向けかもしれない。逆に、1人用に備蓄する保存食だと尾西食品の量がちょうど良いように感じた。
尾西食品も2位とは言え味的には十分ご飯の旨みがあるため、1人暮らしの自分がどれを備蓄するかと考えると、尾西食品になりそうである。ちょっと安いしな。
ヤギショー的には、まさに勝負に勝って試合に負けるというヤツだが、まあ、この2つは味的には使い勝手で決めて良いくらいの僅差だったということ。状況は人によって変わると思われるので、備蓄の参考にしていただけると幸いである。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【保存食比較】吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみた結果 → ご飯に圧倒的な違いがあった
こんな時代だからこそ持っておきたい保存食。賞味期限が長く場所も取らない缶詰は非常用の備蓄に最適だ。そんな缶詰の中でも珍しく米が入っているのが吉野家の缶飯とサンヨー堂の弁当缶詰である。
缶詰しか食べるものがない時を想定すると、やはり我々日本人は米を食べたくなるに違いない。そして、どうせならウマイ米を食べたいものである。そこで、吉野家の缶飯「牛丼」とサンヨー堂の弁当缶詰「牛めし」を食べ比べてみることにした。
・価格差2倍
まず、価格だが、吉野家の缶飯「牛丼」はサイトでの通販価格は6缶で税込4860円。つまりひと缶810円と結構高級である。対して弁当缶詰「牛めし」はサイトの製品紹介に定価が書かれていないが、Amazonにサンヨー堂が出品している価格が2個セットで875円(438円/個)なので、これが定価と考えて良いかもしれない。およそ2倍の価格差である。
ちなみに、ディスカウントスーパーのオーケーストアでは、缶飯が税抜き582円、弁当缶詰が税抜き291円なので、ここでもやはり価格には2倍の開きがあった。はたしてこの価格差は味にも影響しているのだろうか? さっそく食べ比べていきたいと思う。
・吉野家は常温でも食べられる
吉野家の缶飯は常温でも食べられるが、サンヨー堂の弁当缶詰は湯煎を15分して食べるものだ。そこで、できるだけ条件を合わせるために、吉野家の缶飯も湯煎することにした。なお、缶飯のパッケージによると、湯煎する場合は10分が目安のようである。
というわけで沸騰したお湯に2つをドボン。まずは、10分で缶飯をサルベージして、15分後に弁当缶詰をサルベージする。熱湯で缶詰もチンチンに熱せられているためトングで取り出し……
タオルを使ってフタを開けると……
見た目から全然違う2つの缶詰。
・より「ごはんっぽい」缶詰
以前の記事でもご紹介した通り、サンヨー堂は細切れの肉が入った炊き込みご飯のような質感だが、対して吉野家はつゆだくでトロッとしている。まずは吉野家から食べてみたところ……
うん。おじや。
つゆに米が溶け込む感じは牛丼というか牛雑炊というイメージだ。米が炊きたてみたいなサンヨー堂と食べ比べると、そんなおじや感がより顕著である。正直、サンヨー堂の方が粒が立っておりモチモチで、圧倒的に「ごはん」だ。
・店で味わえない吉野家らしさ
とは言え、それは良し悪しではなく、ただの違いであるような気もする。あなたは考えたことはないだろうか? 「吉野家のつゆでおじや作ったらどんな味になるんだろう」と──。
想像してみてくれ。吉野家のつゆが存分に染み渡ったおじやを。牛丼のような薄切り肉に、フタを開けた瞬間、ふわっと香り立つ吉野家臭を。むしろ牛丼以上に吉野家を味わっている気さえする。店では食べられない牛雑炊としては最高なのだ。
ちなみに、缶飯をおかずに弁当缶詰を食べたらなかなかウマかったことを追記しておきたい。質感が違う缶飯は、ご飯のお供みたいな使い方でも意外と違和感がなかったぞ。
・それぞれのごはん
最後に、それぞれのサイトで賞味期限を確認したところ、吉野家の缶飯は製造後3年で、サンヨー堂の弁当缶詰が製造より5年。エネルギーは吉野家が289kcalでサンヨー堂が315kcalだった。
保存食としてはサンヨー堂が強い気がしなくもないが、どちらが良いかは、保存食や非常食に何を求めるかで変わるだろう。どんな状況でも、食べ物がウマイとちょっと救われる。あなたがアガる味は、ごはんか吉野家か? 保存食購入の参考になれば幸いだ。
【弁当缶詰】ご飯がふっくら激ウマの保存食! サンヨー堂の「五目めし」が非常食にしておくには惜しいレベル
非常時にも便利な缶詰。こんな時代だし、賞味期限の長い缶詰を用意しておくに越したことはない。しかし、リアルに缶詰しか食べるものがなくなった時のことをシミュレートすると、やはり米が食べたくなるのではないだろうか。
そこで我々スタッフ、一生懸命、一生懸命探しました。そしたらね、美味しいお米の缶詰さん、見つかりましたよ。缶詰なのに炊き立てみたいにふっくらモチモチで元気にされてました。
・吉野家の缶飯の半分の価格
その名もサンヨー堂の弁当缶詰。なんと炊き込みご飯の缶詰で「牛めし」「とりめし」「五目めし」など種類も豊富だ。私(中澤)がこの缶詰に出会ったのは、ディスカウントスーパー・オーケーストアでのことで価格は税抜き291円だった。
米が入った缶詰と言えば吉野家の缶飯が有名だが、これは税抜き582円で売られていたので、サンヨー堂の方が大分安いことが分かる。オーケーストアだと半分の価格だ。
・正しい食べ方
でも、缶詰の米ってペターッとしてボソボソなんでしょ? と思ったそこのあなた! 缶詰の米はボソボソ……そんなふうに考えていた時期がオレにもありました。
ええ、そうです。正しく食べれば弁当缶詰には温かみが存在します。パッケージに書かれている正しい食べ方とは……
沸騰したお湯で缶詰自体を15分ほど湯煎する。
もちろん、缶詰自体もチンチンに熱くなるので取り出す時は要注意。ツメを開ける時もタオルなどを使うのが良いだろう。さて置き食べてみると……
そっかァ~~~~~……
缶詰でもふっくらモチモチな米ってあるんだ。
目からウロコというか、納得というか。缶詰でも文句なしに “ご飯” だ。しかも、味がこれでもかと染みきっているのが缶詰の良いところ。普通に炊いた炊き込みご飯よりウマイような気さえする。
・五目めしが激ウマ
これだけご飯が激ウマであれば、どの味を食べてもある程度の高得点を叩き出しているに違いない。試しに「牛めし」「とりめし」「五目めし」の3種類を食べ比べてみたらやはりどれもウマかった。参考までにそれぞれの感想を以下にまとめたい。
【牛めし】
味付けは甘め。肉は細かく吉野家の缶飯ほどの量ではないが、十分に牛の旨みは感じられる。
【とりめし】
玉ねぎの香りがする。具は少なめだけど風味や味は染み染み。完全に鶏炊き込みご飯。
【五目めし】
フタを開けた瞬間ゴボウの香りが爆発。椎茸、人参など具も豊富で、炊飯器の炊き込みご飯にも全く引けを取らない味。
──以上。それぞれご飯のウマさと味の染み方は全く問題がない。「五目めし」に至っては、ウマすぎて保管しておく自信がないくらいだ。あったら食べてしまいそうだし、もはや常食としてレギュラー入りするほどのクセになるクオリティーである。
現在も、世界はコロナ禍という非常時。まばたきの後、何が起こるか分からない世界だ。しかし、どんな時でもウマイものを食べたら少し救われる。もしもの時はもちろん、日常的にもこの缶詰を知っておいて損はないだろう。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.