棒付きキャンディといえば、誰もが「チュッパチャプス」を思い浮かべるはず。もはや説明不要の世界的なキャンディブランドである。

そのチュッパチャプスの味を再現したチルドカップ飲料が、2020年8月中旬に発売開始となった。その名も「チュッパチャプス　コーラゼリードリンク（ナタデココ入り）」である。　コーラなの？　ゼリーなの？　ナタデココまで入っているの？　無炭酸のコーラってどういうこと？　気になったので実際に飲んでみたら、これが思った以上にうまかった!!

・オランダ企業と共同開発

私（佐藤）は最近、チュッパチャプスの炭酸飲料を飲んでいる。韓国産の商品でオレンジとストロベリーの2種類を購入。実際に飲んでみると、どちらもチュッパチャプス感は薄かったけど、昔馴染みの果汁の入った炭酸飲料を思い出させてくれる味だった。これはこれでアリだと思う、うん。

今回紹介する商品は、「トーヨービバレッジ株式会社」とオランダの「ペルフェティ・ファン・メレ」が共同開発したのだとか。商品説明には次のようにある。

「チュッパチャプスの中でもザ・ベスト・オブ・フレーバーとして人気を博する「コーラ」味をナタデココ入りのゼリードリンクとしてアレンジ。ナタデココとゼリーの食感がダブルで楽しめる、満足感もたっぷり味わえる商品です」

う～ん……、味の想像がつかない。飲んでみるしかなかろう。

・久しぶりのコリコリ食感

上フタを開けて中をのぞくと、ドロリとした茶色いゼリーの中に四角いナタデココが浮かんでいるのがわかる。そういえばナタデココを見るのは久しぶりかも。昔はナタデココも一大ブームになったんだけど、タピオカに押されて、近頃は見る機会も少なくなったもんだ……。お久しぶり、ナタデココさん。

飲んでみると、たしかにこれはコーラの味だ！　炭酸のシュワシュワは感じられないけど、酸味と甘味でコーラの味を見事に再現している。そしてゼリーの合間から、ナタデココの粒々食感が押し寄せてくる。タピオカと違ってナタデココの噛み応えは力強い。このコリコリとした感触、とても新鮮に感じる。

キャンディのイメージはあまりないけど、ゼリーののど越しとナタデココの食感はとてもイイ。冷蔵庫でよく冷やして飲むと、ひんやりゼリーのツルン！　とした口当たりが心地よく感じられるぞ。ちなみにこのドリンクシリーズ、7月に発売した「ストロベリークリーム」に続く第2弾なのだとか。人気商品らしいので、見かけたら買ってみることをオススメする。

参照元：Gourmet Biz、Toyobeverag
Report：佐藤英典
Photo：Rocketnews24

「チュッパチャプス」は誰もが知っている棒付きキャンディだ。スペイン発祥の商品で、そのスペインでは「チュッパチャプス寿司（CANDY SUSHI）」なるモノも存在するらしい。

そんなチュッパチャプスのドリンクがあることをご存じだろうか？　しかもなんとスパークリング！　つまり炭酸飲料である。実物を発見してしまったので飲んでみたところ、チュッパチャプスのイメージとはかけ離れた代物だった。

・賞味期限、今日！

この商品を目撃したのは、よそでは扱われることのない珍妙な商品も揃える「ドン・キホーテ」だ。入口をはいってすぐのところの棚にあるのが目に入った。ほほ～、チュッパチャプスの飲み物か～……。

オレンジは賞味期限、今日まで!! （2020年7月29日）

スペシャルプライス税別50円！　買うしかねえ～～ッ!!

・昔のファンタ

ということで買ってきた。ちなみにストロベリーの方は、賞味期限9月までで正規価格の税別198円だった。缶の後ろに貼られている商品説明を見ると、原産国は韓国とのこと。韓国ではメジャーな飲み物なのだろうか？

もしや、本当は賞味期限に余裕があるのでは？　そう思って缶底を見たが、やっぱり今日がその日だった。もはや一刻の猶予もない。急いで飲まねば……。

スパークリングとはつまり炭酸である。「チュッパチャプス」と「炭酸」が私のなかで結びつかない。どちらかといえばドロっとしたクリーミーな飲み物を想像してしまうのだが、はたして……。透明グラスに注いでみると、めっちゃ泡が弾けてる～っ！　強炭酸じゃないか。

これほどまでに炭酸推しで来るとは思わなかった。

飲んでみたところ……。

昔のファンタオレンジの味がする！

瓶に入っていた頃のファンタオレンジの味、粗い炭酸の感じも強めの甘さも、当時の味によく似ている。まさか、チュッパチャプスを飲んで、ファンタの味に着地するとは思ってもみなかった。コレはコレでありだなあ。自販機にあったら飲んでしまうかもしれない。

ストロベリーの方は、牛乳とホエイパウダーが入っているので、オレンジよりも味はまろやか。

懐かしの味で例えるなら、日本コカ・コーラの「アンバサ」にイチゴ果汁を加えた感じである。思い描いたチュッパチャプスとは、かけ離れていたけど、なかなか個性的で味わい深い飲み物だった。なお余談だが、アンバサは今でも製造しており、ネット通販が可能だ。

Report：佐藤英典
Photo：Rocketnews24