【超最高の条件】今夜は三大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」がピーク! 寒くても絶対に見るべき理由
ただいま「こぐま座流星群」が絶賛活動中! 2021年最後の流星群を見逃すな!!
今夜はオリオン座流星群がピーク! 観測前に把握しておくべき最も重要なことはこれだ!!
今夜は「みずがめ座η流星群」がピーク! 深夜から未明にかけて、流れ星の観測チャンス!!
4月22日深夜から23日未明は「4月こと座流星群」が見ごろ! 天気もほぼ全国的に晴れの予報
三大流星群の一つ「ふたご座流星群」の活動がピーク! 12月13日夜から14日未明にかけてが見ごろ
今夜から明日未明にかけて、しし座流星群が見ごろ! 条件次第で1時間に最大10個ほどの流星も
【火球が見られるかも】今夜は空を見上げてみよう / おうし座北流星群が絶賛ピーク中
今夜はオリオン座流星群が見ごろ! ただし今年の観測難易度は高めなもよう / 確実に観測するためのいくつかの方法
今年も恒例のオリオン座流星群の季節です。毎年10月21日前後にピークを迎える流星群ですが、今年は21日の15時ごろ。ピーク時にはまだ昼間なので、見ごろとなるのは21日の夜から22日の未明にかけての予定。
今夜の月は20時半ごろに沈んでしまうため、観測において月明りの影響を気にする必要はありません。例年通りであれば、1時間に10個くらいは流星が流れることとなるでしょう。ただし、重大な問題が1つあります。
・天気が悪い
それは天気。気象庁の天気予報によると、21日の日中は晴れていても、夕方以降は全国的に曇や雨に転じるもよう。日本気象協会やウェザーニュースなど、複数の予報で同じ内容です。オリオン座流星群の観測は絶望的な予感。
それでも流星群を見たいという方も多いでしょう。そこで、確実に観測するための簡単な方法を2つほどご紹介したいと思います。1つ目は、夜中に雲よりも高い場所に行くこと。飛行機をチャーターするなり、標高の高い山に登るなりするだけでOKです。頑張ってください。
そしてもう1つは、晴れてそうな国に行くこと。オリオン座流星群は南半球からでも見られますので、選択肢は多いと思います。雨の心配も不要な砂漠とか良いんじゃないでしょうか。やはり頑張ってください。
・オリオン座流星群とは
観測手段が決まったところで、どんな流星群なのか簡単に触れていきましょう。オリオン座流星群の母天体はハレー彗星です。地球は1年で2回ハレー彗星の通ったあとを通過します。その際にハレー彗星が残した塵が地球の大気に侵入すると流星群が生じます。
2回通過するので流星群も2回あり、1つは5月のみずがめ座η流星群。そしてもう1つが今回のオリオン座流星群なのです。名前の由来は、見かけ上の流星の発生地点である「放射点」が、オリオン座の近くにあるから。
・今夜は無理でも
今夜のために雲より高い場所に行ける方や、観測に適した海外に飛べる方はともかく、そうでもない方もいることでしょう。ピークこそ21日の15時で、見ごろは21日夜から22日未明にかけてですが、アメリカ流星協会によれば流星群の活動期間自体は10月2日から11月7日まで続くもよう。
オリオン座流星群は、ピーク時とそれ以外で、流星の数にそこまで差はありません。たとえピークを過ぎても、活動期間中であればそれなりに流れ星を期待できるでしょう。夜中に晴れ間が広がった日には、少し時間をとって夜空を眺めてみるのもいいかもしれません。
参照元:気象庁、日本気象協会、ウェザーニュース、国立天文台、AMS(英語)
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.
今夜はペルセウス座流星群が見ごろ! 8月12日の22時ごろがピーク!!
2020年8月12日の夜から13日未明にかけて、ペルセウス座流星群が見ごろとなるぞ! 国立天文台によると、極大を迎えるのは12日の22時ごろだとか。
条件が良ければ、最大で1時間に30個程度の流星が見られるそうだ! これは是非とも見たいところだが、気になるのは天候や月明りなどの各種条件。
・ペルセウス座
流星群は、放射点とよばれる見かけ上の点を中心に放射状に発生する。そしてペルセウス座流星群の放射点は、その名の通りペルセウス座のそば。
位置的には北極星を挟んでこぐま座のちょうど反対側あたりで、実は24時間常に地平線より上に出ている。極大となる12日の22時頃には北北東の方角で、北極星より低い位置にあるはずだ。
そこを中心として夜空全体に流星が発生するため、眺める方向自体はどこでも問題ない。それぞれの環境に合わせ、より暗い方角の空を見上げてみよう。
ちなみに、流星の尾は放射点から離れるほど長くなる傾向があるため、映える流星を動画や写真にのこしたい方は、放射点とは反対側の空を狙うのもいいかもしれない。
・下弦の月
今夜は下弦の月。流星群が極大となる22時の時点では、まだ流星群の妨げとなる月は出ていないはず。しかし、0時を過ぎて放射点が程よく高く昇りはじめるころに、月が東の空から顔を出してしまう。
そこから先は月明りが邪魔となり、条件的にはあまり良いとはいえなくなるだろう。とはいえ、ペルセウス座流星群は多少明るくてもわりと観測できる程度には活発に活動する。なるべく月が無い方向を見るようにすればそこそこの数の流星を見られるはずだ。
・天気は
最後に気になるのは天気。気象庁によると、関東から東北にかけては残念ながら雨のマークが出ており、関西も曇の予報が目立つ。しかし、それ以外の北海道や中国、九州方面では晴れのマークが出ているところも。
天候に恵まれた地域の方は、ぜひ夜空を見上げて流れ星を探してみよう! そして残念ながら雨や曇りで見られそうにない地域の方。あきらめるのはまだ早いぞ!
ウェザーニュースや朝日新聞社ではライブ中継を予定(朝日新聞社の方はずっと垂れ流し中)しているそうなので、ネットでの流星ウォッチングというオプションが選択可能だ。
そして画面越しではなく肉眼で見たいという方。メディア的にはピーク時にしか報じないため、まるでその日にしか見えないような印象を持たれがちな流星群だが、実は全くそんなことは無い。
米国流星機構によると、今年のペルセウス座流星群は7月17日ごろから活動しており、活動が終わるのは8月26日だそうだ。ピークが12日の夜なだけで、12日以降も数は減るものの、それなりに見られることだろう。
筆者もこの3日ほど、なんとなく見上げたタイミングで何回か、ペルセウス座流星群のものと思われる流れ星を見ている。とりあえずはしばらくの間、夜に晴れ間が広がっていたら流星を探してみてはいかがだろう。
参照元:国立天文台、気象庁、AMS、YouTube[1][2]
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.