これ、冷凍食品の最高峰じゃね? たいめいけんの「ドライカレー」がそう思うくらいウマくて正直リピ沼
冷凍の焼おにぎり「まぁるい焼鳥めし」が中毒性のあるウマさ! ワンランク上の秘訣は中身にあった
【冷食検証】おうちでラクしてビビンバが食べたい! マルハニチロの「石焼風ビビンバ炒飯」は安くて優秀だけど、人によって好みが分かれるかも
串カツ田中でソースの二度づけができるなんて! 冷凍食品の串カツは好みに合わせて食べられてよき!!
西日本で超有名なファミレス「ジョイフル」のなんこつが冷凍食品に! 都内のスーパーにも置いてあったぞ〜!!
【冷食検証】無印良品の「4種チーズのピザ」が簡単に作れるのに納得のウマさ! ただし、完成形が分かりにくい
【冷食】大阪王将の「水餃子」が一度食べたら冷凍庫にないと困るくらいウマいらしい → 食べてみた結果
朝晩が冷え込むようになって、冬の足音が少しずつ近づいてきた。寒さがこたえる一方、楽しみになるのが温かい料理で鍋やスープ、そして水餃子あたりである。
その時期を見越してか今年は味の素が冷凍の水餃子を販売開始するなど冷食業界の競争も激化しているが、聞くところによると大阪王将のものはマジでヤバいらしい。なんでも一度食べると冷凍庫にストックしておかないと困るくらいウマいというのだ!
・相当ウマいらしい
そう声をかけてきたのは、姉妹サイト「Pouch」の女性ライター・御花畑マリコだ。聞けば大阪王将の水餃子はマジのマジでウマいらしく、彼女とその友人も冷凍庫に常備しているくらい「推し」だそうな。
それを聞いただけでもホントにウマいんだろうなぁと思うが、彼女が大好きな競馬と同じくらいの熱量で話すからこれはタダごとではない。そうとなればやることは1つ!
すぐさま私はスーパーへ行き、大阪王将の水餃子を購入することにした。お値段は税抜249円。味の素が税抜198円だったからちょっとお高めに感じる設定だが、はたしてその味はいかに。
・とにかく売上no.1
すぐにでもかぶりつきたい気持ちを抑え、まずは落ち着いてパケからウォッチングしていこう。正式な商品名は「ぷるもち水餃子」でどうやら「ぷるもち」が最大のウリのようだ。そして目を引くのはなんといっても……
市販用冷凍水餃子 売上No.1!
この売上No.1の水餃子は香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しておりません。
──と、とにかくNo.1だと言いまくっているところであろう。しかしこれは悲観することはなく、むしろ私の経験上No.1の称号を手にした商品は強い。そう、アピり具合と味は比例しているものなのだ。
袋から取り出してみるとサイズ的には一口サイズ。大阪王将は270gで14〜16個、味の素は225gで15個だから値段の差も納得がいく。
・簡単調理
んでもって作り方は簡単でゆでる、もしくはレンチンでも調理可能となっている。私はほとんど料理をやらないためレンチンでササッと作ることにした。凍ったまま深い耐熱性の器に入れ、水大さじ1を水餃子全体にふりかけて加熱したらOKとのことだが……
大さじ1なんて、これで大丈夫かと不安にもなるくらい「ちょっと」だ。しかし、およそ3分レンチンしたら……
そんな不安はどこへやら! 見た目からしてプルンプルンッな水餃子が完成した。あとは味の方が気になるところでレンチンでも満足のいく出来なのかということだが……ハイ、これは素直に美味しいです。
・味もヨロシ
特徴はなんといっても皮。言葉で表現するならば「プルルンッ」という弾力っぽいものを思い浮かべていただきたい。箸で持ってモッチリ、口に入れてプルン、それからトゥルンと胃に落ちてよしと味わう過程すべてで脳汁を出させてくれるかのようなのだ。
そして餡もウマいのだから非の打ち所がない。皮とのバランス、気になるようなクセもなくキレイにまとめてあるから、確かにこの水餃子が天下(No.1)を獲得しているのもよく分かる。水餃子単体だけで米、さらにはお酒もイケるし冷凍庫に常備したくなるのは必然と言ってもいいだろう。
そのままでも十分ウマいだけでなく、これは何でも合いそう。私はポン酢をつけてみたのだが、1つまた1つと追加でレンチンして全部平らげてしまった。すでに完成されていながら冷食らしくササッと作れるあたりも最強。ゆでたらもっと美味しくなるだろうし鍋にだって合うのは言うまでもない。
余談だが、大阪王将ぷるもち水餃子のサイトには同商品を使ったいろんなレシピが掲載されている。カレーやスープなどにも使えるようなので参考までに。
【冷食検証】滅多に見かけない味の素の「水餃子」を食べてみた / 餃子の売上日本一の実力はいかに
やっと……やっと出会えた! 何のことかというと味の素の水餃子である。2020年9月6日から新しく発売した情報こそ仕入れていたものの、どこへ行っても見当たらず。探しても探しても置いてなかった。
しかし、ついに時は満ちた!! 当編集部に味の素の餃子がいくつか届いたのだが、その中に水餃子が潜んでいたのだ。普通の餃子が売れまくっているのに水餃子を出す意味……味の素は本気も本気、フルパワーで水餃子を送り込んできているに違いない!
・推しポイントてんこ盛り
その本気度はパッケージにも出ている。なにせ商品を手にした第一印象はてんこ盛り。「ギョーザ売上日本一」をはじめ「もちもち耳たぶ食感」「皮も肉汁もうまい!」「この皮の厚みと弾力はあふれる肉汁を逃さない」などなど、これでもかと推しポイントが書いてあるのだ。
まぁここまでガッツリあると、逆に全部詰め込みましたって感じがして清々しい。ちなみに作り方は鍋でゆでる、もしくはレンチンするだけと簡単そのもの。私はできるだけ楽をしたいため、レンチンで作ることにした。
・いざ実食
やや深めの耐熱カップに凍ったままの餃子を3つIN。そこに水(150cc)を注いでラップをかけずにレンジでチンすると……
ほい、水餃子の出来上がり! 一口食べてみたらパッケージでこれでもかと「皮推し」していたのがよく分かる。ブリンッとしていて、とにかく皮が圧倒的に分厚いのだ。最初の食感で「おぉっ」と思わずうなってしまう……が、そこで終わらないのが味の素。
噛んだら噛んだで餡も優秀で、ジワリと肉汁を出しながら口の中に広がってくる。その肉汁っぷりはスープにも現れていて、水を入れてチンしただけにもかかわらずしっかりと味が出ているからたまげた。正直、ズラリと並んだ売り文句を見たときは「はい出た、このパターン(笑)」とも思ったのだが、確かにこれはいいものだ。
もとを辿ればそもそも味の素の冷凍餃子がウマい。それでいて、キッチリ仕上げて試合に出場してきた印象だから失敗しようがない。味の素からしたら、これで負けたら仕方ないくらいの感覚なのだろうか。いやぁ、これ嫌いって人いるのかな?
・餃子好きにも食べてもらった
しかしながら、私1人の感想だけで合格点を与えるにはまだ早い。ここは餃子好きにも……過去に100日連続で餃子を食べたことのある編集長・GO羽鳥に食べてもらった。
一口サイズなのでそのままパクリ
むぐむぐ……
GO羽鳥「まるで餅だね。きしめんに餡が包まれているような……皮なんだけど皮じゃない。強烈に分厚いよね。耳たぶ……確かにそべてがその通り。ラー油とか辛いものをちょこっと垂らして食べると美味しそう。ていうか、これは単品でもすでに美味しい」
──と高評価。これはレベルの高い水餃子と言っていい……でしょう!
・オリジナルレシピを試してみる
なお、公式レシピによると「水餃子ラーメン」をやるのがオススメらしい。そこで近所のコンビニで最近話題になっている鬼滅の刃のコラボ商品「鬼滅一丁」を購入。ワンタンを先に食べ、そこに水餃子を入れてみた。そしたら……
はい、間違いありませぬ。単品でもウマいのにそこはかとなく中華っぽさが増して、さらに水餃子の良さが際立つ。これからの寒い時期、外に出るのも面倒……となった時にインスタント&冷食のコンビは食卓の助けとなってくれるはず。同商品は標準15個入りだから、カップ麺をいくつか用意して数人で分けて食べるのもアリだろう。
・値段はいくら?
ちなみに希望小売価格は設定されておらず。最近、ようやく商品を見かけた都内のスーパー(ライフ)だと税抜198円で売られていたので参考までに。個人的にはホント見つけらなかったため、置いてあったらラッキーかも!
このクオリティーで100円だと…!! ローソンストア100の「高菜ピラフ」が随分イケる
たかが100円、されど100円。ものによっては「まぁ100円だからねぇ」と諦めになる一方、予想を上回ってくると「これが100円なんて!」という驚きになるから100円の商品はおもしろい。100円にはロマンが詰まっている。
それもあって、このところ暇さえあればローソンストア100(100円ローソン)の冷凍食品に首ったけ。理由は仮に失敗しても100円だから痛手がないこと、そして良さが見出せたらおもしろいからである。
・製造はテーブルマーク
以前に購入した「ローソンストア100の炒飯」がなかなかよかったことで今回も……二匹目のドジョウの期待を寄せて買ったのが高菜ピラフだ。もちろん値段は税抜100円。
炒飯と同じくバリューライン(VL)と呼ばれるもので、これはローソングループが信頼できるメーカーと開発したオリジナル商品なのだが、これまた炒飯と同じテーブルマーク株式会社が製造していた。もうこの時点で勝ち戦かもしれない。
・100円でコレは安い
それでは実際に食べていくとしよう。といっても袋のまま(角をカットして)レンジに入れてチンするだけだが。チャチャチャッとやれば、ものの数分で……
へい、一丁! 見た目はなんてことない高菜ピラフ。高菜をごま油で炒めているとのことだが、匂いも特別変わったところはなし。まぁ普通にウマそうな感じである。量が200gと少なめではあるものの、100円だからこれ以上求める方がかわいそうってなものだ。いただきまーす!
食べてみると、うるち米を使っているからか米が固めで食べ応えがある。そして時折、高菜のちょっとした辛さが口の中に広がるあたりも美味しい。なんというかパサッとした感じがよろしい。
中にはパサッとしたら安っぽいと感じる人もいるかもしれない。ていうか、わりといるかもしれない……が、逆にそれ好きならばど真ん中のストライク。味も濃すぎないし辛さも攻めすぎず、パサ感には賛否両論あるだろうが個人的にはちょうどよかった。これで100円なら十分安い!
・チキンライスも合格
ローソンストア100って随分イケるな……。これに気分をよしとしたところでチキンライスも作ってみる。こちらもバリューラインで製造はテーブルマークだから期待値は高い。
レンチンで作った影響もあるかもだが、わりとしっとり系。とはいえ、甘めの味付けで箸がスイスイ進む。これに卵を合わせたりしても美味しそうだなぁ。100円だけに具は少なめという弱点こそあるけど、そこまでめちゃ気になることもない。いやはや、実をいうとローソンストア100って宝の山なんじゃないか?
・100円いろいろ
そう思っていたのだが……
先日食べた海鮮お好み焼(原産国はベトナム)はいろいろイマイチ。率直にいうなら「まぁ100円だからねぇ」という感想だった。でもでも100円だから気にしない。まぁ当たりがあればハズレもある。人生いろいろというように、100円にもいろいろなのだから。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
【冷食検証】100円ローソンで売ってる餃子 vs ローソンセレクトの餃子
お金の問題じゃない。世の中にはこういうこともあるが、なんだかんだいって大抵はお金である。そりゃそうだ、お金がなくちゃ始まらないことは多いのだから。お金は1つのバロメーターなのだから。
それは食でも同じでお金を払えば払うほどイイものを食べられる……と思いきや、そうでもない出来事が身近なところで起こっていた。なぜならばローソンストア100とローソンで売っている冷凍餃子を食べて比べてみると、まさかの結末が待っていたのだ!
・ローソンストア100で売ってる冷凍餃子
今回取り上げるのは、先述したように同じローソン系列の冷凍餃子だ。ちなみにローソンストア100で売られている冷凍餃子は「レンジの焼餃子」という。
値段はローソンストア100だけに税込108円。たとえ冷凍商品であっても100円から動かさないあたりが財布に優しい。製造者は群馬県の株式会社二幸というところで餃子・シュウマイなどの冷凍食品を製造している会社のようだ。
・ローソンセレクトの冷凍餃子
一方のローソンの餃子は「ローソンセレクト」のもので名前もそのまま焼餃子。税込149円で製造はなんと味の素。これは……勝ったっしょ〜(ローソンセレクトが)。
何しろ、味の素の冷凍餃子は日本一の売り上げとも言われるのだ。その味の素が作っているのだから、もう食べなくても勝敗はついているといってもいい。しかも、40円近い価格差も加われば、圧倒的な違いを見せつけることだってあるだろう。これは死体蹴りになりかねんっ……!
・ローソン内での戦い
とはいえ、何が起きるか分からないし何がどう違うのか気になるので食べ比べてみよう。ともに5個入り。違いといったらレンチンするにあたりローソンストア100は「袋の角を切る」、ローソンセレクトは「袋のまま」といったところでマジで微々たるものである。
容量はローソンストア100が100gに対して、ローソンセレクトは95g。えぇっと、差は5gだから大して変わらないかなぁ〜。……ところが!
並べてみると結構変わっているのが分かる。しかも、食べたらローソンストア100で売ってた餃子が予想に反していけるではないか。皮がモチッとしていて、味の方もしつこくない。確かにレンチンで作った餃子っぽさは拭えないも、きちんとまとめてあるからびっくらこいた。
それに対してローソンセレクトは油がベチャッとしていて、以前に主要コンビニ3社の冷凍餃子を食べ比べたときにも書いたように「弁当の中に入っている餃子」だ。もちろん普通に食べられるのだが、こうなってくるとたかが100円されど100円……って、あれ?
これってかなり善戦してない??
両方とも国産野菜が使われているみたいだし……ていうか、個人的にはむしろ100円の冷凍餃子の方が好みだったりする。ふむ……
・餃子好きにも食べてもらった
ということで、生粋の餃子好きにも意見を求めることにした。過去に100日連続で餃子を食べた男・編集長のGO羽鳥だ。
羽鳥「モグモグ……なるほどねぇ〜。100円の方は皮が結構しっかりしているね。んで全体としては落ち着いている感じがする。表現が難しいけど、『こちらが皮でございます』『餡でございます』てな具合で1つ1つが丁寧なのが伝わってくる。あとヘルシー!
一方、ローソンセレクトはいかにも『THEチンして食べる餃子』だね。中がグチャグチャしててとりあえず詰め込んだ感じ。ジャンクさをとるならこっちに軍配が上がるけどね。これら2つは似て非なるもので戦い方というか戦法が違う。一口に餃子といっても違うよね〜」
素早い分析で食べる状況によって好みが変化するとのことを語ってくれた。余談だが「ローソンストア100はもうひと焼きするともっと美味しくなりそう」とも言っていた。あえてフライパンを使うアイディアで100円がさらに輝きを増す……と考えたらやっぱり世の中お金じゃないかも。とにもかくにも、時間に余裕のある人はお試しあれ〜!
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.