朝晩が冷え込むようになって、冬の足音が少しずつ近づいてきた。寒さがこたえる一方、楽しみになるのが温かい料理で鍋やスープ、そして水餃子あたりである。
その時期を見越してか今年は味の素が冷凍の水餃子を販売開始するなど冷食業界の競争も激化しているが、聞くところによると大阪王将のものはマジでヤバいらしい。なんでも一度食べると冷凍庫にストックしておかないと困るくらいウマいというのだ!
・相当ウマいらしい
そう声をかけてきたのは、姉妹サイト「Pouch」の女性ライター・御花畑マリコだ。聞けば大阪王将の水餃子はマジのマジでウマいらしく、彼女とその友人も冷凍庫に常備しているくらい「推し」だそうな。
それを聞いただけでもホントにウマいんだろうなぁと思うが、彼女が大好きな競馬と同じくらいの熱量で話すからこれはタダごとではない。そうとなればやることは1つ!
すぐさま私はスーパーへ行き、大阪王将の水餃子を購入することにした。お値段は税抜249円。味の素が税抜198円だったからちょっとお高めに感じる設定だが、はたしてその味はいかに。
・とにかく売上no.1
すぐにでもかぶりつきたい気持ちを抑え、まずは落ち着いてパケからウォッチングしていこう。正式な商品名は「ぷるもち水餃子」でどうやら「ぷるもち」が最大のウリのようだ。そして目を引くのはなんといっても……
市販用冷凍水餃子 売上No.1!
この売上No.1の水餃子は香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しておりません。
──と、とにかくNo.1だと言いまくっているところであろう。しかしこれは悲観することはなく、むしろ私の経験上No.1の称号を手にした商品は強い。そう、アピり具合と味は比例しているものなのだ。
袋から取り出してみるとサイズ的には一口サイズ。大阪王将は270gで14〜16個、味の素は225gで15個だから値段の差も納得がいく。
・簡単調理
んでもって作り方は簡単でゆでる、もしくはレンチンでも調理可能となっている。私はほとんど料理をやらないためレンチンでササッと作ることにした。凍ったまま深い耐熱性の器に入れ、水大さじ1を水餃子全体にふりかけて加熱したらOKとのことだが……
大さじ1なんて、これで大丈夫かと不安にもなるくらい「ちょっと」だ。しかし、およそ3分レンチンしたら……
そんな不安はどこへやら! 見た目からしてプルンプルンッな水餃子が完成した。あとは味の方が気になるところでレンチンでも満足のいく出来なのかということだが……ハイ、これは素直に美味しいです。
・味もヨロシ
特徴はなんといっても皮。言葉で表現するならば「プルルンッ」という弾力っぽいものを思い浮かべていただきたい。箸で持ってモッチリ、口に入れてプルン、それからトゥルンと胃に落ちてよしと味わう過程すべてで脳汁を出させてくれるかのようなのだ。
そして餡もウマいのだから非の打ち所がない。皮とのバランス、気になるようなクセもなくキレイにまとめてあるから、確かにこの水餃子が天下(No.1)を獲得しているのもよく分かる。水餃子単体だけで米、さらにはお酒もイケるし冷凍庫に常備したくなるのは必然と言ってもいいだろう。
そのままでも十分ウマいだけでなく、これは何でも合いそう。私はポン酢をつけてみたのだが、1つまた1つと追加でレンチンして全部平らげてしまった。すでに完成されていながら冷食らしくササッと作れるあたりも最強。ゆでたらもっと美味しくなるだろうし鍋にだって合うのは言うまでもない。
余談だが、大阪王将ぷるもち水餃子のサイトには同商品を使ったいろんなレシピが掲載されている。カレーやスープなどにも使えるようなので参考までに。