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【車中泊】キャンピングカーで「おひとりさま」旅! ガチリアルな生活スペースのすべてがこちらです

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「俺はアジア人の顔の違いが100%分かる」と豪語するイラン人に聞いた “中国人・韓国人・日本人の見分け方”

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【現地レポ】インドの回転寿司は超高級料理だった! だんだん「日本の方がヘンかも」って気がしてきたぞ…

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ベルリンの壁崩壊から30年 … 普通の日本人が現地へ行ってみて感じたこと / 今日は『ドイツ・運命の日』

ドイツといえば有名なのがビール、クリスマスニベア、それから『ベルリンの壁』だ。かつてドイツを東西に分断していた壁は現在、歴史的遺跡として約1.3kmほどがベルリン市内に残されている。

今からちょうど1年前の11月、私がベルリンを訪れた理由は「何となく」だったのだが、到着してからとんでもない事実が判明した。なんと『ベルリンの壁崩壊』が起きたのは1989年の11月9日……つまり、私はかの歴史的事件からちょうど30年の節目に現地を訪れたのだ。

この偶然はきっと神の導き的なモノに違いない。世界史に疎い自分でも、ベルリンの壁を拝めば何かを感じ取ることができるだろうか? 例えば “世界平和” とか “人類の罪” とか?

・全身で感じたい

現存する壁群の通称は『イースト・サイド・ギャラリー』。壁建設にインスピレーションを受けた世界各国の芸術家たちが、壁に思い思いの絵を描いたことが『ギャラリー』と呼ばれる所以だ。

イースト・サイド・ギャラリーはベルリン中心部にほど近く、最寄り駅から人の流れについて行けばすぐカラフルな壁画が出現する。私はてっきり有名画家たちの作品ばかりが集まっているものと思っていたが、どちらかといえば “ストリートアートの延長線” みたいなノリであるようだ。

写実的なもの、抽象的なもの、騙し絵的なもの……様々なタイプの作品が描かれており、クオリティは様々。正直言って中学生が描きなぐったような絵もある。どれも見るからに「悲しみ」「怒り」「自由」などといったテーマが潜んでいそうだな。

しかし平日の昼間とはいえ、「かのベルリンの壁」にしちゃ見物客の数は少なめである。その内訳は8割ほどが20〜30代の欧米系。意識高い系の若年層だろうか?

日本のアーティストによる作品もあった。

私も日本代表として、何かを感じ取りたい……!

何か……平和的なメッセージを……

何か…………


・例のアレ

ちなみに私のテンションが唯一爆上がりしたのは “ブレジネフとホーネッカーの抱擁” を発見した時だ。これはベルリンの壁に描かれた中でおそらく最も有名な作品であり、タイトルは『神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせたまえ』。

私がこの絵を見て感じたこと → 「うわ〜! ホンモノだぁ!」

それにしても……この絵の周辺だけ人だかりができているのだから、全く現金なものである。中には動画配信中のユーチューバーとみられる人物も数人いて、壁の前を長時間陣取っている様子。なんだか日本とあんまり変わらないなァ。まぁ、自分も同じなんだけどさ……。

・結論として……

けっきょく私は全長1.3kmのアート作品を鑑賞する中で、 “世界平和” や “人類の罪” といった大きなテーマを感じとることはできなかった。周辺では破壊された壁の一部や、その裏側などに触れることもできる。それぞれについて私が感じたことを以下に箇条書きしておこう。

“壁にかけられた南京錠” を見て感じたこと → 「恋愛の聖地なのかな〜」

“壁の高さ” を見て感じたこと → 「けっこう低いな〜」

“壁の厚み” を見て感じたこと → 「落書き多いな〜」

……なんだかロクな気づきを得ていない気もするが、 “ベルリンの壁を見たのにロクな気づきを得なかったこと” もまた、ある意味貴重な経験といえるだろう。

“壁への落書き” がドイツで長年問題になっているらしいのだが、壁をアートとして残すことも含めて様々な考え方があるらしく、何も知らぬ私がとやかく言うことではない。ともかく「ドイツの歴史について勉強せねば」という気持ちになったのだから、それだけでもここを訪れた価値があったというものだ。

あれから世界はコロナ禍にみまわれ、今となってみれば昨年がドイツ旅行のベストタイミングであった。コロナで遠方の家族に会えなくなった時、ふと「冷戦時代のドイツ人たちはこんな気持ちだったのかも」と感じたものである。そういう意味で、やはりアレは神の導きだったのかもしれない。

ちなみに本日11月9日はドイツの『運命の日』。実は11月9日という日は「ベルリンの壁崩壊」以外にも、ドイツ史における重大事件がいくつも起きている日らしいのだ。詳しいことは各自調べてみてほしい…………いやはや、勉強になるなぁ〜!

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【ポケモンGO】沖縄サニーゴ乱獲ツアー! …のつもりが最低の立ち回りをしてしまったので、皆さんマネしないようにね

海外への渡航が厳しく制限されている今、現実的に我々が狙うべき地域限定ポケモンは『サニーゴ』一択だろう。赤道付近に生息するとされるサニーゴ。私がタイ、インド、カナリア諸島などで捕獲したいきさつに関しては、以前の記事をご参照いただきたい。

日本では沖縄県全域と鹿児島県の一部離島でのみ、サニーゴが出現するという話は多くのトレーナーが知るところだ。飛行機が那覇空港に到着し「電子機器の使用OK」とのアナウンスが流れるやいなや、私はポケモンGOを起動。

すると……さっそく付近にファーストサニーゴの影がァァ!!! よぉぉぉ〜し!!!!! この調子なら2週間の滞在で50サニーゴはカタいかな!? ( ※ 1サニーゴ = サニーゴ1匹)

・そうでもなかった

残念ながら飛行機を降りるとファーストサニーゴの影は消えてしまった。国際通りからほど近い宿泊先へ移動してみると、ジム・ポケストの数ともに申し分ない。コロナの影響かトレーナー数は少なめだが、まぁこの様子ならすぐセカンドサニーゴも登場するだろう。

ところが…………!

なんと5日間が経過したというのに、セカンドサニーゴの影ひとつ見当たらないのである。慌てて旅ポケ仲間に意見を求めたところ、どうもサニーゴは海辺にしか出現しないらしい……。

不覚にも私は「沖縄ならどこにでもサニーゴがいる」ものと思い込んでいた。ポケGO上級者の方々にとっては「そんなの常識」ってなもんかもしれないが、私と同様の思い違いをしているトレーナーも多いはず。旅行の際はくれぐれも注意してほしい。

慌てて国際通りから最も近いビーチ(徒歩約20分)へ移動し、立ち位置を変えつつ2時間粘ったものの……

悲しきノーサニーゴ

・北へ南へ

そこから私のサニーゴ探しの日々が始まった。折しも台風が接近しており、沖縄の海はやや荒れ気味。危ないエリアに近づかぬよう細心の注意が必要だ。

まず理論上は赤道にかなり近づくはずの『糸満』エリアで約3時間。もちろん海沿いポジションをキープし、アプリは常に起動状態である。

結果はノーサニーゴ……。続いては『琉球村』や『紅芋タルトの工場』からほど近い『読谷』エリアを、今度は車で行ったり来たりしてみた。トータル約5時間。

しかしここでもノーサニーゴ……。今度は “島全体が海辺” と言っても過言ではない『古宇利島』でほぼ丸一日。

それでもやっぱりノーサニーゴ! どうなっとんねん!

短時間だったことに加え、イベント期間中で出現ポケモンが偏っていたという背景もあるため、これらのエリアでサニーゴが絶対に出現しないというわけではないはず。ただ「海辺をウロウロしておけばなんとかなる」といった程度の心構えでは、1サニーゴも捕獲できない可能性があることは確かなようだ。

・ついにゲットだぜ

ようやくセカンドサニーゴの影を見たのは『美ら海水族館』でのこと。

あいにく見学中だったため捕獲には至らなかったが、1時間ほどで付近に2つの影を発見することができた。『美ら海水族館』は沖縄旅行へ来た多くの人が訪れる場所。出現が確認できたことは朗報と言っていいだろう。

そして……

外国人が多く居住することで知られる『北谷エリア』を散歩中ついに……

サニーゴ1匹目ゲットォォォォォォ!!!!!!!

聞くところ、この場所からほど近い『美浜アメリカンビレッジ』内でもサニーゴが出現するようだ。水族館と並んで多くの観光客が訪れるスポットであるから、これは嬉しい!

・決戦は最終日

そんなこんなで目標の50サニーゴは程遠いまま、沖縄旅行は最終日を迎えてしまった。最後の望みをかけて、ツイッターで情報提供があった豊見城市の『しおさい公園』なる場所へ行ってみようと思う。

那覇から『ゆいレール』(モノレール)で途中まで行き、タクシーに乗って「しおさい公園」と告げる。

……と、運転手の方に「あんな所へ何しに行くの?」と逆質問を受けてしまったぞ。まさかサニーゴ探索とも言えず口ごもっていると、「あそこはな〜んにもないから『ウミカジテラス』へ行った方がいいと思うけどな〜」とアドバイスしてくれた。

「帰りのタクシーを拾えないかもしれないから」と配車の連絡先までいただき、沖縄の人の親切さに感動である。確かに『しおさい公園』はほとんど人もいない静かな公園なのだが、トイレと自販機、屋根付きのベンチがあってポケ活するには過不足ない。

潮風を浴びながらボンヤリしていると、30分ほどであっさりサニーゴゲット!

・欲を出してみた

時刻は正午。このまま公園でボンヤリしたいところだが、少々小腹が空いてきた。周囲に食堂やコンビニなどは見当たらない。

ふと先ほどタクシーで聞いた『ウミカジテラス』についてネットで調べると、公園から正面に見える『瀬長島』内にある施設のようだ。見たところ歩いて行けそうだから、ちょっと移動してみることにしよう。

……と、思ったのが間違いだった。

『しおさい公園』から『瀬長島』までは歩いて30分弱とさほど遠くなかったのだが、それはあくまで結果の話。とにかく途中に日光を遮るものが何もない。10月とはいえ沖縄はまだまだ夏だ。

そうとは知らず飲み物などを用意していなかった私は、あまりの暑さに途中何度も倒れそうになった。

この島は “飛行機が上空スレスレを飛ぶ” ということで人気のようだ。

途中の景色は最高なのだが、正直足を止める余裕はない。マジで周囲の車に助けを求めそうになった頃……

突如『ウミカジテラス』が出現! まさにオアシス!

『ウミカジテラス』は斜面に沿ってレストランや雑貨店などが軒を連ねる商業施設である。何度も言うけど景色とリゾート感は最高だ。

ただしここには見渡す限り、長時間滞在できる日陰がないのである。強烈な直射日光を遮るためにはお店に入るしかないのだが、どの店も座席数が限られているため、1人で長時間居座るのも気が引ける雰囲気だ。

おまけに付近に影が出現したところで、そのたびに店を移動したり島を歩き回ることは現実的に厳しいだろう。ポケストップから近い飲食店も限られている。夜に来れば良かったのかもしれないが……それはそれで交通事故やハブ遭遇の危険度が増しそうだしな〜。

いたたまれなくなった私はサニーゴを見つけられぬまま、2時間ほどで瀬長島を後にした。この島にサニーゴが出現することは確かなようだが、訪れる際はくれぐれもグループ行動、もしくは自動車で移動することを強く推奨する。間違っても1人で歩いて来てはいけない。

・1カ所短時間で集中すべし

結果として2週間で私が見つけたサニーゴは捕獲2匹と影5つ。費やした時間を考えると惨敗と言っていいだろう。

今になってみれば “弁当を持って『しおさい公園』へ行く” というのが最も効率のいい方法だったような気もするが、季節や旅のスタイル、運によっても状況は変わってくるため何とも難しい。

ただひとつ言えるのは沖縄において、皆さんが想像しているよりサニーゴの出現率は低いということだ。旅行中ずっとスマホを見ているわけにもいかない。あらかじめ情報収集のうえ綿密に計画を立て、短時間集中でサニーゴゲットを狙うべし。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:ポケモンGO (iOS),Google Maps(iOS)



【海外旅行の日】『Airbnb(エアビー)』で体験したヨーロッパ民泊5選 / 海外でいい宿・悪い宿を見極める方法とは?

「エアビー」の通称で知られる『Airbnb(エアビーアンドビー)』は、宿泊施設や民泊などを斡旋してくれるサイトだ。ホスト(物件所有者)とゲスト(宿泊者)が直接やりとりできるシステムが人気となり、現在は世界192もの国で利用することができる。

“ホスト宅の空き部屋を借りる” という宿泊スタイルからは、素敵な交流が生まれることも多い。しかし反面、両者間にトラブルが発生することもあり、過去には大事件に発展した例が複数報告されている。とにかく事前の心構えと見極めが非常に重要なのだ。

最近では海外への渡航制限緩和に関する報道も聞かれるようになり、また海外旅行を楽しめる日も近いのかもしれない。今日は『海外旅行の日』。来るべき時の参考に、私が過去にエアビーを介して宿泊した体験談をご紹介しておこうと思う。

・欧米ではメリット大

私が海外でエアビーを利用する1番の理由は “費用を抑えるため” だ。民泊は宿泊費だけ見るとドミトリーやホステルより若干割高な場合が多いのだが、ここで重要なのが “キッチンや洗濯機を無料で使える” という点。

特に欧米諸国は日本と比較すれば「外食が高く、スーパーで食材を買うには安い」傾向にあるように思う。長期旅行の際など、自炊ができるメリットは大きいのだ。「キッチンあり」と書かれていても実は「電子レンジのみ」だったりするから、宿泊先を選ぶ際は設備によ〜く注目しておくべし。

私がヨーロッパ旅行をするにあたり、宿泊予算は “1泊2000円以下” を目標とした。パリやロンドンなど物価が高い都市だとドミトリーの選択肢しかなかったが、それ以外のエリアではエアビーでそこそこ宿がヒットする。気になる宿を見つけたらオーナーに直接メッセージを送り、予約前に疑問点を確実に全て解決しておこう

・ポルトガルの電力よわよわ物件

さて、まずご紹介するのはポルトガル第2の都市・ポルトで宿泊した宿である。2LDKマンション内の1部屋。ホストは近所の別宅に住んでおり、顔を合わせなくて済む点は気を使わなくてよい。

魔女の宅急便ハリーポッターのモデルになったかもしれないという、ポルト中心部まで徒歩15分ほどの閑静な住宅街にある。1泊約1300円。

個室はちょっと狭めだったものの……

立派なキッチンとリビングが自由に使える!

ここは1日2組のゲストを受け入れているため、本来であればキッチンやリビングは共用なのだが、私の滞在中たまたま他の予約がなかったらしい。おかげで幸運にも “異国で1人暮らし” という貴重な体験をすることになった。

しかし総合的には大満足だったこの宿で、ひとつだけ “夜中に突然電気がつかなくなる” というトラブルに見舞われる。ホストに連絡するも夜中だから返信がない。マンションの隣人に泣きついた結果、ブレーカーが落ちていたようだ。ポルトガルのブレーカー事情など分かるはずもなく、この時はマジで焦った。

その後もブレーカーは落ちまくったのだが、仕組みが分かれば何てことはない。この一件でホストとも仲良くなることができ、結果的にはいい経験であった。不測の事態には冷静な判断力が必要である。

・スペインで他のゲストとモメる

お次はスペイン南部の都市・マラガ。ピカソ生誕の地として知られる、のどかな海辺の街だ。

ここで2週間お世話になったのは中心部から徒歩で約10分の3LDK。ホストは別宅に住んでいるものの、頻繁にやってきては世間話をしていく陽気なオジサン。1泊約1500円。

部屋は広く、デスクやキッチン完備。シャワールームが3つもある。

市場で買い物し、近くのカフェや雑貨屋の人と顔見知りになるなど、ここでは私がイメージする “ザ・スペイン” そのものの生活を体験することができた。近所の子供と目が合っては「オラ」(こんにちは)、お年寄りにも「オラ」……あぁ、なんて素敵なんだ。

ところが、そんな気分を打ち砕くのは同じ3LDK内の隣部屋に宿泊するゲスト家族。彼らには何度「オラ」と呼び掛けても返事がない。そればかりか私が共用のキッチンを使っていると「チッ」と舌打ちする始末である。

他にも彼らはトイレを汚す、大声で喧嘩をする、廊下で羊を解体して吊すなど、我慢できないほどではない “ちょっとしたストレス” を他ゲストに与え続けた。ゲスト間の距離感についても、事前に可能な限りリサーチしておくのがオススメ。

・グループ利用はもっとおトク

ここまで私の1人旅についてご紹介してきたが、一般的なホテル同様、エアビーも “複数人で宿泊したほうが割安” である。

友人と2人で訪れたのは映画『ゴッドファーザー』の舞台として知られる、イタリア・シチリア島。中心部を少し離れると生活感あふれる街並みが続く。

広くて綺麗な1LDKマンションを貸し切って、1人あたり1泊約2000円。

キッチンにはコンロが4口。衣類乾燥機もあって申し分なし! 快適すぎて普段の1人旅が非常にショボく思えてしまう。グループ旅行は麻薬だ。

友人と2人、スペインのテネリフェ島にも滞在した。こちらはリゾート地のビーチ沿いということもあり、宿泊料は少しお高めの1人1泊約3200円だ。「たまには贅沢を」と自らに言い聞かせて震えながら決済完了。

分譲マンションとみられるこの宿は過去最大級の豪華さである。立派すぎて眠るのが惜しいほどだったが、考えてみればビジネスホテルより全然安いんだよなぁ。

さらにグループ旅行には “食費や雑費が抑えられる” というメリットもある。1人だと食べきれない食材も、2人でなら思い切って買えるのだ。

1人旅は気楽なところがいいけれど、楽しいのは断然グループ旅!

・ヤンキーハウスで眠れない夜

最後に、残念ながら少し嫌な思い出となってしまった宿もご紹介しておこう。ポルトガルの首都・リスボン中心部から歩いて20分ほどの4LDKマンションは、そこに住むご夫婦がホスト。 “他人の住む家に泊まる” ホームステイパターンである。1泊約1500円。

この宿を決める際に少し悩んだのは “宿に対する口コミが極端に少ない” という点であった。しかし3件ほどある口コミは高評価ばかりだし、ホストからの返信も礼儀正しい感じだったため予約を決断。

到着してみるとホストは20代とおぼしき若夫婦である。インテリアや備品がヤンキーテイストであることや、家じゅうにお香のような匂いが充満していることには多少驚いたが、宿泊するうえで困るわけでもない。

……が! 問題は夜だった。

深夜23時頃、突然鳴り響く爆音で目覚めた私。その曲がシャキーラの『ヒップス・ドント・ライ』であったことは置いておいて……この若夫婦、リビングに10人ほど連れ込んでドンチャン騒ぎをしているのだ。騒ぎは明け方まで続き、なんと私の1週間の滞在中、毎晩繰り返された。

若夫婦がパリピであることに一切の文句はないが、仮にもここは宿泊施設ではないのか? おまけに私が大枚叩いて現地購入した『キッコーマン 濃口醤油』を冷蔵庫に入れておいたら、翌日ビンは空っぽだ。こっそり失敬するにしたって、限度ってもんがあるだろ?

様々な安宿を経験してきた私でも、1週間オールナイトパーティー状態はさすがに我慢の限界である。抗議するとホストは一応「ゴメンネ」と謝ってくれた。しかし翌日以降も騒ぎが収まる様子はない。注意喚起の意味を込めて私は言葉を選びつつ、「騒音が気になる人は要注意」との口コミを投稿したのだが……

なぜかあれから1年近くが経過した今も、私の口コミはサイトに反映されていないのである。これがどういうカラクリなのかは不明だが、とにかく我々は様々な角度から口コミを読み取り、自己判断しなければならないということだ。

・まずは経験してみよう

私の経験上、エアビーの口コミ欄は「あまりにも高評価ばかりの宿は逆に要注意」であるように思う。例えば「部屋がボロかった」という口コミがあったら、今いちど宿の紹介文を読み返しみてほしい。最初から「古い家です」と注意書きが添えられている場合がほとんどだ。建物の画像が “盛られている” ケースも滅多になく、つまり安宿を選んでおきながら「ホテルより設備が悪い」と文句を言うゲストもいるということ。

そんなワケだからエアビーでアタリの宿を見つけるコツは「良い口コミも悪い口コミもしっかり読み、あとは自分の経験と直感を信じるのみ」なのである。個人的な感覚として「ホストの人柄がよい」という口コミが複数ある宿はアタリの可能性が高い気もするが……ハズレても責任は取れないので悪しからず。

また「Wi-Fiの調子が悪い」等といったトラブルはどの国でもかなりの高確率で起こるが、そういった場合「ちょっと見てもらえますか」などと日本式に頼んでいたのでは、1週間待ったって何もしてくれない。「超困っているから今すぐ来て!」と数時間おきに連絡し続けるのが正解だ。

何が起きるか分からないのが民泊。アタリもハズレもあるのが民泊。だから民泊は面白い。初心者のうちはハードそうな物件を避けて、相場の平均くらいのところで経験値を稼ぐといいかもしれないぞ。

エアビーでは民泊以外の施設やイベントなどの仲介も行っている。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくれ。

参考リンク:Airbnb
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【愛】沖縄の神秘『ハートロック』がいろんな意味で100点のパワースポットだった

沖縄には大小様々な約150もの離島がある。古宇利(こうり)島もそのひとつ……と言いたいところだが、この島は約15年前に沖縄本島と橋で連結された。よって現在は「離島」ではなく「元・離島」と呼ぶのが正解らしい。

那覇から車で2時間弱ほど。コンビニもないこの島に、多くの観光客がやってくる理由は何なのか? 今回訪れて分かったことは、まず豊かな自然とビーチ。そして絶妙な立地。さらにもうひとつが “愛のパワースポット” の存在だった。

・古宇利島の歩き方

島へ続く全長約2キロの長〜い橋は無料で通行できるのが嬉しい。昔は命がけで泳いで島へ渡る島人もいたのだとか。

島には昔ながらの民家に混じってペンションが立ちならぶ。中にはプール付きのものや富裕層向けとみられる建物もあり、 “隠れリゾート” 的な側面もあるのかもしれない。カフェやみやげ店も多いが、休業が目立つ様子。

さて今回の目的地は通称『ハートロック』と呼ばれるパワースポットだ。その所在地についてだが、1周するのに10分ほどの小さな島であるため、海岸寄りの道をただ走っておけばOK。近くを通れば大きな看板が目につくだろう。

駐車場に車を止め、徒歩で海岸へ下る。「本当にコレなのか」と不安になるほど道が狭い。

おまけに足場が悪く、雨など降れば転倒の危険があるから注意だ。

コロナ禍にも関わらず、それなりに観光客の姿が見られる。やはりここはある程度有名なスポットなのだろう。そうなると普通は観光協会あたりが「もう少し道を整備しよう」とか考えそうなものだ。しかしながら個人的には、こういう道は険しいからこそ良いのだと思う。

そのへんの味わいというものを地元の人も理解しているのか、あるいは単に放置されているのかは不明だが……周辺の情緒も含めてのパワースポット、と捉えればいいのではないだろうか。ちなみにこの海岸は『ティーヌ浜』という名らしい。

最後の急斜面を下ると……

目の前にハートロック出現!

・カップル多し

浜辺から数メートルほどの海中より、ニョッキリ突き出た2つの岩。1つは確かにハート型っぽくも見え、もう1つは「ちょっと無理があるけど言いたいことは分かる」といった形状だ。この2つの岩を『寄り添うハート』と解釈する見方がまず1つ。

そしてさらに、ハートロックには別の見方があるようだ。海岸を移動して立ち位置を変えれば2つの岩が重なり、全然ハートには見えなくなってしまう……

が! あるポイントへ移動すると……

なんと岩同士が絶妙なバランスで重なり、先ほどより断然ハート型に見えるのである!!! 不完全な2つのハートが重なりし時、完全なハートが生まれる……って、なんかメッチャ素敵やん。どうりで周りがカップルだらけなはずだよ。

・ちょうどえぇパワスポ

とはいえ、シングルの方もご安心いただきたい。恋愛成就系パワースポットの中には “1人で来ていることが空しくなるような場所” も多いのだが、ここはそこまで恋愛に特化したパワースポットという雰囲気でもないようだ。家族連れや、釣りに来た地元の少年の姿もある。

かく言う私も最初は「恋愛運が上がれば……」という気持ちがゼロだったわけではない。しかしティーヌ浜の美しい景色を眺めてるうち、恋愛運のことはどうでもよくなってきた。ここはもっと広い意味での『愛』を感じさせてくれる場所なのではないだろうか。

個人的にこの島の強みは “ちょうどいい距離感” であると思う。那覇中心部から車で2時間弱と聞けば少し遠いが、地図をよく見ると『美ら海水族館』から近い。ハートロックだけを目指すのは少しためらうけれど、水族館のついでと思えば「ちょっと寄ってみようかしら」という気もわくだろう。

自家用車がない場合は多少苦労するかもしれないが、先に述べた通り古宇利島は非常に小さい。本島からここまで歩いて来ることも全然不可能じゃないのである。浜への道のりも、多少険しいとはいえ10分ほどのことだ。

「あまりにも秘境すぎるのは困るけど、沖縄の穴場へ行ってみたい」というワガママ旅行者にとって、ハートロックは非常に “ええ塩梅” の場所。パワースポットとして総合点を割り出すと、個人的には100点をあげてもいいと思う。

Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



【沖縄】カンダバー、モーウィ、カーブチーに長寿草? 聞いたこともない島野菜ぜ〜んぶ買ってランキングにしてみたら … 最下位だけ圧倒的だった

GoToトラベルの恩恵を受けつつ沖縄旅行中。今日は路線バスで糸満市へやってきた。なんでも糸満市の『道の駅』は、トリップアドバイザーが集計した “道の駅ランキング2019年” で堂々の全国1位に輝いたらしい。

相当期待しつつ行ってみると、コレが想像よりスゴかった。ドラゴンフルーツ、パパイヤに海ぶどうなど、東京では滅多に見ない食材が山積みされている。そればかりか「聞いたことすらない」ブツも多数だ。これだけ多いと逆にどれを選べばいいか分からなくなるな。

沖縄食材に関して私は全くの素人であるから、ウカツな選択をすればツウの方に怒られてしまう可能性もある。よってここは知らない食材、ぜ〜〜〜んぶ買ってみちゃうことにしよう。

・道の駅いとまん

那覇国際通りからバスと徒歩で1時間半(車だと約30分)。広大な敷地を有する『道の駅いとまん』は特産品や土産、鮮魚、生花、その他食材といったジャンルごとに建物が分かれている。

野菜や果物を扱うのは『JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場』という独立した店舗だ。平日の昼間だというのになかなか賑わっている様子。

野菜の他に精肉コーナーもある。

お菓子やパン、惣菜も充実しており、こちらも珍しいモノが多数。しかし加工品にまで手を伸ばしてはキリがない。今回は “野菜と果物” に限定し、道の駅いとまんで売られている中から「聞いたことすらないもの」をチョイスするルールとさせていただく。

『きんびにんじん』や『島らっきょう』、『島かぼちゃ』といった島野菜にも心惹かれるが…… “なんとなく想像がつく” という理由で泣く泣く除外。

その結果、生き残ったのは総勢11種類の島野菜たちである。ネットで情報収集しつつ、さっそく調理に取り掛かるとしよう。

・まずサラダ

さて購入した11種類のうち、5種類はサラダに加工できるようだ。

この記事内の調理法について、沖縄の方などから見れば「そうじゃない」と思われる部分もあるかもしれない。重ね重ね私は素人であるため、多少自己流となることをご容赦いただけると幸いだ。

まずヒョウタンにも似た茶色の『モーウィ』。見た目からは芋系の野菜を想像していたが、切ってみるとキュウリっぽい匂いがする。

皮とタネを取って薄切りにし、塩モミしておこう。

次は『サラダヘチマ』。ヘチマといえばスポンジのイメージしかなかったけど、売られている量を見れば沖縄ではかなりメジャーな食材であることが推測される。フカフカとした不思議な感触だ。

スーッと皮を剥くのがなんとも快感。輪切りにし、こちらも塩をふっておく。

続いて『サラダ用グァバ』。グァバもジュース等、加工品の印象が強い。

よく分からないので適当にスライスしておこう。ニンジンくらいの硬さがある。

それから『赤丸オクラ』はその名の通り、鮮やかな赤色が特徴なのだが……

なんと、サッと煮たら一瞬で緑色に変色し、普通の沖縄オクラになってしまった!!! ちなみに沖縄オクラは本州のオクラに比べて丸っこいのが特徴だぞ。

最後の『サクナ』は別名『長命草』と呼ばれ、食べれば寿命が伸びるとも言われている薬草らしい。コレは調理せずそのままいただこう。

盛り合わせればいかにも健康的な島野菜サラダの完成だ!

・そして揚げもの

油で揚げたいのは『うりずん』『島ニンニク』の2つ。

まず『うりずん』についてだが、以前お伝えした『沖縄てんぷら』に関する記事内において、東京ではどうしても『うりずん』が手に入らず断念したという経緯がある。

よって今回は『うりずんの天ぷら』リベンジといきたい。よく洗ってヘタを取り、衣をつけて油に投入。

揚げ時間はごく短めでOKだ。

それから本州で見るよりかなり小ぶりな『島にんにく』はそのまま素揚げ。

・さらに炒めもの

『カンダバー』という、ポケモンかプロレスラーみたいな名を持つ青菜はベーコンと塩胡椒で炒めものにしよう。

アクセントに島ニンニクも入れたら……

中華料理風な『カンダバー炒め』の出来上がり。

・最後はデザート

残った3種類は果物なのでそのままデザートに。

真っ赤な『レンブ』は沖縄のほか、マレーシアや台湾でも栽培されているらしい。

『カーブチー』は小さめのミカンといった雰囲気。皮ごと切ればさわやかな香りが広がる。

最後の『島バナナ』はモンキーバナナに近いものだろうか? 一房300円とは、大きさを考えると一般的なバナナの数倍の価格。鮮やかなグリーンでいかにも南国っぽい。

お皿に並べると……

おぉ! なかなかSNS映えしそうな雰囲気〜!

・いざ実食

それでは11種類の島野菜を食べ比べ、個人的にランクづけをさせていただきたいと思う。全て初体験の食材であるため、あくまでも第一印象だということをお断りしておきたい。

【超オススメ】

・モーウィ

・うりずん

・カーブチー

まず “ウマさ” と “斬新さ” を併せ持っていたのが『モーウィ』と『うりずん』だ。モーウィはキュウリに近い味ながら歯ごたえが段違い。うりずんはインゲン風ながら適度なクセと食感があり、個人的にはインゲンより断然好みである。

また『カーブチー』が思ったより酸っぱくてビックリしたが、顔をしかめるほど強い酸味ではない。「酸っぱいものが食べたいけどレモンは酸っぱすぎる」という人は、カーブチーをかじればちょうどいいのではないだろうか。飲み物に入れたり料理に添えてもよさそう。

【けっこうウマイ】

・カンダバー

・赤丸オクラ

・島ニンニク

『カンダバー』はほんの少しぬめりがあり、ホウレンソウと空芯菜の中間といった感じ。『赤丸オクラ』と『島ニンニク』は本州のものとあまり違いが分からなかった。この3つは変わったものが苦手な人もおいしく食べられるはずだ。

【好みが分かれそう】

・サラダへちま

・レンブ

・サラダ用グァバ

『サラダへちま』を口に入れた瞬間、なんとも言えない “ヘチマ感” が口いっぱいに広がった。このモヤモヤとした食感がダメな人はダメかもしれないが、もしかするとドレッシング等をかければ全然違うのかもしれない。

『レンブ』もまた食感が独特だ。赤タマネギのようにシャリシャリしており、しかし水分が全然ないためスカスカに軽い。『サラダ用グァバ』は非常に硬く、梨などを食べた際の “イガッと感” を100倍にした感じの後味が残る。どれもクセが強く、ハマる人は大ハマりするかも?

・意外なアイツが……

ちなみにただの葉っぱにしか見えなかった『サクナ』だが、これがなんと、完全に葉っぱであった。子供の頃に庭でかじった葉っぱそのもので、少し苦いが食べられないほどではない。「健康によい」と言われたらむしろ全然食べます! といった感じのポジションだ。

そして今回ダントツの最下位は……あまりにも意外なのだが『島バナナ』である。

サトウキビのごとく硬い皮をバリバリとむけば、これまたヤングコーンのごとく硬い果実が出現。食べてみたら……甘みゼロ! 激しい渋味! ガリガリの歯ごたえ! 正直とても食えたもんじゃねぇ……

バナナと油断して何の下調べもしていなかったのだが、ひょっとして島バナナとは料理用の食材なのだろうか? 慌てて調べてみたところ、どうやら島バナナは購入後に自宅で『追熟』させるのが常識だったらしい。

つまり今回購入したグリーンのバナナは、ここから数週間後に食べごろをむかえることになる。私の沖縄旅行は残り1週間……果たして最終日までに島バナナは甘くなるのだろうか? 文化の違いを痛感しつつ、じっとバナナの成熟を待ちたいと思う。

ここでご紹介した他にも、沖縄には多くの謎めいた野菜や果物が存在している。糸満市以外でも多くの道の駅や直売所が点在しているので、現地を訪れた際はぜひ探してみてほしい。

参考リンク:JAおきなわ うまんちゅ市場
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.



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