「バドミントン無気力試合」ことロンドンオリンピック・バドミントン女子ダブルスの1次リーグ。中継で見た人も、あとから試合の動画を見た人も、あまりにもひどい試合にあ然としたのではないだろうか。
世界バドミントン連盟(BWF)は、有利な対戦カードを引き出すためにわざと負ける試合をしたとして、中国・韓国・インドネシアのチームの出場資格をはく奪した。この処分を受け、失格になた3カ国は以下のような反応を見せている。
■中国は処分を尊重
処分を受け、中国選手代表団は「我々はBWFの処罰を尊重します。彼女らははオリンピック精神とスポーツマンシップに背く行動をしました。我々はBWFの処分に抗議はしません。このような行為を厳しく批判します。(中略)我々も独自調査を実施し然るべき対応をする予定です」とコメントを発表。事態の沈静化をはかろうとしている模様だ。
■韓国は異議申し立てするも棄却
韓国バドミントン連盟は、中国ペアが故意に負けるような試合をしていたことは認めた上で、韓国チームの失格に抗議。しかし、BWFは「失格となった全てのチームの選手は最善を尽くしていない。競技内容の規定違反にあたる」として異議申し立ては棄却されている。
国民は「国の恥」と嘆いている一方で、一部韓国メディアは「中国にハメられた」とも報じている。
■インドネシアは抗議するも自ら取り下げ
インドネシアは当初、韓国とともに抗議するも、BWFの回答を得る前に自ら取り下げている。インドネシア・バドミントン協会の会長は「我々はメダルへの機会を失いに来たのではない、メダルをとりに来たのに……」との旨をコメントをしている。
国の威信をかけ戦う。それ自体は全く悪いことではない。だが、そのために全力を尽くさないというのは本末転倒。そのような手段で得たメダルを国民は心から喜べないだろう。メダルありき、成績ありきとなっている風潮に一石を投じたのではないだろうか。
参照元: Channel A(韓国語)、Sina Weibo @新華体育、Hindustan Times(英語)
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オリジナル記事: 【無気力バドミントン】 選手の失格処分に中国「処分を尊重、独自調査も実施」 韓国は不服として抗議→棄却される
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