ある調査によると、イギリスでは10年前と比較して、大人の就寝時間が90分も遅くなっているという。その大きな原因の一つがFacebookやTwitterといったSNSサイトらしい。
以前、ロケットニュース24では布団の中でスマホやタブレットPCを使うことが健康や日常生活に与える悪影響を紹介したが、今回また新たな事実が判明した。それは就寝時間の遅れが原因でセックスをする回数が減っているというものだ。
今回の調査はbroadbandchoicesというイギリスの会社が行ったもの。その調査によると、イギリスでは10年前の平均的な就寝時間は午後10時半だったのに対して、現在は午前0時と90分も遅くなっているという。
就寝時間が遅くなった原因のトップはネットサーフィン。実に4人に1人が寝る前にベッドの中でネットを見ているという。次に大きな原因がテレビの視聴(15パーセント)。その次に、約13パーセントの人がFacebookやTwitterといったSNSの閲覧を原因に挙げた。
しかし、こうした習慣の変化によって逆に減ってしまった時間も。そう、パートナーとの夜の営み、セックスの時間だ。回答者の15パーセントが夜にネットやテレビをする習慣が原因で「セックスの回数が減っている」と答えているのだ。
調査を行った会社の担当者は「ここ10年でブロードバンドのプロバイダーが爆発的に増えてサービス内容が拡大し、 “常にオンライン” という習慣が染み付きました」とコメントしている。
「常にオンライン」が可能になったことの恩恵を受けている人のひとり、28歳のイギリス人女性Debbie Foxさんも「仕事を終えて遅く帰って、夕飯を食べ終わる頃には観たいと思っていたテレビ番組は大体終わってしまってるわ。だから、ベッドにPCを持っていって、見逃したテレビをチェックするの」と語る。
確かにテレビ番組表を気にしないで、いつでもテレビやネット上の情報をチェックできる今の環境はとても便利だ。でもその代わりに減ってしまっているもの、無意識に犠牲にしてしまっているものはないかどうか、たまに気にしてみることも必要かもしれない。
(文=佐藤 ゆき)
参照元:Mail Online(英文)
photo:Rocketnews24.
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