冬休みシーズンですね。私たち社会人は、社畜の方々を除いては、休みは休みに集中するものです。しかし、子どもの頃はそういうわけにはいきませんでした。筆者が小中学生の頃は、「夏休みの友」、「冬休みの友」という名の課題冊子ほか、漢字の書きとりや計算ドリル、お天気調べ、工作、自由研究などのノルマが課せられており、いま思えば「休み」とは名ばかりだったなぁという印象です。
そして、それら膨大な量のノルマを円滑にこなすため作成するのが、「予定表」。何日までに何ページ進めるなどの日割り予定および、午前中は何をやって午後は何をすべきかという一日の予定表も作成させられましたね。
あの予定表を作成するのが、やたら好きだった人もいることでしょう。色鉛筆やクーピーでカラフルに書き分け、予定どおりにノルマをこなしていく自分に陶酔するタイプです。もちろん、始業式前日に慌てて着手するよりも立派であることはたしかです。でも、大人の恋愛においては、綿密な予定表が「凶」と出ることもあります。
「木曜日の夜に、週末の予定を聞くメールをしよう」、そして「どうせ、すぐに返事が来るわけがない」と決めつけ、「返事がなくても気にせず、土曜の朝に全く別の話題を投げかけてみよう」など、先の先まで読んだ予定表を組んでいる人は、男性にも女性にも少なからず存在します。子どものように色鉛筆やクーピーを使って紙に書いているという意味ではないですよ。頭の中に、先読み予定表が組まれていると解釈してくださいね。
恋愛先読み予定表は、恋愛における「勘」を鈍らせる原因になることがあります。上記の例でご説明しましょう。木曜日よりも前に、意中の相手からメールが来るかもしれません。そうでなくても、すぐに来ないと思っていた返信が、意外に早く来ることもあります。土曜の朝、自分自身が寝坊して、メール出来ないことだって考えられます。つまり、予定表どおりとは限らないということです。
恋愛は予定どおりに進まないのが当たり前。それにもかかわらず、あまりにもきっちりとした予定表を組んでいると、予想外の展開になった時、それに相応しい反応が出来ないこともあります。たとえば、木曜よりも前に、相手から「週末は実家に帰省するのでお土産買って来るよ」というメールが来たとしましょう。恋愛の勘が正しく機能していれば、「気を付けてね」もしくは「お土産楽しみに待っています」などの反応が妥当と判断できるはずです。しかし、予定表に捉われすぎていると、「週末会いたかったのに寂しいです」などの間違った態度をとってしまうことがあります。
もっと大きな予定表を作っている人もいます。「誕生日までに恋人を作る」、さらには「何歳までに結婚する」など、予定表というよりも未来予想図ですね。目安程度なら大いにけっこうですが、未来予想図に固執しすぎると、思い描いたとおりに進まなかった際、焦りのため冷静な判断が出来なくなってしまいます。たいして好きでもない相手と妥協で交際し年月をムダにしたり、婚活に莫大な費用を投資したり……。
先読み予定表や未来予想図に翻弄されている人は、今すぐ破棄してください。私たちはもう大人です。小中学生のような予定表よりも、恋愛の勘を働かせたほうが「吉」と出るはずですよ。
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オリジナル記事: 【三十代女子の恋愛奮闘記】恋愛の勘を鈍らせるのは「先読み予定表」?
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