2012年9月頃に始まった反日デモ。思わぬリスクに縮小、撤退する企業も出たなか、完全に日本丸出しのコンビニがオープンし盛況だという。その名も「名探偵コナン・コンビニ」! 人気アニメ『名探偵コナン』を前面に出したコンビニエンスストアである。
名探偵コナン仕様になったのは上海市・中山公園エリアにあるローソンだ。中山公園エリアは外国人も多いちょっとしたオシャレタウンである。
■コナン・ローソンのメインエリアは地下!
コナン仕様のコンビニはショッピングモール玫瑰坊の1階にある。1階部分の店舗は日本でもよく見られるラッピング店舗だ。だが、店舗の奥に地下へとつながる階段を発見! 中に入ってみると……
コナンワールドキター!!
地下は映画『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』の舞台となったロンドンの町並みをイメージ。中はちょうどひとつの町のような作りになっている。するとコナンからの挑戦状が! 犯人は事件現場から逃走し、この町のどこかに隠れているようだ。謎を解きながら、館内で上映されているアニメを見たり、ショッピングを楽しむことができる。
ちなみにコナンからの挑戦状は、何度来ても楽しめるようにと定期的に新しいものに入れ替わる。コンビニというよりテーマパークのようである。
■探偵コスプレの店員さんが普通にレジを打っていて笑った
地下のコナンワールドには店舗も併設されているのだが、店員さんたちは可愛い探偵衣装にコナンのようなメガネを着用。その格好でレジを打っている姿はなかなかシュール。
忙しくなければ記念撮影などにも応じてくれるフレンドリーっぷりである。来ていたお客さんも「店員の服が可愛い!」「写真撮ってもいいですか?」などと大はしゃぎ。もしかしたら彼らがコナン・ローソンのメインなのかもしれない。
■コナン・ローソンはもちろん公式!パクリじゃない!! 中国人「公式グッズが買えて羨ましい」
中国といえば「パクリ大国」という認識が強い。だが、コナン・ローソンは安心安全の公式である。最近では、中国の若者にも「ニセモノは恥ずかしい」という意識が芽生えている。コナン・ローソンのオープンにあたってもネット上で「公式グッズが買えて羨ましい」という声が多数寄せられている。やっぱり本物の魅力は違うぜ!
ちなみに以前ご紹介したウルトラマン・ローソンは、残念ながら2012年12月に閉店してしまったそうだ。その理由は高すぎる店舗の家賃のためだと言われているという。
(写真、文=澤井恵)
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オリジナル記事: 中国の「名探偵コナン仕様のコンビニ」の力の入れようがハンパない! 店員が全員探偵コスプレで笑った
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