宝くじで267億円獲得したあるアメリカ人夫婦の「当選金の使い道」に全米が感動

宝くじで267億円獲得したあるアメリカ人夫婦の「当選金の使い道」に全米が感動

想像してみてほしい。「もしも宝くじで267億円当たったら、あなたなら何に使うだろうか……」。

アメリカでは今、実際にこのような超高額当選金を獲得し、どのように使うか公表したある夫婦が話題になっている。彼らが決めた驚くべき「当選金の使い道」に全米が感銘を受け、メディアでも大きく報じられているのだ。

アメリカの高額賞金宝くじのひとつとして知られる「パワーボール」。2012年11月28日の抽選では、それまでのキャリーオーバー分が積み重なった結果、1等の賞金が5億8800万ドル(約534億円)でパワーボール史上最高額となり、国内で大きな注目を集めていた。米国史上でも2番目の高額当選金である。

これを見事獲得した当選者は2名。そのうちのひとりであるマーク・ヒルさんと妻のシンディさんは、一夜にして手にした2億9375万ドル(約267億円)という高額配当金の使い道について考えた。

熟慮の結果、彼らはマークさんの故郷であるミズーリ州のキャムデン・ポイントという小さな町のために使うことを決定。以下がその主な内容だ。

・子どもたちの安全のため、大通りに面した野球場をより良い場所へ移動
・消防署を現在ある野球場へ移設
・欠陥のある汚水処理設備の改善
・地元高校の奨学金制度への寄付

このうち、汚水処理設備と奨学金制度についてはすでに寄付済みとのこと。地元メディアによると、「もしも小さな町の税金だけでまかなったら、野球場と消防署の新設だけでも25年はかかっていた」という。町の人々も夫妻の決断にとても感激し、感謝しているそうだ。

シンディさんは当選時のインタビューで、「なんらかの意味があって神様が私たちを当選させたのだと思います。だから、当選金はなにか正しいことに使うべきなのです」と語っている。

高額当選によって人生を狂わせてしまう人もいるなか、ひとつの小さな町のために行動した夫妻の話は全米を感動させることとなった。彼らの英断は、この町できっと語り継がれていくことだろう。

参照元:HuffingtonPost(英文)、YouTube kmbctv


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