サハリン(樺太)は、北海道のちょうど真上に位置する細長い島だ。南樺太は1945年まで日本の領土として認められていたが、現在はロシアが実行支配している。北海道からはたった42kmの距離で、日本からいちばん近いヨーロッパともいわれている。
そんなサハリンだが、ぶっちゃけどんなところなの? 今回は、記者がサハリンで泊まった中級ホテル「ガガーリンホテル」のレビューを感想をレポートとしてお伝えしたいと思う。
■料金は?
記者が泊まったのは観光シーズンだったためか、1泊2日(朝食付き)で17600円だった。かなり高い。この金額を出せば日本では温泉付きの旅館、しかも夕食付きで予約可能である。まあ、サハリン自体、物価が日本並みに高いから仕方がないのかも? ちなみに、記者は数軒の日本食レストランに行ったが、寿司は一皿(2カン)で300円〜500円だった。味は……、あのクオリティーでこの値段なら正直日本で食べたほうが数百倍マシである。そんな味だった。
■お部屋は?
ひとりで泊まったにも関わらず、なんとベットが2つのツインルームだった! 予約した時はシングルだったのに〜! いや〜これはラッキー! 部屋は広く、清潔にされていてバスローブや歯ブラシ、ボディーソープなどが常備されていた。ただし、日本と違ってアメニティーは極端に少ない。したがって、日本から行く場合は、シャンプーやリンス、洗顔剤や化粧水は持っていたほうがベストだ。
■朝食は?
ブッフェ式の朝食でこれが意外と満足だった。特にジュースやチーズの種類は豊富で毎朝朝食が楽しみだった。ここで感動話をひとつ。ホテルを発つ最終日、記者は7時にこのホテルを出発しなければならなかった。だが、朝食の時間は7時から。「ああ〜最終日は朝食が食べられないのか〜」と、落胆していたのだが、なんとどっこい! 前日の夜8時ごろに、ホテルのスタッフが朝食用にと弁当を持ってきてくれたのだ! 本当に感動したッ!
■インターネット
日本のビジネスホテルでは基本的にインターネットを無料で使えるところが多い。しかしこのホテルは5時間で1500円の接続料が必要だった。無線LANが使えるのは嬉しい点ではあるが、できれば宿泊費も宿泊費なだけに無料にしてほしいところ。
■総評
このガガーリンホテルには、売店や自販機もなく不便である。ただし、部屋もきれいに掃除されており、とても快適に過ごすことができた。また、料金が異常に高いので、もう少し安くなるのであればまた利用する価値があると思われる。
Photo:rocketnews24
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