中国で日本人を批判するデモが発生し、そのニュースは日本でもテレビや新聞などで大きく報じられた。反日デモが発生したのは、広東省深セン市。一部の中国人が暴徒と化し、日本料理店に突入。店を破壊するなどの行為に出たが、意外な事実が発覚した。
暴徒が破壊した日本料理店は、経営者もシェフも生粋の中国人だったのである。時事通信の報道によると店名は『徳川』で、「2人とも日本と特に密接な関係はない」とのこと。
この店は5年前に店主が500万元(約6200万円)かけてオープンした店だ。デモの知らせを受け休業しようとしたところ暴徒が乱入、店内を破壊されてしまった。その被害額はゆうに10万元(約120万円)を超えているそうだ。
この件について店主は「私だって愛国の気持ちはある。でもやり方があるでしょう。今日のはただの暴動です……」と力なく語ったそうだ。だが、暴れまわった “同胞” については恨んではいないらしい。
海外取材に行くことが多いKuzo記者によると「海外では、外国人でもすぐに日本をイメージできるような店名にすることが多いです。FUJI とか TOKYO とか HOKKAIDO とか SAMURAI とかですね。たとえ中国人や韓国人がオーナーでも日本料理店なので日本的な名称にしますから、暴徒が勘違いしてもおかしくありません」とのこと。
この騒動に対して日本のインターネット上では「ひっくり返した日本車も持ち主 中国人だろw」や「お得意のブーメランを覚えたみたいね」、「HAHAHAHAHA」、「どんなジョークやねん」、「どんまい」などの声があがっている。
日本でのネットユーザーの声を知っているかどうかはわからないが、店主は「飲食に国境はありませんから」と、日本料理屋としての営業再開を目指しているそうだ。
参照元: 襲われたのは中国人の店=深センの反日デモで災難、聨合早報(中国語)
photo:Rocketnews24.
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オリジナル記事: 【中国・反日デモ】日本人の店ぶっ壊せオラオラオラ → ぶっ壊す → 経営者もシェフも中国人だったアル → 日本人「どんまい」
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