企業イメージはとても大事だ。CMに起用しているタレントが不祥事を起こせば、企業イメージに傷がつき、売り上げや取引先との関係を悪化させるということもある。
中国では、企業が国際的な業務を行っているイメージを持たせるために、白人男性を雇用するサービスが人気なのだとか。その人物を窓際に座らせ、ときに英語でスピーチしてもらうことによって、「優れた企業」と印象付けているという。
このサービスは「White Guy Window Dressing」と呼ばれている。雇われた白人男性は、中国語をしゃべる必要はない。というより、中国語をしゃべることができなくて良い。スーツが良く似合い、世界中を飛び回っているようなふりをする。窓際の席に座って、いかにも仕事をしているように装うだけだ。
雇われる白人男性は、収入が安定しないモデルや俳優、英語の教師などが多いという。中国において、欧米人を雇えるということはある意味成功の象徴であり、他の企業に対して絶大な信頼を与えることになるという。したがって、白人男性が職場にいるというだけで、企業イメージは格段に向上するというのである。
北京に住むアメリカ人の俳優、ジョナサン・ザットキンさんは3年前に河南省の小さな街で、とある企業の依頼でイタリア宝石商の副社長のふりをしたそうだ。セレモニーで行政区長と共にステージに登壇し、企業の活動と業績を称えるスピーチをした。そのときの報酬が2000元(約2万4000円)、あまり大きな仕事ではなかったが、依頼した企業は誇らしかったに違いない。
また別の男性は、二カ月間滞在した会社で多額の横領が発覚し、危うく警察に逮捕される事態に巻き込まれている。できる男に成りすますのも、楽ではないようだ。とはいえ、依然人気のあるビジネスであることに違いはない。中国で職探しをしている白人男性がいたら、教えてあげると良いかもしれない。
参照元:OODITYCENTRAL(英語)
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オリジナル記事: 中国で斬新ビジネスが人気! 白人男性を派遣して窓際に座らせ「企業イメージ」向上をはかるサービス
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