まだまだ残暑が厳しく冷たい飲み物がおいしい季節は終わらない。速く冷やすために飲み物を冷凍庫に入れておく人もいるのではないだろうか。
中国のある家庭ではコーラが冷凍庫で冷やされいたそうだ。そのコーラが開けた瞬間大爆発。男の子が顔を38針縫う大怪我を負ってしまった。「炭酸飲料を冷凍しちゃだめ!」と注意喚起がされている。
事件が発覚したのは8月26日の朝である。上海市在住の女性が中国版Twitter・Weiboで「コーラを冷凍していたら開けた瞬間爆発、息子が大怪我をした」と写真つきでつぶやいたことによる。
母親によると事件が起きたのは8月25日の夜のことだ。男の子が冷凍庫からキンキンに冷えた缶入りのコーラを取り出した。そして、それを開けた瞬間、コーラが爆発したのである。
爆発の衝撃で缶の破片が飛び、男の子は顔に大怪我を負ってしまった。傷は深く、顔の内側を7針、外側を31針縫ったそうだ。母親のWeiboには処置が終わったあとの男の子の写真が掲載されているが、服におびただしい血の痕がついており痛々しい。当たり所が悪ければ命の危険もあっただろう。
専門家によると、炭酸飲料は凍らせると溶け込んでいた二酸化炭素が分離し、気体になるそうだ。そして凍った液体は容器内で膨張する。二酸化炭素が行き場がなくなり爆発するのである。炭酸の冷凍は何となく危なそうな気はしていたが、容器の中でそんなことが起きていたとは……。
今回の件では、一体誰が冷凍庫にコーラを入れたのかは明かされていないが、男の子の母親は「今回の教訓は本当に大きい。一生忘れてはいけない教訓です。小さな子どもを持つご家庭は気をつけてください。炭酸飲料を絶対に冷凍庫に入れないでください」と注意を促している。
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オリジナル記事: 中国で冷凍コーラが爆発
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