松屋のうな丼が昨年と異なる「監修」で復活! 生まれ変わっても「私たちの食卓」なのか確かめてみた

夏本番が近づいてくると同時に「土用の丑の日」も迫ってきた。2020年の今年は7月21日、8月2日がそれに当たる。最近、街のアチコチでうなぎ関連商品を見かけるようになったため、そろそろかなぁ〜なんて思っていた頃ではないだろうか。

そしてうなぎといえばうな丼。松屋は7月14日から期間限定でうな丼を復活させた。ただ、昨年と違うのは監修しているのが松屋フーズグループの本格鮨ブランド「すし松」……それすなわち自前のうな丼なのである! これはどう生まれ変わったのか確かめばなるまい!!

・メニューが増加

おそらく松屋初のうな丼ということもあったのだろう。昨年、松屋は伝説のうなぎ屋と言われた京橋(現在は東高円寺)の名店「小満津(こまつ)」監修のうな丼を販売した。味の方はチェーン店の中では一線を画すもので、ナンチャッテうな丼に一石投じたと言っても過言ではなかった。

しかし、先述したように今年は自前。はたしてその影響はあるのだろうか。なお、うな丼は一部店舗を除く全国の松屋で販売中。主なメニューのラインアップは以下の通りだ。

うな丼850円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うな丼ダブル1390円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うなぎコンボ牛めし990円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うなとろ牛皿御膳1100円(みそ汁、ミニお新香、とろろ、半熟玉子、牛小鉢、山椒小袋付き)
うなとろ牛皿御膳ダブル1640円(みそ汁、ミニお新香、とろろ、半熟玉子、牛小鉢、山椒小袋付き)
※すべて税込

うな丼850円──注目すべきは昨年より20円アップしている点だろう。消費税あたりが関係したのかもだが、値段が上がっているならば素直に美味しくなっていてほしいところだ。ちなみに今年は「うなとろ牛皿御膳」が新登場。欲張ってどんぶり1つにまとめることなく、分けて食べるスタイルを取り入れていた。

・昨年とどう変わった?

さて、それでは食べていくとしよう。去年はものの30秒で出てきたが、今年は1分ほどでうな丼が提供された。どちらにしても早いことに変わりなく、このあたりはチェーン店らしいスピード感!

パッと見はほとんど変化なし……のように感じるも、地味にお新香が外されている。まぁこのあたりは許容範囲内か。なにせ、うな丼の主役はうなぎ。それさえよければすべてをひっくり返すこともできるのだ。それにしても……

やはり間近で見るうなぎはイイもんである。タレをまとって香ばしさを放つ姿は、いつまでも見ていられる。2倍、いや3倍くらいの量はいけそうだけど、そうはいかない “じれったさ” がまたイイ。まずは一口、幸せを噛み締めつつ食べてみると……

去年より劣っていることはない。ふわっとしたうなぎが口の中に広がっていくと、そこにあるのはヘブン。さすがに専門店のようにはいかないが、チェーン店とは思えないような味は継続していた……と言っていいだろう。

昨年同様、うなぎがブニュブニュしていることなく二重丸。また、ご飯を食べ進めていけばタレも程よく染みており、最後の最後まで気持ちよく食べられた。

個人的な意見を述べさせてもらうと、松屋にとって一番恐ろしいのは「味が落ちた」と言われることだったのではないだろうか。しかし、そこは私たちの食卓でありたい松屋。きっちりと去年のノウハウを活かし、今年に繋げていたように感じた。

・販売期間中はライス大盛り無料

なお、販売期間中、ライス大盛は無料サービスなので、ガッツリ食べたい人はそちらをオススメする。タレで米を食べられるタイプの人なら迷わずGO。余談だが、うな丼ダブルとうなぎコンボ牛めしの価格は据え置きになっているので参考までに。

参考リンク:松屋HP
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.

カテゴリー うなぎ, うな丼, グルメ, 土用の丑の日, 松屋

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