フタを開けて出てきたのは、鶏むね肉とブロッコリーだけだった。事前情報がなければ、「あれ? もしかしてお店の人、弁当にご飯入れ忘れたのかな?」と思うかもしれない。もしくは「サラダ的なものしか入ってないのは何かの手違いかな?」と思うかもしれない。
しかし、ミスでも手違いでも何でもない。元から白米なんて無いのだ。ウィンナーや唐揚げも無い。デザートなんてもってのほか。もう1度言おう。鶏むね肉とブロッコリーだけである。
その弁当の名前は、まんま「ブロッコリー&チキン(ブロチキ)」という。実際に食べた感想も まんま「ブロッコリーとチキンの味」ってところだ。
ご覧の通り、見るからにストイックなお弁当だが、数字の方もすごいことになっている。販売元のゴーフード株式会社によると、「ブロッコリー&チキン」は一般的なコンビニ弁当に比べて糖質97%オフらしい(同社調べ)。
昨今、糖質カットの商品があふれているが、お弁当の中で97%オフというのは最強クラスと言っていいのではないか? それだけに、ダイエッターにとっては重宝するお弁当になるはず。
・表参道で購入
参考までに購入場所をお伝えしておくと、私は表参道にある「いいね!スタンド表参道」でSサイズをテイクアウトし、価格は税込650円だった。パッケージに添えられたポップをよく見たら、糖質2.1g、タンパク質33.2g、カロリー323kcalとのこと。
ちなみに、「ブロッコリー&チキン」はオンラインでも購入できるから地方の人も安心してくれ。詳しくはサイトを見てもらうとして、冷凍した状態で届き、レンジで加熱して食べるようだ。
つまり、何も表参道まで行かなくても買えるわけだが、生半可な気持ちで購入するのはオススメしない。なにせ、お弁当を開けても、「緑」と「白」しかないのだ。セルティックのユニフォームみたいになってるんだぞ? 「茶色」が無いという現実を受け入れられるか? どうなんだ?
……そう考えると、「ブロッコリー&チキン」はダイエットの意思が試される弁当と言えるのかもしれない。