手をかざすと自動でプシューとアルコールが出てくるスプレーには、どこか業務用というか、オフィス用の “やや高め” なイメージがある。だから、その価格が税込2580円だと知ったとき、私は「安い」と思った。同時に、「機能的にはショボそう」とも思ったのだ。ところが……
実際に使ってみたら、機能面もバッチリだった。特に、感度。手を少しかざしただけでも、アルコールがプシュー。何度やってもプシュー。しっかりと、手の存在を感知している。「こりゃいい。消毒がラクだわ」となったので紹介したい。
最初に言っておくと、私が気に入っている「非接触の消毒ボトル」は2020年8月12日時点ではネットで簡単に購入できない。私はアキバにあるサンコーレアモノショップの実店舗で入手したが、同店のオンラインショップでは現時点で「品切れ中、次回入荷判明次第予約開始」とある。
なので、ネットで購入する場合は取り扱いが再開するまで待つか、もしくは似たような商品を探すしかない。今回は、サンコーで入手した「非接触の消毒ボトル」についてレビューしていくので、購入を決める際の参考にして欲しい。
・購入した「非接触の消毒ボトル」について
まず、商品名はそのまんま『触れずに消毒できるセンサー式消毒スプレーボトル』。価格は先述の通り2580円で、2020年7月31日にサンコーで発売されたらすぐに人気になったようだ。ポイントとしては、乾電池(単三 × 4本)で駆動すること。つまり、コンセントの場所などに悩まされることなく置けるのだ。
ただし、同商品に乾電池は入っていないから、そこだけ注意する必要がある。むしろ、注意点といったらそれくらい。あとは、説明書にしたがってアルコール等を入れたりすればいいだけなので、セット方法については省略したい。
それより大事なのはサイズ感。家に設置するとなると「どれくらいの大きさか?」ってことが気になる人は多いかと思うが、簡単に言うと「500ミリリットルのペットボトルより高さがちょい低くて、胴回りはちょい太い」と言ったところ。
数字的なところを言えば、幅152 × 高さ190 × 奥行105ミリメートルで、重さは423グラム。液体を入れるタンクの容量は300ミリリットルだ。よくあるアルコールスプレーボトルと比べても、そこまで変わらないサイズ感かと思う。
で、置き場所を決めたら、あとは1回あたりのアルコール噴霧量を決める。選べるのは2段階で、大(1ミリリットル / 1回)と小(0.6ミリリットル / 1回)。スプレーボトルの上部に「+」と「−」のボタンがあるから、そこで調整すればOKだ。
これで設定は終了。あとは手をかざすと……
緑のライトが点灯し、プシューとアルコールが噴霧される。そして先に述べた通り、その感度がなかなか良いのだ。たとえば……
オラオラオラオラオラオラオラオラ! っと、高速で手を出し入れしても……
しっかり反応する。なんだこいつ……! 2580円なのに……! 高そうな業務用のセンサー式温風機でもなかなか反応しないヤツはザラにあるというのに……!! やりおる!!!!
……という感動のあまり、何度もオラオラを楽しんだのちに私はこの記事を書いているのだが、説明書を見て愕然とした。というのも……
稼働回数 約3500回(※状況により異なります)
……というわけで、私のように楽しいからと何度もオラオラしていると、稼働回数に達してしまうのを早めるだけなのでお気をつけていただきたい。
まぁ稼動回数とはいっても、仮に3500回で終わるとした場合、1日に10回使っても約1年持つ。その時には新型コロナウイルスの騒動が収まり、消毒に対して今ほど神経質にならなくてもいいかも……。というか、そうなっていることを願ってやまない。
参考リンク:サンコーレアモノショップ
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.