コロナ禍となって半年以上、マスクが手放せない生活はまだまだ続いている。まさか夏にもマスクをするなんて、一体誰が想像しただろう。早く新型コロナウイルスが収束……せめて夏のマスク着用は今年だけで終わりにしてほしいところだ。
今はただ、できる限りの感染予防をするのみだが、悩みを抱える眼鏡っ子は少なくないはず。というのも、メガネをかけたままマスクをしたらレンズが曇ってしまうから。いろんな対策グッズがあるにはあるが、何かもっとこう……より使いやすいものはないだろうか。
・強力メガネくもり止めクロス
そう思っていたところ、たまたま見つけたのが「くもらーず」という商品。なんでもメガネレンズを拭くだけで曇りが解消されるそうだが、なんと言っても1枚を持ち運ぶだけでOKという手軽さがよい。
でも、800円(税込)の値段でほんとに曇らない?
あまのじゃくなので疑ってしまう自分がいるが、もしメガネが曇らなくなるならば安い買い物ってやつだろう。ちなみに「くもらーず」はトータル約300回使える(メガネの場合)らしく、効果は24時間持続。曇り止めの効果や持続時間は使用環境によって異なるとのことだが、使う前の期待値は高い。何しろ1回あたりの値段は約3円なのだから。
まぁ随分とセコい話になってしまったことはさておき、使い方は簡単でメガネのレンズ両面を5〜10回均一に拭き上げるだけだ。はたしてそれでメガネ曇り問題が解消されるのか検証していくとしよう。
・マスクをした状態で検証
まずはコロナ禍でもっともシンドイ思いをするであろう「メガネwithマスク」の状態から試してみた。今の暑い時期、メガネが曇った上に汗ダラダラとなろうものなら地獄である。
とりあえず冷房の効いた室内で、クロスで拭き上げたメガネを装着してみた。息をスハスハとメガネ方面に吐き出してみると……全く曇らずにノーストレス! おぉ、なかなかやりおる!!
ならば暑い外ならどうだ。この日の気温は最高35度。外にいるだけでも呼吸が激しくなるため、メガネがモクモクに曇ったとしても不思議ではない。……ところがどっこい!
ゼェゼェ言いながら歩いたにもかかわらず、メガネが曇ることはなかった。それでいて、汗だくの状態でキンキンに冷えた部屋に戻ってきてもメガネの曇りに変化はなし。やはり、なかなかやりおる!
・VSアツアツうどん
ただ、ここで手を緩めるワケにはいかないだろう。メガネっ子の天敵である熱い汁物に勝たねばなるまい。ということで、どん兵衛を用意した。通常だと熱湯を前にしたメガネは まっしろしろすけ 一直線である。……だがしかし!!
くもらーずで拭き上げたメガネはほとんど曇らず。顔を器に近づけたときこそ少し曇ってしまったが、大袈裟に寄ったし日常生活だと影響はないと言っていいだろう。
現に顔を離すと曇りは即解消したし、普通に食べるならば問題なかったため合格点だ。その後は一切曇ることなく、最後の最後までストレスなく汁物を完食できた。
・通販でも購入可能
なお、「くもらーず」をググってみたらどうやら通販でも買えるもよう。同じような商品として使い捨てタイプの「シートクリーナー」やジェル状の「アンチフォグ」など、メガネの曇り対策グッズはいろいろとある。持ち運びやすさや自分の好みで使い分けるといいかもしれない。
ただ、これ系のグッズは水に弱いため、雨の日などは濡れないように気をつけたいところだ。これから寒くなってくるとメガネの曇りは切っても切れないだけに、今のうちから準備して備えておこう。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.