言うまでもなく、自転車が盗まれた時のショックは大きい。被害防止には施錠が基本……なのだが、どんなに気をつけていようと盗まれる時は盗まれる。カギがどれほど頑丈でも複雑でも、盗むやつらは躊躇(ちゅうちょ)なくカギをブッ壊すからだ。ふざけんじゃねえぞ。
しかし、これから紹介するアイデア商品を使えば、憎き自転車泥棒たちも嫌がるはず。ズバリ愛車を守るために何を取り付けたのかというと……鳥のフンだ。クックック。マジでもういい加減、やつらの好き勝手にはさせねえぞコラァァアアアアッ!
・鳥のうんちシール
自転車のサドルに鳥のフンが落ちていたら、きっと誰もが嫌な気持ちになるだろう。それは犯人にとっても同じだ。今回購入したのは、まさにそういう目的で作られた鳥のフン。正確には「鳥のうんちシール(1430円)」である。
カギだけでは自転車を守れない時代に生まれた、まさに画期的アイテム。たしかに誰もが嫌がる鳥のフンは盗難防止に一役買うだろう。ってか、これって田んぼや畑を害獣から守る「カカシ」と同じ理屈だな。まあ、泥棒よりカラスの方がマシか。
それはさておき、購入した1パックには3枚のシール(シリコンゴム製)が入っている。うむ、なんだかとても期待できるビジュアルだ。パッケージの説明によると、サドルの側面へフンが垂れるように貼り付けることで、よりリアルに表現できるとのこと。たしかに。
さっそく貼り付けてみると……
き、汚ねえ。なんというか、よく目立っているのにとても自然だ。近くから見たら “シール感” はあるものの、おそらく自転車泥棒の多くは一瞬でターゲットを決めているはずなので、かなり効果が期待できるのではなかろうか。
いやだって、パッと見て、ガッツリ鳥のフンが付いていたら「よし、これに決めたぞ!」とはならないだろう。
・駐輪場でもよく目立つ
近隣の駐輪場にとめて他の自転車と見比べてみても、よく目立っているのがわかる。いいぞいいぞ。ボロボロのママチャリはターゲットにされやすいが、鳥のフンの圧倒的存在感によって泥棒に一瞬の迷いが生まれるに違いない。この迷いこそが、彼らが冷静さを取り戻すきっかけとなるのだ。
・バイクやコンビニ傘にも
さて、先に述べたように、こちら1パック3枚入りだから、自転車以外にもバイクやビニール傘に貼り付けて使うのもアリ。画期的な心理的盗難防止アイテム、興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。残り2枚、何に使おうかなぁ~。
参考リンク:Makuake「鳥のうんちシール」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.