ついに9月28日(月)、東京ディズニーランドに新エリアがオープンする。その新エリアをひと足先に体験できる機会が舞い込んできたので、心臓をバクバクさせながら、さっそく行ってきた。
そして泣いた。涙が止まらなかった。想像を超える “魔法” がそこにはあり、そんな素敵な場所を作ってくれた人たち、支えてくれる人たちにただただ感謝した。この記事では、浦安に住むほどのディズニーマニアである私(田代)が体験した新エリアの魅力を少しでもみなさんにお伝えできればと思う。
・誰かの笑顔のために
結論から言おう。私が涙した理由、それは「ここを訪れる人を笑顔にしよう」というとてつもなく真っ直ぐで、温かい思いやりで新エリアが溢れていたからだ。
「誰かのために頑張るって美しい」とあんなにも思わせてくれる空間は、他に探してもなかなかない。細かいところまでコロナ対策をしながら、来てくれる人たちに笑顔を届ける。そう、新エリアでは “誰かの笑顔のために” が随所で感じられるのだ。
・思いやりが詰まった新エリアの施設
今回東京ディズニーランドの新エリアに行って体験した施設は、大きく言って4つ。
1つめは世界のディズニーテーマパークで初めて、映画『ベイマックス』をテーマにしたアトラクション「ベイマックスのハッピーライド」。2つめは東京ディズニーリゾートで初めてとなるポップコーン専門ショップ「ビッグポップ」。3つめはランド初のミニーマウスと会えるキャラクターグリーティング施設「ミニーのスタイルスタジオ」。
そして4つめは世界のディズニーファンの注目を集める、映画『美女と野獣』をテーマとした日本オリジナルのアトラクション「美女と野獣 “魔法のものがたり” 」。
隣に座った人と大はしゃぎできる「ベイマックスのハッピーライド」には大事な人との時間を笑って楽しんでほしいという思いやり、好きなポップコーンバケットに好きな味のポップコーンを入れられる「ビッグポップ」には自分らしさを楽しんでほしいという思いやり、季節ごとにオシャレ衣装を着こなすミニーと会える「ミニーのスタイルスタジオ」には好きなキャラクターとの出会いを楽しんでほしいという思いやりが詰まっていて、この3つの施設を回った後は胸が熱くなっていた。
・感動の積み重ねで涙腺崩壊
そして待ちに待ったアトラクション「美女と野獣 “魔法のものがたり” 」。日本オリジナルのアトラクションということで、どうしても期待してしまう。自分は過剰に期待しすぎているのではと一抹の不安を抱えながら、アトラクションのストーリーが始まる最初の部屋に入った。
映画『美女と野獣』をそのまんま再現した空間のなか、ストーリーが語られ、あっという間に夢と魔法の世界へと引き込まれていく。気づくと、目頭が熱くなっていた。
自分はあの美女と野獣の世界のなかに入っていくんだ。そう思うだけで、なんだか泣けてくる。
目をウルウルさせながら、アトラクション乗り場で魔法のカップに乗り込む。扉が開き、美女と野獣の物語が始まると……涙が次から次へとこぼれていた。
だって夢にまで見た美女と野獣の世界で自分が生きてるんだもん! 美女と野獣の世界を体験するのではなく、美女と野獣の世界の住人になる。そんな感覚が味わえるなんて……こんなの魔法以外のなんでもない。
こんな最高の魔法を作ってくれた人たち、そしてその魔法を多くの人に届けようと頑張ってくれる人たちの努力と優しさを思うと、さらに涙がこぼれてくる。新エリアのために頑張ってくれたみなさん、そして頑張っているみなさん、本当にありがとうございます。
・いつか体感してほしい
コロナの影響でさまざまな制限のもと運営される東京ディズニーランド。もし入園する機会があったら、ぜひ新エリアにも足を運んでみてほしい。
そこにはたくさんの人の情熱と思いやりがキラキラと輝く、美しい世界が広がっている。そしてディズニーランドから帰るころには、きっと心のどこかでこうつぶやいていることだろう。
「魔法って本当にあるんだなあ」
Report:田代大一朗
Photos:RocketNews24.