ドラゴンボールといえば、連載終了後もなお世界中で愛されている日本の漫画である。世界各国でのアニメ放送はもちろんのこと、2009年にはハリウッド映画・実写版『DRAGONBALL EVOLUTION』も公開された。だが、あまりに原作とかけ離れた出来に違った意味で世界を震撼。今ではアニメや漫画がハリウッド映画化となると必ず思い出される存在として心に深く刻まれている。
この件で心に傷を負ったファンが行動を開始していたことが判明した! イギリスの有志たちが「“本物の” 実写版ドラゴンボール」を作ろうと動き出していたのだ。その映像がYoutubeに公開されたのだが、予想以上の出来! ハリウッドを超えたと話題になっている。
実写版ドラゴンボールの製作に乗り出したのはイギリスの制作会社「K&K productions」だ。会社ではあるものの、今回のムービーはあくまで「ファンムービー」という位置づけである。制作会社の面々もかなりのドラゴンボールファンとのこと。彼らは「我々はドラゴンボールZと共に育ちました。ドラゴンボールは私たちに素晴らしい時間を与えてくれました」と熱い思いを語っている。
そして、その愛ゆえに、他のドラゴンボールファン同様、ハリウッドの試みにかなり失望したそうだ。それが直接の動機なのだろう。ハリウッド版ドラゴンボールを上回るファンムービーを本気で作ろうと動き出したのである。彼らは制作資金を集めるため、クラウドファンドサイト「indiegogo」でプロモーションムービーを公開した。
ファンムービーといっても、ロケやアクションはかなり本格的! さらに特筆すべきはキャラクターの再現度である。孫悟空については賛否が分かれるところだが、ピッコロ、クリリン、ヤムチャ、チャオズなどサイヤ人以外のZ戦士の再現度がハンパない。とくにチャオズがヤバイ! 2次元のものを3次元に起こしたときにどうしても出てしまうわずかな違和感さえも全くないのである。そのほか、主役級キャラ以外のラディッツやナッパも出演。この渋いセレクトはファンならではだ!
当初の目標金額は3500ドル(約28万円)だったそうだ。しかしムービーを見た多くのファンから資金が集まり、なかには1人で1000ドルの大金を出資するファンまで現れたそうだ。ふたを開けてみると目標額の倍以上の7300ドル(約57万円)もの資金が集まったとのことだ。
出資者は
「素晴らしいよ! 何もかもパーフェクトだ!」
「もう待ちきれない!」
「再現度がハンパない、感動したよ」
「期待をこめて出資します。早くいいものを作ってくださいね」
とコメントを残している。
正直このくらいのクオリティーをハリウッドにも求めたかったというのが「K&K productions」のそしてファンたちの気持ちなのだろう。それが妥協をゆるさない制作、期待という意味での出資として現れたのである。それにしても、一体このファンムービーはいつ完成するのだろうか。今から楽しみでしょうがないぞ!
参照元:indiegogo.com、Facebook Dragon Ball Z – Saiyan Saga(英文)
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オリジナル記事: イギリスで制作中のファンムービー『実写版ドラゴンボールZ』がすごすぎる! ハリウッドを余裕で超えるレベルで笑った
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