アリタリア・イタリア航空のビジネスクラスに乗ったのでレポートをしたいと思う。今回はイタリア・ローマのフィウミチーノ空港から乗り、日本の成田空港まで飛んだ。フィウミチーノ空港は別名レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港と呼ばれているので、そちらの名称で知っている人のほうが多いかもしれない。
ファーストクラスとビジネスクラスの乗客は、アリタリア航空の特別ラウンジを使用することが可能。ここではピザやサンドイッチ、カプレーゼ、生ハムなどの食事のほか、ソフトドリンクやアルコールを無料で楽しむことができる。レビューは以下の通り。
・アメニティグッズがブルガリ
ビジネスクラスの座席は1列に4席。窓際の座席は壁があるため、よりプライベート空間のような雰囲気で旅をくつろぐことが可能。当然ながら映画や音楽を楽しむことができ、ビジネスクラス専用ヘッドフォンも用意されている。アメニティグッズがブルガリのオリジナル製品なのもディモールト(すっごく)嬉しいところ。特に女子には嬉しいのでは?
・いちばん良いポジションを選ぶことができる座席
座席は水平にすることが可能で、足、腰、頭の位置を細かく調整して自分にとっていちばん良いポジションを選ぶことができるので、快適な状態で休めるのがベネ(良い)。当然ながら、足をまっすぐ伸ばして自宅やホテルで寝るときと同じように快眠できる。
・飛行中に提供される機内食のメニューが渡される
席に座るとウェルカムドリンクとしてジュースまたはワインやビールなどを飲むことができる。同時に、飛行中に提供される機内食のメニューが渡される。ファーストクラスやビジネスクラスの旅で機内食ほど楽しいものはない。しかもイタリアを代表する航空会社であり、かなり期待が高まる。ワインリストもあり、ヴィンテージものから最近作られたものまで多種多様。さらにあらゆる産地のものが用意されている。
・アンティパスト
アンチョビとオリーブ入りサラダ『リンフォルツォ』、カンパーニア産水牛のモッツァレラチーズ、リコッタチーズとサラミを詰めた半月型の揚げパン『パンツァロッティ』。モッツァレラチーズは、一緒に添えられているバジルとトマトと一緒にひとくちで食べよう。ジュワッと甘味を感じるかもしれないが、それはトマトではなくチーズのほのかな甘味。
・プリモ
ソーセージとグリーンピース入りリゾットのオーブン焼き、生のトマトソースあえマカロニのアマルフィ産レモン風味。マカロニがやや硬め。これは長時間機内に保存しておくためそうしているものと思われるが、そうだとしても硬すぎる。トマトソースが大味ではあるが、ローマの観光客向けレストランのレベルには達している。つまりローマの下の中の上レベル。
・セコンド
牛の腰肉のロール巻きナポリ風。濃い味付けだが、ローズマリーのロールパンと一緒に食べると香草の風味が強くなり、赤ワインが美味しい状態が出来上がる。小瓶にドレッシングが入っているが、サラダはそのまま何もつけずに食べたほうが利用理全体のバランス的に良い。ワインを飲みながら食べていると「料理の塩辛さがどうでもよくなってくる」から不思議だ。そんな感想でスマン。
・ベジタブル
なすとにんにくのオリーブオイル炒め、パン粉をのせたトマトのオープン焼き、ズッキーニのミント風味、季節のサラダ。サラダ以外はどれも味付けが濃く、それ単体だと満足できる味を堪能することはできない。ここは少量のオカズに全粒粉のロールパンやスピゲッタを合わせて食べ進めたい。これもまた赤ワインが良く合う。
・どれだけ飛行時間を短く感じさせるかが鍵
ファーストクラスもビジネスクラスも、時間の流れがとてもはやい。12~13時間の飛行でも、気がつけば日本列島の上空を飛んでいる。高額なチケット代金を支払って乗っているのだからもっと乗っていたい気分になるが、「どれだけ飛行時間を短く感じさせるか」が、航空会社が快適な座席を目指すにあたり重要なポイントといえるだろう。
関連記事: 飛行機のファーストクラスに乗ってみた / 成田→バンコク(タイ航空)
Correspondent: Kuzo
●関連記事
- 【世界の機内食】成田空港~ニノイ・アキノ空港(全日空ANA)
- 【世界の機内食】成田空港~スワンナプーム国際空港(全日空 ANA)
- 【世界の機内食】成田空港~バンコク空港(日本航空 JAL)
- 【エアアジア購入方法】東京~マレーシアの航空券5000円は本当に安いのか検証
- 【世界最強ピザの旅】イタリアのお母さんマンマと一緒に家庭的ピザを作ってみたよ
オリジナル記事: 飛行機のビジネスクラスに乗ってみた / ローマ→成田(アリタリア航空)
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.