「黄金比」という言葉がありますね。人間が、もっとも均整がとれていると感じる比率のことで、古代ギリシャ時代には「神の比」とまで言われました。デザインや建築、さらには美容整形の現場でも使われる「黄金比」ですが、この言葉が転じて、たとえば調味料を配合する際に、「魚の煮付けの黄金比は醤油とみりんが……」などと使われることもあります。
料理をしない人には興味が湧かない話かもしれませんが、合コンにも黄金比があると聞けば、関心を持たずにはいられないでしょう。
仕事や日常生活において異性との触れ合いがない人にとって、合コンは貴重な出会いの場です。自身が企画せずとも、友達の中に一人でも幹事体質の者がいれば、その恩恵にあずかることが出来ます。同性の友達でなくとも、異性の友達でもかまいません。とにかく、合コンをやろうと先陣を切ってくれる友達が一人でもいれば、出会いのチャンスにこぎ着けることは可能です。
幹事体質の友人にありがたがるのはこれくらいにして、肝心の合コンの中身ですが、私は「3対3」をオススメします。「3対3」こそ、合コンの黄金比です。
まず、8対8など、人数が多すぎる合コンはほぼ収穫が得られないといって間違いないでしょう。合計16人、もはや合コンというよりも大宴会です。どじょうすくいを踊り出したり、「ハナコさんのハの字はどう書くの? こう書いてこう書いてこう書くの♪」と尻文字を披露する者が出てくる危険性があります。どじょう踊りや尻文字を見ながら異性を口説くのは至難の業!
では、少人数ならいいのかというと、そうでもないのが難しいところです。2対2は、合コンではなく「お見合い」という要素が強くなってしまいます。何故なら、幹事同士は知り合いなのですから、当然、もう1名を狙う形となるわけです。となると、残された貴方には、相手方の幹事しか残っていません。自分の好みにマッチすればノープロブレムですが、必ずしもそうとは限らないですよね。
4対4はどうでしょう? 一般的には主流とされている人数配分ですが、意外としっくりきません。一番端に座ってしまうと、反対側の端の人とはほとんど話せないのです。「席替えをすればいいではないか!」と思うかもしれませんが、三十路世代の合コンとなると、10代・20代の若者の合コンのように、席替えが行なわれる雰囲気にならないこともあります。お座敷席ならまだしも、テーブル席だとさらに席替えの望みは薄くなりますね。
3対3なら、一番端に座っても、反対側の端の人とも会話が出来る距離感なので、全員としゃべることが出来ます。選択肢も、2対2ほど少なくないですし、8対8ほど多くもありません。まさに黄金比です。
合コンに誘われた際は、「どんな人が来るの?」という相手スペックの確認の前に、「何人対何人?」と、人数配分をチェックすることから始めましょう。
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オリジナル記事: 【三十代女子の恋愛奮闘記】合コンの人数配分 「黄金比」は3対3?
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