どんな食堂のシェフでも、腕に自信があるからシェフをしていると思うし、お客さんが満足できるものを提供している誇りがあるはずである。それは家庭の料理でも同じだし、作る人は食べてくれる人のことを第一に考えて調理しているはずだ。
北海道・長万部の名物『かにめし』の名店として有名な食堂が、蕎麦やチャーハンの説明書きとしてメニューに「普通の味です」と書いており、いろんな意味で衝撃を受けた(笑)。これは良い意味でかなりダイタンに開き直っているといえる。つまり「まずくはない。ウマいと思う。でもウマすぎない」というわけだ。
そんなユニーク(?)なメニュー説明があるのは、かにめしの名店『お食事処 かなや』。ここは全国的にかにめしの名店として有名で、わざわざ遠方からここのかにめしを食べるためだけにやってくる観光客があとを絶たない。
ここのシェフ、かにめしには確固たる自信はあるものの、他の料理に関してはヒジョーに謙虚。バカ正直というべきか、謙遜しているというべきか、メニューには以下のように料理の説明が書かれている。
・チャーハン
一見ふつうのチャーハンです。味もふつうです。ではなぜ好評なのか? 作り手の気持ちかな~。
・蕎麦
蕎麦はふつうです! 茹で方でカバー(汗)。ですが……ダシは自家製の自信作ッ! 温かい蕎麦にも変えられます!
……と書かれているのである。あえて「ふつうの味」と言っているところに、むしろ強い自信を感じてしまう。もしかすると、本当はかなり美味しいのかも!? だけど、せっかく注文したのにふつうの味だったらどうしよう(笑)。とりあえず、無難なかにめしを食べておくとしよう(笑)。
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: 【長万部グルメ】シェフが開き直ってメニューに「普通の味です」って書いちゃってる食堂
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