2012年10月5~8日まで、東京・代々木公園で開催されている『北海道フェアin代々木』。ここでは数多くの北海道の食材を使用した料理が販売されており、ゆるキャラ・まんべくんで有名な長万部町も出店している。
特にオススメなのは『まんべくんバーガー』で、長万部の食材を使って作ったハンバーガーとなっている。バンズにはまんべくんの焼印が押されており、そのデザインは非常にユニーク。でも本当に美味しいの? テキトーに食材を寄せ集めて作ったんじゃないの? ということで実際に食べてみた。
ごめん、ウマイわ(笑)。肉の代わりに毛がにのシュウマイと揚げホタテが入っているのだが、これがまた美味。特に評価したいのは、どうしても残ってしまいがちな「魚介類特有の生臭さ」がまったくないという点だ。
マヨネーズベースのディップが揚げホタテのサクサクッとした食感に酸味をプラスし、ホタテの控えめな味の背中を押している。そう、ホタテの味がソースによって強く強調され、味覚神経に伝達されるのだ。
パンと食材の相性もよく、間違った組み合わせにより発生する「食感の違和感」がまったくない。キャラクター商品にしてはなかなかやるではないか! 長万部ブースでは、まんべくんバーガーとホタテバターは鉄板の料理であり美味。ビールも飲むならシュウマイを買ってもいいが無理をしてまで買う料理ではない。
豚まんと肉が融合した『やきもちな焼き豚 猛獣ジェラシックポーク』もイチオシらしいが、気持ち的に買う気にならなかったので買わなかった。もっと長万部には世の中に紹介すべき、知らせるべき料理がはずなのに、こうした「豚まんを豚肉の串に刺した遊びすぎる創作料理」をイチオシとして出してくる行為に疑問が残る。
それが長万部に深くかかわる食材ならば別だが、そうではない。長万部の観光協会は「大切にするもの」や「広めるもの」をもう少しキチンと考える必要がありそうだ。たとえば120年の歴史ある『長万部食堂』のカレーライスなど、出店の候補にあがらなかったのだろうか?
とはいえ、長万部ブースには数多くの美味しい料理が用意されている。実際に食べて「長万部の味」を堪能してみよう。暑い日もあるので、観光協会のスタッフは熱中症に気をつけてほしいものだ。
関連1: 長万部観光協会 公式ホームページ
関連2: 長万部役場 公式ホームページ
まんべさんTwitter: manbe_kunGT
Correspondent: Kuzo
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オリジナル記事: 【北海道フェアin代々木】長万部まんべくんのハンバーガーを食べてみた
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