日本で “忠犬” といえば、渋谷駅前で銅像にもなっているハチ公が有名だ。亡くなった飼い主の帰りをひたすら待ち続けた犬として語り継がれている。
そんななか、いまアメリカではハチ公に勝るとも劣らない忠犬が現れ、大きな話題を呼んでいる。その犬はなんと、入院した飼い主を捜し求めて3キロ以上離れた病院まで辿り着き、外でずっと待ち続けていたというのだ。
ハスキー犬のザンダー(オス、7才)は、可愛がってくれていた飼い主のジョンさんが体調を崩し入院すると突如ふさぎ込んでしまった。ジョンさんの妻プリシラさんによると、ザンダーはその後数日間元気がなく、目に涙を浮かべているように見えたという。
ジョンさんの入院生活が続いていたある日、ザンダーは突然家からいなくなってしまった。そして次にその姿が目撃されたのは、ジョンさんの入院先である病院の前だったそうだ。どうやら飼い主を追い求めて家からやって来たようだが、その距離は3キロ以上あり、夫妻がザンダーを病院のある地区へ連れて行ったことはこれまでに一度もなかったという。
犬が非常に優れた嗅覚を持っていることは確かだが、ザンダーが病院を探し出すことができた理由はそれだけではないようだ。獣医のジョン・ケイロス氏によると、「どんな犬でもこのような行動ができるわけではなく、ザンダーが飼い主と深い絆で結ばれていたことも重要な要因だと考えられます」とのこと。
5年前、ザンダーは保護施設にいたところをジョンさん夫妻に引き取られ、我が子のように愛されてきた。「私たちには子どもがいないこともあり、ザンダーを息子のように感じています」とジョンさんは語っている。
突然家からいなくなってしまったジョンさんを自ら捜し出し会いに行ったザンダー。自分を大切にしてくれた飼い主に忠義を尽くすその姿は、まさに忠犬である。
参照元:YouTube smartypunk、Huffington Post(英文)
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