日々の食材は、割高なコンビニよりも近隣のスーパーマーケットを利用している人も多いでしょう。さて、平日は別として、土日にスーパーにおもむくと、あまりの混雑ぶりに驚かされることがありますよね。混雑の正体は、特売をやっているわけでもなければ、有名人が来店しているわけでもありません。単に、土日だからです。土日のスーパーは、テーマパーク並みに混雑するものなのです。
何故か? 休日のスーパーは家族連れが多いからです。おじいちゃん・おばあちゃん・ダンナさん・子どもたち……。一族郎党引きつれて買い物に来ている家族のなんと多いことでしょう。普段はスイスイ歩ける売り場も、意味がわからないくらい混雑していますよね。
さらに混んでいるのはレジです。各家庭代表者一名が並べばいいものの、家族連れというものは、不思議と全員で並びたがります。かたときも離れられないほど弱い絆なのでしょうか? それはさておき、ひとりで並べば済むところに例えば家族4人 + ベビーカー付きで並ぶKYファミリーが3組も続けば、とんでもなく長い行列に感じます。
そういったKYファミリーに混じって、三十路独り身女性も並ばなければならないのですが、皆さん一様に般若(はんにゃ)のような表情になっていますね。無理もないでしょう。自分と同じシングル客ばかりなら、こんなにも混雑することはないのに、と腹がたって当然です。
「スーパー側が、『レジに並ぶのは一名様のみでお願いします』という決まりを作ってくれればいいのに!」と思う気持ちもわかりますが、スーパーにとって家族連れは大事な客です。シングル客よりも多くの食材を買っていく、いわば太客! 「一族郎党引き連れて来るんじゃねえ!」とは、口が裂けても言えないでしょう。
では、土日スーパーのストレスをどうしたらいいのでしょう? 一番手っ取り早い解決法は、土日にはスーパーに近寄らないことです。とはいえ、平日は仕事でスーパーに行く時間がない働く女性にとっては、どうしても土日にしか行けないという事情を抱えている人も多いはずです。
そこで、発想を転換させてみましょう。自分に彼氏がいると仮定してみてください。休日のスーパーにおけるアベックでの買い物って、恋愛の醍醐味かのように楽しいものですよね。
自分にも彼氏が出来たら、おそらく同じようにカップルでスーパーにおもむくこともあるでしょう。レジにふたりで並ぶこともあるでしょう。人間とはそういうものなのです。独り身の時は、「スーパーには代表者一名が来やがれ!」と悪態をついていても、自分に彼氏が出来た途端、「一緒に鍋の材料買いに行こうぉ」というテンションになるものなのです。そう思うと、KYファミリーに対するストレスもだいぶ緩和されるはず! KYファミリーへの憎悪を、恋愛へのパワーに変換させましょう。
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オリジナル記事: 【三十代女子の恋愛奮闘記】休日のスーパーで家族連れに苛立つ独り身の皆様へ
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