これはかなり画期的かつ実用性が高い予感! 新時代自転車「バイシンプル」の斬新さとウルトラ・シンプルなデザインが素晴らしい!!

これはかなり画期的かつ実用性が高い予感! 新時代自転車「バイシンプル」の斬新さとウルトラ・シンプルなデザインが素晴らしい!!

このところ日常から通勤まで、自転車を利用する人がホント増えたなーと感じます。なんといっても便利だし、体を動かして風を切る爽快感は自転車ならでは。ストリート系の若者、通勤に使うオフィス系の人、ツーリングを楽しむ人、そして日本の伝統ママチャリ族など、色んなスタイルを見ているだけでも楽しいですよね。

そんな種類も乗り方もいろいろな自転車ですが、よく考えてみると「後輪にチェーンで繋がったペダルをこぐ」という形式自体はみな同じ。しかし今回ご紹介するこの自転車は、駆動方式とデザインの双方がかなり斬新、かつクオリティーと実用性もかなり高そうな新感覚の自転車! 思わず「ほぉ〜」となること請け合いです。

まるで2つの輪っかを棒でつなげただけのような、ミニマルで美しいデザインがまず目につくこの『バイシンプル』は、名前がそのままコンセプトを表しています。そう、バイシクル(bicycle) + シンプル(simple)でバイシンプル(bicymple)。

開発に当たってデザイナーが考えたのは「シンプルさと機能性とスタイル、そして興奮と新鮮さを保ちつつ、すでに確立されている自転車のデザインを進化させることは可能だろうか?」ということ。そこで採用されたのが、まずチェーンを無くすという大胆な発想でした。

この車輪に直付きのペダルを漕ぐスタイルは、「ダイレクト・ドライブ」と呼ばれ、じつは自転車が発明された19世紀半ばではこれが一般的でした。前輪が大きくてやけに車高が高い昔の自転車の写真、皆さんも見たことがありませんか? あれです。ただし当時はペダルが後輪ではなく前輪に付いていたため重心が掛けづらく、スピードも出ないという弱点が。その後チェーン駆動が発明され、操作性、スピード性が格段に向上。今の形に至っているそうな。

バイシンプルはその「ダイレクト・ドライブ」を復活させることで、チェーン回りのごちゃごちゃから解放され、色々なパーツを極限までそぎ落とすことに成功。ブレーキも1つだけ。めちゃくちゃスッキリ! しかも、ペダルを後輪に取り付けることで操作性は普通の自転車のそれを維持。さらに小ぶりで軽量なため持ち運びや収納にも便利と、タウン・ユースのツボもしっかり抑えています。

そして、もう一つ大胆な機能が! ハンドル側のフォーク(車輪とフレームを繋げている部分)が動くのは当たり前ですが、なんとオプションのロックを解除することで、後輪側のフォークも軸回転させることが可能なのです! これは昔アメリカのキッズ用自転車で遊び的に登場した「スウィング・バイク」というモデルからヒントを得ているそうです。プロモーション動画を見ていただければお分かりのように、うねうねカニみたいな動きがでるこの機能、ちょっとテクニックが要りそうですが、狭い都会では役立ちそうな予感。

いかがでしたか? まだ実売段階には至っていないようですが、総合的に見てかなりポイントが高いんじゃないでしょうか。デザイン・コンセプトがここまで分かりやすく現物に反映されているプロダクトもそうそう現れないものですよねー。最後のひとひねりも遊び心があって楽しい!

寄稿:Pouch
参照元:bicymple.com(英文)


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