2012年10月25日より、東京・日本科学未来館で三日間の日程で開催されている「デジタルコンテンツEXPO2012」。すでに以前の記事でご紹介したとおり、このイベントでもっとも注目を集めているのは、光学迷彩技術を使った「透明プリウス」である。
しかしそのほかにも、素晴らしい最新技術が多数出展している。なかでも記者(私)が興味深いと感じたのは、東京工科大学大学院の「Pinch」だ。これは別々の端末の画面をつまむだけで同期してしまうというもの。これが普及すれば、今までにないスマホ端末の利用が可能になるだろう。
この技術は、同大学のコム・メディア・デザイン研究室(太田高志准教授)によるものだ。経済産業省主催する、優れたコンテンツ技術を発掘・評価する「Innovative Technologies」に選ればれ、イベントでの展示発表にいたっている。
別々の端末の画面をつまむだけで、実行しているアプリ画面をつなぎ、連携して動作することが可能だ。たとえば動画を視聴している場合に、ふたつの端末を隣り合わせにしてつまむと、ひとつの画面として表示が可能になる。
現在、開発者向けにのみ提供されているとのことだが、この技術がリリースされれば、もてあました端末(たとえば型落ちしたもの)を、拡張ディスプレイのように使用することができるようになるだろう。そのほかにも、端末の可能性を広げてくれそうだ。とにかく、リリースに向けて今後の研究開発に期待したい。
Photo:Rocketnews24
参照元:DCEXPO2012,東京工科大学
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オリジナル記事: 【DCEXPO2012】端末の画面をつまむと画面が同期するインターフェース「Pinch」
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