アメリカに過去最大レベルの猛威をふるっているハリケーン「サンディ」。きっとみなさんも、そのひどい惨状をネット上などでご覧になったことだろう。しかしここでひとつ気をつけなければいけないことがある。それは、そのなかに間違った情報があるかもしれないということだ。
実は現在ネット上で、「サンディ」に関するある7枚の偽画像が出回っているのだ。もし以下の7枚の画像がみなさんのところに回ってきたら、他の人に回さないよう注意していただきたい。
【No.1 自由の女神の後ろに大きな暗雲が立ち込めている画像】
現在日本のTwitter上でも、出回っている偽写真。2004年にMike Hollingshead.さんが撮影した写真をPhotoshopで加工した画像である。
【No.2 嵐が吹き荒れるなか “無名戦士の墓” の前で3人の兵士が立っている写真】
ハリケーンが襲ってこようとも、”無名戦士の墓” を守衛し続けるという感動画像として拡散された写真。しかしこの写真は9月に撮影されたものであり、ハリケーンが来ている時に撮影されたものではない。
【No.3 巨大な雲がマンハッタンを覆いつくそうとしている画像】
実は一年以上前に撮影されたものであり、2011年の新聞「Wall Street Journal」に使われた写真でもある。
【No.4 マクドナルドが水没している画像】
2009年に制作されたアート作品を写した画像。
【No.5 自由の女神に大波が襲いかかっている画像】
映画『デイ・アフター・トゥモロー』の壁紙画像。
【No.6 険悪な雲がジョージ・ワシントン・ブリッジに覆いかぶさっている画像】
写真画像代理店「ゲッティイメージズ」が提供している2009年の写真。
【No.7 水没している道路をサメが泳いでいる画像】
2011年にハリケーン「アイリーン」が発生した時も、ネット上で拡散された加工写真。何か大きな災害が起こるたびに、ネット上に登場しているようだ。
いかがだっただろうか? みなさんのところには、上の7枚の写真は回ってきただろうか? 災害の恐ろしさをより多くの人に知ってもらうために、災害画像を拡散したい気持ちはよく分かる。しかしそこは心落ち着かせて、その画像が本当に信頼していいものなのかしっかり確認をとろう!
参照元:Mashable, CBS News, White Shark Trust(英文), Vimeo/Superflex
▼ハリケーン「サンディ」の偽写真7枚はこちら:http://wp.me/p25BsW-16gU
●関連記事
- ハリケーンで漂着した謎の生物「アイリーン・モンスター」
- 人の顔ってここまで変わるの!? 超強風によって歪みに歪んだ変顔写真集が面白すぎてネットで話題に
- 水没したまま根性で走行を続けようとする米軍トラック
- 【流出事件まとめ】個人情報・エッチ画像・プライベートメール・商品の原価表 / ネットを驚かせた流出事件をまとめ
- 【動画あり】中国で長江(揚子江)が鮮血のように赤く染まったと話題に
オリジナル記事: あなたのところには来た? ハリケーン「サンディ」の “偽写真7枚” がネットで出回っているのでご注意を!!
Copyright© ロケットニュース24 / ソシオコーポレーション. All rights reserved.