【三十代女子の恋愛奮闘記】容姿に関する自虐発言は封印すべし

女性の自虐ネタは男性を萎えさせます! 以上。 これだけでも、じゅうぶん真意は伝わると思うのですが、念のため補足しますね。

日本人には、「謙遜」の文化があります。わかりやすい例が、贈り物をする時。欧米では、「このチェリーパイすっごく美味しかったから是非あなたにも味わってもらいたいの」というニュアンスで贈ります。それに対して日本は、「つまらないものですが」というニュアンスですよね。これは決して、「どうでもいい相手だからつまらないもので充分」ではなく、「お口に合うかどうかわかりませんが」ということを遠回しに表現しているだけです。

かしこまった間柄なら、上記のような言い回しもアリですが、色恋における謙遜は男性を萎えさせます。特に、容姿に関する自虐ネタはタブーです。自分が醜女であるとか、スタイルがよろしくないとか、愛しい男性の前では絶対に言ってはいけません。

なぜ容姿に関する自虐ネタを言ってはいけないのでしょうか? 答えはごく単純で、返答に困るからです。たとえば、一緒にテレビを観ている時に、男性が「女優の○○って美人だよな」と言い出したとしましょう。この発言に対して、「どうせ私は美人じゃないですよーだ」と、いじけてしまう女性がいますが、そんなふうに言われると男性は困ってしまいます。「キミのほうが綺麗だよ」だと嘘になりますし、「そうだね、キミは醜女とまではいかないけど中の下レベルだよね」と言うわけにもいきません。

貴女だって、チョメチョメの際に男性から、「俺のって小さいんだよね」と宣告されても困りますよね。そもそも男性が気にしているほど、女性は男性のサイズを気にしないものです。それと同じだと思ってください。女性が気にしているほど、男性は貴女の容姿を気にしてはいないのです。

たしかに男性は、色恋の対象とする女性を選ぶ際に、視覚を重視する傾向が強いです。ですがそれは、絶対に女優さん級の美女でなければ萎えてしまうわけではありません。ストライクゾーンが広い男性はこの世に大勢います。貴女とデートしたりチョメチョメしているということは、貴女はすでに彼のストライクゾーン内に入っているということです。とっくにストライクゾーンに入っている女性に対して、容姿のあら探しをするようなことはしないでしょう。

それにもかかわらず、自虐発言をしてしまうと、男性を「俺のストライクゾーンに入っていると思っていたけど、勘違いだったかな」という気分にさせてしまいます。もったいないですよね。もっと自分に自信を持ちましょう。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子 Twitter / ブログ


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