マンションや一戸建ての広告には誰もが憧れるようなキャッチコピーがつけられているものだ。「ちょっと大げさなんじゃない?」と思っても、美しい新築物件の写真とそのキャッチコピーを見ると、やはりマイホームへの夢をかきたてられるだろう。
今、台湾の豪邸の広告が話題となっている。そこには「床材には1億年前の“夏目漱石”を使用!」と書かれているというのだ。夏目漱石って『吾輩は猫である』、『こころ』などで知られる文豪の夏目漱石ですか!? この広告には現地・台湾人も訳がわからなくなっているらしい。
話題となっているのは、台湾台中市にある「郷林皇居」という超豪華マンションの広告だ。高級ホテルのような内装に、場所も新光三越百貨店のはす向かいとセレブに嬉しい環境。「皇居」と称するだけのことはある。
そのセレブマンションは、建材も相当こだわっているのだが、そのこだわりの一例として「床材には1億年前の“夏目漱石”を使用!」と大きくアピールしているのだ。夏目漱石とは、明治時代の日本の文豪と同じ名前だ。しかも1億年前とは、人類誕生のはるか昔の話。日本人から見ると違和感がハンパないが、台湾人が読めばそうおかしい文章でもないのだろうか。
ところが、これには台湾のネットユーザーも
「は?」
「夏目漱石って日本の作家の!?」
「日本の文豪が建材に!?」
「マジで?」
「笑い死にそう!!」
「ひどいなぁ」
「裏庭には“村上春樹”という木が植えられているに違いない」
「裏庭には食べかけの“吉本ばなな”があるに違いない」
などとコメントしている。
この騒動に対して建築・販売している鄉林建設側は「あー……これは……大変申し訳ありません。校正の際、気がつきませんでした。我々は“夏目漱石”ではなく“夏木漱石”と書くはずだったのです」と話している。
同社によると、「夏木漱石」とは天然石材の一種とのこと。石の中に植物が埋まっているもので、大変珍しく、価格は大理石の2倍という高級建材だそうだ。
確かに、「目」と「木」は中国語では同じ発音だ。恐らく変換ミスだと考えられるが、一文字違うだけで意味がこんなに変わってしまうとは……。
なお、郷林皇居の「夏目漱石が床材事件」は表記ミスであったが、台湾には「春上村樹」「小室哲哉」という名のマンションも存在するそうだ。一説によると、台湾の消費者は日本風の名前に高級感を感じているためだと言われている。日本人の英語などに対するイメージと似たようなものなのかもしれない。
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オリジナル記事: 台湾の豪邸の広告が衝撃的すぎる 「床材には1億年前の “夏目漱石” を使用しております!」
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