【恥さらし】上野アメ横で「D&G」のキャップを買おうとしたら、全然違うものを買ってしまったでござる!

今年の流行語大賞にノミネートされる可能性のある言葉の1つに、『香水』が挙げられるだろう。これは歌手・瑛人(えいと)さんのデビューシングルで今年大ヒットした。いまだに新しいカバー動画がYouTubeなどに投稿されている。

この曲といえば「D&G」。そうイタリアのブランド「ドルチェ & ガッバーナ」である。ファッションや流行に疎(うと)い私(佐藤)にとって、かろうじて名前だけは知っている存在なのだが、上野・アメ横でD&Gのキャップを買おうとしたら結果として全然違うモノを買っていた。モノを知らないとこんなところで思わぬ恥をさらしてしまう……。

・外国人のブランドショップ

賢い人ならすでにお気づきかと思う。私は「DG」と書かれたキャップを手にしたと思っていた。しかしそれは違うものだと後から気づくことになる

さて、詳しく状況を説明しよう。アメ横で、外国人がショップ店員をしているお店の入り口に「DG」と書いてある気がしたキャップを発見した。これはドルガバでしょ! 買うなら今しかない! と即断して「コレください!」とお願いすると、「中に入って」と言われてしまった。

ヤバい、余計なものを買わされる!! そう察した私は「コレしか買わない!」と先に強めに伝えて入店した。食い下がってくるかな? と思ったら、それ以上は特に何も言わず他の商品を勧めてもこなかった。なんだ、警戒しすぎたか……。

そして彼は電卓を手に持つと、私に見えるように金額を打ち込んだ。最初「5900円」と打ったものに、ナゾの割引が働いて「3825円」になった。そこで一旦数字をクリアして改めて「3500円」と打ち込んだ。

「コレでいいよ」と彼は言う。なぜ安くなったのかは全く不明だが、有難く購入させて頂いた。やったぜ、DGのキャップ買ったぞ!

・ツバに何か書いてある……

私は喜んでキャップの画像をInstagramに投稿した。

「アメ横で超カッコいいキャップ買った! やったね」

持ち帰って着用してみると、オッサンの私が被るにはちょっと派手な気もしたけど、ドルガバならいいか。そう思っていた……

ところが! キャップのツバの裏に何か書いてあることに気づいた。あれ? 何か書いてあるぞ。

そこには「DC SHOES」って書いてあるじゃないか! 「DG」じゃなかったのかよ!!

調べてみると、このロゴはアメリカのスポーツ用品メーカー「DCシューズ」のものだった。恥ずかしながら、私はこのロゴをずっと「D&G」と表記されていると思っていた。ドルチェ & ガッバーナのロゴだと真剣に思っていたのだ。だって「C」の下の部分がちょっと曲がってて「G」に見えたんだもん! っていうか、知らなかったんだよ、マジで!! 46年の人生で今日初めて気づいたんだよ!

幸いだったのはInstagramに「D&Gのキャップ買った」と書かなかったことだ。誰も気づいていないはず、私がDGとDCを勘違いしていたことを。ということで、ブランドをあまり知らない人は、この2つのブランドを間違えないようにしてほしい。たまにメルカリとかで、勘違いしている出品者を見かけるので買う時に気をつけよう。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24



誰もいない!? 24時間営業のムジンノフクヤ(無人の服屋)で服を買ってみた!

洋服を買いに行って、店員さんの勧めを断り切れずに、そこまで欲しくないものを買ってしまった……という経験ないだろうか? できればそっとしておいて欲しい。1人で気兼ねなく着るモノを選びたい。そんな願いを叶えてくれるお店が、東京・野方に誕生した。

「ムジンノフクヤ」はその名前の通りに店に人がいない! “無人の服屋” だ。お店は24時間営業(不定休)でいつでも服を買うことができる。まるで自動販売機のようなお店で服を買ってみた!!

・ムジンノフクヤの買い物方法

お店は西武新宿線の野方駅から徒歩約5分のところにある。レトロな字体で「ムジンノフクヤ」と書かれた青い看板が印象的だ。どうやらここは古着屋らしい。表の案内板を見ると、「良い物を可能な限り安く」というコンセプトのもと、経費を抑えるために無人での運営を始めたそうだ。それにしてもどうやって買い物をするの? 利用方法についても案内板に書いてある。

1.好きな服を選ぶ
2.ハンガーの色と同じチケットを購入(着数分)
3.持ち帰る、ハンバーは返却ボックスへ

商品にはカラーハンガーがついていて、それが値札代わりになっているようだ。

(500円)
グレー(1000円)
(1500円)
(2000円)
ピンク(3000円)
黄緑(4000円)
(5000円)

色に応じたチケットを店内の券売機で購入する。色の分類は券売機の横に貼り出されているので、購入時に迷うことはないだろう。なお、訪問時(2020年8月18日)は1000円チケットのボタンが故障していて、1000円のものを購入する際には 500円チケット×2枚を購入することになっていた。

・連絡帳で言葉のやり取り

商品を見てみると全体の約4分の3が女性物、残りの4分の1が男性物だった。「もう少し男性物があるとなあ……」、こんな感じで入荷して欲しい商品があった場合は、券売機横の「連絡帳」に記入しておくとお店の人に伝わるらしい。その連絡帳を見ると客の要望に対して、お店の人がとても丁寧に返事をしていることが確認できた。言葉のやり取りが微笑ましい。アナログなやり方なんだけど、心が通っている感じがする。

・帰っていいんだよね?

さて私(佐藤)が今回買うのはブランドのメンズTシャツ。胸ポケットのついた「TAKEO KIKUCHI」のボーダーで、やさぐれ気味のネズミのイラストがプリントされたものだ。1000円なので、500円チケット2枚を購入。ハンガーをボックスに入れて買い物終了だ。

店内には複数台の防犯カメラが設置されていて、見えるところにモニターがある。「これで帰っていいんだよね?」、ちょっと不安になったけど、別にやましいことをしている訳じゃないので店を後にした。

・これからが楽しみなお店

販売価格は人件費がかかっていない分、他の古着店よりも安く感じる。また商品の状態は良く、購入したやさぐれネズミのTシャツも破れやホツレはない。ほかのお店なら2000~3000円で販売していてもおかしくない良品だった。

実際に着てみると、着丈はピッタリだ。ちなみに店内には試着室もあるので、サイズ的に不安を感じる商品は、試しに着てみるといいだろう。

初回利用時はちょっと不安になるけど、誰にも気兼ねなく服を選べるのはとてもイイ。将来的に電子マネーやスマホ決済に対応してもらえると、さらに便利になりそう。お店の今後の展開が楽しみだ!

・今回訪問した店舗の情報

店名 ムジンノフクヤ
住所 東京都中野区野方5丁目17-9
時間 24時間
定休日 不定休

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24



「ファストフードチェーンや食品ブランドのロゴは子供たちの頭に刷り込まれている」研究者が衝撃の研究内容を発表!

「ファストフードチェーンや食品ブランドのロゴは子供たちの頭に刷り込まれている」研究者が衝撃の研究内容を発表!

先ごろアメリカの研究者が、「小児肥満症」とファストフードチェーンの驚くべき関係を報告し、米インターネットユーザーは衝撃を受けている。その研究者の発表によると、アメリカで深刻化している小児肥満は、ファストフードチェーンや食品ブランドのマーケティングによる影響が多大にあるというのだ。2012年9月末に「Medical Daily」が伝えた衝撃的な内容についてお伝えしたいと思う。
 
肥満はアメリカにとって、社会問題となっている。米非営利団体「健康トラスト(TAH)」と「ロバート・ウッド・ジョンソン財団(RWJF)」の研究チームが、過去に発表された政府のデータをもとに試算した結果、2030年までに全州で肥満率は44パーセントを超え、13の州では6割を超えるといわれている。

さらに問題なのは小児肥満症だ。「太りすぎ」と診断されている6~11歳の割合は、1980年に7パーセントであったのに対して2008年に20パーセント、12~19歳では5パーセント(1980年)から18パーセントに上昇している。このまま行くと、先に挙げた試算の通りに全州で約半数の人が肥満になってしまうのである。

ミズーリ大学カンザスシティ校と、カンザス大学のメディカルセンターの共同研究チームは、これまでにない研究報告を行い注目を集めている。従来、小児肥満症は食事にまつわる環境、つまりは家庭環境の影響はもっとも大きいと考えられていた。ところが、共同研究チームは企業のロゴに着目し、「マーケティング」と肥満との間に強い関係性があると主張しているのだ。

彼らの研究で、10~14歳の子供にファストフードチェーンをはじめとする有名食品ブランドのロゴと、食と無関係な企業のロゴ、合わせて60種を見せて、その際の脳の働きをMRI(核磁気共鳴画像法)で調査した。そうしたところ、食品関連企業ブランドのロゴを見せたときには、脳の「喜び」と「食欲」を司る部位が反応を示した。一方車両や運輸に関する企業ロゴには、まったくの無反応だったのである。

研究チームはもうひとつ実験を行っている。それは、箱にラベルのないハンバーガーと、マクドナルドのラベルの入った箱のハンバーガー、このふたつの味見だ。どちらがおいしいかとの質問に対して、ほどんどの子供がマクドナルドのハンバーガーを選んでいる。

この実験が指し示すものは、子供たちは自制心が発達するよりも以前に、ファストフードチェーンや有名食品ブランドのロゴを認識しているということ。そしてこれが欲求が満たされたときに快を感じさせる脳の「報酬系」と結びついているということだ。

つまりロゴを見ただけで食欲と幸せな気持ちが呼び起こされている可能性がある。研究チームのリーダー、アマンダ・ブルース博士は「子供たちは、意思決定をするのに必要な “抑制プロセス” を経ることなく、何を食べるべきかを決定している可能性がある」として、ロゴが刷り込まれていることを指摘している。

この結果に限らず、アメリカでは何らかの有効な対策を講じない限り、小児肥満症および成人の肥満を抑制できなくなるのではないだろうか。

Photo:Rocketnews24
参照元:Madecal Daily,CNN(英語)


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