松屋の「まぐろ丼」が本気すぎてヤバい! 牛丼屋ってレベルじゃねーぞオイ!!

およそ1カ月前の2020年6月30日に、松屋が公式Twitterにて「”店舗限定新商品6つ同時に発売” 記念全部食べたら松屋TシャツプレゼントCP」と題して全国の各地で限定メニューを出していたのを覚えているだろうか。

キャンペーンは7月7日まででとっくに終了しているが、この時の6つの限定商品の中で、ひときわ異彩を放っていたのが「まぐろ丼」である。その時は活動圏内に取り扱い店舗が無かったためスルーしたが、どういうわけか今になってフラっと寄った店舗で発見。

さっそく食べてみたところ……牛丼屋ってレベルじゃねぇぇえええええ! 並の海鮮系チェーンが逃げ出すレベルで美味いぞ! 松屋どうなってんだ!!

・だって牛丼屋だし?

なお、券売機の表示的には店舗限定のようで、執筆時点(2020年8月7日)では公式TwitterやHPにも関連する情報が一切ないため詳細は不明。まあ松屋ではよくあること。きっとまた試験的に何やらやっているのだろう。

ちなみに、店舗でポスターを見た時に思ったのは「フン、牛丼屋にまぐろ丼はムリでしょ(笑)」というもの。確かに松屋はすでに、牛丼屋とは思えないクオリティのカレーを出している。ぶっちゃけ並のカレー屋より美味いとすら思う。

しかし美味いまぐろ丼を出すのは、美味いカレーを出すより難易度が高いように思うのだ。それに、鮮魚を扱うのに最適化された仕入れルートや設備を持つであろう海鮮系のチェーン店や回転寿司屋にまぐろ丼は割とあり、我々はそういったところの、可もなく不可もないまぐろ丼の味を知っている。

松屋のまぐろ丼は、せいぜいその手の海鮮系チェーンの劣化版か、良くて同じ程度の「まあその辺の回転寿司屋で食えるよね」的なクオリティだろうと思っていた。

・松屋の反撃

まぐろ丼のラインアップは2種類。730円の『6枚盛』と、1000円の『大漁12枚盛』だ。どちらもテイクアウトも可能で、ライス大盛り無料サービスもあるもよう。270円差でまぐろが倍になるということで、迷わず『大漁12枚盛』をオーダー。まあ、そんなに期待はしていないけ……

おや?

松屋の反撃は、提供と同時に素早く開始された。まずデカい。ケチ臭さゼロである。これはもしかして、結構ヤルのでは? 

どんぶりの半分はまぐろに覆われており、もう半分には とろろ がかけられている。12枚なので、表面的に見えるまぐろの下にもまぐろがある。そして不可欠なネギと刻み海苔も。人によっては不要かもしれないが、生卵もついている。

・美味そう

まあでも、何よりも重要なのはまぐろ。しかしどうだろう。見れば見るほど……

ちゃんと新鮮で……

実に美味そう。

・美味い

いやまだだ。見栄えが良くても、やはり食べてみないと何とも言えない。微妙なまぐろにありがちな、パサついていたり、魚臭いゴムみたいだったりする可能性はまだ残っている。

ワサビを溶いた醤油をかけ、一口食べてみると……

フフッ、うっま!

一口目で思わず笑ってしまったレベルでガチなまぐろ丼である。臭みゼロ。程よい厚さとプリプリ感。何だこれは。マジで良い赤身じゃないか! その辺の海鮮系チェーンのまぐろ丼より美味いと思う。

このクオリティとボリュームで1000円という値段設定は、もはや意味が分からない。他所で食べたら1500円くらいはすると思う。唯一の欠点を述べるなら、実施店舗や期間が今のところ不明(もしかしたら公式Twitter等で情報が公開されるかもしれない)な点だろう。

もし近隣の店舗で偶然みかけたら、それは実に幸運なことだ。マジで美味いので、絶対に食べるべき1品だと思う。美味すぎるカレーに続き、まぐろ丼もイケるとは……松屋とは一体何なのだろう?

参考リンク:松屋、Twitter @matsuya_foods
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



松屋にて謎の新メニュー「極 牛めし」を発見! 肉がマジで別モノだった

なんとなく隣町の松屋に食事をしに来てみると、何やら券売機周辺に目を引くポップが。「埼玉県内で当店のみの限定販売!!」「牛めしの最高峰を是非ご賞味ください!!」

恐らく店員さんの手作りだと思うが、自信に満ちたこれらのキャッチと共に激推しされているのは「極 牛めし」なるもの。「極」は「きわみ」と読むらしい。なんだこれは? ググってみたが、公式HPに関連情報は一切なし。SNSには数件のそれっぽい投稿を発見したが、詳細は不明

もしや、かなりレアな松屋の新作を見つけてしまったのではなかろうか? さっそく食べてみたところ……えっ、マジで違う! いつもの牛めしと肉が違う!! き、極まってる!!!

・店内限定

『極 牛めし』についての情報は、ガチに店内のポップのみが頼り。ゆえに、そこに書かれていた情報しかお伝え出来ない。店舗限定なのは別として、その他に特筆すべきスペックとしては「アンガス牛100%使用」で「店内限定」といった辺りだろうか。松屋の丼もので店内限定、持ち帰りは無しというのは珍しい気がする。

そして「注文を受けてから煮上げる」というのも面白い。ゆえに、提供までは少し時間がかかるもよう。

値段は、通常がライスミニは500円で、並盛が530円。倍盛りというオプションも可能で、倍盛りライスミニは850円で、並盛が880円だ。また、倍盛りを選択した時だけ、ライス大盛り無料サービスも選択可能となっていた。

・肉が違う

今回は通常の牛めしとの比較のために、「極 牛めし」の並盛と、通常の「プレミアム牛めし」のライスミニをオーダー。通常のライスミニは数分で出てきたが、ポップや券売機に表示されていた通り、「極 牛めし」の方はそこからさらに5分ほど経ってから提供。

個別に見ても、なかなか外見上の違いは分からないかもしれない。だが、両方の肉をじっくり見比べてみると結構違う。「極 牛めし」の方は持った時点で柔らかく、どことなく赤身と脂肪の区分が曖昧な肉が多い気がする。

また「極 牛めし」の方が微妙に色が薄い。試しに「極 牛めし」の器に通常の牛めしの肉をブチ込んでみたところ、割とはっきりどちらがどちらの肉か見分けがつく。肉の違いのガチ感がスゴい。

・柔らかくて美味い

オーケィ、いつもと肉が違うのはよくわかった。しかし、肝心なのはウマさだ。そうだろう? 元がイイ肉だろうと、調理後にウマくなければそれまで。見た目にほだされることなく、ウマいのか否かを厳しくジャッジしようと思う。

では一口……

……

……

……

……

ウマァァアアアアアア!!!!!

味も間違いなくいつもの松屋の牛めしとは別モノ。マジで! 肉が! 違う! 普通にブラインドテスト的に情報を遮断して食べても「おっ、いつもと違うぞ?」と気付くであろうレベル。

普段の松屋の「プレミアム牛めし」も決して不味くはない。それなりに美味いので、しょっちゅう食べている。しかし「極 牛めし」の美味さは、文字通り松屋の牛めし史上「極」なクオリティと言っていいかもしれない。全国でどれくらいの店舗にて販売されているのかは不明だが、これはいい牛めしだ。もし近所で見かけたら是非食べてみて欲しい!

参考リンク:松屋
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【ガチ】松屋の新商品『ごろごろチキンのバターチキンカレー』を重度の「ごろチキ」信者が食べたらこうだった / 本日7月21日発売

松屋の至宝『ごろチキ』こと『ごろごろ煮込みチキンカレー』をこよなく愛する私(あひるねこ)からすると、ここ最近の松屋の「ごろごろ」推しは少々過剰なような気がしなくもない。この際、『ごろチキ』の名を持つメニューは一つでいいのではないか? そう、世界に神は一人だけでいいのだ。

ところが本日2020年7月21日、松屋は『ごろごろチキンのバターチキンカレー』なる新たなメニューを全国の店舗で発売。またしても新たな「ごろごろ」勢が世に解き放たれることになってしまった。俺の話聞けや……! だが重度の『ごろチキ』信者として、ここは一戦交える必要があるだろう。

・松屋の新商品

『ごろごろチキンのバターチキンカレー』は実は去年7月にも発売されている。その時は69店舗限定だったため私も実際に食べてはいないのだが、当サイトの記者・江川資具の記事によると、『ごろチキ』の後継足りえるかは別にしても確かにウマいカレーだったようだ。

価格は当時よりも30円上がって税込680円。ライス大盛だと740円だが、8月4日の午前10時まではサービスで大盛無料だという。ただあくまで個人的な感情としては、「何が『ごろごろチキンのバターチキンカレー』だよ。何回チキンって言うねん」てなもんである。神の名を騙(かた)る不届き者め……!

しかし、いざテイクアウトして……

ルーを一口食べてみると……

マ、マジかこれ……!

_人人人人人人人人_
> うっま!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

・想定外

なんと驚くことにこの『バターチキンカレー』、盲目的な『ごろチキ』信者である私をも黙らせるほどの、超ド級のウマさに満ち満ちていたのだ。非常にマイルドで、正直なところ辛さはほとんどない。それはつまり、カレーとしての武器を最初から一つ放棄しているとも言えるのだが……。

その代わりに強烈なバターの香りとコクがカレーを邪魔しないギリギリのレベルまで目いっぱい詰まっており、その旨みを最大限まで増幅しているのである。トマトの風味が絶妙に効いているおかげで、バターの嫌な濃さをあまり感じさせないという点もまたニクいではないか。

・似て非なる両者

先述した記者・江川は『バターチキンカレー』について、「まろやかで永遠に食べ続けられる気がする」と書いているが、私もこれには完全に同意だ。『ごろチキ』と名前はよく似ていても、攻めの『ごろチキ』・守りの『バターチキン』という感じで、両者のベクトルはまったく正反対と言えるだろう。

だがしかし!

あくまでこれは、ルーのみを食べた時の感想であることをハッキリ記しておきたい。どういうことか? 端的に言うと、『バターチキンカレー』はルーと一緒にチキンを食べると、チキンの存在感にルーがやや負けてしまうのである。

なるほど。「ごろごろ」というだけあって『バターチキンカレー』にもチキンがたっぷり入っている。が、先に書いたようにこちらのルーは優しくマイルドだ。そのため、野性味溢れるチキンの大群を前にしてしまうと、その突進を完璧に受け止めきることができない。

結果、ルー単体で感じた旨みがチキンによって若干かき消されるという不幸な現象が起きてしまうのだ。その点、我らが『ごろチキ』神は、ルー自体が非常にアグレッシブかつスパイシーなため、どんなにチキンの主張が強かろうが押し負けることはない。むしろそこには相互作用による、ある種のケミストリーが発生するのである。

誤解なきよう書いておくと、『ごろごろチキンのバターチキンカレー』は私の予想を遥かに上回るおいしさだった。これならまたぜひ食べたいなと素直に思う。しかし……やはり『ごろチキ』には一歩劣るというか、両者の間には薄くも決定的な壁がそびえ立っていると言わざるを得ないだろう。

・強まる不在感

最近の松屋は「ごろごろ」と謳う新メニューを大量に発表しているが、それらを味わうたび、唯一無二の絶対神『ごろチキ』に思いを馳せずにはいられない。そう、超エース級の実力を秘めた『バターチキンカレー』をもってしても、神の不在を埋めることは叶わないのである。

参考リンク:松屋
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.



松屋のうな丼が昨年と異なる「監修」で復活! 生まれ変わっても「私たちの食卓」なのか確かめてみた

夏本番が近づいてくると同時に「土用の丑の日」も迫ってきた。2020年の今年は7月21日、8月2日がそれに当たる。最近、街のアチコチでうなぎ関連商品を見かけるようになったため、そろそろかなぁ〜なんて思っていた頃ではないだろうか。

そしてうなぎといえばうな丼。松屋は7月14日から期間限定でうな丼を復活させた。ただ、昨年と違うのは監修しているのが松屋フーズグループの本格鮨ブランド「すし松」……それすなわち自前のうな丼なのである! これはどう生まれ変わったのか確かめばなるまい!!

・メニューが増加

おそらく松屋初のうな丼ということもあったのだろう。昨年、松屋は伝説のうなぎ屋と言われた京橋(現在は東高円寺)の名店「小満津(こまつ)」監修のうな丼を販売した。味の方はチェーン店の中では一線を画すもので、ナンチャッテうな丼に一石投じたと言っても過言ではなかった。

しかし、先述したように今年は自前。はたしてその影響はあるのだろうか。なお、うな丼は一部店舗を除く全国の松屋で販売中。主なメニューのラインアップは以下の通りだ。

うな丼850円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うな丼ダブル1390円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うなぎコンボ牛めし990円(みそ汁、ミニお新香、山椒小袋付き)
うなとろ牛皿御膳1100円(みそ汁、ミニお新香、とろろ、半熟玉子、牛小鉢、山椒小袋付き)
うなとろ牛皿御膳ダブル1640円(みそ汁、ミニお新香、とろろ、半熟玉子、牛小鉢、山椒小袋付き)
※すべて税込

うな丼850円──注目すべきは昨年より20円アップしている点だろう。消費税あたりが関係したのかもだが、値段が上がっているならば素直に美味しくなっていてほしいところだ。ちなみに今年は「うなとろ牛皿御膳」が新登場。欲張ってどんぶり1つにまとめることなく、分けて食べるスタイルを取り入れていた。

・昨年とどう変わった?

さて、それでは食べていくとしよう。去年はものの30秒で出てきたが、今年は1分ほどでうな丼が提供された。どちらにしても早いことに変わりなく、このあたりはチェーン店らしいスピード感!

パッと見はほとんど変化なし……のように感じるも、地味にお新香が外されている。まぁこのあたりは許容範囲内か。なにせ、うな丼の主役はうなぎ。それさえよければすべてをひっくり返すこともできるのだ。それにしても……

やはり間近で見るうなぎはイイもんである。タレをまとって香ばしさを放つ姿は、いつまでも見ていられる。2倍、いや3倍くらいの量はいけそうだけど、そうはいかない “じれったさ” がまたイイ。まずは一口、幸せを噛み締めつつ食べてみると……

去年より劣っていることはない。ふわっとしたうなぎが口の中に広がっていくと、そこにあるのはヘブン。さすがに専門店のようにはいかないが、チェーン店とは思えないような味は継続していた……と言っていいだろう。

昨年同様、うなぎがブニュブニュしていることなく二重丸。また、ご飯を食べ進めていけばタレも程よく染みており、最後の最後まで気持ちよく食べられた。

個人的な意見を述べさせてもらうと、松屋にとって一番恐ろしいのは「味が落ちた」と言われることだったのではないだろうか。しかし、そこは私たちの食卓でありたい松屋。きっちりと去年のノウハウを活かし、今年に繋げていたように感じた。

・販売期間中はライス大盛り無料

なお、販売期間中、ライス大盛は無料サービスなので、ガッツリ食べたい人はそちらをオススメする。タレで米を食べられるタイプの人なら迷わずGO。余談だが、うな丼ダブルとうなぎコンボ牛めしの価格は据え置きになっているので参考までに。

参考リンク:松屋HP
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.



【喝コラム】松屋よ、安易に「ごろチキ」に頼るな…! 敬虔な「ごろチキ」信者からの愛ゆえの苦言

今さら言うまでもないが、松屋と言えば『ごろチキ』こと『ごろごろ煮込みチキンカレー』である。この至高のメニューを生み出した松屋の奇跡とも呼べる功績は、今後数世紀に渡って語り継がれていくだろう。ありがとう松屋。そしてありがとう、ごろチキ神。

だがしかし……敬虔(けいけん)な『ごろチキ』信者からすると、最近の松屋の行動はいささか目に余るものがある。本来なら、神を生み出した功労者にこのような苦言は呈したくないのだが……いや、愛しているからこそ、どうかこれだけ言わせてくれ。松屋よ、安易に『ごろチキ』に頼るな……!

・空前の『ごろチキ』ブーム

お気付きの方もいるかもしれないが、最近の松屋はやたら『ごろチキ』推しである。たとえば現在開催中の「復刻メニュー総選挙」に出場している『ごろごろチキンのトマトカレー』。私(あひるねこ)の知る『ごろチキ』とはまったくの別物だが、名前は酷似している。

また、読者の方から寄せられた情報によると、現在一部の店舗にて『ごろごろチキンのクリーミーカレー』なるメニューが販売されているらしい。なんでも『ごろチキ』より辛さが抑えられていて、かつて話題になった『シュクメルリ鍋』のニンニク抜きを連想するような味になっているとのこと。

う~む、これではまるで『ごろチキ』のバーゲンセール。別に悪いことではないが、どうもモヤモヤするな……と思っていたら、今度は新たに『ごろチキコンボ牛めし』とかいう新商品が発売されたそうじゃないか。いやまだブチ込んでくるのかよ! いい加減にしろ!!

・止まらねぇ

このままでは松屋ではなく、ごろチキ屋である。事態を重く見た私は、念のためその『ごろチキコンボ牛めし(税込650円)』とやらを実際に食べてみることにした。2種類あるうち、選んだのは『にんにくバター』味。丼の半分に牛丼、半分にチキンが盛られたメニューだ。

肝心の味に関しては、ハッキリ言ってウマい。だがそれも当然だろう。にんにく醤油とバターが効いたチキンなんてウマいに決まってるし、対バン相手を務めるのは百戦錬磨の大御所・牛丼である。目を引く新しさはないものの、安定感という意味なら最上級レベルではないか。

しかし!

果たして、本当にこれが『ごろチキ』なんだろうか? 『ごろチキ』と名乗る必然性が本当にあると言えるのだろうか? いや言えない! 松屋よ、そうじゃねぇだろ……! 俺たちが求める『ごろチキ』の極みってのはなぁ、そういうことじゃねぇんだよ……!!

・『ごろチキ』の真髄

当たり前であるが、チキンがごろっと入っていれば『ごろチキ』というワケでは決してない。思い出して欲しい。元祖『ごろチキ』の、あの前へ前へ突き進むかのような激しい情熱を……! 攻撃的とも言える独特なスパイシーさを秘めた主張の強いカレールーと、ごろごろ熱々のチキンが織りなす魂の疾走を……!!

そう、『ごろチキ』とはスタイルではなく、生き様なのだ。形だけ “ごろごろ” していたってそれは模倣に過ぎない。『ごろチキ』を名乗るならソウルもマインドも何もかも、己のすべてをごろチキれ。名前より先にアティチュードだ。そうすれば名前は後から付いてくる。

・とどのつまり

自分でも書いていてワケが分からなくなってきたが、要は私が言いたいのは、安易に『ごろチキ』というワードに頼る必要はないということである。そんなブランドや枕詞がなくても、『ごろチキコンボ牛めし』は十分ウマかった。もっと自信を持つべきなのだ。

何度でも繰り返すが、我らが元祖『ごろチキ』は絶対にして唯一の神。ちょっとやそっとのごろチキ方では、未来永劫追い付けないだろう神聖なる存在である。もしアレに少しでも比肩したいというなら、松屋は宇宙を創造せんとする気迫と覚悟で臨む必要があるだろう。我々人類は、『ごろチキ』に試されているのかもしれない……。

参考リンク:松屋「ごろチキコンボ牛めし」
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.



スタミナが欲しかったら松屋の「おかずトリオ」を食えッ! 3種のおかずをご飯に全部載せたら完全に二郎だ

松屋といったらすぐに「ごろチキ」だとか「ごろビー」だとか騒ぐヤツらがいる。どっちもカレーじゃねえか! 牛丼食えよ!! せめて、肉と米食えよな! 頂上決戦だとか、戦争だとかいっていつまでも小競り合いしているけど、どっちでもいいんだよ、そんなもん。好きな方を食え! さて、話のわからないヤツらは置いておいて……。

松屋は外出自粛生活を応援するために「おかずトリオキャンペーン」を2020年4月末から6月初めまで実施していた。あのおかずトリオが復活していたのだ。全店舗かどうかは定かではないが、復活している店舗がある! というわけで、おかずトリオを推奨したい。あれ、肉と米を存分に食えるぞ。1000円でエナジー満タンだ!

・強者たちの共演

最近は、持ち帰りで松屋を利用する人も多いはず。その際、どうしても新商品に目がいきがちなので、テイクアウトでも牛丼3個セットとかが視界に入るだろう。しかし、私が訪れた店舗では、下の方に「復活!! おかずトリオ」とあった。それを見ると、現在は3種のトリオ、いずれも100円引きだそう。

今回私は定番トリオ(1000円)に並盛ライス(160円)を購入して帰った。

中身を見よう。まずは定番中の定番、牛皿!

続いて豚肩ロース焼肉!

最後に牛焼肉!

このような強者が集う会合のような状況を、なんて言うか知ってるか? 漢字1文字で表すことができるぞ、それは……

宴!

まさに強者の共演である。ロックバンド「ガンズアンドローゼズ」に例えるなら、ボーカルのアクセルとギターのスラッシュ、そしてベースのダフが再び同じステージに立った、その瞬間を目の当たりにしているようなインパクトだ。さしづめ、ご飯はアクセルに次いでバンド在籍歴の長い、キーボードのディジーと言ったところだろうか。

・松屋の “二郎” と化す

こんな贅沢な食い方ができるのは、おかずトリオだけだ。ごろチキ? ごろビー? お前たちとは格が違うんだよ、格が! さっそく肉を一通りご飯の上に載せてみる。軽くね、軽く載せよう。

軽くでも、器からあふれんばかりの肉量だ。思わず高笑いしたくなる気分。だが、もっとだ。もっと見たい! 器からこぼれ落ちそうな肉の光景を。全部載せちゃえ!

こりゃ二郎だな。「松屋の二郎」といっても、間違いないな。おかずトリオがあれば、いつでもテイクアウトで松屋の二郎ができるなあ。

当然食えば幸せになる。本格的な夏の到来を前に、すでに夏バテ気味の人もいるかもしれないけど、スタミナだ! スタミナをつけて猛暑到来に備えるべし!

カレーもいいけど、牛丼も食えよ!

参照元:松屋
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24



松屋の「茄子と筍の麻婆コンボ牛めし」が、もはや覇権と言って良いレベルで美味い! ただし1都3県限定

2020年6月30日から、牛丼チェーンの松屋が地域限定で合計6種類の新商品を販売開始した。公式Twitterを見る限りでは、その6種とは「ごろごろチキンのクリーミーカレー」、「麻婆豆腐丼」、「茄子と筍の麻婆コンボ牛めし」、「まぐろ丼」、「キム玉牛めし」、そして「ごろごろチキンのバターチキンカレー」。

どの商品がどのエリアで販売されているかは公式Twitterの画像がヒントになっているという。これら6種のうち「茄子と筍の麻婆コンボ牛めし」を埼玉県内の店舗にて発見。さっそく食べてみたところ……これは新たな覇権メニューが爆誕したと言ってもいいかも知れない。

・地域限定

新しく出た6種の商品のうち、いくつかは公式HPにメニューが掲載されている。そこから取り扱い店舗一覧を見れば、販売されているエリアや店舗を知ることができる。例えば「茄子と筍の麻婆コンボ牛めし」は埼玉の他に、東京、千葉、そして神奈川とある。つまり、この1都3県でしか販売されていないということだろう。

お値段は並盛が税込み650円で、大盛が税込み710円。松屋においては比較的単価が高い部類に属すると思われるが、食べさえすれば値段などどうでもよくなるはずだ。松屋のメニューはどれも安定して一定以上の美味さが約束されているが、今回は完成度が尋常ではない

・美味い

まずは茄子だ。茄子と言えば淡泊な味わいと豊富な水分、そしてスポンジ状の組織が特徴だが、それら全ての要素がよく活かされている。単体ではやや濃い目な味付けの麻婆が茄子に十全に染み込んでおり、噛むと茄子の持つ水分で良い感じの濃さになってジュワっと染み出る

茄子の味わいはしっかり残されていて、柔らかいながらも程よい歯ごたえを維持。最初から半熟卵がブチ込まれているため、全体の味わいはそれなりにマイルドになる。しかし、結構な割り合いで混入されている刻まれた唐辛子が、締めるべきところはピリッと締めてくれる。そしてシャキシャキの筍。

それなりにしっかりと牛肉が入っているため、食べ応えがあるのもグッドだ。攻守ともに万能な感じが半端ないクオリティ。あまりの美味さに思わず逆上してしまい、その場で持ち帰り用にもう1セット購入したほどである。

何だかんだで30日の夕食以降にとった3回の食事全てを「茄子と筍の麻婆コンボ牛めし」にしてしまったが、心身ともにかつてないほど満たされている。個人的には、今までに食べた松屋の商品史上最も高い評価を与える用意すらあるレベル。

・レギュラー化希望

唯一にして最大の欠点は、やはり全国展開ではないという点だろう。食べ物の美味さを知るには実際に食べるのが一番だが、公式HP的に1都3県でしか提供されていないと思しき現状は悲劇に他ならない。

見た目的には果てしなく茶色でどちらかというと映えないビジュアルだし、「シュクメルリ」のような好奇心を刺激する感じも無く、また「ごろチキ」のようなキャッチーな呼称も無くて地味ではある。しかし美味さはガチだ! もし提供エリア内にお住まいなら、何に優先してでも食べに行くべきだろう。いや、本当に。

参照元:松屋、Twitter @matsuya_foods
Report:江川資具
Photo:RocketNews24.



【ブチギレ】松屋『復刻メニュー総選挙』に物申す! なぜ「伝説のカレー」がエントリーしていないのか!? 担当者を問い詰めた結果…

出だしから唐突ではあるが、この場を借りてみなさんに謝罪したい。本当に申し訳ありませんでした。何のことかと言うと、当サイトのあひるねこ(ごろチキ推し)とK.Masami(ごろビー推し)が見るに堪えない「松屋カレー戦争」を繰り広げたことについてである。

おそらく、松屋を愛する読者の方ならば「ちゃんちゃらおかしい」と感じていたハズ。かく言う私(P.K.サンジュン)がそうだった。簡潔に言うと2人は王者の資格がないカレー同士で争っていたのである。王者とは……そう、松屋のキング・オブ・カレー『フレッシュトマトカレー』のことだ。

・伝説のカレー

松屋の『フレッシュトマトカレー』とは、2010年から2012年まで3年連続販売されていた伝説のカレーである。そのウマさは筆舌に尽くしがたく、当時サラリーマンだった私はウソ偽りなく週4で『フレッシュトマトカレー』を食べていた。だって、休みの日も柏駅東口の松屋まで行ってたんだから。

それはどうでもいいとして、商品名通りのフレッシュさとニンニクのパンチ力、さらには並盛が330円という驚異の価格を実現した『フレッシュトマトカレー』は、まさに伝説のカレーと呼ぶのにふさわしい。松屋の50年近い歴史をひも解くならば「フレッシュトマトカレー前」と「フレッシュトマトカレー後」に分けられるハズ。それほど革命的なメニューであった。

・復刻メニュー総選挙開催!

だがしかし、フレッシュトマトカレーが松屋から姿を消して8年が経つ。その理由は定かではないが、ついにフレッシュトマトカレー復活のチャンスがやってきた。それこそが2020年6月に開始となった松屋『復刻メニュー総選挙』である。

エントリーした9品目のうち、最多得票を獲得したメニューが復活するというシンプルな総選挙は今回が2回目の開催だ(前回の優勝は焼き牛めし)。松屋め、待たせやがって……! ウキウキしながらチェックしたところ、今回エントリーしているのは以下の商品である!!

・牛肉とタケノコのオイスター炒め定食
・担々エッグプレート
・ごろごろチキンのトマトカレー
・トンテキ
・シュクメルリ鍋
・チーズタッカルビ定食
・マーボカレー
・チキンと茄子のグリーンカレー
・ぼっかけ

入ってねぇぇぇぇえええええええ!!

おい、どういうことだ松屋。フレッシュトマトカレーがノミネートしていない総選挙などやる意味はあるのか? そんなもん「歴代最強ボクサー総選挙」にアリもタイソンもパッキャオも入っていないのと同じではないか。総選挙の名が聞いてあきれる。

・中の人を問い詰めた

こうなった以上、松屋に「フレッシュトマトカレーを販売しない理由」を聞いてみるしかあるまい。というわけで、松屋の広報部にコンタクトを取り、長年の疑問をぶつけてみることにした。(以下、荒々しい口調が出てきますが、実際は普通に話しています)。

──オウオウオウ、ワシじゃ。ロケット組の鉄砲玉、サンジュンじゃ。いま『復刻メニュー総選挙』をやっちょるな?

「はい、開催しております」

──オウ、それはええんじゃ。ただ何故「フレッシュトマトカレー」が入っちょらんのか? ワシにわかるように説明してもらおうか? ありゃ伝説のカレーぜよ?

「おっしゃる通りです。フレッシュトマトカレーは3年連続で発売されたカレーで、特に1年目の発売当時はかなり大きな反響をいただきました。現在でもお客様から再販のご要望をいただくことが多い商品です」

──せやろがい! ならなんで8年も販売しとらんのじゃ!! 総選挙に入ってないのもおかしな話やろ!

「まず今回の総選挙で言うと “ごろごろチキンのトマトカレー” と被っているところがありまして……。昨今のごろごろ人気も加味し、今回は “ごろごろチキンのトマトカレー” をノミネートさせていただきました」

──ぐぬぬ。確認じゃが、メニューを9つ選ぶ中にフレッシュトマトカレーは入っちょるんだよな?

「基本的には過去に販売した全メニューの中から選びますので、当然フレッシュトマトカレーも入っております」

──ええわ、もうわかったわ。総選挙に入ってないのは勘弁したるわ。じゃが、8年もフレッシュトマトカレーを販売していないとはどういう了見じゃい!

「はい。実はですね、先ほど申し上げた通りフレッシュトマトカレーは大変ご好評をいただいたメニューではあるんですが、3年目はさほどご支持いただけなかったようで……

──う、売れんかったということか?

「……はい、そうなります」

──ぐぬぬ。ただそれを聞いて思い出したわ。3年目はやや味がまとまっていたというか、野性味に欠けていたんじゃ。正直ワシも、1年目2年目と比べると3年目はどこまで食っちょらんかったかもしれん……。

「フレッシュトマトカレーに限らず、松屋のメニューはマイナーチェンジを繰り返しておりますので、もしかしたらそういった理由もあったのかもしれません。ただ私の知り得る限りでは、人気に陰りが見えたため終売となった、というのが正直なところでしょうか」

──あ、なんかすみませんでした……。

「いえいえ。ただ本当に復活のご要望をいただくことが多い商品ではありますので、我々としても気には留めております。余談ですが、系列店の松のやでトマトカレーを販売しておりますので、そちらも合わせてご賞味いただければと思います。当時と同じレシピかはわかりかねるのですが……」

──ありがとうございます。松のや行ってみます。大変失礼しました……そしてフレッシュトマトカレーの復活を熱望しております。

・それでも会いたい

フレッシュトマトカレーが終売となったまさかの理由が判明してしまったが、中の人が言うのなら間違いないのだろう。とはいえ、俺は信じてる……! フレッシュトマトカレーこそ松屋最強のカレー……いや、松屋史上最強の激ウマメニューであることを。I Miss You, フレッシュトマトカレー。

というわけで、フレッシュトマトカレーこそノミネートされていないものの、現在松屋では『復刻メニュー総選挙』を開催中だ。もう1度食べたいメニューがある方は振るってご参加いただきたい。最後にもう1度だけ、I Miss You, フレッシュトマトカレー。

取材協力:松屋
Report:P.K.サンジュン



« 前のページ

  プロフィール  PR:無料HP  米沢ドライビングスクール  請求書買取 リスク 千葉  アニメーション 学校  IID  中古ホイール 宮城  タイヤ プリウス 新品  コンサート 専門学校  中古パーツ サイドカバー  不動産 収益  四街道 リフォーム  トリプルエー投資顧問 詐欺  コルト 三菱 中古  シアリス 効果