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【ガチ検証】コストコで1番ウマいポテトチップスはどれなのか? 5種類を食べ比べたら意外すぎる結果に…
くら寿司、スシロー、はま寿司の「うどん」を食べ比べてみた結果 → 異常にウマかったのがココだった / 130円でこの味は神すぎる!
ローソン、ファミマ、セブンの「メロンパン」を食べ比べてみた結果 → メロンパンは皮だけではないことを思い知らされた
メロンパンと言えば、菓子パン界のアイドル。ひと口食べれば広がる甘さに我が輩メロメロでござる! が、しかし、類まれなる甘さをくれる替わりに、我々は口の中の水分を全て差し出さなければならない。得ようと思ったらまず与えよ。私(中澤)は、メロンパンを食べる度、ゲーテの格言を思い出す。
ゆえに、メロンパンは大量に食べることができない。ということは、コンビニのメロンパンを食べ比べた者はいないのではないだろうか。謎に包まれた主要3コンビニのメロンパンの違い。今回はそのブラックボックスの真相に迫る!
・価格
まず、価格から言うと、一番安いのはファミリーマート「パールシュガー入り メロンパン(税込110円)」。次に、ローソン「発酵バターが決め手! ふんわりメロンパン(税込116円)」が続き、セブンイレブン「サックサクメロンパン(欧州産発酵バター使用)」が税込118円と1番高い。
とは言え、ファミマとセブンが8円違いなので、これは差と言うには微々たるものだと思う。見たところ大きさもほぼ変わらないようだが、製造会社は違うのだろうか。
・製造会社
フレンチトーストを食べ比べた以前の記事では、3社全てが敷島製パンということがあった。今回も菓子パン棚に置かれているパンだし、そうじゃないとは言い切れない。そこで、パッケージ裏の製造会社を見てみたところ……
3社とも違う会社である。ファミマは「敷島製パン」、セブンは「(株)デリカシェフ」、ローソンは「山崎製パン」だ。しかし、私はパンのプロではないためこの違いが何を意味するかまでは分からない。やはりここは食べて確認するしかないだろう。
・ファミマ
まず、ファミマを食べてみたところ、サクッとしたクッキー地の甘い味がまず口に広がる。なかなか良い皮だ。が、次の瞬間……
一瞬にして口の中の水分が持っていかれた。これぞメロンパン。甘さを得ようとすれば代償に唾液を差し出さなければならない。飲み込むのも苦労するほど吸われた。
・セブンイレブン
私は3つのメロンパンを食べきることができるだろうか? ファミマのメロンパンのあまりの小悪魔っぷりに、これがいかに無謀な挑戦だったかを思い知らされる。が、次にセブンイレブンを食べた時、衝撃が私を襲った。
スルッと喉を通る!
そう、闇金かってくらい唾液を持っていくファミマに比べ、セブンイレブンのメロンパンはそこまでではないのだ。「ごめんね、唾液ちょっともらうね」ってくらいである。甘みも自然で、そこはかとなくこちらを気づかってくれているような気さえするのだ。これが優しさ。
・ローソン
一方、ローソンはひと際香ばしさが強い。食べると一瞬バターサンドのような風味が口に広がる。そのクッキー地の味は3社の中で最も特徴的だった。ちなみに小悪魔っぷりはファミマとセブンの間くらいかと思う。
・パンの断面
個人的には、やはりセブンイレブンの自然な甘みと優しさが衝撃だった。中のパンもふわっと滑らかである。しかし、この違いはどこから生まれるのだろうか? そう思い、それぞれのメロンパンの断面を見てみたところ……
セブンイレブンのパンは他の2つよりキメ細かい。さらに、エアリーというか、全体的に均等にふんわりしているように感じた。
画像では分かりづらいかもしれないが、食べ比べてみると明らかに分かる。メロンパンと言えば、クッキー地部分に味がついているものだが、パンの食感でイメージがここまで変わるとは。
というわけで、メロンパンは好きだけど、口の中の水分を持っていかれるのが嫌な人にはコンビニ3社だとセブンをオススメする。それにしても、ほぼ同じに見えるコンビニメロンパンでもこんなに違うとは。だからコンビニ食べ比べはやめられない。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【保存版】1カ月間、丸美屋ふりかけ16種を食べ比べ続けた私が選ぶウマイふりかけ5選! 食べれば食べるほどにウマくなったのがコイツらだった!!
ご飯のお供の定番・丸美屋のふりかけ。私(中澤)は以前の記事で、レギュラーシリーズ16種類を食べ比べて四天王を決めたわけだが、これは言わばファーストインプレッションで鮮烈な味を選んだ内容だった。だが、ひと袋買えばほぼ毎日食べることになるふりかけにとって飽きないことも重要である。
そこで、1カ月間毎日食べ続けた今、改めてウマイと思うふりかけを発表したい。食べれば食べるほどにウマかったのがコイツらだった!
・ふりかけ袋入り16種
様々なふりかけシリーズを展開している丸美屋。食べ比べたのは、その中で「ふりかけ袋入り」にラインナップされている16種類だ。選んだ理由は以前の記事でも申し上げた通り、のりたま袋入りがここに分類されていたから。ラインナップは以下の通りである。
磯香のり
ぺパたま
梅ごましお
ごましお
たらこ
しその香
焼肉
牛わさび
海苔わさび
のりたま
しそしらす
すきやき
梅かつお
味道楽
旨味さけ
本かつお
ちなみに、ファーストインプレッションで鮮烈だったのは「のりたま」「すきやき」「海苔わさび」「しそしらす」の4つ。だが、1カ月はなかなか長い。先に言っておくと、ここから2つ脱落し、新たに3つがランクインしている。まず、残ったのは次の2つの味だった。
・「海苔わさび」「しそしらす」
噛めば噛むほどに味が出るのが「しそしらす」である。そのさっぱりしたしその甘みとしらすの旨味はクセがなく、1カ月食べ続けても全く飽きなかった。むしろウマくなっていく。迷った時は「これでいいか」となるほどの安定感だ。
一方、「海苔わさび」は鼻にツーンと来る味が強烈。しかし、スッキリした味のためか、飽きるというよりそのツーンが癖になる。1番最初に無くなったのがこの味だった。
大定番「のりたま」と、ひと口目が1番鮮烈だった「すきやき」が落ちたのは自分でも意外である。とは言え、この2つが飽きる味だったというわけではない。1カ月間食べ続けるうちに、他の3つが伸びすぎただけなのである。食べれば食べるほどにウマくなったのが以下の3つ。
・磯香のり
ファーストインプレッションでも圧倒的な海苔の風味を感じた磯香のり。食べれば食べるほどにシンプルな味付けに惹きこまれていく。正直、海苔をそのまま食べるより香りと風味が際立っており、今ではひと口食べるだけで海が見える。これぞ海の味。
・本かつお
かつお、海苔、ごま。本かつおのシンプルな味には、最初地味さを感じたものだが、16種の中で後半1番伸びたのがこれかもしれない。噛めば噛むほどに強いかつおの旨味が染みだし、後を引く味にご飯が進む。
・味道楽
丸美屋ふりかけと言えば、のりたま、そして味道楽! ファーストインプレッションでは、私はのりたまに軍配を上げたのだが、病みつきになったのは味道楽の方だった。かつおの渋い旨さに、卵の甘みが派手さをプラスしている。そのバランス感覚は、食べれば食べるほどに舌に染み入る味だ。
・総括
まとめると、「海苔わさび」「しそしらす」「磯香のり」「本かつお」「味道楽」が1カ月毎日食べ比べ続けた今の5選である。前回の記事と合わせて参考にしていただけると幸いだ。
食べ続けることで味の景色が変わっていく丸美屋のふりかけ。ひと口の鮮烈さだけではなく、その深みが丸美屋の強さなのかもしれない。のりたましか食べたことがない人は是非丸美屋の別のふりかけも食べてみて欲しい。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
ローソン、ファミマ、セブンのフレンチトーストを食べ比べてみた結果 → 正気度が低いフレンチトーストがあった
突然だが、あなたがコンビニで一番よく買う食べ物は何だろうか? 私(中澤)はフレンチトーストだ。自分でも意外なのだが、よく考えたらおにぎりよりも買っている。軽すぎず重すぎないボリューム感がちょうど良く、朝食や夜食など小腹が空いた時に買うのは大体これ。
激ウマというわけではないけれど、どこのコンビニでも売っていて100円ちょっとで手軽に食べられそこそこウマイ。面倒くさい時はこれくらいのノリが良いのである。でも、どうせなら一番ウマイコンビニで買いたいので、大手3社のフレンチトーストを比較してみた。
・フレンチトーストの判断基準
まず、フレンチトーストの良し悪しを判断する際の基準と言えば、個人的には、どれだけパンに味が染みているかということだと思う。もちろん甘みの違いもあるだろう……しかし!
それ以上にパンの持つ確固たる乾きをいかにしっとり柔らかく癒すかが大事。なぜなら、しっとりトロけないフレンチトーストはただのパンだからだ! バターとメープルシロップを塗っただけのただのパンなのだッ!! アーーーーー!!!!
失礼、思わず興奮してしまったが、いかにフレンチトーストという料理が危うい存在かはご理解いただけたかと思う。さて、ここにそんなあいまいな存在が3つある。お前たちはフレンチトーストなのか?
・価格
まずは、価格を見ていくと、一番安いのが意外にもセブンイレブン「バター風味の厚切りフレンチトースト(税込127円)」だ。続いてファミリーマート「メープルバターのしみ旨フレンチトースト(税込130円)」が2番手につけ、ローソン「バター香るジューシーフレンチトースト(税込135円)」が最高値。
・原材料
名前からするとメープルシロップが入っているのはファミマだけっぽいが、念のため原材料を確認してみよう。まずは、セブンを見てみたところ、いきなりメープルシロップが記載されていた。
ひょっとして商品名に入っていないだけで、全部メープルシロップが使われているのだろうか? しかし、続くローソンの原材料にメープルシロップの記載はなし。
ローソンだけ入っていないとすれば、ここで味に線が引かれそうな気もする。最後に念のため、ファミマの原材料を確認してみたところ……
「メープル風味バター入りマーガリン」ってどっちやねんッ! メープルなのかマーガリンなのかハッキリせいや!! ただでさえ危ういフレンチトーストの存在がさらに揺らぐ記載である。
・重さを計測してみよう
原材料を見てもぶっちゃけあまりよく分からなかったので、クッキングスケールで重さを計測してみることに。同じフレンチトーストだし、重い方がボリュームがあってコスパが良いはず! 分かりやすい!!
計ってみると、セブン130g、ファミマ135g、ローソンが110gなようだ。価格は、セブン127円、ファミマ130円、ローソン135円だから、情報のみを見ると安くてボリュームがあるのはセブンかファミマということになる。
・食べ比べ
ただ、現状ではこのコスパの計算は机上の空論に等しい。なぜならば、前述の通り、フレンチトーストは味が染みているかどうかが一番大事なのである。いかに、本人たちがパンの乾きを忘れてヒタヒタになれるか。そこにこそフレンチトーストの存在意義があるのだ。
逆に言うと、少しでも正気のフレンチトーストはいくらコスパが良くてもお呼びではない。私が求めるのは、バターに魅せられ、自分がパンであることすら忘れきったかのような狂気なのだから。お前らはパンをやめることができるのか!? 問いかけるかわりに1つ1つ食べてみた。
袋から出すと、セブンとローソンはパンが食べやすいサイズに切られている。一方、ファミマは切れ目などはなく1枚だ。また、ファミマとセブンには耳がついているのに対しローソンは耳が取られている。
・SAN値高めのフレンチトースト
まず、セブンイレブンを食べてみたところ、メープルシロップの甘さがマーガリンの味とハーモニーを奏でながら口に広がる。柔らかいくちどけは、とても100円ちょっととは思えない味だ。
しかし、惜しむらくは、奥に乾いたパンの食感を感じること。願わくば、芯までトロけて欲しいところだが、セブンのフレンチトーストは少し正気度(SAN値)が高いようだ。
続いて、ファミマを食べてみたところ……
こ、これは……!
セブンとほぼ同じや…!!
デジャブのように口に広がる甘みとマーガリンの風味、奥に残る乾いたパンの食感。味から正気度(SAN値)まで、双子かってくらいにウリ2つである。正直、パンが切られているかどうかくらいしか違いを見いだせなかった。
まさか、コンビニのフレンチトーストには違いはないと言うのか? 確かに、存在すら危ぶまれるほどのシンプルさであるフレンチトーストは違いを出しにくい料理の1つかもしれない。盲点である。
・恐慌
比較記事として2000文字ほど書いてきたが、土壇場でこんな罠にぶち当たるとは思いもしなかった。全部同じだったらこの記事をどう締めればいいのか? 震える手。そんな恐怖を押し殺しながら、ローソンをひと口食べてみたところ……
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!
正気度が低いッ!!!!
・名状しがたきフレンチトースト
噛んだ瞬間、じゅわっと歯がめりこんだかと思うとそのまま甘みが口の中に広がる。脳が溶けるような名状しがたき柔らかさ。間違いない。完全に自分がパンであることを忘れてやがる。その狂気の食感に触れ、思わず恐慌状態に陥ってしまったことをお許しいただきたい。
おそるべきはローソンである。思い返せば、以前ハムサンドを食べ比べた時もローソンだけSAN値がゼロだった。名状しがたいものを量産して一体何を企んでいるというのか?
・真実
妙なのは、ローソンも食感以外の味つけは、甘みの強いマーガリンの風味で他2社とほぼ違いがなかったこと。いくら、フレンチトーストがシンプルな味付けとは言え、大手3社のコンビニでここまで似るものだろうか。そこで、パッケージ裏を改めて確認してみたところ……
あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!
ファミマも……
セブンも……
そして、ローソンも……
製造会社が同じだとッ……!!?
そこには敷島製パン株式会社の名が。日本有数の製パン企業である敷島製パン。その歴史は第一次世界大戦の直後までさかのぼる。大正9年、初代社長の盛田善平氏がドイツ人技師ハインリッヒ・フロインドリーブを迎えて創業したのが始まりだ。私は最初からそんな敷島製パンの手のひらの上で踊らされていたのである。あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!
100円ちょっとにもかかわらず、メープルシロップを使った「ちょっと良いフレンチトースト」の味がするコンビニのフレンチトースト。手軽だがその世界は深い。
正気でいたい人はファミマかセブンを選ぶと良いだろう。逆に狂気を垣間見たい人のみ、ローソンをオススメする。ただし、くれぐれも深入りはするな! 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだから──。
【比較検証】最強激安スーパー「オーケーストア」の299円弁当は本当に高コスパなのか? ライフと食べ比べてみた結果
最強激安スーパーとして知られる『オーケーストア』。税抜き299円で弁当が売っていたりするが、あの弁当って実際高コスパなんだろうか? 以前の記事でかつ丼が普通にウマかったことには驚かされたが、他スーパーと同じメニューを比較した場合でも、やっぱり高コスパと思うなら本物である。
そう考えていたところ、ライフに税抜き398円でチキンかつ重が販売されていた。ちょうどオーケーにもチキンかつ丼(税抜き299円)がある。というわけで、徹底的に比較してみようじゃないか。
・量を比較
さっそく、オーケーとライフでチキンかつ丼を購入してみたところ、ライフの方が細長い容器に入っている。容器が違うためか、並べても量の違いがよく分からない。
パッと見では細長いライフの容器の方が量は入りそうだが、これが目の錯覚を利用したクイズだったら、答えは同じだったりするんだよな。そこで、より客観的な事実を知るために、はかりで重さを調べてみたところ……
オーケーストアのチキンかつ丼は350グラム(+容器10グラム)で……
ライフのチキンかつ重は390グラム(+容器20グラム)だった。
・チキンかつ量
どうやら量的にはライフの方が40グラム多いようだ。しかし現状では、ご飯で埋めている「ご飯詐欺」の可能性も否定できない。そこで念には念を入れて、チキンかつ量もはかってみると……
オーケーストアのチキンかつ量は150グラム(+容器210グラム)
ライフのチキンかつ量は175グラム(+容器210グラム)
──と、25グラムの差。つまりライフのチキンかつはちゃんとオーケーストアより大きくご飯詐欺も働いていない。コスパ的にどうかはひとまず置いておいて、ちゃんと企業努力は見られる中間結果と言える。やるじゃんライフ。
・食べ比べ
そんなライフのチキンかつ丼は、みぞれタレにゆずが添えられた和風の味付け。さっぱりしたチキンかつと合わせてあっさりめの味が特徴と言えるだろう。
一方、オーケーストアはタルタルソースがこってりとかかっており、くしくもライフと真逆の味付けだ。タルタルソースのまろやかさにさらに甘めのソースがかかりチキン南蛮のような濃厚な味である。
この味付けに関して、どちらが良いかは好みの問題かと思うし、肉自体にさほど違いは見られなかったので置いておく。むしろ、違いを感じたのは米の方だった。ライフの米は、べちゃっと塊でカチカチになっていて、まさにスーパーの弁当という感じなのに対し……
オーケーストアはふわっとしており粒が立っている。
少なくとも私が購入したチキンかつ丼は、米においてはオーケーストアの圧勝だった。ただ、米の状態は時間とともに変化することも事実。ライフはオーケーよりも作られてから時間が経っていたのかもしれない。
・製造日
そう思い、製造日の記載を探してみたが、ライフの弁当には製造日は書かれていなかった。この時点で時間的な差異が追えなくなったのだが、驚いたのは、オーケーストアのチキンかつ丼が本日9時に作られたものだったこと。
私が購入したのが13時頃なので、4時間経っていることが分かる。4時間経ってもこのウマさか。侮りがたしオーケーの299円弁当。ちなみに、私が購入したのは最後の1つだったので、この回転の早さも米のウマさに繋がっていると推測するがいかがだろう?
逆に言うと、米以外はライフの弁当のコスパも決して悪くない。前述した通り、ご飯詐欺をせずに具で増やしてくる姿勢を見るに、ライフもまた庶民の味方であると言える。
そんなライフだからこそ、オーケーの本気を見ることができたのかもしれない。名勝負とは、相手が強いからこそ生まれるものなのだ。比較して改めて思う。両者ともに天晴なり──と。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
1本あたり約25円! 激安なのにイマイチ評判の良くない「コストコのさけるチーズ」と「雪印のさけるチーズ」を比較したらこうだった
ここ数年、月1のペースでコストコに通っていたら「新商品」と「定番商品」がわかるようになってきた。基本的に定番商品の評価は高いことが多く、元々がかなり安いだけにあまり悪い評価は見当たらない。評判がいいから定番商品になる……ごく当たり前の話である。ところが……。
かなり長いこと販売されている定番商品であるにもかかわらず、イマイチ評判の良くない商品に気付いてしまった。それが『フリゴ ストリングチーズ』である。アメリカ製のいわゆる “さけるチーズ” で、1本あたりの価格は驚異の約25円。個人的にも未体験の商品であったが、実際のところを確かめるべく意を決して購入してみることにした。
・コスパは最高なのに
先述のように『フリゴ ストリングチーズ』はアメリカ製のさけるチーズである。1パック48本入りで税込1198円。1本あたりの価格は驚異の約25円だから、普通に考えれば「ディナーロール」や「パンオショコラ」などと同じくらいチヤホヤされてイイ商品であろう。
ところが、チーズという特性もあってかカートに入れている人もあまり見かけず、また「コストコと言えばコレ!」的な話題になっても『フリゴ ストリングチーズ』の名を耳にすることは基本的にない。メッチャ激安なのにこの扱い……考えられるのはそう「味に問題がある可能性」だ。
私、P.K.サンジュン自身も今まで何度か購入を試みたが、同行した家族や知人たちに「イマイチらしいよ」とか「そもそもオススメと聞かない」などと言われ、結局1度も購入せず現在に至っている。正体不明の評判に流されるのは大変よろしくない……というワケで『フリゴ ストリングチーズ』に初挑戦してみることにした。
・雪印のさけるチーズと比較
さて、『フリゴ ストリングチーズ』をレビューするにあたり、日本におけるさけるチーズの大定番「雪印北海道100 さけるチーズ」を無視するワケにはいかないだろう。味や風味、食感などを雪印のさけるチーズと比較してお届けする。
まず、食感だがこれは明白な違いがあった。雪印のさけるチーズが精密機器のように規則正しくさけることに対し、コストコのストリングチーズは手でさく段階からかなりアバウト。むしろ最後まで一直線にさけないことも多かったから、雪印しか知らない人は「なんだこれ?」と思っても無理はない。
口に入れると、雪印が「キュッキュ」「シコシコ」とした食感ならば、コストコは「そこはかとなく弾力のあるチーズ」くらいにしか感じなかった。つまるところ、形状はさけるチーズでも、食感は「しっとり系のナチュラルチーズ」といった雰囲気である。
・食感も味も風味も全く違う
ところが、味自体はコストコに軍配が上がるのではないだろうか? というのも、雪印のさけるチーズは何より食感が命であり、純粋なチーズとしての深みやコクをあえて排除しているキライがある。雪印のさけるチーズにチーズのウマさを求めていない人は多いハズだ。
その点、コストコのストリングチーズはしっかりチーズである。雪印と比較すると塩分もやや強めで、風味もコクも強い。チーズとして考えた場合、味と風味に関してはコストコのストリングチーズの方が個人的には美味しく感じられた。
あとは値段であるが、コストコの1本あたり約25円に対し、雪印はおよそ110円。つまり、4倍以上の違いがあることになる。同じ「さけるチーズ」でも方向性がかなり違うので一概には言えないが、少なくともコストコのストリングチーズが無能とは思えなかった。むしろ超有能だ。
・正直、かなり気に入った
とはいえ、日本人の99%以上は雪印のさけるチーズで育っていると思われるため、コストコのストリングチーズをさいた時点で「これじゃない!」となる気持ちは理解できる。高いけど規則正しく食感が最高な雪印を選ぶか、安くて美味しいけど食感はほぼないコストコを選ぶか、あとはご自身で判断していただきたい。
というわけで、あまり評判のよろしくない理由は理解できたが、個人的には何ら問題は無く、むしろまた1つ有能な商品を見つけて得した気分である。なにせ25円はコスパ高すぎるでしょ……! 興味がある人はぜひ1度試してみてはいかがだろうか? いつものじゃないけど、美味しいよ!!
オススメ度(☆5中): ☆☆☆☆(全然アリ!)
また買う度(☆5中): ☆☆☆☆☆(食べ切ったら買う!)
オススメシチュエーション: 48本入りだから、二家族以上でシェアするとイイかも。
参考リンク:コストコ公式サイト 、 雪印北海道100 さけるチーズ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
【食べ比べ】丸美屋ふりかけ-1グランプリ / レギュラーシリーズ16種の四天王がこいつらだ! すきやき味「のりたま? ヤツは最弱よ」
ご飯のお供の定番・ふりかけ。これがあるだけで、おかずなしでも白飯3杯くらい余裕だ。そして、ふりかけと言えば丸美屋だろう。のりたまはもはや国民食と言っても過言ではない。
丸美屋のサイトの「ふりかけ袋入り」の項目を見ると、そんなのりたま以外にも15種類のふりかけがラインナップされている。正直、のりたまと味道楽しか食べたことがないのだが、すきやきや牛わさびなど他にもなかなか気になるメンツがいるではないか。そこで、全部食べ比べてどれがウマイかを独断と偏見で選出した。
・ふりかけ袋入りラインナップ
「ふりかけ袋入り」「タレふりかけ」「のっけるふりかけ」など様々なふりかけシリーズを展開している丸美屋。今回食べ比べるのは、その中で「ふりかけ袋入り」にラインナップされている16種類だ。
理由は簡単で、のりたま袋入りがここに分類されていたから。おそらく基本シリーズがこれなのだろう。それではまず、ラインナップされている味を以下にご紹介したい。
磯香のり
ぺパたま
梅ごましお
ごましお
たらこ
しその香
焼肉
牛わさび
海苔わさび
のりたま
しそしらす
すきやき
梅かつお
味道楽
旨味さけ
本かつお
・食べる前の所感
ザッと見て個人的に気になったのは、「焼肉」「牛わさび」「すきやき」の肉ラインである。丸美屋の袋入りふりかけと言えば乾いたサクサク食感が良さだが、あの状態で肉の旨みが出るのだろうか? もし、肉のポテンシャルを引き出せているのであれば、牛肉の旨味と本わさび茎入りの「牛わさび」とか絶対ウマイだろ。
対して、「梅かつお」「味道楽」「本かつお」のかつおラインも気になるところだ。味道楽のかつお力を鑑みるに、主力となってもおかしくないラインである。まさに群雄割拠。
・食べてみての所感
結論から言うと、食べてみてもその群雄割拠っぷりは変わらない。正直、それぞれに個性があり、ちゃんと味がまとまっているためどれを買ってもハズレはないと言える。
・四天王
ただ、今回は「丸美屋ふりかけ-1グランプリ」であるからして、その中でも精鋭中の精鋭を発表したい。何度も食べ比べた後、心に残った四天王は以下だった。食べ比べながらメモしたコメントと共にご紹介したい。
【のりたま】
コクや塩加減などのバランスがめちゃくちゃ良い。味覚の奥を刺激するような深さがあるけど、味が濃すぎるわけではなく、かと言って物足りなさもなく、とにかくバランスが良く飽きない。さすが定番。最初に登場する四天王という感じ。
【すきやき】
マジですき焼き。肉の旨みもちゃんとする上、卵の甘みもある。ふりかけでこれだけ肉の旨みを感じるのは天晴。全体的に甘さに振られた味は、丸美屋ふりかけの中では異質だが、ちゃんとウマイ。パワー系で「のりたまは四天王の中で最弱」って言うキャラ。
【海苔わさび】
海苔の豊潤な風味の中に、ワサビのピリ辛が舌を刺す。ふりかけで最も大人の味。冷酷な皮肉屋で片眼鏡かけてそう。
【しそしらす】
しらすの風味とカリカリした食感がグッド。梅が出すぎてなくてあくまでしらす味が主軸になっているのが、非常にご飯とマッチしている。おにぎりやお弁当にも合いそうで、仲を取り持つタイプ。四天王の愛されキャラ。海苔わさび「やれやれ、しそしらす君にはかないませんね」
──以上、強いて言うならこの4つが味の完成度として一段階高い気がした。補欠に味道楽と旨味さけが続く感じ。なお、念のため、他の12種類についてもメモッていることを下記に残しておきたい。
・他のふりかけの感想
磯香のり……封を開けた瞬間磯の香り。ほどよい塩気で海苔の風味が最大限引き出されている。
ぺパたま……コショウ強め。卵の甘みと絡んでコク深い味。後味はカッカする。
たらこ……スパ王に入っている具のたらこみたいな味。
ごましお……塩分強め。シンプルな味。
牛わさび……わさびは風味つけ程度で、もうちょい利いてても良い。ちょっと味がボヤけてる。
梅ごましお……ごましおに梅の甘みが加わり華やかな味。ただし、お花チップスの食感はふりかけっぽくない。お菓子?
しその香……しその中にお茶っぽい風味。梅昆布茶的な味。
焼肉……駄菓子の「焼肉三太郎」的な焼肉感。ウマイけどそこはかとなく駄菓子。
本かつお……かつおの旨み。シンプルだが安定の味。
味道楽……本かつおに卵のコクが加わり深い味に。ウマイが本かつおの方が味の方向性がハッキリしている気もする。
梅かつお……海苔の風味と梅の風味強し。かつおをもう少し感じたい。
旨味さけ……鮭の豊潤な旨みあり。甘みと鮭の味が深い。
──思ったことをそのままメモっていたため、包み隠さない感想となっているが、前述の通りハズレがなく、どれも味がまとまっていたのは天晴だった。
・最後に
最後に、私が本記事を執筆するまで知らなかったことを1つ。丸美屋の通販倶楽部では、ふりかけが最小5袋セットからしか販売されていない。問い合わせても「1袋ずつは販売していない」とのこと。袋入りふりかけ全てをラインナップしている店もないそうだ。
そのため、コンプリートには1週間の時間を要した。Amazonや比較的丸美屋のふりかけが豊富に揃っているスーパーを探してコツコツ買い集めたのである。通販倶楽部ですら売ってないぺパたまをライフで発見した時は膝から崩れ落ちそうになったものだ。
つまり何が言いたいかと言うと、丸美屋のふりかけをコンプリートして実際に食べ比べるのは当初の想像以上に険しい道だった。逆に言うと、それだけ食べ比べの意義も大きいと思われるので、丸美屋のまだ見ぬ旨みを味わってみようという方はぜひ参考にしていただけると幸いである。
【意外】サイゼリヤ、ガスト、デニーズのミートスパゲティを食べ比べてみた結果 → コスパはサイゼの1人勝ちだがパスタがウマイのはここだった
食べ比べる前からサイゼリヤの1人勝ちだとは思っていた。なにしろ、サイゼリヤはイタリアンレストラン。パスタはサイゼの土俵である。
だが、実際に動いてみると、イメージと現実は食い違うことの方が多いのも世の常だ。そこで念のため、サイゼリヤ、ガスト、デニーズのミートスパゲティーを食べてみたところ、やはり想像とは全然違う結果に。コスパ1位は確かにサイゼリヤだが、激ウマなのは別の店だったのである。
・圧倒的なサイゼリヤ
まずテイクアウト価格から言うと、ガストの「濃厚ミートソーススパゲティー」が税込863円、デニーズの「ALL Beefミートスパゲティー」が税込740円、そしてサイゼリヤ「ミートソースボロニア風」が税込390円。
改めて並べてみるとサイゼリヤの異常な安さが目立つが、量的に特に少ないわけでもないのが衝撃だ。こんなもん、よほどマズくない限りサイゼが優勝だろ。なにしろ、サイゼリヤのミートパスタはガスト1杯食べる値段で2杯食べられてお釣りが来るのである。
・コスパキング
言わば、この時点でガストとデニーズは周回遅れ。ダービースタリオンのサイレンススズカくらい逃げている。しかも、サイゼリヤのミートソースボロニア風は普通にウマイ。酸味が利いたソースとチーズが肉の旨みとマッチしているのだ。この価格にしてこの味はありえない。
例えるなら、サイレンススズカが直線でまだ伸びるようなものである。というわけで、コスパ1位はサイゼリヤというのは動かなかった。まさに不動のコスパキングと言えるだろう。
・激ウマだったファミレス
一方で、食べ比べの際、味だけならサイゼリヤすらちぎり捨てているミートスパゲティーがあった。荒くゴロゴロしたひき肉、そしてワインの酸味を感じるソース。甘いだけじゃなくコク深さがあるのが技ありだ。
さらに特筆すべきは麺で、ふにゃっとした他の2つと比べちゃんと歯ごたえが残るアルデンテ。直線でグイグイ来てる。そのファミレスは……
デニーズ。
唯一、ソースとパスタが別の容器というのも、麺の食感へのこだわりが垣間見える。サイゼリヤの大逃げでコスパ的には遅れをとったものの、直線で見せた末脚は天晴。740円かけて悔いはない味だ。
・肉のガスト
最後にガストにも触れておくと、これも決して悪い味ではない。個人的には、ソースが甘ったるいのが気になったが、甘めのミートスパゲティーが好きな人はアリかも。
しかし、特徴的なのは具。ひき肉というか普通に肉が入っている。これが口の中でほわっと解ける柔らかさで、その味と食べごたえには840円を感じた。
・食べ比べて分かること
というわけで、コスパのサイゼは予想通りだったものの、味的にはデニーズが激ウマということが判明した。しかも、サイゼリヤが安すぎるため、価格の感覚がおかしくなりがちだが、ガストと並べてみると、デニーズのミートスパゲティーはファミレス価格としては別に高くない。
むしろ、安めの設定で、この味を出していると考えると、デニーズのメニューの中ではコスパが良いほうかと思う。デニーズに行った際はぜひ食べてみてくれ。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.