【冷食検証】無印良品の「4種チーズのピザ」が簡単に作れるのに納得のウマさ! ただし、完成形が分かりにくい
【冷食】大阪王将の「水餃子」が一度食べたら冷凍庫にないと困るくらいウマいらしい → 食べてみた結果
朝晩が冷え込むようになって、冬の足音が少しずつ近づいてきた。寒さがこたえる一方、楽しみになるのが温かい料理で鍋やスープ、そして水餃子あたりである。
その時期を見越してか今年は味の素が冷凍の水餃子を販売開始するなど冷食業界の競争も激化しているが、聞くところによると大阪王将のものはマジでヤバいらしい。なんでも一度食べると冷凍庫にストックしておかないと困るくらいウマいというのだ!
・相当ウマいらしい
そう声をかけてきたのは、姉妹サイト「Pouch」の女性ライター・御花畑マリコだ。聞けば大阪王将の水餃子はマジのマジでウマいらしく、彼女とその友人も冷凍庫に常備しているくらい「推し」だそうな。
それを聞いただけでもホントにウマいんだろうなぁと思うが、彼女が大好きな競馬と同じくらいの熱量で話すからこれはタダごとではない。そうとなればやることは1つ!
すぐさま私はスーパーへ行き、大阪王将の水餃子を購入することにした。お値段は税抜249円。味の素が税抜198円だったからちょっとお高めに感じる設定だが、はたしてその味はいかに。
・とにかく売上no.1
すぐにでもかぶりつきたい気持ちを抑え、まずは落ち着いてパケからウォッチングしていこう。正式な商品名は「ぷるもち水餃子」でどうやら「ぷるもち」が最大のウリのようだ。そして目を引くのはなんといっても……
市販用冷凍水餃子 売上No.1!
この売上No.1の水餃子は香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しておりません。
──と、とにかくNo.1だと言いまくっているところであろう。しかしこれは悲観することはなく、むしろ私の経験上No.1の称号を手にした商品は強い。そう、アピり具合と味は比例しているものなのだ。
袋から取り出してみるとサイズ的には一口サイズ。大阪王将は270gで14〜16個、味の素は225gで15個だから値段の差も納得がいく。
・簡単調理
んでもって作り方は簡単でゆでる、もしくはレンチンでも調理可能となっている。私はほとんど料理をやらないためレンチンでササッと作ることにした。凍ったまま深い耐熱性の器に入れ、水大さじ1を水餃子全体にふりかけて加熱したらOKとのことだが……
大さじ1なんて、これで大丈夫かと不安にもなるくらい「ちょっと」だ。しかし、およそ3分レンチンしたら……
そんな不安はどこへやら! 見た目からしてプルンプルンッな水餃子が完成した。あとは味の方が気になるところでレンチンでも満足のいく出来なのかということだが……ハイ、これは素直に美味しいです。
・味もヨロシ
特徴はなんといっても皮。言葉で表現するならば「プルルンッ」という弾力っぽいものを思い浮かべていただきたい。箸で持ってモッチリ、口に入れてプルン、それからトゥルンと胃に落ちてよしと味わう過程すべてで脳汁を出させてくれるかのようなのだ。
そして餡もウマいのだから非の打ち所がない。皮とのバランス、気になるようなクセもなくキレイにまとめてあるから、確かにこの水餃子が天下(No.1)を獲得しているのもよく分かる。水餃子単体だけで米、さらにはお酒もイケるし冷凍庫に常備したくなるのは必然と言ってもいいだろう。
そのままでも十分ウマいだけでなく、これは何でも合いそう。私はポン酢をつけてみたのだが、1つまた1つと追加でレンチンして全部平らげてしまった。すでに完成されていながら冷食らしくササッと作れるあたりも最強。ゆでたらもっと美味しくなるだろうし鍋にだって合うのは言うまでもない。
余談だが、大阪王将ぷるもち水餃子のサイトには同商品を使ったいろんなレシピが掲載されている。カレーやスープなどにも使えるようなので参考までに。
【冷食検証】滅多に見かけない味の素の「水餃子」を食べてみた / 餃子の売上日本一の実力はいかに
やっと……やっと出会えた! 何のことかというと味の素の水餃子である。2020年9月6日から新しく発売した情報こそ仕入れていたものの、どこへ行っても見当たらず。探しても探しても置いてなかった。
しかし、ついに時は満ちた!! 当編集部に味の素の餃子がいくつか届いたのだが、その中に水餃子が潜んでいたのだ。普通の餃子が売れまくっているのに水餃子を出す意味……味の素は本気も本気、フルパワーで水餃子を送り込んできているに違いない!
・推しポイントてんこ盛り
その本気度はパッケージにも出ている。なにせ商品を手にした第一印象はてんこ盛り。「ギョーザ売上日本一」をはじめ「もちもち耳たぶ食感」「皮も肉汁もうまい!」「この皮の厚みと弾力はあふれる肉汁を逃さない」などなど、これでもかと推しポイントが書いてあるのだ。
まぁここまでガッツリあると、逆に全部詰め込みましたって感じがして清々しい。ちなみに作り方は鍋でゆでる、もしくはレンチンするだけと簡単そのもの。私はできるだけ楽をしたいため、レンチンで作ることにした。
・いざ実食
やや深めの耐熱カップに凍ったままの餃子を3つIN。そこに水(150cc)を注いでラップをかけずにレンジでチンすると……
ほい、水餃子の出来上がり! 一口食べてみたらパッケージでこれでもかと「皮推し」していたのがよく分かる。ブリンッとしていて、とにかく皮が圧倒的に分厚いのだ。最初の食感で「おぉっ」と思わずうなってしまう……が、そこで終わらないのが味の素。
噛んだら噛んだで餡も優秀で、ジワリと肉汁を出しながら口の中に広がってくる。その肉汁っぷりはスープにも現れていて、水を入れてチンしただけにもかかわらずしっかりと味が出ているからたまげた。正直、ズラリと並んだ売り文句を見たときは「はい出た、このパターン(笑)」とも思ったのだが、確かにこれはいいものだ。
もとを辿ればそもそも味の素の冷凍餃子がウマい。それでいて、キッチリ仕上げて試合に出場してきた印象だから失敗しようがない。味の素からしたら、これで負けたら仕方ないくらいの感覚なのだろうか。いやぁ、これ嫌いって人いるのかな?
・餃子好きにも食べてもらった
しかしながら、私1人の感想だけで合格点を与えるにはまだ早い。ここは餃子好きにも……過去に100日連続で餃子を食べたことのある編集長・GO羽鳥に食べてもらった。
一口サイズなのでそのままパクリ
むぐむぐ……
GO羽鳥「まるで餅だね。きしめんに餡が包まれているような……皮なんだけど皮じゃない。強烈に分厚いよね。耳たぶ……確かにそべてがその通り。ラー油とか辛いものをちょこっと垂らして食べると美味しそう。ていうか、これは単品でもすでに美味しい」
──と高評価。これはレベルの高い水餃子と言っていい……でしょう!
・オリジナルレシピを試してみる
なお、公式レシピによると「水餃子ラーメン」をやるのがオススメらしい。そこで近所のコンビニで最近話題になっている鬼滅の刃のコラボ商品「鬼滅一丁」を購入。ワンタンを先に食べ、そこに水餃子を入れてみた。そしたら……
はい、間違いありませぬ。単品でもウマいのにそこはかとなく中華っぽさが増して、さらに水餃子の良さが際立つ。これからの寒い時期、外に出るのも面倒……となった時にインスタント&冷食のコンビは食卓の助けとなってくれるはず。同商品は標準15個入りだから、カップ麺をいくつか用意して数人で分けて食べるのもアリだろう。
・値段はいくら?
ちなみに希望小売価格は設定されておらず。最近、ようやく商品を見かけた都内のスーパー(ライフ)だと税抜198円で売られていたので参考までに。個人的にはホント見つけらなかったため、置いてあったらラッキーかも!
このクオリティーで100円だと…!! ローソンストア100の「高菜ピラフ」が随分イケる
たかが100円、されど100円。ものによっては「まぁ100円だからねぇ」と諦めになる一方、予想を上回ってくると「これが100円なんて!」という驚きになるから100円の商品はおもしろい。100円にはロマンが詰まっている。
それもあって、このところ暇さえあればローソンストア100(100円ローソン)の冷凍食品に首ったけ。理由は仮に失敗しても100円だから痛手がないこと、そして良さが見出せたらおもしろいからである。
・製造はテーブルマーク
以前に購入した「ローソンストア100の炒飯」がなかなかよかったことで今回も……二匹目のドジョウの期待を寄せて買ったのが高菜ピラフだ。もちろん値段は税抜100円。
炒飯と同じくバリューライン(VL)と呼ばれるもので、これはローソングループが信頼できるメーカーと開発したオリジナル商品なのだが、これまた炒飯と同じテーブルマーク株式会社が製造していた。もうこの時点で勝ち戦かもしれない。
・100円でコレは安い
それでは実際に食べていくとしよう。といっても袋のまま(角をカットして)レンジに入れてチンするだけだが。チャチャチャッとやれば、ものの数分で……
へい、一丁! 見た目はなんてことない高菜ピラフ。高菜をごま油で炒めているとのことだが、匂いも特別変わったところはなし。まぁ普通にウマそうな感じである。量が200gと少なめではあるものの、100円だからこれ以上求める方がかわいそうってなものだ。いただきまーす!
食べてみると、うるち米を使っているからか米が固めで食べ応えがある。そして時折、高菜のちょっとした辛さが口の中に広がるあたりも美味しい。なんというかパサッとした感じがよろしい。
中にはパサッとしたら安っぽいと感じる人もいるかもしれない。ていうか、わりといるかもしれない……が、逆にそれ好きならばど真ん中のストライク。味も濃すぎないし辛さも攻めすぎず、パサ感には賛否両論あるだろうが個人的にはちょうどよかった。これで100円なら十分安い!
・チキンライスも合格
ローソンストア100って随分イケるな……。これに気分をよしとしたところでチキンライスも作ってみる。こちらもバリューラインで製造はテーブルマークだから期待値は高い。
レンチンで作った影響もあるかもだが、わりとしっとり系。とはいえ、甘めの味付けで箸がスイスイ進む。これに卵を合わせたりしても美味しそうだなぁ。100円だけに具は少なめという弱点こそあるけど、そこまでめちゃ気になることもない。いやはや、実をいうとローソンストア100って宝の山なんじゃないか?
・100円いろいろ
そう思っていたのだが……
先日食べた海鮮お好み焼(原産国はベトナム)はいろいろイマイチ。率直にいうなら「まぁ100円だからねぇ」という感想だった。でもでも100円だから気にしない。まぁ当たりがあればハズレもある。人生いろいろというように、100円にもいろいろなのだから。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
【冷食検証】100円ローソンで売ってる餃子 vs ローソンセレクトの餃子
お金の問題じゃない。世の中にはこういうこともあるが、なんだかんだいって大抵はお金である。そりゃそうだ、お金がなくちゃ始まらないことは多いのだから。お金は1つのバロメーターなのだから。
それは食でも同じでお金を払えば払うほどイイものを食べられる……と思いきや、そうでもない出来事が身近なところで起こっていた。なぜならばローソンストア100とローソンで売っている冷凍餃子を食べて比べてみると、まさかの結末が待っていたのだ!
・ローソンストア100で売ってる冷凍餃子
今回取り上げるのは、先述したように同じローソン系列の冷凍餃子だ。ちなみにローソンストア100で売られている冷凍餃子は「レンジの焼餃子」という。
値段はローソンストア100だけに税込108円。たとえ冷凍商品であっても100円から動かさないあたりが財布に優しい。製造者は群馬県の株式会社二幸というところで餃子・シュウマイなどの冷凍食品を製造している会社のようだ。
・ローソンセレクトの冷凍餃子
一方のローソンの餃子は「ローソンセレクト」のもので名前もそのまま焼餃子。税込149円で製造はなんと味の素。これは……勝ったっしょ〜(ローソンセレクトが)。
何しろ、味の素の冷凍餃子は日本一の売り上げとも言われるのだ。その味の素が作っているのだから、もう食べなくても勝敗はついているといってもいい。しかも、40円近い価格差も加われば、圧倒的な違いを見せつけることだってあるだろう。これは死体蹴りになりかねんっ……!
・ローソン内での戦い
とはいえ、何が起きるか分からないし何がどう違うのか気になるので食べ比べてみよう。ともに5個入り。違いといったらレンチンするにあたりローソンストア100は「袋の角を切る」、ローソンセレクトは「袋のまま」といったところでマジで微々たるものである。
容量はローソンストア100が100gに対して、ローソンセレクトは95g。えぇっと、差は5gだから大して変わらないかなぁ〜。……ところが!
並べてみると結構変わっているのが分かる。しかも、食べたらローソンストア100で売ってた餃子が予想に反していけるではないか。皮がモチッとしていて、味の方もしつこくない。確かにレンチンで作った餃子っぽさは拭えないも、きちんとまとめてあるからびっくらこいた。
それに対してローソンセレクトは油がベチャッとしていて、以前に主要コンビニ3社の冷凍餃子を食べ比べたときにも書いたように「弁当の中に入っている餃子」だ。もちろん普通に食べられるのだが、こうなってくるとたかが100円されど100円……って、あれ?
これってかなり善戦してない??
両方とも国産野菜が使われているみたいだし……ていうか、個人的にはむしろ100円の冷凍餃子の方が好みだったりする。ふむ……
・餃子好きにも食べてもらった
ということで、生粋の餃子好きにも意見を求めることにした。過去に100日連続で餃子を食べた男・編集長のGO羽鳥だ。
羽鳥「モグモグ……なるほどねぇ〜。100円の方は皮が結構しっかりしているね。んで全体としては落ち着いている感じがする。表現が難しいけど、『こちらが皮でございます』『餡でございます』てな具合で1つ1つが丁寧なのが伝わってくる。あとヘルシー!
一方、ローソンセレクトはいかにも『THEチンして食べる餃子』だね。中がグチャグチャしててとりあえず詰め込んだ感じ。ジャンクさをとるならこっちに軍配が上がるけどね。これら2つは似て非なるもので戦い方というか戦法が違う。一口に餃子といっても違うよね〜」
素早い分析で食べる状況によって好みが変化するとのことを語ってくれた。余談だが「ローソンストア100はもうひと焼きするともっと美味しくなりそう」とも言っていた。あえてフライパンを使うアイディアで100円がさらに輝きを増す……と考えたらやっぱり世の中お金じゃないかも。とにもかくにも、時間に余裕のある人はお試しあれ〜!
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
【PB検証】大手より安い「ライフの冷凍餃子」は何がどう違うのか食べてみた結果
今では当たり前の存在になったPB(プライベートブランド)。身近なところでいうとイオンをはじめコンビニなども参戦している。大手の商品と比較しても遜色ないクオリティのものがチラホラあって、消費者はいろんな選択をできるようになった。
とはいえ、試してみないと分からない部分も多く、なかなか一歩が出ないこともあるだろう。例えば冷凍餃子なんかがそう。味の素や大阪王将などの “間違いない” が保証されたものから冒険するには勇気がいるのだ。
・ライフの冷凍餃子ってどうなの?
そこで今回、購入してみたのが関東・近畿地方に店舗を展開するスーパー「ライフ」の商品だ。ちなみにライフのPBは4種類あって、冷凍餃子(ジューシー餃子)はスマイルライフのもの。使い心地を考えたお手頃価格をウリにしているとあって安い。
値段は税抜159円(2020年10月現在)。参考までに他社製品の価格をお伝えしておくと、「売り上げ日本一」でおなじみの味の素は……
税抜198円。そんでもって、フタなしで美しい羽根つき餃子が簡単に焼ける大阪王将は……
税抜209円だった。このようにライフのPB餃子は大手に比べて安い。なお、どこも12個入り。油と水はいらず仕様で簡単に作ることができる。
・簡単調理
それではライフの餃子を食べてみるとしよう。まずはパッケージに目を通したのだが、大手と大きな差はなし。国産の具材(豚肉・鶏肉・キャベツ・にら・しょうが・にんにく)、そして前述したように油と水はいらずと何ら変わらない。
作り方も同じで、フライパンに並べてフタして(大阪王将は不要)焼けばハイおしまい──といったように料理の素人でも作ることができる。それにあたって特別気になることはなし。しいて言えば完成して皿に移そうとしたら、大手に比べて油がちょっと出ているかな〜と感じたくらいだろうか。
・お味はどう?
サクッと作れたところでお次は肝心のお味を確かめてみよう。特別に何かするワケでもなく、いい感じに焼き目もついたし個人的にはこの時点でだいぶ手応えはよかったが……まぁ味はいたって普通である。
これは紛うことなきTHE餃子。特に何かがヤバいってことはなく、皮もしっかりモチモチしていてそつがない。あえて大手との違いをいうならばパリパリ感。焼いた面は大手にない特徴だったため、油が多めに感じたことと関係するのだろうか。
あと欲を出すならタレか何かがあると嬉しかった。味の素は何もつけずに食べるも、ライフの冷凍餃子はなんとなくもう一味欲しくなったからである。とはいえ、微々たることだからアリもアリ。安いからといって他より劣ることはなかったため、選択肢の1つとして食卓で活躍してくれるはずだ。
100円ローソンで売ってる「100円の冷凍炒飯」って正直どうなんだい? 10月18日は冷凍食品の日
10月18日は「冷凍食品の日」。その由来は冷凍(トー)、管理温度マイナス18度以下によるものらしく、1986年に制定されて以降は同日に冷凍食品にまつわるイベントも行われているようだ。
……と去年もまったく同じことを書いたが、今年も冷凍食品の日がやってきた。前回は「常にストックしておきたいほどウマい冷食5選」をお伝えしただけに、今年は少しばかり角度を変えることにしよう。なにせ、今の冷食はウマくて当たり前。どれもこれも普通以上ばかりで卒がないからである。
・ローソンストア100の炒飯を実食
てなワケで、検証してみることにしたのはローソンストア100の炒飯だ。店内にあるほとんどの商品が100円でもちろん冷食も100円(税込108円)。たった100円だからどこかに落とし穴があってもおかしくない……
と考える人もいるだろうし、もしかしたら期待感ゼロの人もいるかもしれない。それもそのはず、「安かろう悪かろう」って言葉もあるくらいだから。私も “昔は” そう思っていたから仕方ない。だが!
この激安系は決してナメちゃいけない。今は価格破壊の時代でもあるし、私は「トップバリュの鶏ごぼうごはん(97円)」をナメまくって食べた結果、ウマくて大いに反省した過去がある。そう、時代は変わったのだ。
・100円炒飯のスペック
さて、それでは本題へいくとしよう。気になるところをチェックしていきたいが、まずは製造関係に注目。ローソンストア100の冷凍炒飯はバリューライン(VL)と呼ばれるものだ。
そう言われてもピンとこない人もいるだろうから簡単に説明すると、これはローソングループが信頼できるメーカーと開発したオリジナル商品とのこと。今回の炒飯はテーブルマーク株式会社が製造している。うむ、しっかり作っていることだろう。
んで作り方は袋のままレンチン、もしくはフライパンに油をひいて加熱すればOKである。今回はできるだけ手間を省くためレンチンで作ってみた。そしたらものの数分で……
普通の炒飯が完成した。量こそ200gと少なめではあるものの、パッと見はとても100円で売られているとは思えない。そして運命の分かれ道となる味だが結論からいえば悪くない。かといって良すぎることもなかった。一番しっくりくる言葉を使うならば「無難」だろうか。
というのも、濃すぎず優しめの味で及第点。そこらへんの中華料理屋で出てきてもおかしくないほどにきちんと炒飯しているのだ。さすがにウマいと評判の中華料理屋やニチレイの本格炒め炒飯には及ばないも、幅広い人が普通に美味しく食べられるくらいしっかりしていた。
ただ、量を含めて判断するとどこか物足りないというか、ズバ抜けているところが見当たらない。これは主食にするより、おかずと合わせて食べるのがいいのではないかとも思った。例えば……
炒飯自身がハードパンチを持っているわけじゃないため、餃子とか唐揚げなどの “茶色” があるといいかもしれない。とはいえ100円。思っていたより具材が入っているし、総合的に見たら金額以上の働きをしてくれる商品と言える。
ちなみにこの冷凍炒飯は1カ月間で約8万5000個(全店販売数合計)も売れたことがあるらしい。まぁこれが100円だったら買うよなぁ。冷凍庫に1つあれば何かと役に立ちそうだけに、近所にローソンストア100がある人は「100円の冷食もイケる」と頭に入れておいて損はないはずだ。
参考リンク:ローソンストア100「炒飯」、ローソン
Report:レンチン原田
Photo:RocketNews24.
「無印良品」のホットサンドが冷凍食品とは思えないウマさ! 某コーヒーショップのパンとも比べてみた
無印良品のパンが美味しいことは、今さら言うまでもないだろう。というか、無印良品の食品はなんでも美味しいよなぁ。
先日記者はオンラインショップで、無印良品のホットサンドを購入。食べてみたところ、冷凍の状態で届けられたとは思えないほどの仕上がり。生地のフワパリ具合がバリうまだ。いやはやしかし、これはどこかで食べたことがあるような……?
・無印こだわりの冷凍食品
無印良品の冷凍食品の充実っぷりには目を見張るものがある。美味しいだけでなく素材など、こだわりにこだわりを重ねた商品ばかりである。
『ホットサンド スモークチキン&チーズ(税込350円)』もそのひとつ。自家製全粒粉を使用したパンで、レンジで解凍しトースターで焼くことで美味しさを存分に引き出す仕様になっているらしい。
ふむふむ。これは多分美味しいな。食べなくてもわかる。見るからに美味しさがあふれている。とかなんとか思いつつ、ポチっと注文だ。
・レンジとトースターのみで温め
さて、届いたホットサンドを記載されている手順に従って、解凍して食べる。全粒粉ならではの酸味もふんわりあるパンで、非常に好みだ。食感も絶妙。レンジとトースターしか使用していないのに、よくここまでフワパリっとなるものだと驚く。
ここまでくれば、焼き立てにも近い。しかしこのパンの感じ、どこかで覚えがあるような……? そう、勘の良い読者はお気づきのことだろう。スターバックスで販売されている、フィローネにクリソツやがな。これはいっちょ、比べてみるしかない。
・スタバのパンと比べてみた
とは言え、無印良品の『ホットサンド スモークチキン&チーズ』と全く同じ具材となると難しい。そこで、比較的似ていそうな『ハーブチキン 石窯フィローネ(持ち帰りの場合・税込496円)』を買って来た。こちらもこちらでウマい。
まず大きく違うのは、見てわかるように値段だ。無印良品の方が146円お安い。しかしサイズはスタバの方が大きい。交互に食べてみたところ、ん~~なるほどなるほど。大きな違いはパン生地であることに気付く。
無印良品のパンが全粒粉を使用していることは先述した通りだが、加えて噛み心地が大きく違う。無印の方がギュッと目が詰まりしっかりとしているのに対し、スタバはふんわり目。
具材のカットは、無印良品は口にほお張りやすい程よいサイズ。スタバの方が思い切りよく大き目だ。食べた瞬間の満足度はスタバの方が高いかもしれないが、恋人ほか気を使う人の前では無印の方が食べやすいかもしれない。
見た目が似通っていても、そこそこ違いがあるものだ。シュッとしたい気分の時は無印良品、気取らない日のお供にはスタバといったところか。その日の気分や好みでどうぞとしか言いようがないが、参考にしてもらえれば幸いだ。
参考リンク:無印良品 ホットサンド
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
【実食】ロイヤルホストのグループが「冷凍食品」を出してるって知ってた?
最近の冷凍食品は進化しまくっている。サッと作れるにもかかわらず普通にウマい。冷凍庫にいくつかストックしておけば困らず、もはや一家に1つは置いてある時代になっていると言っても過言じゃないだろう。
コロナ禍で需要が増しているだけに冷食業界はさらに成長すると思われるが……な、なんと! ロイヤルホストなどを展開するロイヤルホールディングスが2019年12月から冷凍食品を出していたらしい。し、しらなかった……!!!!
・イタリア料理の冷食
私がそのことを知ったのは他でもない。当編集部にお試しで商品が送られてきたからである。ちなみにロイヤルデリ(ロイヤルの冷食)は実店舗から始動。自社のセントラルキッチンを持っており、シェフたちが手をかけながら商品を製造しているそうな。それだけ聞くとやってくれそうな気しかしない。
とりあえず送られてきた箱を開けてみると、リガトーニ、オレキエッテ、フジッリ、カポナータなどが入っていた。海外料理に疎すぎる私は恥ずかしながらどの名前も聞いたことがなかったが、どうやらショートパスタシリーズはカレーと並ぶ看板メニューらしい。
・リガトーニ〜ローマ風カルボナーラ〜(160g)
まぁ名前を知らなくても食べてみればウマいかどうかの判断、ロイヤルデリがどんな感じなのか分かるだろう。ってことで、まずは響きからしてウマそうな「リガトーニ〜ローマ風カルボナーラ〜」から実食。冷食なので小難しいことはなく、沸騰したお湯に商品を袋のまま放り込めばOKだ。
指定された時間(7分目安)グツグツして皿に盛り付ける。そしたらば……あらまぁ!
そこはかとなくオシャレな雰囲気が漂う一品の出来上がり。リガトーニとはグアンチャーレ(豚ほほ肉の塩漬)やベコリーノチーズを使用した本場仕立てのカルボナーラとのことだが、開封した瞬間に美味しそうなチーズの匂いがふわり。
そして味の方はさすがロイヤルというべきか。海外料理の店でしれっと出されても気づかない……かどうかは分からないが、少なくとも私は気づかず「あぁウメぇ」と食べるレベルだった。160gと量こそ多くないけど、コクのあるチーズマカロニが食べ応えあって “海外感” も伝わってくる。これはボーノォ!
・オレキエッテ〜ブロッコリーとアンチョビのソース〜(165g)
せっかくなので他の商品にもサササッと触れておこう。続いて食べたのはオレキエッテ(プーリア州発祥のショートパスタ。耳たぶのような形が特徴)。こちらも沸騰したお湯に入れるだけで完成だ。んで食べてみたところ……
うむむむ、かなり独特な味がする。ブロッコリーとアンチョビのソースを合わせてあって現地の味と言われたらそうだと思うのだが、個人的には得意じゃない分野だった。まぁ海外の料理だからこういったこともあるだろう。次! 次!
・フジッリ〜魚介のラグーバジル風味〜(160g)
フジッリ(らせん状のショートパスタ)はアリのアリ。ものすごいバジルの香りがして、食べたら魚介というか白身の風味が口の中へ広がっていく。魚を感じつつも日本にはない感じでシチリアの海が見える……ようで海外っぽさをビシバシと感じた。
他にも南イタリアの伝統料理・カポナータなどを食べた感想としては、ワインを好む人に合うだろうなというところ。好き嫌いが分かれる海外料理らしさを残しつつも、できるだけ日本人の舌にも合うような……全体的に卒なく仕上げている印象を受けた。
・激化する冷食競争
今回、主に海外系のものしか食べていないため何とも言えないところはあるが、やはりロイヤルブランドはレベルのベースが高い。とはいえ、値段はリガトーニとオレキエッテが税込540円。フジッリが税込600円と正直まぁまぁするようにそのところもロイヤルらしい。よって、ちょっと贅沢したいなぁなんて時にいいかもしれない。
ロイヤルデリはまだローンチから1年が経っていないブランドだから実力は未知数だ。群雄割拠の冷食業界、製造する側が競争してくれることは消費者の選択肢が増えることに繋がる。実にありがたいことなのでバンバンやっていただきたい。
【冷凍食品検証】滅多に見かけない明治「タンパクト」のえびグラタン / 冷食でたんぱく質を補える実力はいかに
手軽で美味しいことに加え、コロナ禍となった影響で需要がさらに高まった冷凍食品。売り場を拡張する店舗も珍しくなく、次々と新しい商品が投入されている。ただ、その一方で商品は熾烈なポジション争いを勝ち抜かなければいけなくなった。
それすなわち、せっかく発売されたのに置き場がないということ。どうしても売れ筋の商品に負けてしまい、そう簡単に店長からスペースを与えてもらえないのだ。例えば明治の「TANPACT(タンパクト)」シリーズのえびグラタンもそれ系ではないだろうか。
・タンパクトの冷食
こういうのも販売開始(2020年4月)からおよそ半年経った今まで、タンパクトの冷食を目にしなかった。もしかしたら個人的にたまたま見かけなかった可能性もあるが、大きいスーパーをいくら探しても置いていなかったからレギュラー組とは言えないだろう。
いつになったら食べられるのか……なかば諦めていたところ、まさかのまさかのそのまさか。近所の薬局に「えびグラタン」が置いてあるのを発見したので今さらながら購入してみた。税込429円で2個入り。1個あたり約215円だ。
・レンチンするだけで出来上がり
ようやくタンパクトの冷食を食べることができる……戦える喜びに震えたが、まずはえびグラタンのスペックに軽く触れておくと、1個あたりのたんぱく質は10.4g(乳たんぱく質6g)でエネルギーは177kcal。
んでもって、牛乳コップ1杯(200ml)分のカルシウムも入っているらしい。最近の商品っぽいというか、何かと栄養を意識したようなものとなっている。
冷食でたんぱく質などを補うなんて時代が変わったなぁと実感するが、こういった新機軸って何かと引き換えに味が落ちるものも少なくない。はたして明治はどこまで上手くやりくりしているのだろう。
それではさっそく食べていこう……と言っても、冷凍食品らしくやることはレンチンのみ。タンパクトもフィルムを剥がして加熱したらOKだ。
キンッキンッに凍っているが、指定された時間をレンチン加熱すれば……
はい完成。美味しそうなえびグラタンの出来上がり!
・実食
チーズがトロッとしていて、エビもゴロゴロっと入っているのが目視で分かる。これで美味しくたんぱく質が摂れるならばありがたい以外なにものでもない。一石二鳥、いや一石三鳥までも期待しつつ一口食べてみると……ふむ……
ケミカルっぽさが少なくていいかもと思うと同時に、一般的なグラタンに比べて味が薄めだと感じた。栄養を考えると仕方ない部分もあるのだろうが、もう少し塩っけがあったら美味しさが増したのかなぁ。とはいえ、一言で表現するなら「普通」が妥当なところか。
一般的なグラタンを求めている人は少しばかり物足りなさがあると思われるため、好みによっては何かをちょい足しするといいだろう。そして量に関しては人による。エビだけでなく、ペンネマカロニもゴロリと入っているも、1個あたり180gなのでやや少なめ。一食にするなら物足りない人もいると思われる(特に男性)。
・来るか、新時代
トータルで評価すると未来を見据えてアリ。グラタンでたんぱく質を補うのは新しい考えだし、保存期間の長い冷食ならばトレンドになっていく可能性だって秘めている。味も完璧についてきたら時代に沿った商品となるため、それこそ店長の御眼鏡にかなって売り場を席巻する……なんて日が近いうちに来るかもしれない。
参照元:明治TANPACTえびグラタン
Report:レンチン原田
Photo:RocketNews24.