【目からウロコの幸福論】科学的にみた「幸せになるための6つの秘訣」

【目からウロコの幸福論】科学的にみた「幸せになるための6つの秘訣」

どうやったら幸せになれるんだろう? 程度の差こそあれ、幸せに対する渇望を多くの人が抱えている。このあまりに大きな問いに対する答えはあるのだろうか? 「幸福感」に関する多くの科学的な実験や研究結果は、全ての読者の助けになるとは限らないけれど、それでも幸せになるためのヒントを与えてくれることも多い。

今回紹介したいのは米メディアのio9に掲載されていた「科学的にみた幸せになるための6つの秘訣」だ。この内容がかなり深く、目からウロコなのだ。幸せになりたかったら、絶対に読んでみてほしい! 以下がその内容だ。

1.幸せな人と一緒に過ごすべし
まずは幸せな人と一緒にすごしてみよう。えっ、幸せな人がまわりにいない? ならば、幸せな人と一緒に過ごしている人と一緒に過ごそう。米研究機関Framingham Heart Studyの研究によると、個人の幸福感は社会的なつながりを通して拡散されていくことが分かっている。「感情の伝染」のようなもので、幸せも病気のごとく伝染していくのだ。

ちなみに、その研究によると人の幸福は、その人の3つ離れた関係まで、つまりその人の友達の友達の友達まで拡散されるそうだ。幸せは自分のものだけではない。幸せな人と一緒に過ごして、あなた自身が幸せになって、さらにその幸せを他人に与えよう!

2.特技を身につけるべし
2009年に 『Journal of Happiness Studies』 という幸福学の学術論文に発表された論文によると、なにかの特技や能力を身につけるための努力をした人は、一時的には多くのストレスを感じることがあるものの、長期的にはその投資の結果、より大きな幸福感と満足感を得られるそうだ。

サンフランシスコ州立大学の心理学研究者ライアン・ハウエル氏はこう説明する。「何かを得るには痛みが伴うのです。大変だからという理由で目標を諦めてしまう人が多いけれど、何かをしっかり学ぶことによって人は最終的に利益を得られるのです」

3.自己管理をすべし
特技を身につけるには一時的なストレスが伴うが、そのストレスを軽減させる方法がある。キーワードは「自己管理」と「仲間」だ。

前項と同じ研究によると、何かの能力を身につけるために努力することに伴うストレスは、目的意識をもって自己管理をし、また同じ目標を共有できる仲間を得ることで軽減させることができるそうだ。

4.笑顔を作るべし
感情が笑顔を生むと思われがちだが、笑顔が感情を生むことを証明した実験も存在する。カーディフ大学の心理学者による研究では、ボトックス注射によって、顔をしかめにくくなった被験者は、注射を受けなかった人に比べて幸せであるという結果になった。

その実験では、25名の女性を対象に不安感や抑鬱感について調査分析した。女性の半数はボトックス注射を受けており、しかめっ面を作りにくい状態になっていた。調査の結果、注射を受けたグループはより幸福感が大きく、不安感も少ないという結果に。

ちなみに、注射を受けたグループは自分の容姿についてより魅力的になったとは感じていなかった。つまり、容姿に対する自信を得たために幸福感が増したわけではないということ。しかめっ面が作りにくいという状態が幸福感を増大させたのだ。

5.精神療法を受けるべし
プロによる精神療法に興味があるけれど、周囲の目が気になって一歩前に踏み出せない……それならば、勇気を振り絞って精神療法を受けるべきだ。理由はシンプル。受ける価値があるからだ。

興味深い一つの実験がある。心理的な苦痛を味わった後に、精神療法と金銭による補助のどちらが効果があるかを比較した実験だ。その結果、精神療法の方が金銭補助よりも32倍も費用効果が高いという結果になったのだ。

まずは以上の5つの方法を試してみてほしい。それでも、幸せが得られないというあなたに、とっておきの最終手段を紹介しよう。それは……

6.幸せになろうとすることをあきらめるべし
これまで紹介したどの方法もピンとこない、もしくは試してみたけど効果がなかったという場合の最終手段。それは、幸せになることをあきらめてしまうことだ!

実験や調査によって、幸福度が数値で測られることはしばしばある。だが、結局のところ「幸せ」はぼんやりとした概念であり、それが意味するものは人によって異なる。そんな境地に至ってしまえば、もはやある一つの形の幸せを求めること自体どうでもよくなるだろう。

昨今の幸せに関する研究調査で最も注目を浴びたものの一つがイェール大学の心理学者ジューン・グルーバー氏によって行われた研究だ。その研究結果は、これまでのポジティブシンキングの重要さを唱えてきた自己啓発本などとは全く逆の立場を示していた。つまり、「幸せを追い求めると負の影響が生じる」というものだ。

その研究は、これまで紹介してきたような方法が幸せにつながらない、と言っているのではない。この研究結果が意味しているのは「今やっていることが自分の幸せにつながるはずだという動機と期待を抱きながら行動をしていると、最終的に失望したり、幸福感の低下を招くことがある」というもので、幸福になりたいという過度な期待が逆に幸福感の低下につながることを指摘している。

以上が幸せになるための6つの秘訣だ。もう一度おさらいしよう。最初の5つの方法をまずは試してみてほしい。しかし、絶対にこれで幸せになれる!と過剰な期待を抱かないこと。そして、どれもうまくいかなければ、幸せになることなどあきらめてしまうこと。ありのままの自分らしくあること、それが一番の幸せなのだから。

……あれ、結局幸せってなんなのだろう? などと深く考えちゃダメだぞ!

(文=佐藤 ゆき
参照元:io9(英文)
写真:ロケットニュース24


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カテゴリー 幸せ, 海外, 生活, 知識, 研究結果

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