【狂気的におトク】沖縄限定『やっぱりステーキ』の食べ放題にチャレンジしてみた結果 …

みんな大好き『やっぱりステーキ』は沖縄発祥のステーキチェーン。東京1号店が今年オープンした際、吉祥寺に出現した行列は大きな話題となった。基本的なメニューに地域差はないのだが、沖縄には本場たる強みが1つある。

それは那覇中心部にある2店舗でのみ『食べ飲み放題』が実施されていること。この店のステーキはただでさえ1枚1000円という圧倒的高コスパで知られるが、果たして何枚食べれば元が取れるのか? 検証するべく、松山エリアにある沖縄1st店へ行ってみた。

・制限1時間

食べ放題メニューは『やっぱりステーキ』(150g / 1000円)、『赤身ステーキ』(200g / 1000円)、『サーロインステーキ』(200g / 1680円)の中から好きな部位を選べるシステムだ。そうなると一番割高なサーロインを選ぶのが賢そうな気もする。

しかし、このチェーンの人気はあくまでも “柔らかい赤身” のステーキ。自分好みの部位を選んだほうが結果的に多く食べられるというパターンもあるかもしれない……。

よって、やっぱりステーキ初心者の私はまず3種類全てを食べ比べてみることにした。『食べ飲み放題』の料金は3480円(税込)で制限時間が1時間。料金には飲み放題とセルフサービスのスープ、サラダ、ごはんも含まれる。

テーブルに用意された数多くの調味料は、大食いチャレンジにおける強い味方となるだろう。

飲み物と紙エプロンをセットしたら準備は完了!

・サーロインは強敵だった

火花のように油を撒き散らしながら、3種類のステーキが運ばれてきた。合計400グラムとのことだが、私は他店のステーキ食べ放題で以前450グラムを完食したことがある。女子にしちゃそこそこ好記録保持者と言っていいハズ。

よって今日の目標は記録更新の500グラムといきたいところだ。アツアツの溶岩石プレートで運ばれてくるのがこの店のウリ。個人的に肉はレアに近いほうが食べやすく、かつ大食いのコツは “スピーディーに食べること” だと確信しているため、これは時間との勝負になりそうだ。

まず『やっぱりステーキ』だが、サシのない赤身肉にもかかわらず想像を超える柔らかさ。これで150g1000円とは、一体どういうカラクリなのだろう?

続く『赤身ステーキ』は、同じ赤身でありながら『やっぱりステーキ』よりクセがない。ヒレ肉だと言われたら普通に信じてしまいそうな感じだ。

最後は一番割高な『サーロインステーキ』。コスパという点から考えると他店のサーロインとは段違いの上質肉である。ただ赤身と比べると脂が乗っており、ややお腹にクルという印象。今回私は大食い記録更新を狙っているため、サーロインをチョイスするのは得策ではないと判断した。

10分ほどで400グラム完食! 超余裕である。

・お店の人オススメソース

続けて『やっぱりステーキ』と『赤身ステーキ』を追加で100gずつオーダー。

お店の人も慣れたもので最初の400gを半分ほど食べた頃、「次のを焼いておきましょうか?」と声をかけてくれた。先に述べた通り大食いはスピードが命。間髪入れず肉が運ばれてくるのは嬉しい。ちなみにステーキを1枚焼くのに要する時間は約4分とのこと。

改めて『やっぱり』と『赤身』を食べ比べた結果、個人的には『赤身』のほうが好みだと確信した。最も安い肉を「最もウマい」と感じさせるとは、レベルの高さがうかがえるというものだ。

500gを食べ終えた頃、やや満腹を感じている自分がいた。

そこでお店の方に「オススメのソースはどれか」と聞いたところ、「フルーツソースにコショウをたっぷりかけて食べるとおいしい」との答え。なるほど、フルーツのほのかな甘みとコショウの刺激が、別メニューのような新鮮さを感じさせてくれる。

また沖縄の人が大好きな『A1ソース』であるが、初体験の私にはちょっとクセが強く感じられた。しかし「みんな慣れてくるとハマる」らしいから、おみやげに1本買って帰るとしよう。

しかし重ね重ね、今回の目的は大食いである。やはり最終的にはあっさりした『シークワーサーぽん酢』が一番の味方になってくれた。

・最終結果は……

最後に『赤身ステーキ』を追加したところで、私の胃袋は限界をむかえたらしい。

記録は予想を大幅に上回る700g! お店の人から「女性にしてはかなり頑張った」とお褒めの言葉をいただいた。

ちなみに食べ放題利用者の中には、女性だと1.5kgほど、男性だと2kg以上を完食する人もザラにいるとのこと。

今回私が食べたものを単品価格で計算すると、『やっぱりステーキ』100g×2(1760円)、『赤身ステーキ』100g×3(2400円)、『サーロインステーキ』200g(1680円)、コーラ×3(750円)。合計6590円となり、3110円も得したことになる。かなり良心的な食べ放題であることは間違いない。

・が、それだけではない

戦いを終えて一息ついていると、お店の方が「ビール飲みますか?」と声をかけてくれた。取材に対するサービスかと思い遠慮していると、ここで衝撃的な事実が判明することになる。

なんとこの『食べ飲み放題』コース、ビール・泡盛・ワインなど、お店の全アルコールを含めての飲み放題だったらしい……! 私はてっきりソフトドリンクだけだと思い込んでいた。アルコールも含むとなれば、通常価格で1万円を超える内容を飲み食いすることだって十分可能なはずである。

この悪魔的にお得な食べ飲み放題を求めて、遠く関東から通いつめる客もいるのだそうだ。実施しているのは今回の『1st店』と『2nd店』の2店舗のみ。沖縄を訪れた際は体調を万全に整え、胃袋の限界にチャレンジしてみてほしい!

参考リンク:やっぱりグループ公式サイト
Report:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

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