2012年9月22日、青森県の夜越山スキー場で「青森ロックフェスティバル -夏の魔物-」が開催されました。このイベントは第一回が開催された当初から、ロック界で注目を集めていました。というのも、「混沌(こんとん)」というに相応しい新旧織り交ぜた出演陣と、異色の演出。さらに実行委員会をとりまとめる成田大致さんは当時、高校生だったからです。
第七回を迎えた今回も、内田裕也さん(内田裕也&トルーマン・カポーティR&R BAND)をはじめとする超大物アーティストが多数出演し、イベントを盛り上げました。当日二回にわたって出演を果たし、ニューロティカのステージに登場した「ロック界の妹」こと、アリス十番のメンバーにイベントのハイライトをご紹介して頂きます。
はい! まずは「アリス十番の総長」、月村麗華(れいか)がお伝えしたいと思います。私たちは前日の深夜に車で青森を目指し、12時間かけて会場入りしました。時間とリハーサルの関係で、すべてのアーティストの皆さんを見ることができなかったのが本当に残念です(泣)。取り分け印象に残ったステージについてお伝えしたいと思います。
・内田裕也&トルーマン・カポーティR&R BAND (レポート:月村麗華)
今回、多くのお客さんが注目したのが、内田裕也さんのステージだったと思います。もしかしたら、出演者の方々も注目されていたかもしれません。ステージセッティングを終えた後に、ライブの開始まで少し時間がありました。裕也さんは、他のステージの様子を気にされていたようで、隣のステージのライブが終わった後に主催の成田さんのアナウンスで登場。待ちに待った出演に、お客さんからは「ユウヤー!」や「ロックンローーール!!」の大歓声。
現在72歳の裕也さんは、69歳でライブ活動を再開したそうです。ステージ上の裕也さんから放たれるオーラは、すさまじかったです。見ていて身震いしたのは、私だけではないはずです! そして、往年のロックナンバー『朝日のあたる家』(The House of the Rising Sun)では年齢を感じさせない伸びやかなボーカルを披露。お客さんはみんな生き仏でも見るような目で、裕也さんを見ていました。さすがロック界の重鎮(じゅうちん)です。ただただ圧倒されました!
・KING BROTHERS (レポート:立花あんな)
次にお伝えするのは、立花あんなです。私がもっとも衝撃を受けたのは、KING BROTHERSさんでした! ステージ開始直後なんですが、ステージにはドラムのタイチさんと、ベースのシンノスケさんしかいらっしゃいません。あとのお二人(ギター・ボーカル:ケイゾウさん、ギター・スクリーム:マーヤさん)はどうしたんだろう? と思っていると、シンノスケさんがステージからはるか彼方を指さしているではありませんか! どういうこと? と思い、そちらの方向を見ると、ワンボックスカーの上に腰掛けてあらわれる二人の姿が! そして、そのまま車の上からダイブッ! むちゃくちゃじゃないですか~ッ!
さらにはライブ中に、客席に楽器を持ったまま下りて行く荒技まで飛び出し、「ロック」な生き様に圧倒されました。KING BROTHERS兄さん(兄さんと呼ばせてくださいッ!)、ロック魂見届けましたッ! 勉強になりましたッ!!
・フラワーカンパニーズ (レポート:早瀬愛夢(あむ))
続いて、「あむにゃん」こと早瀬愛夢がお伝えさせて頂きます。私が出演順の合間をぬって拝見させて頂いたのは、フラワーカンパニーズさんでした。今までCDを聞いたことはあったのですが、ライブを見るのは初めてでした(ごめんなさい)。「FUJI ROCK FESTIVAL」をはじめ、「ROCK IN JAPAN FES」などの野外フェスでは引っ張りだこのフラカンさん。ステージは圧巻の一言に尽きます! 『真冬の盆踊り』のかけ声「ヨッサホイ! ヨッサホイ! ヨッサホイのホイ!」で、会場は完全にひとつに。私も出演時間を忘れて、踊りまくってしまいました(笑)。
再び麗華です。素晴らしいアーティストの皆さんばかりで、もっともっとライブを拝見したかったです。時間がいくらあっても足りないッ! というのが正直な感想です。もしも次回開催されるときには、「さらに堪能したい!」とメンバー一同思った次第です。今回参加できなかったという人も、次はぜひご参加ください。以上アリス十番でしたッ!
なお、次回の開催は未定とのことです。どうか開催して頂けることを願うばかり。新旧織り交ぜた貴重なライブイベントの今後に、期待したい。
取材協力:青森ロックフェスティバル実行委員会,アリス十番
Photo:Rocketnews24
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オリジナル記事: 超大物アーティストが続々参戦! 異色の野外フェスティバル「夏の魔物」フォトレポート
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