以前の記事で、フランス国営放送のテレビ司会者が、福島原発事故を揶揄(やゆ)するような発言をして、物議をかもしたことをお伝えした。この司会者、ローラン・リュキエ氏の発言問題に駐フランス日本大使館は文書で抗議し、政府藤村修官房長官も不快感を示したのだが、彼が再び暴言を発していたことが判明した。
ローラン氏はラジオ局「Europe1」で、日本側に抗議されたことに触れ、「(問題になった発言で)日本人も福島の犠牲者も侮辱したつもりはない」と反論。そして「フランスのテレビ放送がやることを、決めるのは日本じゃない!」としたうえで、「正気じゃない!」と猛烈に抗議した。さらに次のように表現して、とるに足らないことと言い放った。
「(日本の抗議は)コップのなかの津波」
この言葉は、「コップのなかの嵐」をもじったもので、「はたから見ればとるに足らないこと」を意味する表現だ。当初の発言については、すでにテレビ局側が日本大使館に謝罪している。ところが当のローラン氏は反省どころからさらなる火種を投じたような状態だ。
このことについて、Youtubeで謝罪コメントを公開したKenichigo5さんは、「(ローラン氏の)europe1の悪戯の事件(今回の暴言)を聞いて、いらいらしましたね。。。もうそう言う人に期待しません。。。どうしようもないフランスの恥でしかない」(Youtubeより引用)
ローラン氏の発言は、日本だけでなくフランスでも取り沙汰されており、しばらく収まりそうにない気配だ。
参照元:puremedias(フランス語),Youtube Kenichigo5
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オリジナル記事: 仏テレビ司会者が再び暴言「フランスのテレビのことを決めるのは日本人じゃない!」
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